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アーティスト名一覧

 
赤い鳥 [Akai Tori] 1970-7? (カレッジ・フォーク、女性Vo) 
明星 [Akeboshi] 200?-- (エレクトロニカ、ポップ、トラッド) 
Aco [アコ] 1997-- (ポップ、エレクトロニカ、女性Vo) 
麻丘めぐみ [Asaoka Megumi] 197?-- (ポップ、女性Vo)
ASA-CHANG & 巡礼 [アサ・チャン・アンド・Junrei] 199?-- (アヴァン・ポップ、民族音楽)
アジアン・カンフー・ジェネレーション [Asian Kang-Fu Generation] 2002-- (ロック) 
AJICO [アジコ] 2001 (ロック、女性Vo) 
Acid Android [アシッド・アンドロイド] 200?-- (ハードコア、ハウス)
ACIDMAN [アシッドマン] 2002-- (ロック)
ASSFORT [アスフォート] 198?-- (ハードコア、パンク)
up and coming [アップ・アンド・カミング] 2003-- (ポスト・ロック)
UP HOLD [アップ・ホールド] 1999-- (ハードコア、ヘヴィメタ、プログレ)
アナーキー [Anarchy] 1980-- (パンク、ロック)
アネモネ [Anemone] 2002-- (ポップ、エレクトロニカ、女性Vo)
ABNORMALS [アブノーマルズ] 1997-- (ハードコア、ヘヴィー、パンク)
あぶらだこ [Abradako] 1985-9? (パンク、カルト) 
天野月子 [Amano Tsukiko] 200?-- (ロック、ポップ、女性Vo) 
亜矢 [Aya] 2001-- (ロック、ヘヴィー、カルト、女性Vo) 
絢香 [ayaka] 2006-- (ポップ、女性Vo) 
AUTA [アユタ] 2005-- (ポスト・ロック)
アラヤヴィジャナ [Alayavijana] 2004-- (民族音楽、ワールド・ミュージック、女性Vo)
暗黒大陸じゃがたら [Ankokutairiku Jagatara] 1982-1990 (ロック、ファンク、パンク、カルト) 
安藤裕子 [Ando Yuko] 200?-- (ポップ、女性Vo)
イースタン・ユース [Eastern Youth] 1988-- (ロック、ハードコア)
YELLOW MACHINEGUN [イエロー・マシンガン] 1996-- (ハードコア、パンク、女性Vo) 
The Yellow Monkey [イエロー・モンキー] 1992-2001 (ロック) 
石野卓球 [Ishino Takkyu] 199?-- (テクノ、トランス)
INU [イヌ] 198?-198? (パンク、ニューウェーヴ)
犬式 [Inushiki] 2005-- (ロック、ダブ、レゲエ) 
井上陽水 [Inoue Yousui] 197?-- (フォーク)
ENGRAVE [イングレイヴ] 2002-- (パンク、メロコア)
インビシブルマンズデスベッド [Invisiblemansdeathbed] 2001-- (ロック、カルト)
UA [ウーア] 199?-- (ポップ、ロック、ジャズ、ダブ、女性Vo) 
ヴァーミリオン・サンズ [Vermilion Sands] 2001-- (ダブ、ハードコア) 
宇頭巻 [Uzumaki] 200?-- (ヒップホップ、ロック、ヘヴィー)
宇多田ヒカル [Utada Hikaru] 1999-- (ポップ、女性Vo)
内田直之 [Uchida Naoyuki] 199?-- (ダブ・エンジニア) 
UMA UMA [ウマウマ] 2001-- (エレクトロニカ、アンビエント)
A.R.B. [エー・アール・ビー] 1979-- (ロック、本格派) 
HY [エイチワイ] 2002-- (ロック、ヒップホップ、ポップ、女性Vo) 
Amy-N-Ryoo [エイミーアンドリョウ] 2004-- (ヒップホップ、女性Vo)
Ego-Wrappin' [エゴ・ラッピン] 199?-- (ポップ、ジャズ、女性Vo) 
エスカーゴ [Esukago] 2002-- (フォーク)
ETERNAL B [エターナル・ビー] 199?-- (ハードコア、ヘヴィー)
N.S.P [エヌ・エス・ピー] 197?-8? (フォーク) 
erico [エリコ] 2004-- (ロック、ヘヴィー、女性Vo)
Electroacoustic Jazz Quartet [エレクトロアコースティック・ジャズ・カルテット] 200?-- (ジャズ、ロック、エレクトロニカ)
envy [エンヴィ] 199?-- (ヘヴィー、ハードコア)
エンジェリン・ヘヴィ・シロップ [Angel'in Heavy Syrup] 1990-2000 (サイケ、カルト、女性Vo) 
遠藤賢司 [Endo Kenji] 1969-- (ロック、フォーク) 
endzweck [エンドズヴェック] 200?-- (ハードコア、ヘヴィー)
OMB [オー・エム・ビー] 199?-- (トランス、アヴァンギャルド)
オーディオ・アクティブ [Audio Active] 1993-- (ダブ、ロック、インダストリアル) 
Overground Acoustic Underground [オーバーグラウンド・アコースティック・アンダーグラウンド] 2006-- (トラッド、カントリー) 
all O.K. [オール・オーケイ] 2002-- (サイケ、ヘヴィー、トランス、女性Vo)
大塚愛 [Ohtsuka Ai] 2003-- (ポップ、女性Vo)
大友良英 [Otomo Yoshihide] 199?-- (ジャズ、ロック、いろいろ)
岡林信康 [Okabayashi Nobuyasu] 196?-- (フォーク)
奥田民生 [Okuda Tamio] 198?-- (ロック、ポップ)
奥田美和子 [Okuda Miwako] 2003-- (ポップ、ロック、女性Vo)
尾崎豊 [Ozaki Yutaka] 198?-199? (ロック、ポップ)
小谷美紗子 [Odani Misako] 1996-- (ポップ、女性Vo) 
鬼束ちひろ [Onitsuka Chihiro] 2000-- (シンガーソングライター、女性Vo) 
O-ne [オネ] 2002-- (ロック、アヴァンギャルド、女性Vo)
オノ・アヤコ [Ono Ayako] 2002-- (ポップ、女性Vo)
OLIVIA [オリヴィア] 199?-- (ヘヴィーロック、ハードロック、ポップ、女性Vo)
降神 [Origami] 2003-- (ヒップホップ) 
オレンジ・レンジ [Orange Range] 2002-- (ロック、ヒップホップ)
お勧めアーティストアルバムには(特にお勧めは)を付けています。
国別ページも参考にしてください。(国名省略は日本です。)

赤い鳥 [Akai Tori] 

1970年にデビューした女性2人男性3人のグループで、多数のヒット曲を放った人気グループであった。日本の民謡を演奏する特徴もあった。解散後、紙風船とハイファイセットに分かれて活動した。

・ベスト 1970-7?年、東芝EMI : LTP-60165 

赤い鳥のベスト・アルバムで代表曲「竹田の子守唄」、「翼をください」、「紙風船」等は勿論入っている。「翼をください」はもともとサガン鳥栖のサポート・ソングだったが、サッカー日本代表のサポート・ソングまでになった。

明星 [Akeboshi] 

・Stoned Town、2002年、DA-LEMANS RECORDS
(おそらく?)彼のファースト・ミニ・アルバムだ。4曲入りだからシングルになるの? 最新作「White Reply」ではエレクトロニカ色が強いが、この作品ではアイリッシュ・トラッドを取り入れた静かで美しい演奏だ。ちょっと往年の日本的フォーク調の演奏だが、瑞々しさ満ちた作品だ。(2003/07/06) (レンタル)

・White Reply、2003年、DA-LEMANS RECORDS 
リヴァプール在住の日本人アーティストの4曲入りミニ・アルバムだ。何と素晴らしい作品なんだ。エレクトロニカの影響を感じるが、とても美しい曲を提供してくれる。Four Tet のようなアコースティック風エレクトロニカとモグワイのような深淵な美しさを併せ持った感じのアーティストだ。何とも素晴らしいアーティストが出現したものだ。今後が非常に楽しみだ。(2003/07/05)
・Faerie Punks、2004年、DA・LEMANS & 東風プロジェクト
これまでの路線を堅持した良質フォークだ。懐かしさと先進性、あるいはトラッドとエレクトロニカ・ポストロックが融合したアコースティックな曲調で、透明感ある唄が聴く者の気持ちを穏やかにしてくれる。前作の躍動感みたいなものがなく、かなり静かなアルバムだが神聖な雰囲気を感じる。(2004/03/27) (レンタル)

akeboshi2005年、Epic Records 
メジャーデビュー・アルバムで過去の3枚のインディーズでのミニ・アルバムの曲から構成されている。13曲入りだが11曲が再録(?)で新曲は2曲(?)だと思う。ちょっと哀愁感ある英国トラッドを基調としていながらも、とても透明感のあるアコースティックなフォークを展開している。アレンジも凝っていて素晴しい。至福の時を過ごせるアルバムだと思う。(2005/07/09)  (レンタル)
・Rusty Lance、2005年、Epic Records 
3曲入りのシングルがリリースされた。彼らしい素晴しい曲だ。どこか寂しそうなメロディだけれど、とても気品に満ちていて透明感のある演奏だ。2曲目はメッセージ性の強い唄だが、心に染み入るメロディで聴かせてくれる。(2005/11/05) (レンタル)
Yellow Moon2006年、Epic Records 
5曲入り(1曲はリミックス)のミニ・アルバムがリリースされた。タイトル曲は今までの作品に較べると元気な演奏というか、ちょっとばかしポップ性が増した。それでもアコースティックとナチュラルなエレクトロニカ・サウンド、アイリッシュ・トラッドの影響は健在で、心安らぐ演奏だ。(2006/05/06) (レンタル)
・Colorful drops、2007年、Epic Records
4曲入りのミニ・アルバムというかシングルがリリースされた。アコースティック度が高い演奏だが、これといった特徴がなく彼にしては平凡のような気がする。(2007/09/09) (レンタル)

Aco [アコ] 

Absolute ego1999年、Ki/oon Records
近年の作品と較べると、メロディ重視のポップな内容だ。それでもウィスパー・ヴォイスにエレクトロニカ&アンビエントのクラブ寄りの演奏だ。ダブも取り入れて、彼女にしては元気な曲もある。(2006/12/03) (レンタル)

Material2001年、Ki/oon Records 
UKダブの重鎮エイドリアン・シャーウッド(New Age SteppersCreation RebelDub Syndicate など)と組んだ、アンビエント&ダビー&ジャージーな5作目のアルバムだ。Aco のウイスパー・ヴォイスと低音が極上だ。エレクトロニカと低音生演奏+ダブ処理の奇妙でいながら独特の音楽世界を提供している。彼女の最高傑作ではなかろうか。(2006/07/29) (レンタル)
irony2003年、Ki/oon Records
第6作目のアルバムだ。エレクトロニカに傾倒したアルバムで、どこか美しくも悲しそうな演奏だ。ビョークのような世界観がある。それでも琴を取り入れたりと、日本的なエレクトロニカを追求している。人を選ぶアルバムだが、とても高品質の作品だ。(2006/07/29) (レンタル)
Mask2006年、Ki/oon Records
ポップとエレクトロニカをベースに、クールな曲調に可愛い歌声が特徴だ。高級ポップ感覚はスーパーカーを連想する。浮遊感のある生エレクトロニカとダンサンブルなビートの組み合わせも良い。過去の作品も聴きたくなった。(2006/03/24) (レンタル)

麻丘めぐみ [Asaoka Megumi]

私のアイドルと言えば実は彼女であった(年がばれてしまう?)。青っぽい表現だけれど、実に清純派でアイドルにしては意外にも歌もうまかった。最近コマーシャルで出演しているのを見たが、昔と変わらない若さに驚いた。

夢ひらくリサイタル、昭45年、ビクター

大ヒット曲「私の彼は左きき」等が収められているが、彼女自身のシングルが半分位で、残りは「白いブランコ」など他人の歌を唄っている。会場の歓声がほとんど聞こえず、ちょっと変な感じがするライブだ。(1999-12-12)

ASA-CHANG & 巡礼 [アサ-チャン・アンド・Junrei]

つぎねぷ2002年、HOT-CHA Records
インド音楽の楽器をベースにエレクトロニカ、アヴァン・ポップを展開する。遊び心満載の冗談音楽で、比較するのもなんだが、1960年代後半の英国ヒッピー系グループ、インクレディブル・ストリング・バンドを彷彿する。ただ、確かに奇妙で独特の音楽だが、それ程の面白さは、あまり感じなかった。(2004/04/11) (レンタル)
・かな、2004年、Sony Music Entertainment 
ハナミグレを迎えての3曲入りシングルがリリースされた。今回はアシッド・サイケデリック・フォーク調のぶっ飛びのシングルだ。70年代前後の怪しくも寂しい雰囲気がプンプンに臭う怪作だ。いやー、こんな調子でアルバムを頼みますよ、ほんとに。(2004/10/30)

アジアン・カンフー・ジェネレーション [Asian Kung-Fu Geneeration] 


崩壊アンプリファー2002年、UNDER FLOWER RECORDS 
如何にも青春パンク(最新アルバム「君繋ファイブエム」を聴くと、この表現は間違っていましたね)といった感じの演奏だ。パンクだけれど、ロックぽっさやポップ感もあり結構聴かせる。日本語の歌詞も聴きやすいし、演奏もしっかりしている。6曲入りのミニ・アルバムだが、全ての曲がヒットしそうな素適な曲で構成されている。きっかけさえ掴めばブレイクしそうな、好バンドだ。(2002/12/30)

 アジカン(アジアン・カンフー・ジェネレーションの略?)は青春パンクではないとのお叱りをメールで受けた。まあ、冷静に聴き直すとパンクというよりはロック色の方が強いかもしれない。メンバー本人もパンクと言われるのを嫌いならしい。
 さて、パンクとはどういう演奏を指すのだろうと考えたが、やっぱりわからない。これは、一般的にパンクと言われているグループで、印象に残っている演奏スタイルで決まるのかな? 私はパンクと言えば、クラッシュの傑作アルバム「ロンドン・コーリング」が真っ先に思い浮かぶ。でも、このアルバムはパンクというより、パンクの枠を突き抜けたロックだと思う。真摯(真面目、正義感が強い)で熱い(いい意味で滅茶苦茶な)演奏スタイルが、私にとってのパンクかな? よって、私がパンクと呼ぶ時は、ロック寄りのグループもかなり入ると思う。(ちなみに日本のパンク海外のパンクで好きなグループです。)
 最近の風潮で”青春パンク”という言葉を、ある種バカにした言葉で使われている。青春パンクと言えば、ゴイステ(ゴーイング・ステディ)、モンパチ(モンゴル800)、あるいは純粋なパンクではないがFLOW(フロウ)、B-DASHあたりが入るのかな。これらのバンドは正直言って嫌いではない(いや、好きな部類だ)。私は結構年をくったが、若き情熱(青臭く、バカらしく、でも素晴らしい)ある演奏を聴きたい時もある。その他、特に聴こうとは思わないが、ロード・オブ・メジャー、ガガガSP、太陽族、175Rなどが代表的な青春パンクかな? 確かに勢いだけのバンドだけれど、でも、こういうスタイルが好きな人が存在するというのは理解できるし、商業主義丸出しのアイドルやJポップを聴くより、青春パンクを聴く方が、私にはいい傾向に思える。
 最後に、アジアン・カンフー・ジェネレーションが好きなら必ずやボイルド・フィッシュ・ペーストを気に入ると思う。ちょっと、エモで暗い演奏スタイルだが、情熱的な演奏がいかしている。(2003/06/14)
 最新作「君繋ファイブエム」を聴くと青春パンクと説明したのは、やっぱり間違っていましたね。それにしても、アルバム「君繋ファイブエム」は素晴らしかったですね。このアルバムで、一気に日本ロック界の頂点の一角を担うくらいのバンドになったのではないでしょうか。(2003/11/18)

・未来の破片(カケラ)、2003年、Ki/oon Records 、CCCD
メジャーへ移籍しての第一弾となるシングルだ。パンチの効いたヘヴィーでメロディアスなロックが素適だ。3曲入りだが、1曲目と3曲目が素晴らしい。日本語による歌詞で言葉をはっきりと伝え、切ないメロディと激しいビートがはじける。日本のロックとしての存在感が確立していて、今後に非常に期待を抱かせる。(2003/08/20) (レンタル)
・君という花、2003年、Ki/oon Records 、CCCD
メジャー移籍第二弾のシングルはタイトな曲で素晴らしい。初期のミニ・アルバムのエモーショナル(エモコア風)な演奏に較べて、余裕というか貫禄さえ出てきた。なんか、どんどん成長している感じで楽しみだ。今回のシングルもレンタルだったが、今年11月に出るアルバムは必ず購入しますよ。日本を代表するロック・グループとして驀進中の彼等から目が離せない。(2003/10/31) (レンタル)

君繋ファイブエム2003年、Ki/oon Records 
これは素晴らしいアルバムだ(本年度のベスト・アルバム級だ)。ファースト・ミニ・アルバムは、切ないエモーショナルさが際立っていたが、この初のフル・アルバムでは、堂々のロック・バンドとして進化した。全篇に渡って、歯切れの良いリズム隊(ベース、ドラムス)が素晴らしい。本当に、自然に体が動き出すような、力強くもノレるリズムの上に、情熱的なヴォーカルが絡む。私のような年季の入ったベテラン・ロック・ファンでも、大満足のアルバムでしょう。シンプルでいながら、ロックというダイナミズムさを、いい意味で聴きやすい演奏で提供する彼等は、このアルバムで日本を代表するロック・バンドとなった。(2003/11/18)
・サイレン、2004年、Ki/oon Records 、CCCD
アルバムを発表したばかりなのに、早くもシングルがリリースされた。表題曲とその別バージョンの2曲という構成だ。曲は洗練されてきた感じだが、今までのノリの良さが薄まった。いい曲だとは思うが、正直物足りなさも感じる。(2004/04/16) (レンタル)
・ループ&ループ、2004年、Ki/oon Records 、CCCD
スタジオ録音のタイトル曲とライブ2曲を含む最新シングルだ。タイトル曲は、とても素晴らしいポップ感覚溢れるロック・ナンバーだ。嫌味もなくポップなロックを提供できるところに彼等の個性がある。時にエモで、時にポップに、これからも日本のロック・メインストリームで活躍して欲しい。(2004/06/05) (レンタル)
・リライト、2004年、Ki/oon Records、CCCD
 ウーン、この矢継ぎ早のシングル・リリースはどうなんだろう。曲は確かにいいのだが、突き抜けた感じもしない。やっぱりロック・バンドはアルバムで勝負ではなかろうか。こういう風に曲をシングルとして消費していくと、アルバムの期待感がなくなっていく。才能のある実力派バンドなんだから、あせらず、ゆっくりと作品をリリースして、末永い活動を望む。
 今回は、曲の感じがナンバー・ガールに似ているね(間奏のダブっぽいあたりが)。(2004/08/07) (レンタル)
・君の街まで、2004年、Ki/oon Records 、CCCD
 セカンド・アルバムに向けた先行シングルだ。如何にもアジカンといた、ポップでノレルナンバーだ。個人的にはロック色の強い2曲目のほうが好きかな。インディーズ当時の荒々しさはなくなってきたが、洗練されたポップで爽快なロック・サウンドが心地よい。(2004/09/23) (レンタル)

ソルファ2004年、Ki/oon Records 
セカンド・アルバムがリリースされた。シングルの4曲を含む全12曲入りだ。全体的な印象としては、随分とポップになったという感じだ。インディーズ時代やファースト・アルバムのエモさは薄れてきた。この辺の変化は昔からのファンにとっては微妙だが、新たなファンを獲得するという意味では当然のことかな。ただ、アルバム用に作られた曲は、正直、あまり面白くないという感想だ(3-5曲目あたり)。でも、やっぱし、いいアルバムであることは確かだ。ちょっとダブっぽい曲はナンバー・ガールを彷彿する。CDはレンタルしたのだけれど、アナログ盤を買うかどうか迷っている。(2004/11/06) (レンタル)
・ブルートレイン、2005年、Ki/oon Records 
約1年振りのシングルがリリースされた。出だしはテクニカルなポスト・ロック風だ。全体的にはアジカン節を保つものの、初期の頃の勢いは薄い。最初は印象が薄かったが、聴き込むとだんだん良くなってきた。今まで勢いだけで走ってきた彼らだが、次のステージをチャレンジする段階になってきたのかもしれない。今後も注目だ。(2005/12/23) (レンタル)
・ワールドアパート、2006年、Ki/oon Records
前作は実験的な要素が強かったが、今作のシングルはアジカン節炸裂の激しくエモーショナルな曲だ。ちょっとワンパターン的になってきたけれど、ノリのいい演奏はさすがだ。3曲目のヴォーカルは珍しくもギターの喜多が唄っている(結構、いい曲だぞ)。(2006/03/04) (レンタル)

ファンクラブ2006年、Ki/oon Records 
サード・アルバムがリリースされた。初期の頃の荒々しさは影を潜め、大人のロック・バンドとしての風格が出てきた。勢いのあった演奏はテクニカルに変化しが、メロディやリズムはアジカン節が炸裂だ。人気バンドの実力を示してくれたアルバムだ。(2006/04/01) (レンタル)
フィードバックファイル2006年、Ki/oon Records
シングルB面の9曲、未発表曲が2曲とライブ5曲を収めたオムニバス・アルバムだ。如何にも彼等らしいポップなナンバーが素敵だ。ライブが素晴しい出来だ。録音もまずまずだし、観客と一体となった臨場感あるライブが楽しめる。(2006/11/10) (レンタル)

AJICO [アジコ] 

・波動、2000年、Speedstar Records 
AJICOのデビューシングルにあたる変則の10インチ・アナログ盤だ。2曲入りで、タイトル曲「波動」はアルバム「深緑」に収録されている。B面の「金の泥」はライブ・アルバム「AJICO SHOW」に収められているが、スタジオ盤はこのシングル盤でのみで聴く事が出来る。(2003/07/28)
・美しいこと、2001年、Speedstar Records 
アルバム「深緑」に収録されている「美しいこと」と、他2曲が収められた12インチ・アナログ盤だ。サイケでポップなジャケットが素晴らしい。B面のアークスティックな曲もいい感じだ。(2003/03/21)

深緑2001年、Speedstar Records 
UA、浅井健一(ブランキー・ジェット・シティSHERBETS)、TOKIE(RIZEロサリオス)、椎野恭一が結成したスパーグループだ。浅井の叙情感あるハードロックとUAのエモーショナルなヴォーカルがマッチした素晴らしい世界を提供してくれている。カッコよくもコアで力強く、そして哀愁感もある無敵のアルバムだ。もう文句なしの大傑作アルバムだ。(2003/01/31)
・ぺピン、2001年、Speedstar Records 
アルバム「AJICO SHOW」に収められている「ぺピン」とアルバム未収録曲「SUNNY」の2曲が収めた12インチ・シングルのアナログ盤だ。(2003/06/21)

AJICO SHOW2001年、Speedstar Records 
AJICOのライブを収めたCD2枚組の大作だ。ハードでいながら深遠な感じの演奏にノックアウトだ。UAの迫力あるヴォーカルに度肝を抜かれる。ソリッドでいながら重く美しいハードロックも素晴らしい。このれも文句なしの傑作だ。(2003/01/31)
・AJICO SHOW、DVD
サイケデリックなライティングでのライブで始まるDVDだ。ツアーの移動風景や、ライブ、スタジオでのメンバーの姿を中心に映像は進む。それにしても凄いバンドだった。1年も活動期間がなかったが、もはや伝説になったと言えるだろう。1度でいいから、生のライブを観たかった。それにしても UA がキュートだ。(2003/01/31)

Acid Android [アシッド・アンドロイド]


Acid Android2002年、tracks on drugs records
デジタル・ハードコア、ハウス・ミュージックといった要素が入った演奏だ。かなりハードコアだが、時々使用されるメロトロンがいい味を出している。

ACIDMAN [アシッドマン]

・Slow View、2003年、東芝 EMI
1曲目の激しい曲は目新しい演奏ではないのだけれど3曲目のスローテンポの曲がいい。冷めた感じの演奏だが新鮮味ある強烈な印象を残す。(2003/08/09) (レンタル)
・リピート、2003年、東芝 EMI
セカンド・アルバム「Loop」からの先行シングルだ。これまで彼等のことは、エモーショナルなハード・ヘヴィーロックのバンドと思っていたのだが、このシングルは、ちょっと音響派の影響を感じる高度な演奏だ。アルバムも試聴したのだが、素晴らしい(購入 or レンタル予定)。押さえ気味に演奏する2曲目のタイトル曲が素晴らしい。(2003/08/09) (レンタル)
Loop2003年、東芝 EMI、CCCD
彼等のセカンド・アルバムだ。先行シングルでわかるように、ただのロック・バンドではない。文学的に詩に、ヘヴィーでいながら先進的な演奏が絡む。ポスト・ロック的要素を持った、メジャー・ロックという感じの演奏だ。かなり良く出来ているアルバムだが、もう一つ突き抜けたものが欲しい。彼等ならそれが出来るはずだ。(2003/08/23) (レンタル)
・水写、2003年、東芝 EMI
ヴォーカル入りが2曲、インストが1曲のシングル盤だ。インスト曲におけるクールな演奏が相変わらず良い。ヴォーカル入りの曲は、ちょっとエモさが加わった。ただ、どうも突き抜けた面白さが正直感じられない。潜在能力はあると思うので今後を期待する。(2004/03/06) (レンタル)
・equal e.p.、2004年、東芝 EMI 
相変わらずのポスト・ロック的な佇まいが素晴らしい。ポスト・ロックと言っても薄味で、基本的にはエモーショナルなロックが基盤だと思う。しかし、理性的な演奏で実にクールだ。それでも2曲目の絶叫ヴォーカル入りの演奏は、彼等にしては珍しく熱い。一転して3曲目のジャズ風ポスト・ロックの前衛さにも驚く。本当にいいバンドになってきた。(2004/09/10) (レンタル)
equal2004年、東芝 EMI、CCCD
 サード・アルバムがリリースされた。世の中、CCCD が失敗したとわかってきたのに、またもや CCCD でのリリースだ。彼等のような音響的に凝ったグループにおいて CCCD でのリリースは致命的だと思う。CCCD ゆえに、かなりの人が購入を止めたのではないかな? 私も結局、レンタルで CD-R にコピーした(個人で楽しむのだから OK だよね)。本当にもったない。
 先行シングル2曲を含めた12曲入りで、激しさ(エモーショナルさ)とクールさ、そして高度な楽曲で充満した力作だ。個人的には、ちょっとヴォーカル曲は好みではないのだけれど、でも、いいと思うよ。ラストの曲やインスト系の曲は相変わらず素晴らしい内容だ。一度、思い切ってインスト中心のアルバムを作ったらいいのにな。(2004/10/02) (レンタル)
・ある証明、2005年、東芝 EMI
今までの先進的でエモショーナルな演奏に加えてメロディアスな面も出てきた3曲入りのシングルだ。ただ、どうも今までの曲と同じように聴こえてしまうのも事実だ。実力があるバンドだし、もう少し幅のあるアプローチをしてもらいたい。(2005/05/28) (レンタル)
・季節の灯、2005年、東芝 EMI
今までの路線とは趣向が異なるバラード調のシングルだ。ポスト・ロック+エモに新たな面を加えて、バンドの進化具合を聴かせる。一段の飛躍を予感させる作品だ。今後が注目だ。(2005/10/22) (レンタル)
・world symphony、2005年、東芝 EMI
早くもシングルがリリースされた。前作はバラード調だったが、今作はエモショーナルな演奏だ。如何にも彼等らしい激しい演奏だ。2曲目は軽めの曲ながらセンスの光る曲だ。そろそろアルバムがリリースされるのかな? (2005/11/12) (レンタル)

and world2005年、東芝 EMI 
今までの活動の集大成的なアルバムで文句無しに素晴しい。先進的なサウンドだが歌詞を含めてリアルなロックだ。最期のタイトル曲なんか鳥肌物だ。本物のロックであるし、このようなバンドが日本にいることが嬉しい。今年の日本ロック界を代表するアルバムだ。(2005/12/23) (レンタル)
・スロウレイン、2006年、東芝 EMI
久しぶりの音源は3曲入りのシングルだ。ちょっとポップでメロウになったが、その先進的なサウンドは健在だ。バンドのアンサンブルも高度だし、ストイックなスタイルも彼等の特徴だ。(2006/09/09) (レンタル)
・プリズムの夜、2006年、東芝 EMI
3曲入りのシングルだ。1曲目は彼等には珍しくストリングスが入っている。2曲目と3曲目はジャズを取り入れた作品だ。高度な楽曲だが、ちょっとパンチ力に欠けるかも。(2006/11/18) (レンタル)
green chord2007年、東芝 EMI
第5作目のアルバムだ。これまでの路線を継承する演奏だ。まだ1回しか聴いていないが、ちょっと物足りないところもある。いろいろなジャンルを取り込みながらもクールなロックは健在だ。激しい曲より静かな曲のほうが良かったと思う。ただ、全体的な印象は薄かった。(2007/03/10)
・Remind、2007年、東芝 EMI
2曲入りのシングルだ。2曲目も「赤色群像」のインストがなかなかいい。1曲目のヴォーカル曲は特に目新しさはない。(2007/07/29) (レンタル)
・Unfold、2007年、東芝 EMI
2曲入りのシングルで、今回も2曲目のインストが上出来だ。叙情感ある泣きのメロディと斬新さが合わさった曲で9分にも及ぶ。(2007/12/02) (レンタル)

Life2008年、東芝 EMI 
6枚目のアルバムがリリースされた。堂々の力作だ。先進的な曲、ちょっとポップでメロウな曲、インスト等とバラエティに富んでいるが、アルバム全体の構成力がいい。まるでトータル・アルバムとして全体を通して聴ける。今、最も充実した日本のロック・バンドの演奏が楽しめる。(2008/06/29) (レンタル)

ASSFORT [アスフォート]


FREE PUNK CUSTOMIZE KIT1991年、FLYING HIGH 
典型的なハードコア・パンクの演奏だ。激しく、早く、激烈な曲の連続だ。このアルバムは疾走間が素晴らしい傑作に仕上がっている。アルバム全曲を一気に聴かせる力がこのアルバムにはある。(2002/07/21)

up and coming [アップ・アンド・カミング]

up and coming2003年、CATUNE
toesequence pulse を擁する CATUNE レーベルがリリースしたポスト・ロック系グループのアルバムだ。ちょっと表現が悪いが、ポリスのような軽快でノリのいいロックを音響派的にアレンジした曲で始まる。途中、アヴァンギャルド風な演奏もある。全体的には軽めで聴きやすい上質のポスト・ロックといった感じだ。(2004/01/03)

UP HOLD [アップ・ホールド]

engine2000年、HELL HORNET RECORDS
ハードコアだが、ハードロックやヘヴィメタのエッセンスが入っていて結構聴きやすい演奏だ。でも、決して軽いという意味ではない。日本のハードコア・バンドの中ではスケール感の大きさを感じさせ、どこか余裕のある演奏だ。(2002/08/04)

deepness of disorder2002年、HELL HORNET RECORDS 
強烈なハードコア、ヘヴィメタにプログレのエッセンスをまぶしたグループのサード・アルバムだ。ハードコアなのだけれどパンクのエッセンスはほとんどなく、ダークなヘヴィネスで押し通す。そして、coalter of the deepers のようなプログレ的雰囲気の演奏が時々顔をのぞかせる。また、ヘヴィーメタル風な曲もある。単なるハードコアではなく、非常に高度な曲を提供している。(2002/05/18)

アナーキー [Anarchy]

’80維新1980年、ビクター音楽産業
アナーキーのセカンド・アルバムだ。こうして現在の耳で聴くと、かなりポップだ。パンクというよりは、ロックンロール色が強い。曲調としてはクラッシュの影響を感じる。演奏面で言えば、パンクを期待すると意外な感を受けるだろう。でも、はみ出し者達が叫ぶ、世間の怠惰な奴等に対する痛切な皮肉は一聴の価値はある。それにしてもファースト・アルバムを聴きたいのだけれど、なかなか中古レコードが見つからない。(2003/11/16) ×

アネモネ [Anemone]

・浸透、2003年、ユニバーサル
新感覚派のシンガーソングライターが現われた。インディーズで2枚のシングルを出した後、メジャーデビュー第一弾のシングルだ。J ポップが主体だがエレクトロニカを取り入れた音響派感覚が溢れている。スーパーカーのJポップ版といった演奏だ。曲自体は彼女自身が作詞作曲を行っている。かなり可愛い曲調だが、変にJポップ路線を歩まず、自分のカラーを貫いて活動してもらいたい。(2003/08/10)

Bressimo2005年、FATE Records 
レーベルを移籍してリリースされた7曲入りのミニ・アルバムだ。前作はきらびやかな打ち込みサウンドだったが、今作はエレクトロニカ、音響派をベースに生楽器を前面に出した演奏だ。アイドル風ポップ感覚も健在で、独特の味がある。誤解を生む表現かもしれないけれど、Four Tet の Jポップ版という感じだ。(2005/08/14)

ABNORMALS [アブノーマルズ]

NO Surrender1999年、Howwling Bull
パンク、ハードコア、そして時にロカビリーのエッセンスを感じる、豪快無比の演奏だ。ヴォーカルが素晴らしく上手い。迫力ある歌いっぷりは日本でも最高の部類に入ると思う。とにかく爆音系で歯切れの良い、しかもパワフルで明るいハードコア・パンクだ。(2002/07/21)

あぶらだこ [Aburadako] 


あぶらだこ1985年、ジャパン・レコード 
後の、ニューキー・パイクスコーク・ヘッド・ヒップスターズに通じる、猥雑で冗談のようなカルト系パンクだ。結構コアな演奏は Cock Roach あたりにも通じる。この日本的で強烈なカルト・パンクの元祖として、歴史に名を残す。皮肉に満ちた孤独な詩が重い。現在のロック・グループの(少々うそ臭い)優しい詩に対して、この時期のパンク・バンドであるスターリン暗黒大陸じゃがたらなどの詩は、痛切だ。(2003/10/25)
翌日2004年、DIWPHALANX
彼等のライブ音源がCD化された。1曲のみのミニ・アルバムだが、演奏時間が23分もある。珍しくアルバム・タイトル名が付いている。あまりにもハードな内容なので翌日に筋肉痛をおこしたのがタイトルの由来だとか。演奏内容はフリーキーでアヴァンギャルドな混沌としたものだ。ほとんど楽器による演奏で、最後に独特のお経のようなヴォーカルが聴ける。(2004/01/27)

天野月子 [Amano Tsukiko] 

Sharon Stones2002年、Pony Canyon
コスプレ女性ロッカーという雰囲気を醸し出す彼女のメジャーデビュー・アルバムだ。オルタナとポップの組み合わせは日本の女性ロック・アーティストでは定番のスタイルだ。それだけに、何かオリジナリティを出さないと、ライバル達の中で埋もれた存在になってしまう。彼女はコスプレ的なビジュアルが見た目の個性だが、これは椎名林檎というカリスマがいるだけに苦しいところだ。やっぱり、楽曲で勝負だろう。骨太で豪快な曲が多いし、なかなかの出来だと思う。でも、突き抜けた感じも受けないので、これからが勝負だろう。(2003/06/01) (レンタル)

天龍2004年、Pony Canyon 
 今まで椎名林檎の二番煎じの感が強かったが、この最新アルバムは、いい意味でポップで素晴らしい内容になった。ポップ、デジタルっぽいロック、バラード、ドラマティックな曲など、なかなかバラエティに富んだ演奏で楽しませてくれる。彼女自身で作詞作曲をやっているし、今後が俄然と注目となってきた。相変わらずのコスプレの写真が楽しい。いいアルバムだと、そのコスプレも嫌味なく面白く見れるのだから不思議だ。
 次作も良かったら「くれない鉄仮面団」(彼女のファンクラブ)に入団しますよ。(冗談ですよ、、、笑い) (2004/01/24)

Winona Riders2004年、Pony Canyon 
これまでのシングルのB面(アルバム未収録曲)を集めた編集アルバムだ。全10曲入りだが、かなり素晴らしい曲で構成されている。最新アルバム「天龍」と同様にポップ感覚溢れる曲が多く、個人的にはとてもご機嫌なアルバムだ。女性ロック・ヴォーカリストとしての魅力を充分に味わえるアルバムだ。(2004/03/20) (レンタル)
・イデア、2004年、Pony Canyon 
フジTV系アニメ「金色のガッシュベル!!」のエンディングテーマ曲だそうだが、コスプレ系ポップ・ロック女性ミュージシャンの彼女らしいシングル2曲だ。従来のメロディ・ラインを活かし、アニメ・ソングらしい、派手目のアレンジで楽しそうに唄っている。なんかヴォーカルの力量が上がってきたのかな? つやのある声がいかしている。(2004/11/03) (レンタル)
・翡翠、2005年、Pony Canyon
最新シングルはオーケストラをバックにしっとりと歌い上げるバラードだ。これまでのロック路線とは正反対の曲調だ。彼女にしては冒険というか今までとはイメチェンした演奏だけれど、ちょっとしっくりこないのが正直な気持ちだ。やっぱ彼女はコスプレに徹したひょうきんでいながらバリバリの女ロッカーが似合っていると思うぞ。それにしてもジャケットは素晴らしい。コスプレ姿が多いだけに素の彼女の顔を見るのは初めてかもしれない。かなり、いや、もの凄く美人だ。菅野美穂を細面にしたようなルックスですね。(2005/02/16) (レンタル)
・聲、2005年、Pony Canyon
ゲームソフトのイメージソングであるシングルだ。彼女らしいポップなメロディラインとノリのいいロックが融合した演奏だ。ただ、どうも印象に残らない感じもする。アルバム「天龍」以降、イメージソング主体の活動をしているが、彼女の印象をアップしているとも思わない。原点に帰って女ロッカーとして活動するのがいいのでは? (2005/08/06) (レンタル)

A Moon Child In The Sky2005年、Pony Canyon 
4作目のアルバムがリリースされた。タイトル名は自分の名前を英訳した表現だ。ジャケットの印象からはメタル風の内容を連想したが、これまで通りポップでロックで素晴しい内容となった。素直なメロディと美しくも伸びやかなヴォーカルと、まさに完璧な内容だ。ドラマチックなロック・ナンバーからバラードまで、素晴しい曲が続く。ほんと天野月子はいい。(2005/10/08) (レンタル)
・烏(カラス)/梟(フクロウ)/ウタカタ/風船/混沌-chaos-、2006年、Pony Canyon 
なんと怒涛のシングル5連弾がリリースされた。どれも月子節全開のご機嫌なサウンドだ。「ウタカタ」はミドルテンポからドラマティックに展開し、メロトロンの音色が印象的だ。「梟(フクロウ)」はポップなナンバーだが2曲目のメルヘンチックな曲が秀逸だ。「風船」もハートフルなポップ・ナンバーだ。2曲目のキャッチーなポップロック・ナンバーも良い。「混沌-chaos-」はダークなロック・ナンバーだ。「烏(カラス)」はストレートなロック・ナンバーで月子嬢の面目躍如といったところだ。そして、ジャケットに写るコスプレ衣装が楽しい。(2006/06/03) (レンタル)

catalog2006年、Pony Canyon 
ベスト・アルバムがリリースされた。ポップとロックの絶妙なブレンドが発揮された曲で構成されている。もう、本当にノリノリの演奏だ。キャッチーなメロディも文句なし。初心者にはもってこいのアルバムだ。稀有な才能に満ち溢れた月子嬢の今後の活躍を期待する。(2006/12/09) (レンタル)
・メグに逢えたら、DVD
 CDはほとんどレンタルで申し訳ないのだが、DVDは買いました。2002年12月19日、日本青年館でのライブを収録している。全16曲で、セカンド・アルバムまでの曲で構成されている。それはそれは華やかなステージだ。朴訥としたMCも面白かった。前半の衣装は華やかなガウンで、途中からはジャージ姿で、後半は男前の服でした。ダンス・チーム入りによるアイドル風のパフォーマンスもあり、かなり楽しめる内容だ。
 おまけインタビューでの天野月子さんは地味というか、普通の女性だ。メガネをしているので、ジャケットのイメージとまったく違うことに驚いた。(2005/10/10)
・天野月子、DVD
こちらは10曲入りのビデオ・クリップ集だ。彼女のコスプレが堪能できる、ファンにとっては嬉しい内容だ。(2005/10/10)
・5 -five-、DVD
5連続シングル「烏(カラス)/ウタカタ/混沌-chaos-/梟(フクロウ)/風船」のプロモーション・ビデオだ。正直なところ、彼女にしては面白みが少ないと思ったけれど、どうなんでしょう。(2007/01/06)

亜矢 [Aya] 

・戦場の華、2002年、BMG FUNHOUSE
彼女のファースト・アルバムだ。デビューしたころの椎名林檎を連想する、アンダーグランド・ロックの女王的な雰囲気を持つアーティストだ。ダークな妖しさとヘヴィーな唄、そして孤独感のある詩が恐ろしくも迫力ある。ジャンルは全然違うのだけれど、森田童子のような暗さがある。(2002/04/29)

禁じられた歌2003年、BMG FUNHOUSE
彼女の7曲入りミニ・アルバムがリリースされた。重く暗い(ヘヴィー&ダーク)サウンド全快のパワフルな演奏だ。それでいながら聴きやすい。彼女の個性が確立したアルバムで、今後のオルタナ・シーンで重要な存在になっていく予感がする。細い体からから信じられないパワーを感じるし、細い体の脆さも感じる彼女のアンバラスさが解き放つ妖しくもダークな魅力がいいぞ。今後に期待する。(2003/04/04)

Baghdad Sky2004年、BMG FUNHOUSE 
しっかりと本格派のロック・シンガーとなってきた。前作までの危険な女というイメージを変え、ストレートな姿を見せる。サウンドは文句なしにカッコイイ! でも、今までの暗さが薄まってきたの実は残念でもある。ロック系のミュージシャンは彼女を筆頭に天野月子RISAGO、グループでは fra-foa とか充実してきた。(2004/06/26)

何と、このアルバムの海外リリースが実現した。最終的には米国、欧州を含む40ヶ国になるそうで、日本のアーティストしては前代未聞の快挙となりそうだ。日本語オリジナルの曲を変えずにリリースするそうで、若干のボーナス曲が付加されるそうだ。一挙にインターナショナルなミュージシャンとなる可能性が出てきた。デビュー当時のアングラ感ある異色の女性ロッカーから、世界のスターにのし上るのか? 今後に注目だ。(2004/11/06)


絢香 [ayaka] 

・I believe、2006年、ワーナー・ミュージック・ジャパン 
大型新人の誉れ高い女性ミュージシャンのデビュー・シングルだ。竹野内豊、チェ・ジウが主演のドラマの主題歌という破格のデビュー舞台を用意された、まだ弱冠18歳の女性シンガー・ソング・ライターだ。中声の迫力あるヴォーカルは素晴しく、さらに作詞と作曲(1曲のみで共作という形)まで担当するのだから恐れ入る。これは看板に偽りはない。本格派の出現で今後がとても注目だ。(2006/02/25) (レンタル)
・molody、2006年、ワーナー・ミュージック・ジャパン 
大ヒットしたデビュー・シングルに次ぐ第二弾だ。今回はロック色というかバンド演奏を強く意識した内容だ。本来の彼女の姿なのかもしれない。実際、このシングルは5曲入りだが3曲がライブだ。デビューしたてなのに堂々の唄いっぷりだ。本格派シンガーの登場の予感がひしひしと感じる。(2006/05/13) (レンタル)
・Real voice、2006年、ワーナー・ミュージック・ジャパン
シングル3弾目は力強くもポップな曲だ。2曲も合わせて70年代、80年代のポップスの影響も感じられる。声の魅力は、さらに増し、有望な女性シンガーの地位を確立したと思う。(2006/07/22) (レンタル)
・三日月、2006年、ワーナー・ミュージック・ジャパン 
スケールの大きな第4弾のシングルだ。タイトル曲のカラオケを含めて4曲入りで、3曲目はライブでの曲が収められている。自信に満ちたヴォーカルが堪能でき、もはや大物の貫禄だ。(2006/10/14) (レンタル)
First Message2006年、ワーナー・ミュージック・ジャパン
待望のファースト・アルバムだ。全15曲入りだが既存シングル収録曲が5曲含まれている。新曲はアッパーチューンな感じの曲が多い。正直に言うと、今までのシングル曲に較べると面白さはない。10曲中3曲くらいかな、いいと思ったのは。ちょっと安全路線をとりすぎたのかもしれない。若いんだし、いろいろなジャンルに挑戦してほしい。それでも、パワーあるヴォーカルは素晴しかった。(2006/11/18) (レンタル)
・Jewely day、2007年、ワーナー・ミュージック・ジャパン
単独名義では久しぶりのシングルだ。タイトル曲より2曲目やアコースティック・ヴァージョンが良い。堂々の歌いっぷりは清々しい。(2007/07/22) (レンタル)
・Clap & Love / Why、2007年、ワーナー・ミュージック・ジャパン
ダブルA面シングルの2曲とそのカラオケ、そしてライブ1曲という構成だ。1曲目はファンキーなナンバーで、2曲目は粘っこいバラードで2曲目の方が断然良い。切れのあるヴォーカルはやっぱり素晴しい。(2007/09/22) (レンタル)
・手をつなごう/愛を歌おう、2008年、ワーナー・ミュージック・ジャパン
両A面シングルとも彼女らしいドラマティックな歌だ。3曲目は「三日月」のライブが収録されている。声量のあるヴォーカルが益々と磨きがかかってきた。(2008/03/29) (レンタル)
・おかえり、2008年、ワーナー・ミュージック・ジャパン
パワフルな新曲2曲、「手をつなごう」のライブを中心としたシングルだ。今回は力強いヴォーカルを前面に出した曲調で、彼女の魅力が存分に楽しめる。(2008/06/29) (レンタル)
Sing to the Sky2008年、ワーナー・ミュージック・ジャパン
セカンド・アルバムがリリースされた。余裕を感じさせるスケールの大きさが出て来た。ただ、若いのだから、もっと切迫感も欲しかったような気もする。ヴォーカルは文句なしだが、楽曲が若干弱いと思う。(2008/08/03) (レンタル)

AUTA [アユタ]


Aquarhythm2005年、colladisc 
4人組みグループで5曲入りのミニ・アルバムだ。1曲目は、どこかスーパーカーをポスト・ロック調にしたような曲だ。とてもポップな曲もあるし、浮遊感ある曲もある。全体的にセンスがあり先進的な演奏ながらポップ感覚もある。ひょっとすればブレークの可能性があるバンドなので今後に注目だ。(2005/11/12)

アラヤヴィジャナ [Alayavijana]

アラヤヴィジャナ2004年、High Contrast Recordings
シタールとタブラのユニットに UA がヴォーカルで参加している。何とも摩訶不思議な世界だ。それほどディープというか泥臭さは感じない。インド風ワールド・ミュージックという感じで、浮遊感ある演奏だ。でも、UA の奇妙なヴォーカルは興味深い。現在放映中の「ドレミノテレビ」における民謡・童謡の実験的な演奏と似通った感じで、決して難解にならい程度で、音楽の奥深さを追求している。まあ、たまにはこんな音楽もいいでしょう。(2004/02/07)

暗黒大陸じゃがたら [Ankokutairiku Jagatara] 


南蛮渡来1982年、BGMファンハウス(Doctor Records) 
 1980年代のアンダーグランド・シーンで活躍した彼等のファースト・アルバムだ。ロック、ファンク、パンクを取り入れた、混沌としたカルト・バンドだ。卑猥で挑発的な歌詞でアルバムが埋められている。演奏は、スライ・アンド・ファミリーストーンをパンクにした感じだ。今聴いても、まったく古さが無い。このアヴァンギャルドにしてカルトでありながら、普遍的なロック感覚(あるいはポップ感覚と言ってもいい !? )は衝撃的だ。なお、彼等はグループ名を JAGARATA として1990年まで活躍した。しかし、リーダーでヴォーカルの江戸アケミ(男です)の死によって消滅した。
 このアルバムはCDで購入したが、リマスタリングで迫力ある音だった。ジャケットの怪しい写真やコラージュに笑える。日本ロック界の最も怪しいカルト・ロッカーにひれ伏す。(2003/10/25)

安藤裕子 [Ando Yuko]

Middle Tempo Magic2004年、Avex
新世代女性シンガーのファースト・アルバムだ。アイドル性と楽曲の質の高さで勝負するポップ・スター候補生だ。確かに可愛いがミュージシャンという毒気はない。まあ、でも等身大のアイドルという意味では、いいのかもしれない。全12曲入りのアルバムだが、楽曲の多彩さは確かにある。アコースティック系の曲が多いのが特徴でもある。確かに面白い存在ではあるが、もっと突き抜けたものも欲しい。ジャンル的な傾向は違うけれど、宇多田ヒカルあたりのポジションを目指しているのだろうが、現状のところパンチ不足かな。でも、自分で作詞作曲をこなし、いいものを持っているミュージシャンだと思うので今後を見守りたい。(2004/09/25) (レンタル)
Merry Andrew2006年、Avex、CCCD
アーティスト志向が強くなった彼女のセカンド・アルバムだ。彼女独特の世界観を確立したアルバムだ。メルヘンチックだが王道ポップの佇まいが強い。ユーミン(松任谷由実)や矢野顕子を踏襲する、まさに正統派の演奏だ。今後、ひょっとしたら大化けする可能性も秘めている。(2006/02/11) (レンタル)
・TEXUS、2006年、Avex、CCCD
如何にも彼女らしいポップでいながらメルヘンチックなシングルだ。ポップ感覚は王道路線だ。懐かしさを感じさせるメロディと可愛らしくも、ちょっぴりひねた声が特徴だ。(2006/08/05) (レンタル)

イースタン・ユース [Eastern Youth]

1996-2001、2008年、ToysFactory
ベテランのロック・グループの初期作品集だ。激しい演奏ながら、どこか懐かしいメロディ・ラインは、如何にも日本的だ。2000年代初期の日本のパンク・ムーブメントに大きな影響を与えたと想像できる。真摯な演奏は古さを感じさせない説得力がある。今でも、こうして活躍ができるのも、芯がしっかりしているからどうろうか。ベスト盤だけに、聴き応えがある内容だ。(2008/09/23) (レンタル)

YELLOW MACHINEGUN [イエロー・マシンガン] 


Spot Remover1998年、Howling Bull Entertainment 
おっと、彼女達のアルバムのアナログを中古レコード屋で見つけた。もちろん、迷わず購入。演奏は他のアルバムと同じ内容だが、歯切れが良くっていいよね。アナログだと大きい音でも聴いても、機械的な圧迫感を感じない。やっぱ、ハードコアやパンク系はアナログに限る。(2004/04/24)

Build & Destroy1999年、Howling Bull Entertainment 
彼女らのサード・アルバムで、メタルな味がするハードコア・ヘヴィー・パンクだ。普段、ハードコア・パンクはそれほいど聴かなのに、なぜだか彼女等に惹きつけられる。これは決して失礼な言葉ではないのだけれど、やっぱり女性特有の軽やかさがあるからだろう。男性バンドの場合、徹底的にハードなので聴いていて疲れる。このバンドの場合、ドラムも軽めだし、それが逆に聴き易さを提供しているに違いない。(2002/02/11)

Bean Ball2001年、Howling Bull Entertainment 
これは気絶物 !!
女性3人組のハードコア・パンク・グループでこのアルバムは4作目だ。それにしても何と言うパワーだ。全曲、アッというまに聴けてしまう。中ジャケットの写真を見ると可愛らしい女性達なのに、演奏にまったくの甘さがない。凶暴なテンションはとどまることを知らない。(2002/02/06)

Yellow Bucket2002年、Rotten Orange / Howling Bull Entertainment
相変わらずの心地よいハードコアが気持ちいい。演奏に余裕が出てきたのか、せわしさがなくなった。ロック・テイストも感じさせる明るく元気なハードコアは彼女等独自のものだ。ジャケットの中に写る可愛らしい彼女等の写真と演奏のギャップが、ある意味微笑ましい。日本トップの女性ハードコア・バンドの進撃はさらに加速する。このバンド、個人的に大好きです。(2002/12/30)
・ライブ体験
2002年10月30日 : 新宿ロフト

The Yellow Monkey [イエロー・モンキー] 

Mother of All Best、2004年、BGM ファンハウス 
 1990年代の日本のロックシーンに君臨したイエモンのベストアルバムだ。残念ながら正式に解散を宣言して、ここにベスト・アルバムとして最後を飾るに至った。CD3枚組全40曲というヴォリュームは彼等の充実した活動の記録の証でもある。こうして聴くと、そのパワフルというかグラマラスというか、そう、エロさが最大の魅力だ。骨太のベースを中核にネチネチとしながらも迫力あるヴォーカルが絡む。メロディは純和風だ。GSや歌謡曲を踏襲した日本的なメロディだ。しかし、だからこそ絶大な人気を博したのだろう。それにしてもスケールの大きさが半端ではない。一級のエンターテイメント・ロックはやはり素晴らしいものがある。
 メンバーはその後、Yoshii Lovinson が積極的な活動を行っている。(2004/12/25) (レンタル)

石野卓球 [Ishino Takkyu]


In The Box ~ Live at WOMB Tokyo2003年、Ki/oon Records
日本テクノ界の雄、石野卓球の最新アルバムだ。ライブ録音をリミックスしての内容だが、もう気持ち良過ぎ。70分にも及ぶ長さだが、テクノ+トランスによる陶酔的なビートで酔わせる。ビートに力強さがありロック・ファンでも面白く聴ける。(2003/08/29)
TITLE #12004年、Ki/oon Records
スタジオ録音盤としては久し振りの作品だ。と、言っても昔の作品は聴いたことがないので、今までの路線かどうかはわからい。1曲目とか3曲目の、どぼけたユーモラスな演奏が好きだな。ただ、前作のライブ・リミックスの面白さはなかった。(2004/04/16) (レンタル)
TITLE #2+#32004年、Ki/oon Records
実は最新作は3枚組だった。このヴォリューム感は圧倒的だ。ただ、特にテクノ・ファンでは私にとっては、内容を絞って1枚組のほうが良かった。(2004/05/08) (レンタル)

INU [イヌ]

メシ喰うな!1981年
町田康(当時は町田町蔵)が1980年代初期に結成していたバンドのアルバムだ。時代を感じさせる内容で、パンクとニューウェーヴを合わせた演奏だ。スターリンと近田春夫を足して2で割ったような演奏だ。ドロドロとした曲もあるが、意外や(チープな)ポップ・センスもある。時代を映し出す1枚として聴くべきアルバムだ。(2004/05/30)

犬式 [Inushiki] 


Life Is Beatfull2005年、proviancia RECORDS 
癖のある強靭なレゲエ&ロックを提供する DogggyStyle が改名したバンドだ。自分たちのレーベルも立ち上げて、気合の入ったアルバムをリリースした。和のメロディ・テイストと骨太なロック・レゲエ・ダブをベースしているのは今までと同じだ。その上にいろいろなジャンルを雑食動物のごとくに取り入れているのも同じだが、より猥雑さが増した感じだ。ヒップホップ、ロカビリー、ジャズ、ブルースなど貪欲に取り入れて、彼等独自の味を出している。ワールドワイドのサッカーを愛する彼らの、自立した強い意思を想わせる詩にも共感する。本当にタフな奴等だ。サッカーで気付いたのだがレーベル名の proviancia て、イタリアの田舎チームを指す言葉を借用したのですね。彼等らしい命名センスだ。(2005/05/14)

ディエゴ・エクスプレス2007年、proviancia RECORDS 
遂にセカンド・アルバムが一般流通で購入できるようになった。もともとは2007年12月にライブ会場で発売されていた。さて、新作だが幾分、メロウになった。表面上の過激さは弱まったような感じだ。しかし、彼等特有の強靭さ・骨太さは健在だ。今回はレゲエ主体のメロディが前面に出て、ミドル・テンポの曲調がほとんどだが、一音一音にパワーがある。いつまでも活躍してほしいバンドだ。(2008/06/28)

意識の新大陸フレッシュ2008年、proviancia RECORDS 
前半はアコースティック系の曲が多く、後半はアフリカの影響を感じさせる構成だ。中盤からは、まるで初期サンタナを彷彿させるほどのエネルギッシュさだ。曲のつなぎ目がなく、一気に全体を聴いてしまう。サイケデリックな雰囲気もあり、時間を忘れて聴き込んでしまう。相変わらずの強靭さは健在で、現在の日本で一番面白いバンドではなかろうか。(2008/09/06)

井上陽水 [Inoue Yousui]

断絶1972年、Polydor
彼の曲はほあまり好きとは言えないが、このアルバムはいいと思う。「断絶」、「人生が二度あれば」、「限りない欲望」、「傘がない」等名曲が揃った好アルバムだ。初期の彼の曲はあまりにもシリアスなので賛否両論があるが、このアルバムは聴くにはきついが、それでも素晴らしい。(2000/04/22)
Yosui Tribute2004年、For Life Music、CCCD
トリビュート盤がリリースされた。参加ミュージシャンは平原綾香奥田民生、小野リサ、Bank Band、UA、松任谷由美、一青窈、忌野清志郎など、計14組だ。女性陣の参加が目立つ。この中では、やっぱり UA の「傘がない」が断トツで素晴らしい。もともとシリアスな曲だが、UA の独特で凄みのあるヴォーカルが際立つ。持田香織の「いつのまにか少女は」も良かった。陽水は、いい意味で暗い曲がいいよね。その他のミュージシャンは、まあ、そこそこの面白さだったかな。(2004/11/27) (レンタル)

ENGRAVE [イングレイヴ] 


Your Shave of It2002年、BATH-TUB RECORDS 
基本はパンクだが、哀愁的なメロコアが光る、非常にクオリティの高いアルバムだ。何か80年代の熱きパンクも感じさせるし、個人的には非常に気に入っている。4人組みのバンドでドラムスがメイン・ヴォーカルを担当する。メロコア風パンクのアルバムでは日本においてトップ・クラスにあげてもよい大傑作アルバムだ。(2002/08/10)

Vote People2003年、BATH-TUB RECORDS 
今までにEP2作、アルバム1作をリリースしてきた彼等の新作で、3枚目のEPとなる。なんと7曲入りで約10分の超高速演奏だ。前作のフル・アルバムと同様、スピード感溢れるパンクが素晴らしい。今回はスラッシュ風のギター・リフを取り入れ、カッコイイ演奏となっている。全て英語による歌詞で、なんか日本のグループというよりは海外の有名パンク・グループといった雰囲気だ。日本で屈指のメロコア・パンク・グループで、もっと評価されるべきだ。Hawaiian 6 あたりが好きなら、絶対に気に入るグループだと思う。(2003/11/02)

インビシブルマンズデスベッド [Invisiblemansdeathbed]

接触2002年、BLITZ・PIA RECORDS
アンダーグランドの臭いがぷんぷんするハードロック・バンドである。70年代のグラム・ロックやサイケの影響を感じるも、基本的にはハードロックだ。70年代の日本のロック、村八分などの雰囲気がある。熱きパッションを感じるも絶対にメインにはなれそうもないバンドだ(失礼)。でも、ちょっと暗い詩だけれど、かなりの青春ロックという演奏なんだな、これが(実は好き)。(2002/02/23)
青春の蹉跌2002年、BLITZ・PIA RECORDS
2004年度の正月第一弾に聴いたのが彼等だなんて、今年も変な年になりそう。帰省からの帰りにレンタル店へ寄ったら、彼等のCDがあったので借りてしまった。暗いグラム風の演奏が相変わらずだ。文学的で青っぽい詩も彼等らしい。ジャケットに写る姿も70年代のアングラ・シーンを連想する。ここまで徹底したバンド・スタイルは、ある種のコスプレを感じるが、それでも、その真剣さが、独特の個性を発揮している。(2004/01/03) (レンタル)
・砕け散る衝動少年、2004年、Would Go Records、DVD
何とDVDが悶絶価格 1,050 円という激安だ。もう、買いでしょう。ライブ実況より6曲、ビデオクリップ2曲入りのお徳盤だ。狂気にも似た熱狂のライブは一見の価値がある。(2004/04/16)
ライブ感想
2003年3月1日(土) 下北沢 CLUB 251

UA [ウーア] 

Cocco引退後、日本のトップ・シーンで最もコアな活動をしているがUAだ。その斬新な作品群は驚異的であり、尊敬に値するアーティストだ。
シングルも紹介していて作品数が多いので、アルバム(ミニ・アルバム、リミックス・アルバムも含む)は太字でタイトル名を示します。
また、「歴史的名盤コーナー(あるいは私の愛聴盤)」でも記載しています。

・Colony、1995年、Speedstar Records 

オリジナル・アルバムやベスト・アルバム「ILLUMINATE」にも収録されていないシングルで全4曲入りだ。ジャケットのエキセントリックな風貌とは違って、曲のほうはオーソドックスな感じだ。タイトル曲より、英語で唄われる2曲目と3曲目(キャロル・キングのカヴァーで、ライブとして「Fine Feathers Make Fine Birds」に収録)が、アダルトな雰囲気の演奏で素晴らしい。購入して損はないシングルだと思う。(2003/12/11)

Petti1995年、Speedstar Records
デビューからのシングルを集めた、ファースト・ミニ・アルバムで、全6曲入りだ。もう、最初から UA は UA という感じで、洒落ていながら高度な楽曲が収まっている。基本的には R & B をベースとしたポップな曲が多いが、今世の中に氾濫している平凡な曲とは違う素晴らしい曲だ。ただ、その後の彼女のアルバムと比較すると、やっぱりスケール感は落ちる。(2003/01/13)
・情熱、1996年、Speedstar Records 
アルバム「11」に収められている「情熱」のリミックス3曲(オリジナル・ヴァージョン、smooth mix、macaron mix)と、ライブ・アルバム「Fine Feathers Make Fine Birds」には収められている「電話をするよ」が1曲、全4曲が収められている12インチ・シングルのアナログ盤だ。「電話をするよ」のスタジオ・バージョンはこのシングル盤でのみ聴く事ができる。「情熱」は3曲とも素晴らしい。(2003/07/28)
このシングルの「情熱」はアルバムとミックスが違っていたが、ベストアルバム「ILLUMINATE」に収録された。また、「電話をするよ」はアルバム未収録だったが、ベストアルバム「ILLUMINATE」に収録された。さらに、アナログ盤のみ収録されていた「情熱(macaron mix)」がベストアルバム「ILLUMINATE」の初回おまけCDに収録された。
・リズム、1996年、Speedstar Records 
アルバム「11」に収められている「リズム」のリミックス3曲(オリジナル・ヴァージョン、sakuragaokka flava mix、murphy's hip hop mix)、「赤いあなた」のリミックス2曲(オリジナル・ヴァージョン、Acold school mix)が入っている12インチ・シングルのアナログ盤だ。「リズム」のリミックス3曲はどれも素晴らしいが、特に murphy's hip hop mix のヒップホップ風バージョンが素晴らしい。同じくヒップホップ調の「リズム」の cold school mix もいい感じだ。(2003/06/21)
「赤いあなた」はアルバム未収録だったが、ベストアルバム「ILLUMINATE」に収録された。さらに、アナログ盤のみ収録されていた「リズム(sakuragaokka flava mix)」がベストアルバム「ILLUMINATE」の初回おまけCDに収録された。

111996年、Speedstar Records
オリジナル・アルバムとしてはファースト・アルバムにあたる傑作だ。R&B、ボサノバ、ヒップホップ、ダブ等のエッセンスをまぶした極上のポップな作品だ。ほんとうにカラフルな作品で、まるで万華鏡のようにキラキラと輝いている。ヒップホップやハウス等を取り入れて、プログレッシブに展開する曲もあれば、日本民謡のようなしっとりした曲もある。本当に才能豊かなアーティストだ。(2003/01/13)
なお、「情熱」はシングル盤と違って、king wada dub 盤が収められている。
また、「歴史的名盤コーナー(あるいは私の愛聴盤)」でも記載しています。
・雲がちぎれる時、1996年、Speedstar Records 
 ついにUAのアナログ盤に手を出し始めた。フル・アルバムに収められていない曲を聴きたくなったのだが、CDシングルを買う気はないので、アナログ盤とした。日本の最近のアーティストはアナログ盤を意外とリリースする。現代の作品は基本的にCDで購入するが、名盤と思う作品でアナログ盤があれば、それを購入する時もある。Dry & HeavyWRENCHシンゴ2ブラフマンあたりはCDを購入した後にアナログ盤も購入したが、UAも基本的にアナログ盤を全部そろえよう! (完全にコレクター・モードです。) 実は暖かみのあるアナログの音が好きだし、アナログの方がCDより音がいい場合もある。
 さて、UAの12インチ・シングル・アナログ盤を購入したのがこれなのだが、素晴らしい! A面はアルバム「11」から「雲がちぎれる時」とパティ・スミスの「BECAUSE THE NIGHT」のスタジオ録音盤が入っていて、B面は「雲がちぎれる時」の英語ヴァージョンが3曲(radio mix、quickening mix、a cappella)収められている。特に「BECAUSE THE NIGHT」が最高だ。アコースティックな演奏をバックに、しっとりと、かつ情熱的に唄うUAが素適だ。UAベストCDを作りたいのでCDシングルも買うか?(私って節操がないですね。) (2003/01/23)
・甘い運命、1997年、Speedstar Records 
「甘い運命」が3曲(オリジナル・ヴァージョン、aloha pro mix、aloha instrumental)、「真夜中のギター」が2曲(オリジナル・ヴァージョン、instrumental)が収められているアナログ 12インチのシングル盤だ。このシングル2曲はアルバム未収録なので、このシングル盤は貴重だ。「甘い運命」の aloha pro mix は、ダブを取り入れていて、非常に聴き応えがある。「真夜中のギター」はカレッジ・フォークの代表曲(誰が歌っていたか忘れた!?)で、原作のイメージそのままに、しっとりと唄っている。(2003/10/13)
シングル「甘い運命」はアルバム未収録だったが、ベストアルバム「ILLUMINATE」に収録された。

Fine Feathers Make Fine Birds1997年、Body Electric Records 
 UA のツアーの模様を収めたCD2枚組のライブ・アルバムだ。ソウル、R&B、ダブ・レゲエ、ロック、バラードと幅広いジャンルの曲と、彼女のおしゃべり(MC)を収めたご機嫌な内容だ。それにしてもUAの才能には恐れ入る。どのスタイルでも味のある表現力で聴かせてくれて、本当に楽しいライブだ。。ジェファーソン・エアプレインでお馴染みの「SOMEBODY TO LOVE」の豪快な唄いっぷりには驚いた(実にカッコイイ!)。本格的なロック歌手としても充分やっていけるのでは? パティ・スミスの「BECAUSE THE NIGHT」や、もちろん彼女オリジナルの曲を含めて素晴らしいステージだ。これぞエンターテイメントと言えるライブを1度でもいいから観てみたい。
 最新アルバム「泥棒」のハイセンスな作品を評価しながらも、何か自分にはしっくりと来なかったのでCDは購入しなかったのだが、再度聴くチャンスを得たいと思う。これからも日本を代表する女性アーティストとして、音楽シーンの先頭で活躍して欲しい。(2003/01/06)
また、「歴史的名盤コーナー(あるいは私の愛聴盤)」でも記載しています。
・悲しみジョニー、1997年、Speedstar Records 
アルバム「アメトラ」に収録されている「悲しみジョニー」3曲(オリジナル・ヴァージョン、LAST PORTPIA、instrumental)、「あめふりヒヤデス」4曲(alternate mix、dub、mo'skunky mix、mo'sparky mix)のリミックス・ヴァージョンが収められている。規格としては12インチ・シングルのアナログ盤だが、収録時間からみればアルバム並みだ(B面は約18分)。B面はリトル・テンポのメンバーによる洒落たダブ・レゲエ・ヴァージョンもある。(2003/01/23)
・ミルクティー、1998年、Speedstar Records
アルバム「アメトラ」に収録されている「ミルクティー」4曲(オリジナル・ヴァージョン、glass? mix、ナカマ mix、instrumental)、「アントニオの唄」2曲(オリジナル・ヴァージョン、instrumental)のリミックス・ヴァージョンが収められている12インチ・シングルのアナログ盤だ。(2003/06/21)
アナログ盤のみ収録されていた「ミルクティー(ナカマ mix)」がベストアルバム「ILLUMINATE」の初回おまけCDに収録された。

AMETORA1998年、Speedstar Records 
第2作目となるフル・アルバムだ(ミニ・アルバムとライブ・アルバムはカウントしていない)。これ以降のコアな演奏と較べると、ポップな感覚が強い。それでも、ジャズやボサノバのエッセンスを取り入れたアダルトな作品が多い。落ち着いた印象があり、刺激は若干少なめだ。彼女の先鋭的な面が好きな方には、少々不満を感じるアルバムかもしれない。(2003/01/29)
・歪んだ太陽/恋人、1998年、Speedstar Records 
アルバム「AMETORA」に収められている「歪んだ太陽」「恋人」のオリジナル・ヴァージョン、インストルメンタル・ヴァージョン計4曲を収めた(珍しい?)10インチ・アナログ盤だ。それにしても「恋人」は名曲だ。叙情的なバラードに胸が揺さぶられる。(2003/03/16)
・数え足りない夜の足音、1998年、Speedstar Records 
アルバム「turbo」に収められている名曲「数え足りない夜の足音」のリミックスが何と豪華7曲(オリジナル・ヴァージョン、echoes of pele dub、echoes of pele instrumental、kawanabe hiroshi mix、kawanabe hiroshi instrumental、green gini mix、green gini instrumental)も収められているアナログ12インチ・シングルだ。個人的に大好きな曲なので、このアルバムは非常に貴重だ。アナログ・プレーヤーを持っているのなら、絶対に買いのアナログ・レコードだ。(2003/01/24)
このシングルの「数え足りない夜の足音」はアルバムとミックスが違っていたが、ベストアルバム「ILLUMINATE」に収録された。
・スカートの砂、1999年、Speedstar Records 
アルバム「turbo」に収められている「スカートの砂」のリミックスが4曲(オリジナル・ヴァージョン、REAL LIFE MIX、ACCAPELLA、BOYS MEET GIRLS MIX)が収録されているアナログ12インチ・シングル盤だ。ジャケットが素晴らしい。これはCDでは絶対に表現できないアナログならではのものだろう。ちょっとぼけているがジャケット全体に写るUAの顔が素適だ。B面の ACCAPELLA、BOYS MEET GIRLS MIX が絶品だ。録音も非常に良い。なお、CDシングルでは「スカートの砂」の「リンゴ追分」がカップリングされてリリースされた。(2003/01/24)
・RINGO、1999年、Speedstar Records 
アルバム「turbo」に収められている「リンゴ追分」「スカートの砂」のリミックス(オリジナル・ヴァージョン、ACCAPELLA、インストルメンタル・ヴァージョン)がそれぞれ3曲、全6曲が収録されているアナログ12インチ・シングル盤だ。美空ひばりが歌っていた「リンゴの追分」はUAのエモーショナルでいながら冷めたヴォーカルにとてもマッチする。UAを代表する曲の1つだろう。ACCAPELLA ヴァージョンも素晴らしい。微かに聴こえる演奏があるが、UAのヴォーカルを堪能できる逸品だ。「スカートの砂」は3曲中2曲(オリジナル・ヴァージョン、ACCAPELLA)は、同名の12インチ・アナログ・シングル盤と重なる。
なお、CDシングルでは、このアナログより4曲(オリジナル・ヴァージョン、インストルメンタル・ヴァージョン)が「スカートの砂」としてリリースされた。(2003/06/21)
・Private Surfer、1999年、Speedstar Records 
アルバム「turbo」に収められている「Private Surfer」が4曲(オリジナル・ヴァージョン、インストルメンタル・ヴァージョン、tuya tuya mix、dub no problem)と、アルバム未収録「Moonbow」が3曲(オリジナル・ヴァージョン、インストルメンタル・ヴァージョン、moana mix)、全7曲を収めた12インチ・アナログ盤だ。彼女には珍しく爽やかな香りのする作品だ。(2003/03/16)
「Private Surfer」のオリジナル・ヴァージョンはアルバム収録曲とミックスが違っていたが、ベストアルバム「ILLUMINATE」に収録された。

turbo1999年、Speedstar Records 
かなりダブ・レゲエ色の強い作品で、彼女の第3作目のオリジナル・アルバムだ。。そして、彼女のクールな世界観を反映した曲も多くあり、バラエティに富んだ内容だ。中盤のけだるくも重厚な曲や、懐メロのダブ・バージョン(リトル・テンポこだま和文が参加)が素晴らしい。個人的には日本における歴史的傑作アルバムに推薦したいくらいだ。底知れぬ才能を持つ彼女は、次にどのようなチャレンジをしていくのだろうか? 全面的にプロデュースした朝本浩文は元ミュート・ビートのメンバーだ。(2003/01/09)
なお、「プライベート・サーファー」は puffy fishy mix、「数え足りない夜の足音」は pele dubwise version 2 で収録されている。
また、「歴史的名盤コーナー(あるいは私の愛聴盤)」でも記載しています。
・閃光、2002年、Speedstar Records
アルバム「泥棒」に収められている「閃光」のシングル盤ヴァージョンとインストルメンタルの2曲を収めた12インチ・アナログ盤だ。アルバムとは違い、エレクトロニカ・アンビエントなアレンジで演奏している。アルバム・ジャケットに映るアンドロイドのようなUAの写真とともに、SF的で耽美的な世界を提供してくれる。それにしてもジャケットのUAがドッキとするほど美しい。B面のインストルメンタル・バージョンも、生楽器主体と思われるアンビエントな演奏が素晴らしい。(2003/10./13)
このシングルの「閃光」はアルバムとミックスが違っていたが、ベストアルバム「ILLUMINATE」に収録された。

泥棒2002年、Speedstar Records 
久しぶりの第4作目のオリジナル・アルバルはとことんコアな作品だ(ここしばらくはAJICOで活躍していた)。メジャー・シーンでありながら、日本で最もコアな作品を発表する UA には尊敬の念を感じざるをえない。ジャズや民族音楽をベースに重くも先鋭的な演奏が繰り広げられる。2曲目の「閃光」ではタブラやメロトロンといった楽器で重々しい演奏が提供され、5曲目の「世界」ではジャズ・テイスト溢れる極上の演奏が楽しめる。ポップさはないので今までのアルバムに比べ聴く人を選ぶと思うが、UA 渾身の作品と言っていいだろう。(2002/01/19)

DOROBON2002年、Speedstar Records 
 アルバム「泥棒」のタイトル曲のリミックス集でオリジナル・バージョンを含めて5曲入りだ。4曲のリミックスは、パスカル・コムラード、岸田今日子、PIRAMI、KUKNACKEが担当している。全体的にはディープなアヴァン・ポップ指向な演奏だ。このディープさが半端でない。奇妙でいながら洗練された演奏にどっぷりと浸れる。奇怪でいながら、とてもお洒落で上品な音楽だ。個人的にはダブのエッセンスがある5曲目が好きだ。
 この作品はCDで手に入れたのだが、アナログ盤もあるのかな? (2003/09/20)
・映画「水の女」サントラ、2002年、Speedstar Records
映画「水の女」のサウンドトラックで、基本は菅野よう子が担当している。UAは「閃光」で2ヴァージョンを唄っている。「Original Acoustic Guitar Version」と「An Abandoned Tape」で、どちらも素晴らしいアレンジと唄で演奏されている。作詞・作曲・編曲の全てをUA自身が行っていて、彼女の意気込みが感じられる。「閃光(An Abandoned Tape)」の、ロック・バラード調のアレンジは特に良い。確かアナログ盤でもリリースされているので、そちらを購入しようか。(2004/08/12) (レンタル)

空の小屋2003年、Speedstar Records 
UAのツアーの模様を収めたCD2枚組で、曲構成はDVDと同じだ。全18曲のうち、最新アルバム「泥棒」より全曲8曲、アルバム「AMETORA」より5曲、アルバム「turbo」より4曲、AJICO時代より1曲となっている。AJICOを含めれば彼女自身で3枚目のライブ・アルバムだ。このあたりに彼女の実力者振りが伺える。かなりコアな内容のステージだが、華やかさもある。彼女のエモーショナルなヴォーカルが存分に堪能できるアルバムだ。さて、ライブ・ツアーを終えたUAだが、次の展開は如何に? とても楽しみだ。(2003/04/29)

ILLUMINATE -- the very best songs2003年、Speedstar Records 
 これぞベスト・アルバムだ。短いサイクルでベスト・アルバムを出しまくる他のミュージシャンと違って、UAは誠実だ。1995年にデビューして以来、シングル盤が14作(注1)、スタジオ・アルバムが4作(「11」、「アメトラ」、「turbo」、「泥棒」)、ライブ・アルバムが2作(「Fine Feathers Make Fine Birds」、「空の小屋」)、デビュー直後のミニ・アルバムが1作(「PETIT」)、リミックス・アルバムが1作(「DOROBON」)を発表してきた。(それに加えAJICOでスタジオ・アルバム1作、ライブ・アルバム1作、シングルを3作を発表している) 
 これらの作品集より、2枚組+1枚のボリュームのベスト・アルバムが作られた。1枚目はシングルより12曲が選曲されている(漏れたのは「COLONY」と「歪んだ太陽」の2曲)。これぞ王道ポップ・エンターテイメントという世界で、本当に良質の曲が並んでいる。UAというとディープな世界を連想するが、それは偏見であることがわかる。永遠に色褪せない名曲が並んでいて、特に「悲しみジョニー」、「情熱」、「雲がちぎれる時」、「数え足りない夜の足音」、「太陽手に月は心の両手に」、「プライベート・サーファー」などは有無を言わせず素晴らしい。
 2枚目のディスクには裏ベストという感じで奥が深い曲が15曲収められている。比較的ゆったりとした曲やバラードが多い。UAのヴォーカリストとしての魅力を存分に味わえる曲構成だ。UAのハスキーヴォイスと静かな曲調が融合した、これぞアダルトな世界に浸れる。このベスト盤を聴くと、他の女性ヴォーカルがとても幼く感じてしまうほどだ。若さ溢れる歌もいいけれど本格派の前では、やっぱりかすんでしまう。現在、日本No1の歌姫の存在感を強く印象付けるベスト・アルバムだ。
 なお、初回盤には3曲入りのレア・トラック(注2)を収めたCDが付いている。
 それにしても、ジャケットのUAの姿が素適だ。私は男性だけれど、女性のUAが実にかっこよく見える。大人の魅力を持った、美しくもキュートなUAに魅入ってしまう。(2003/09/17)

(注1)
 14曲のシングルのうち、「COLONY」と「甘い運命」はスタジオ・アルバム未収録である。また、「情熱」「プライベート・サーファー」「数え足りない夜の足音」「閃光」がスタジオ・アルバムとはリミックス違いである(多分?)。よって、シングルCDを持っていないファンには貴重なベスト盤でもある。ただし、「COLONY」がこのベスト盤に収録されていないので、この曲だけはシングルを手に入れないといけない。
(注2)
 3曲は「情熱(macaron mix)」「リズム(sakuragaoka flava mix)」「ミルクティー(ナカマmix)」と、アナログ盤シングルにしか収録されていなかったトラックだ。これは逆にアナログ盤を持っていないファンにとっては貴重だ。

・Lightning、2004年、Speedstar Records 
 ベスト・アルバム発表後の第一弾のシングルだ。ジャズやアヴァン・ポップを基盤とするもアダルトなヴォーカルを全面に出した演奏だ。タイトル曲のジャージーな演奏が面白い。不穏な響きのホーンセクションが70年代あたりのジャズ系プログレの演奏を感じさせる。孤高の歌姫の高みに行こうとしているUAの最新アルバムが楽しみだ。なお、アナログ盤購を入予している。(2004/03/06) (レンタル)
 12インチ・アナログ盤を入手した。4曲入りで、CD盤の2曲と、それぞれのインストルメンタルで全4曲入りだ。別アレンジのヴァージョンを期待したが、ちょっと残念だ。でも、インストの曲も見事な演奏なので不満はない。まるで高級なジャズを聴いているよう。でかいジャケットも最高だ。(2004/04/03)

うたううあ 〜 NHK ドレミノテレビ2004年、Speedstar Records 
 NHK教育番組「ドレミノテレビ」で唄われていた曲がCD化された。童謡や民謡を斬新でいながら妙なゆるさ・面白さがあった編曲で、子供はもとより全ての世代の人に楽しめる音楽となった。リトル・クリーチャーズの鈴木正人、青柳拓次、バッファロー・ドーターの大野由美子、Dry & Heavy内田直之という一級のミュージシャン達が参加した。そして、UAのエモショーナルなヴォーカルが上手くマッチした極上の世界を提供してくれた。ダブとか取り入れていて、これ子供が理解できるの? というくらいの、ポップかつシュールな演奏が最高だった。
 「マーチングマーチ」「ひらいたひらいた」「グリーングリーン」「ドレミミズンド」「月の砂漠」「森のこびと」「シャローム」が絶品だった。こういう企画(童謡・民謡と現代ポップとの融合)、これからもやって欲しい。(2004/03/12)
 なお、番組レビューは下にあります。

SUN2004年、Speedstar Records 
 これまたディープな作品をリリースした。1曲目はまるでフリー・ジャズのような感じでUAが自由奔放に唄っている。童謡のような素朴な旋律の唄があると思えば、アコースティックなエレクトロニカ(変な表現? でも4曲目はそんな感じ)、さらに詩のない呪術的な唄、まるでガムランのような曲まである。最後は、ガムランとアラブ風の演奏をバックに自然回帰したようなシャーマンになってしまった。内容の濃さに脱帽するも、もう少しポップさがあればとも思ってしまう。(2004/03/23)
・踊る鳥と金の雨、2004年、Speedstar Records 
アルバム「SUN」からのシングル・カットされたCDだ。同曲のビデオクリップと「NAIMA」というシュールな映像(UAのアカペラ入り)が収録されたDVDと合わせて2枚組みだ。鳥の鳴き声が入っているなど、ちょっぴりヒーリング色を付けてアレンジしている。これはアナログ盤はないのかな? (2004/05/28)

la2004年、Speedstar Records 
UAの今年のツアーの模様を収めたライブ・アルバムだ。最新のスタジオ・オリジナル・アルバム「SUN」で表現した JAZZ の要素が強いライブだ。DCPRG菊池成孔リトル・クリーチャーズの鈴木正人がバックのメンバーとして参加している。「SUN」からの曲が3曲と少な目で、その他、アルバム「11」から「情熱」「雲がちぎれる時」「バラ色」や、アルバム「泥棒」より「ドア」などが選曲されている。そして何と言ってもAJICO時代の「波動」が最高だ。UAのライブは定評があるが、このアルバムは最高峰と言っていい程の高水準を誇る。このハイセンスながらも熱いライブを多くの人に聴いてもらいたい。なお、このライブ映像を NHK-BS で観たが素晴らしかった。関連作品を紹介しているのチェックしてくだい。(2004/10/22)

Breathe2005年、Speedstar Records 
 約1年ぶりの新作がリリースされた。本作はエレクトロニカ風であり無垢な内容だ。唄はフリーキーで演奏はミニマル的で、どこか童謡のような感じもする。これはUA流メルヘンの世界か? 「ドレミノテレビ」のアダルト盤とも受け取れる。そして自由奔放な音楽ということでは、前作の「Sun」と合い通じるものがある。前作はジャズ・民族音楽で表現したが、今回はミニマルでメルヘンチックなアプローチだ。官能的なUAのヴォイスも素晴らしいが、どこかささやくような夢心地なヴォイスもいいではないか。7曲目の「兵隊蟻みたい」は、ちょっと官能度が強く極上の出来栄え。ラスト8曲目も素晴らしく、アルバムの後半は極上の音世界が展開する。
 それにしてもUAの音楽遍歴に驚く。本当に驚異的だ。R&B的ダンス・ミュージックからアコースティック、ダブ、ロック、ジャズ、民族音楽、エレクトロニカ、ミニマル、童謡とあらゆる音楽表現(ジャンル)の中を自由に泳いでいる。こんなに表現の幅の広いミュージシャンは世界でも稀であろう。今度は何をやるのだろうか? こうしてUAの音楽を聴き続けることで、あらゆるジャンルの音楽を楽しむことができる。(2005/03/29)
Nephews2005年、Speedstar Records
他のミュージシャンのアルバムに参加した曲で構成されているアルバムだ。Yoshihiro Hannno、Towa Tei、Hiroshi Fujiwara、こたま和文Little CreaturesMondo Grosso、Mai Fujinoya、Naruyoshi Kikuchi、栗コーダーカルテット、Alaya Vijanaとの協演と映画「空中庭園」のテーマ曲、全12曲入りだ。やっぱ寄せ集めなので曲の質はいいとは言えないが、不思議と統一感はある。チル系の曲が多くてまったりな感じだが、唯一のダンスナンバーである Mondo Grosso との曲が好きだ。(2005/10/27)

cure jazz2006年、Speedstar Records 
菊池成孔とのコンビで送るジャズ・アルバムだ。全12曲中6曲がスタンダード・ジャズ曲で、他の6曲は菊池成孔の作曲だ。菊池成孔作曲の演奏も、ソロのような奇抜さはなく、全体的には正統派ジャズとの雰囲気が強い。官能的なUAのヴォーカルが素晴しい。個人的には、もっと前衛色を出したほうが嬉しかったが、それでもUAのアダルトなパフォーマンスが楽しめる。さて、次はどんなジャンルに挑戦してくれるのか? とても楽しみだ。(2006/08/06)
・黄金の緑/Love Scene、2007年、Speedstar Records 
久しぶりのシングルで全4曲(1曲はタイトル曲の英語版)入りだ。タイトル曲の「黄金の緑」は素晴しい出来だ。エレクトロニカ、ロック、ダブなどを隠し味にしながらも、純粋なポップ・バラードとして表現している。今までの色々な活動を昇華させた演奏だ。2曲目、3曲目は日本民謡をベースとした演奏だ。次の新アルバムがとても楽しみだ。(2007/05/03)

Golden Green2007年、Speedstar Records 
10曲入りのアルバムで、シングルから2曲入っているので新曲は8曲だ。いままでのアヴァンギャルドの活動を総括したようなアルバムだ。実験的なサウンドは控え目で、素朴で親しみやすいメロディを前面に出している。それでもアレンジなどは充分に凝っている。アルバム前半はやや面白みが少ないが、後半は素晴しい。後半の出来が全体に占めたならば傑作アルバムになっただけに惜しい。それでも、彼女の作品はいつでも楽しみだ。今度はどんな活動をしてくれるのだろう。(2007/06/23)
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・UA AMETORA '98、1998年DVD、Victor Entertainment 

今までビデオでのみリリースされていたライブ映像がDVD化された。アルバム「アメトラ」が中心だが「情熱」や「雲がちぎれる時」「水色」も演奏している。全体的に「アメトラ」の雰囲気を再現していて、リラックスした中にも高級なステージが提供されている。(2004/10/10)
・空の小屋、2003年DVD、Victor Entertainment 
2003年のツアーを収めたDVDだ。UAのヴォーカルに、ギター、ベース、ヴァイオリン、チェロ、キーボード、ドラムス、パーカッションという構成で、それぞれ腕達者なミュージシャンが揃った。美術セットを含めて芸術性の高いライブ・パフォーマンスだ。最新作「泥棒」からの曲が中心だが、過去の曲もふんだんに含まれれていて、アンコールを含めて全18曲という豪華な内容だ。あ〜、何故観に行かなかったんおだろうという後悔を起こすほどの素晴らしいステージだ。UAが提供する作品に駄作はない。さて、今度はどんなUAの顔を魅せてくれるのだろう? ほんとうに楽しみだ。(2003/04/27)
・ILLUMINATE、2003年DVD、Victor Entertainment 
 UAはこれまでにシングルを14曲を発表しているが、シングル第2作目の「COLONY」以外の13曲全てと、リミックス・アルバム「DOROBON」より「泥棒」が追加され、しめて全14曲のビデオ・クリップが収められた豪華なDVDだ。ベストCDも同じだが、充分に納得できるヴォリュームでベストをリリースするUAの誠実が素晴らしいと思う。
 デビュー直後の2曲「HORIZON」「太陽手に月は心の両手に」は、UAの特異性を狙ったのか、ビジュアル的にどきつい化粧だ。でも、3曲目からの「情熱」「リズム」「甘い運命」は等身大のUAの姿が見れる。長い黒髪がやっぱりUAに似合っている。それにしても、歌っている時の表情や、何気ないしぐさが印象に残る。後に映画「水の女」で役者としての実力を魅せたが、UAは最初からアーティスト(表現者)だった。5曲目以降はビデオ・クリップとしての質が格段に上がり、1つの芸術作品と言っても過言ではない作品が多い。
 でも、思い出してみると今までUAのビデオ・クリップを見た記憶がないぞ。いつ、どこで放映していたんだ。まあ逆に考えれば、新鮮な刺激を魅せられたいうことでもある。今度はテレビ画面ではなく、ステージでUAを見たい。(2003/09/17)
・KODAMA (ECHO) FROM DUB STATION : 1982-2002
こだま和文の紹介ページで記載。
・Mondo Grosso feat. UA : 光 
・Mondo Grosso 「Henshin」
Mondo Grossoの紹介ページで記載。
・アラヤヴィジャナ
アラヤヴィジャナで紹介。
菊池成孔 : シャンソン・エクストレット・デギュスタシオン・ア・ジャズ
菊池成孔で紹介。
井上陽水:Yosui Tribute
井上陽水で紹介しているが、「傘がない」を唄っている。これが最高!
映画 「水の女」 (監督:杉森秀則、2002年)
映画初主演の作品だ。カリスマ俳優・浅野忠信と、まっこうから演技に応じる。立ち振る舞いに独特のリズムがあり、女優としての可能性を感じさせる。

映画 「沙羅双樹」 (監督:河瀬直美 、2003年)
子供の頃、兄の失踪を経験した男子高校生と、親が母の兄の子供だったことを知った女子高校生を中心に、歴史を感じさせる奈良の田舎町の日常と、非日常の祭りを交えて淡々としながらも詩情豊かに描く。UAはエンディングで寂しそうなスキャットを披露した。(2004/06/19)

・ドレミノテレビ、2003年4月-2004年3月、NHK教育テレビ 
 小学生低学年をターゲットにした歌番組にUAが”陽気な歌のお姉さん・ううあ”としてレギュラー出演する。UA自身も同じ年頃の子供の母親なので出演にOKを出したのだろう。さて、第一回目を観たが、これがぶっ飛びの内容だ。サイケで、ポップで、シュールな内容に愕然、そして、とっても楽しめた。UAは赤い鳥の衣装(かなり変てこ)で、エキゾチックながらも奇妙で面白いダンスを取り入れながら童謡を歌っている。この番組は本当に子供向けなの? 大人でも充分に楽しめるぞ。この番組のDVD化を強く希望する。
 さて、UAが奇妙でいながら面白いダンスを披露していると書いたが、番組最後のクレジットを見てビックリ、なんと珍しいキノコ舞踏団が振り付けを担当しているではないか。UAと珍しいキノコ舞踏団のコラボが観れるなんて、ますます子供に独占させるわけにはいかない。
 それにしても、今の子供は幸せだ。こんな番組が観れるなんて。この番組に影響を受けて、UA並みのアーティストが生まれることを望む。(2003/04/09)

 この番組がディープに暴走している。今日はシタールをバックにした童謡と、「ドレミミズンド」という”ラモス〜、や、ラモス〜”という怪獣ラモスのテーマみたいな感じの音頭を、UAと子供たちがゲゲの鬼太郎音頭みたいに踊っていた。この番組、面白すぎる。(2003/07/07)

 9月の唄「グリーングリーン」が素晴らしい。70年代風の青春ポップという感じだ。是非、CDとして発売して欲しいくらいの素適な曲だ。編曲がバッファロー・ドーターの大野由美子だ。Little Creatures の青柳拓次も全面的に参加しているし、童謡をテーマに日本の実力派のミュージシャンによる実験音楽番組になっている。ちょっと前に唄っていた童謡「ひらいたひらいた」のUAによる多重録音によるアカペラのような独唱は、独創的でとってもコアなアプローチだった。「マーチングマーチ」も、哀愁感とコミカルなブレンドが素晴らしいアレンジだった。
 それにしても、ううあ(UA)の”おはようさん、ううあだよ”という奇妙なテンションの挨拶が癖になりそう。一瞬、目が点になり引き気味になりながらも、心の中で思わず”おはようさん”とUAに挨拶してしまう。奇妙でコミカルな役で映画に出演してくると、私のツボにはまりそうだが、どうなんだろう。(2003/10/08)

 ダブ・ミュージックが、ついに出ました。ダブ・テイスト溢れる「月の砂漠」が、ついにUAの唄で披露された。骨太なベースの音とエフェクトされるパーカッションがいい気持ちだ。演奏がチンドン屋みたいな感じで、なんか笑えた。UAの唄も、アングラ的な昭和歌謡風でいかしていた。それにしても、ここまでディープになると、子供は理解できるのだろうか? (2003/10/15)

 今日もヘンテコだった。アフロ・リズムで唄われる「もりのこびと」が奇妙だ。それにしても、子供達もこんなリズムでよく歌えるな。真っ赤な映像がサイケな「まっかなあき」も聴き応えがある。そして、じいさんがノコギリで音楽を演奏しているのも笑える。
 ところで、とぼけたUA(ううあ)の演技は、なぜか市川実日子さんを連想してしまう。ちょっと投げやりな風情と、とぼけた妙なテンションが実日子さんに似ている。これは2人のファンである私の妄想か? (2003/10/27)

 ついにDJ(何と大友良英)が登場した。アナログ・レコードによるスクラッチを披露していた。そのうち、小学生のDJが出現するかもしれない。(2003/12/11)

 ジャズ(しかもアヴァンっぽい)にのせて「てのひらをたいように」を唄っていた。のびやかな声が素晴らしい。3月3日には、ついにCDが発売になる。とっても楽しみだ。

 ついに番組が終了してしまった。UAのひょうきんな面が見れて、とても楽しかった。そして、凝りに凝った編曲とUAの唄が素晴らしかった。UAの唄うシーンはDVDに焼いたもんね。これは家宝物でしょう。CDのレビューは上で。(2004/03/12)

 2004/07/19 に番組の再放送があった。一応、チェックをしたが、本放送では放映されなかった「いっしゅうかん(ロシア民謡)」「やしのみ」があった。特に「いっしゅうかん」のクラブサウンドを基調とした演奏は素晴らしかった。(2004/07/19)


・UA Live 2004、NHK BS2 
 2004年9月4日、日比谷野外音楽堂で行われたUAのライブ・パフォーマンスをTVで観賞した。実際に観たかったのだけれど他の用があって観れなかったライブだ。TVながらそのライブを堪能した。強い雨が降りしきる中のライブは幻想的な雰囲気を醸し出し、その中で、もう圧倒的とも言えるライブが展開されていた。バックの演奏はジャズ色が非常に強い。そしてUAは奔放と言えるほど、自由に唄っていた。擬音を交えたヴォイスが神懸り的だ。時に即興的にメロディを唄っていて、まさに日本最高の歌姫の姿を魅せた。AJICO 時代の「波動」なんかは、もう悶絶するくらい素晴らしかった。こんなライブを一度は観てみたい!!
 そうそう、このツアーの模様を収録されたライブ・アルバムがリリースされると聞いている。もう非常に楽しみだ。(アルバム「la」としてリリースされた。)
 それにしても擬音を交えた自由奔放なヴォイスはチェコのイヴァ・ビトヴァ(Iva Bittova)を連想する。このUAのパフォーマンスが好みなら、是非イヴァ・ビトヴァを聴いて欲しい。ジャズ色強いアルバム「Iva Bittova Cikori」あたりが最適だと思う。バックの演奏はジャズ的だが、洗練されていて、ワールド・ミュージック系のエッセンスが感じられる。澄み切ったジャズということでヨーロッパのジャズ・レーベルECM系のアーティストを連想した。また、日本のインディーズのグループだけれど、J's Bee が似たような音楽を演奏しているので、機会があったなら聴いてみてください。(2004/10/08)
関連ミュージシャン
 日本のミュージシャンの中で UA は1、2位を争うほど好きです。中音のヴォーカルに、なんか色気・貫禄を感じます。中音系女性ヴォーカリストなら、新進の若手で Viki, Salyu荘野ジュリあたりが思い浮かぶ。まだ経験が浅いので今後はどうなるかわかりませんが、UA 大ファンの私としては気になる若手ミュージシャンです。
 色気・貫禄なら、レゲエ系で Syster Kaya, カルカヤマコトChicaあたりが素晴らしいですね。迫力がありながらディープなヴォーカルを楽しめます。もちろん、Ego-Wrappin' の中納良恵や大御所カルメン・マキを忘れてはいけませんかね。
 マニアックになりますけれど、J's Bee のアルバム「Anemone」で UA 似のヴォーカルを聴くことが出来ます。奔放なヴォーカルという面を考えれば、チェコの才女イヴァ・ビトヴァがお勧めです。

ヴァーミリオン・サンズ [Vermilion Sands] 


Reverb Overdub2007年、Avax Entertainment Inc. 
大阪のアングラ・シーンで活動するバンドで、その演奏はハードコア・ダブと呼ばれる危険なものだ。ダブといえば、ミュート・ビートから始まり DRY & HEAVYオーディオ・アクティブCultivator犬式(旧Dogggy Style)と、日本ではレベルの高いバンドを生み出してきた。ここに凶悪とも言えるバンドが現れた。どす黒い演奏は時に激しく、虚無感漂うスロー・パートとの対比が鮮やかだ。過激な詩もおぞましい。ドイツの Can のような斬新さもある。この強烈な存在感は凄い。今後が注目だ。(2007/03/04)

ヴィンセント・アトミクス [Vincent Atmicus] 


Vincent T2002年、Body Electric Records 
このアルバムは凄い。ジャズ、ロック、プログレ、サイケ、世界の民族音楽が渾然一体となった、とてもアヴァンギャルドな演奏だ。マイルス・デイヴィスの「ビッチェズ・ブルー」あたりの混沌としたエネルギーを感じる。ジャズ・ロックで、このようなプログレッシブなグループが日本にいるなんて驚き、そして嬉しい。(2002/11/28)

宇頭巻 [Uzumaki]

Candysmoke And Distball2002年、Victor Entertainment
ラウド系ミクスチャーのトップ・グループのセカンド・アルバムだ。攻撃的なヒップホップ・スタイルに、パワフルなロックの組み合わせは現在のロック・シーンのメイン・スタイルだが、このグループはスケールの大きさに関しては圧倒的だ。個人的にはRIZEHYのような、爽やか系が好きだが、このような圧倒的なパワーも認める。ロックのダイナミズムを感じる好アルバムだ。(2002/05/02) @



宇多田ヒカル [Utada Hikaru]

DEEP RIVER2002年、東芝EMI
 どうもマイナー指向なので2004年になるまで彼女の曲をまともに聴いてこなかった。もはや国民的歌手と言っていい彼女のサード・アルバムを正月休みを利用して聴いてみた。R&Bの女王という呼ばれ方の彼女だが、予想に反してクラブ系サウンドをちりばめた高度な楽曲が並ぶ。明るい曲が多いと予想していたのだが、結構陰鬱というか題名通りのディープな曲が多い。ただし、メロディ・ラインは王道Jポップを踏襲していて、聴き易い。ぱっと聴いた限りでは、大メジャーなアーティストでいながら高度なサウンドの演奏を提供する時代の最先端を醸し出す内容だ。
 でも、奥深さという点では物足りない。海外のアーティストと比較するのは酷だが、マドンナの最新アルバム「American Life」のような徹底さがない(エンターテイメントに徹したハッタリともいえる高度な演奏という意味です)。詩に関しては幼さを感じる。これは彼女よりずっと年上の男性から感じる世代間(あるいは性別の)ギャップが当然あると思うが、それでも陳腐な表現(きつい言葉でごめんなさい)が多いと思う。これまでの歌謡曲やJポップの焼き直しのような表現だと思う。Cocco が好きな私としては、表面をなぞったような安易な表現に疑問を感じるし、正直物足りない。ヴォーカルも、まだまだ頼りないというか、線が細いと思う。UA なみの凄みを表現できる唄い方をマスターするべきだ。アルバムだが、パターン的に似たような曲が多く感じるし、いいなと思った曲は M-2, M-12 くらいかな。
 ただ、彼女は(結婚をしていても)まだ20歳そこそこの女性だ。過大な要求は慎んだほうがよい。それに、このページは大物アーティストに厳しく、新人やマイナーのアーティストに優しいページなので、上記の厳しい感想は、ファンの方はどうぞ、ご容赦をお願いします(そもそも大物でも中身のないアーティストは論評もしませんので、、、)。事実、大物アーティストの中では、彼女に1番の魅力を感じるのも確かだ。おそらく5年後、10年後には名実共に凄いアーティストになる可能性があると思う。今後の活動を見守りたい。(2004/01/04) (レンタル)
Single Collection Vol. 12004年、東芝EMI
1998年からのシングルを15曲収めたベスト盤だ。やはり最初のほうの曲は幼いというか可愛い感じがする。前にも言ったが、彼女の曲にはR&B的要素はほとんど感じない。クラブ・ミュージックやヒップホップのエッセンスが若干強いが典型的なJポップだ。だからこそ、広範囲な支持があるのだろう。的確なメロディ・ラインが印象的だ。ただ、個人的には、なぜかのれない。(2004/04/17) (レンタル)
Exodus2004年、東芝EMI
 アメリカ進出を目指し全曲を英語で歌った意欲作だが、ご存知のように大コケしたアルバムだ。日本ではヒットしたが、アメリカでは無残な結果になってしまった。セクシー大国アメリカで正統派として売り出したことが失敗かな? 歌唱力の実力に加えて、セミ・ヌードもどきのきわどいビジュアルで迫るスターに較べると、やっぱ彼女はかなわない。売り出し方が間違っていたと思う。(結果がわかっていながら、こういうことを言うのは誠に申し訳ないが、、、)
 アルバム内容だが、いろいろな趣向を取り入れているが、ちょっとパワー不足な感じだ。最先端のエレクトロニクス・ポップだが、どうも中途半端な感じだ。マドンナの「American Life」に較べると、開き直りの徹底さが足りない。ちょっとシビアに書いてしまったが事実なのでしょうがない。(2005/09/17) (レンタル)

内田直之 [Uchida Naoyuki]

日本を代表するダブ・エンジニアで、手掛けるミュージシャンは数多い。
Dry & Heavy, Little Tempo, カルカヤマコト, Ego-Wrappin', キセル, GROUP, Flying Rhythms, 藤田陽子, Marcos Suzano

UMA UMA [ウマウマ]

UMA UMA2001年、P-VINE Records
森俊二(ナチュラルカラミティ)、Tamio(元SUNSON'S)、Mai(現MAGNOLIA)のトリオによるファースト・アルバムだ。ギターを中心にするエレクトロニカ、アンビエントの演奏だ。クールでいながら浮遊感のある曲が続く。(2005/11/20)

A.R.B.(アレキサンダー・ラグタイム・バンド) [エー・アール・ビー] 

日本を代表する本格派ロック・バンド! ハングリーな若者や表舞台に立てないブルーワーカー(労働者)の心を代弁したパンク魂を持つバンドである。2004年の現在も活躍する男気のあるバンドだ。

1982年、Invitaition

彼等の4作目でバンドとしても完成されはじめた頃のアルバムだ。いままではちょっと稚拙な感じのする演奏が多かったが、このアルバムあたりから演奏内容も充実してきた。(2000/04/22)

トラブル中毒1983年、Invitation 
彼等の最高傑作に異論はないだろう。全ての曲がすばらしくアルバム全体を一気に聴けてしまう。ストレートなロック、ファンキー調の曲、バラードと曲も多彩である。名曲「ファクトリー」やストレート・ナンバー「Give Me A Chance」等どれも素晴らしい。(2000/04/22)

Yellow Blood1984年、Invitation
よりタイトになったアルバムだ。「Holiday」や「Tokyo Prison」等、インパクトのある曲が揃う。(2000/05/07)

砂丘 1945年1985年、Invitation
ストレートなロック・ナンバーが揃うこのアルバムも彼等の代表作と言っていいだろう。日本において本格的なロックでここまで聴かせるグループは A.R.B 以外にはあまりない。(2000/05/07)

KAZA-BANA2003年、M&I Company LTD 
結成してから25年目となる彼等の最新アルバムだ。昔から変わらぬロック魂に私は泣いた。タイトル曲のストレートなロック・ナンバーからバラードまで、彼等の演奏は変わっていない。そして、男の苦み、悲しみを知り尽くし、それでも未来への希望を求めて行く姿が素晴らしい。また、世界に渦巻く戦争の汚さに No と叫ぶ精神も失っていない。こじんまりした内輪的なロック・バンドはARBを見習え! 本物のロック・バンドであるARBには今後も活躍して欲しい。(2004/02/07)

HY [エイチワイ] 


ディパーチャー2001年、CLIMAX Entertainment Inc. 
またまた、沖縄から注目のバンドが現われた。ハードロックをバックにしたラップと、女性ヴォーカルをフィーチャしたバラードという(究極の?)ミクスチャー・バンドだ。ストレートなハードロック調の曲も、女性Vo主体の曲も、非常に爽やかで初々しい。平均年齢18歳の彼等から提供されるこのアルバムはピュアで説得力ある演奏だ。モンゴル800 と同様に、自分というものを客観的に見つめ、その上で自分達の出来ることを素直な気持ちで歌っている。アルバム・ジャケットに写る彼等の顔や表情が実に素敵だ。愛すべきグループが沖縄からまた1つ誕生した。(2002/02/23)

Street Story2003年、CLIMAX Entertainment Inc. 
沖縄出身の若手人気バンドHYの新作である、初のフル・アルバムがリリースされた。平均年齢が19歳という彼等だが、若さ溢れる初々しさ・爽やかさと、若さに似合わない本格的な演奏を聴かせる。清らかなハードロックは益々磨きがかかり、ラップの激しさや、美しいバラードが絡む。とってもポップなアルバムだが、堂々と本格的なアルバムなのが立派だし、正直驚いている。日本の王道ロック・ポップ・シーンを牽引していく重要なバンドに成長していくに違いない。今後がとても楽しみなバンドだ。期待は大 !!! (2003/04/16)
Trunk2004年、東屋慶名建設
一気に青春ポップ路線に転換したアルバムだ。若者らしいし純粋さや素直さは、私のような年の人間からみれば、確かに青臭いところがあるけれど、それでも真面目な気持ちを唄っているのは気持ちよい。本当に純情で真面目な演奏だ。個人的には、彼等のスケールの大きいハードロックが好きだったので残念だけれど、このポップ路線もいいのではなかろうか。前向きな気持ちを醸し出す、若者らしい青春ポップ・アルバムだ。(2004/07/31) (レンタル)

Confidence2006年、東屋慶名建設 
4作目のアルバムがリリースされた。デビュー時のハード・ミクスチャーな演奏は影を潜め、前作同様のポップ・ロックが前面に出てきた。前作は中途半端な感じだったが今回は力作だ。キーボード類を多様し、時にはストリングスも使用している。若者の気持ちを素直に歌い上げた上出来のポップ・アルバムだと思う。とにかく純なメロディと詩を聴かせてくれるバンドだ。(2006/05/13) (レンタル)
・Street Story、DVD
若手No.1バンドの地位を確立した彼等のDVDだ。それにしても 2000 円とは手ごろな値段だ。この値段設定に彼等の良心を感じる。このDVDを観て感じることは、若いっていうことは、いいもんだ、ということだ。HYはもちろん、ライブ会場の若いリスナーを含めて、若さ爆発の映像だ。そして、本当に爽やかでいて楽しそうだ。正直、彼等よりはるかに年上の私だが、思わずいいなと感じてしまう。「Street Story」では、まさに沖縄でのストリート・ライブの映像だが、若者はもちろん、おじさんおばさん子供、外国人を含めて楽しそうなライブだ。手の振り方が、やっぱり沖縄風だ。実力・人気を兼ね備えている彼等は無限の可能性を秘めている。(2003/12/18)
・関連アーティスト
ハードロックにラップという組み合わせなら RIZE と通じるものを感じる。ピュアで前向きな詩に共感するならモンゴル800 がいる(でも、皆知っているか)。若さ溢れるティーンのバンドならオレンジ・レンジがいいかも知れない。(2002/05/18)
沖縄は宮古島出身のガルフが素晴らしいよ。タイプは違うけれど、力強さと爽やかさがHYと共通している。是非、聴いて下さい。(2003/09/19)

Amy-N-Ryoo [エイミーアンドリョウ]

井上青山/HONEY2004年、R and C Ltd.
 ジャケットからしてイケイケ・ネーチャン・ヒップホップ・ユニットなんだけれど、確かにイケイケの曲もあるのも事実だけれど、結構美しい曲もある。ヒップホップやレゲエを中心にしたダンスナンバーが中心だが、バラードやロックナンバーもある。見た目、キワモノ的(失礼!)というか、エッチな展開というのは売り方としては仕方ないのかもしれないが、なんかもったない。コーラスワークなんか、とてもいいと思うんで、正統派的な面も強調してもよさそう。この辺の女性ヒップホップというかクラブ系サウンドは、あまり聴かないので、他との比較は出来ないのだが、CDの中の音だけを聴く限り、なかなかの実力派だと思う。素直に聴くと、いい曲が多い。
 それにしても「コンドーム弐」には赤面! 世の中の若き男性諸君、彼女達の忠告には素直に従いましょう。(2004/10/11) (レンタル)

Ego-Wrappin' [エゴ・ラッピン] 


ブルーススピーカー1998年、RD RECORDS
彼等の発音源となるアルバムで全11曲入りだ。V, G, B, Ds の4人編成のバンドによる演奏が主体だが、サポート・メンバーも多彩だ。そして、曲のバラエティさも多彩だ。アシッド感覚溢れるフォーク・ロックもあればブルース、ヘヴィーミクスチャーまでもあるし、もすごく楽しめる。全体的にはアシッド感覚やサイケ感覚溢れるロック調の演奏が多く、最近の歌謡ジャズのイメージがある彼等とは趣向が違う。というより最新アルバム「merry merry」のようなジャンルレスな、いや、全てのジャンルをごちゃまぜにした音楽性がある。このアルバムは好きだな。一粒で2度おいしい、というようなアルバムだ。(2004/09/20) (レンタル)

His Choice of Shoes Is Ill !1999年、MIRROR BALL-IMS 
5曲入りのミニ・アルバムで、前作は4人組だったが、この作品から2人組となった。全体的には静かで落ち着いたアルバムだ。アンビエントな曲やボサノバ風の曲、ちょっと力強いジャズ、フォーク、壮大なバラードと聴き応えがある。特に4曲目とラストの曲は感動物で、しっとりとしたヴォーカルが胸に染みる名曲だ。5曲のみのアルバムだけれど、どの曲も素晴らしい傑作アルバムだ。個人的には1番好きなアルバムだ。(2004/09/20) (レンタル)

Swing For Joy1999年、MIRROR BALL-IMS 
ジャズやスカの影響が強くなってきた。それでも、フォークやエレクトロニカなど、ミニマルな曲もあり、前作と傾向は似ている。そして、これも前作と同じだがバラードが素晴らしい。4曲目のポスト・ロック風のバラードに泣ける。このアルバムも素晴らしい。(2004/09/20) (レンタル)

色彩のブルース2000年、MIRROR BALL-IMS 
インディーズ時代の4作目のミニ・アルバムで、全5曲入りだ。何というか雑多でいながら良質なポップだ。昭和歌謡風ジャズが基本だけれど、ボサノバやクラブ音楽、ロックなど、いろいろなジャンルが入っている。そして、何と言っても中納良恵の色気のあるヴォーカルが素晴らしい。今まで、昭和歌謡ジャズというくくりで聴かず嫌いだったことを反省している。このミニ・アルバムは好盤だ。特に4曲目が素晴らしい。ジャズ、ロック、ブルースをミックスしたような良質のナンバーだ。(2004/09/19) (レンタル)
満ち汐のロマンス2001年、ユニバーサルJ
いわゆる Ego-Wrappin' 節が確立されたアルバムだ。これはメジャー移籍後のファースト・アルバムにあたる。まさに大人の味がするムーディーでいながら力強い音楽だ。こういうタイプの曲だと、なおさらヴォーカルの色気が目立つ。ただ、個人的な趣向で、昭和歌謡風というのは、どうも苦手だ。最新アルバム「merry merry」やインディーズ時代の曲の方が好きだな。でも、もちろん、このアルバムや「Night Food」も確かに素晴らしい。なお、Dry & Heavy内田直之がアレンジに参加している。3曲目は、何となくバルカン風?(エミール・クストリッツァ監督率いる No Smoking Orchestra みたいだ)(2004/09/20) (レンタル)
Night Food2002年、ユニバーサルJ
メジャー移籍後のセカンド・アルバムだ。2曲目の「くちばしにチェリー」はTVドラマ「私立探偵濱マイク」(中島美嘉UA市川美和子らが出演)に採用されて、お馴染みの曲だ。全体的には昭和歌謡ジャズ・テイストが強い演奏だが、中にはアンビエントというかエレクトロニカ風のミニマルな曲もある。全体的には、あまり面白いという感じがしないアルバムだ。その中では異色の曲でもある4曲目と7曲目が、けだるい感じで良い。(2004/09/19) (レンタル)

merry merry2004年、ユニバーサルJ 
 今までの路線を転換して、アヴァン・ポップ風の内容だ。今まで聴かず嫌いな彼等のアルバムだが、試聴して即買いだった。とにかく、ポップでキュートな演奏だ。ポップ、エレクトロニカ、ポスト・ロック、ダブといったジャンルを上手く昇華して高級な演奏で提供している。もう、最高だ。そして、中納良恵も押さえ気味のヴォーカルながらも相変わらずの官能的な声を披露している。今年のベスト級のアルバムだ。
 なお、このキュートなポップ感覚は、同じ関西を拠点とするニルギリスを連想する。今まで Ego-Wrappin' ファンで、このアルバムも気に入っているのなら是非聴いてみてください。そして、今回のアルバムはUAとも通じるものがあるね。私は、ちょっとハスキーな色気のあるヴォーカルが好きだ。(2004/09/19)

On The Rocks!2006年、ユニバーサルJ 
 2年振りとなるアルバムがリリースされた。結成10周年と合わせて、彼等の集大成的なアルバムとなった。とにかく雑食性が強い。昭和歌謡ジャズ、ポスト・ロック、音響派、ジャズ・ロックと何でも有りますという状態だ。散漫過ぎな感じもするが1回聴いたたげでは評価できない奥深さ、スケールの大きさがある。ヴォーカルの色気も増し、日本の至宝的存在となってきた。(2006/06/04) (レンタル)
Best Wrappin' 1996-2008、2008年、ToysFactory
2枚組みのベスト・アルバムで全23曲というヴォリュームだ。1枚目が「ヤルキ盤」、2枚目が「セツナ盤」となっていて、それぞれ特色ある内容だ。1枚目のほうが充実しているかな? 良質の演奏が楽しめるベスト盤だ。(2008/11/22) (レンタル)

エスカーゴ [Esukago]

2002年、King Records
男性デュオのグループで、2人による弾語りと、バンドによる演奏が半々という構成だ。スピード感があり硬質でキャッチーなメロディ感覚がある。フォーク系はあまり聴かないが、このグループは気に入っている。(2002/03/10)



ETAERNAL B [エターナル・ビー]

EMERGENCY2002年、Warner Indies Network
ハードコアにデスメタルなヘヴィーさを合わせた演奏を提供するバンドで、これはセカンド・アルバムになる。とにかく大音量で迫るハードコアだ。非常に重いのだけれど、不思議と全曲を一気に聴けてしまう。(2002/07/17)

N.S.P.(ニュー・サディスティック・ピンク) [エヌ・エス・ピー] 

N.S.P Best Album 青春のかけら達
N.S.P のベスト盤である。何とも切ないメロディと恥ずかしいくらいのうぶな詩で一定の人気を博したフォーク・トリオである。ティーンエイジャーの時はよく聴いたものだ。しかし、時代は変わった。今の若者はこの曲を聴いてどう思うのだろう?(2000/05/07)
N.S.P ライブ 僕等はごきげん
彼等のライブ実況盤である。昔はこんな平和な時代だった。(2000/05/07)

erico [エリコ]

erico2004年、King Records
今年デビューした、ヘヴィーロック系女性ヴォーカリストのファースト・アルバムだ。12曲入りで1曲目がデビュー・シングルだ。デビュー・シングルはヘヴィー・ミクスチャーという感じだったが、アルバムはバラエティに富んでいる。ロック・バラードやポップ調まで、幅広い曲が提供されている。唄いっぷりもなかなかだし、迫力ある女性ヴォーカリストは日本では少ないので頑張って欲しい。ダーク系の女性ヴォーカリストは結構いるが、ヘヴィーな本格派というポジションは、あまりいないと思うので、活躍が期待できる。(まあ、Evanescence あたりを意識しているみたいだが、物真似という訳ではない。)(2004/06/06) (レンタル)

Electroacoustic Jazz Quartet [エレクトロアコースティック・ジャズ・カルテット]


Game Theory2005年、CODE Inc. 
ヤマミチ・アキラが率いるジャズ・グループだが、ポスト・ロックやクラブ・ジャズ、エレクトロニカなどを交えた刺激的な演奏だ。アルバムの前半はノリのいいジャズ・ロックだが後半はエレクトロニカやノイズの影響が強い演奏になる。なかなかの力作だ。(2005/12/23)

envy [エンヴィ] 

all the footprints you've ever left and the fear expecting ahead2001年、Hig Fact
ダークなヘヴィー・ハードコアだ。エモーショナルな激情・絶叫ヴォーカルと、暗く醒めているようなハードコアの演奏が、ぞっとするような冷ややかな熱さを伝える。地獄の底からの怨念を感じさせるハードコアだ。(2002/07/21)

a dead sinking story2003年、Sonzai Records
 衝撃的な作品! 文学的な日本語による歌詞が胸をえぐる。激情のヴォーカルはさらに凄みを増し、叙情的な詩の朗読も含まれるなど、今までの突っ走るだけのハードコアとは異なる、まさに彼等だけの世界観を確立した。このアルバムは日本のハードコア史上に残る傑作アルバムだ。
 全体的には、切実感のあるダークでヘヴィーな演奏だ。日本語歌詞による絶叫のボーカルがすざましい。そして、詩を朗読するが如くの静かで叙情的なパートとの対比が素晴らしい。この静かなパートがあるからこそ、激情のパートでは一種のカタルシスを得る。アルバムを聴き終えた時に、深い感銘とともに頭の中が真っ白になってしまうような疲労感を感じる、鬼気迫る演奏だ。ほんとうに素晴らしいアルバムだ。(2003/04/27)

Insomniac doze2006年、Sonzai Records 
世界でも活躍するカオティック・ハードコア・バンドの新作だが、ポスト・ロック的なアプローチを取り入れた問題作だ。詩の朗読と絶叫、Mogwai 系の演奏は、荒涼とした絶望感と、ほのかな希望を提示する。本物のロック・バンドの演奏を真摯に聴きましょう。(2006/07/01)

エンジェリン・ヘヴィ・シロップ [Angel'in Heavy Syrup] 

ベスト・オブ・エンジェリン・シロップ2002年、Alchemy Records 
大阪で1990年より活動していた女性3人組み(途中から男性1名加入)のグループで、彼女等のベストが出た。70年代のジャーマン・ヘヴィ・サイケの影響が大きい演奏だ。どろどろの、そしてどこか哀愁感のあるサイケがいい味を出している。か細い女性Voも演奏に合っている。大阪サイケ・バンドといえば Helicoid 0222MB があるが、こちらのグループは暗く、70年代の色が濃い演奏だ。(2002/03/30)

遠藤賢司 [Endo Kenji] 


純音楽一代〜遠藤賢司厳選名曲集2004年、MIDI Inc.
 1960年代後半にデビューして以来、常にアングラの最前線で戦い続けてきた男、それが遠藤賢司だ。フォーク・ギター一本で、そんじょそこらのロック・グループなんか、軽く跳ね飛ばすパワーがある。ロックで35年! 今も圧倒的なパワーを持ち続けているは、本当に驚異的だ。このエンケンこと遠藤賢司の歴史は、まさに日本のロックの歴史といっても過言ではないだろう。
 このベスト・アルバムはCD2枚組で全35曲入りだ(デビュー35年で35曲、そして 3,500 円)。初期の頃ははっぴいえんどのメンバーが参加していて、アングラのフォークが基調ながらも、結構洒落た演奏だ。今でも充分新鮮な音楽だ。それとジャックスばりの暗くてシリアスなフォークが、実に聴きごたえがある。四人囃子のメンバーが参加したと思われるスペーシーなプログレ冗談音楽も面白い。
 2枚目のCDでは、それはもうロッケンロールだ。冗談音楽もここまでやれば、本物のロックだ! そして、表題曲の「純音楽の道」で、ちょっと涙がでた。エンケンの格闘人生は、私達一般人の人生の生き写しだ。一生懸命さと、いいかげんさをロックという表現で、けしてカッコイイとは言えないけれど、でも、共感できる生き様を提示してくれた。日本のロック・シーンにおいてはメジャーな存在ではないけれど、そのスピリットは皆が尊敬していると思うよ。
 ビックリしたのが山内テツ(元フリー)の参加だ。その他、奥田民生やパンタ(元頭脳警察)も参加している。(2004/05/04)

endzweck [エンドズヴェック]

a farewell to arms2002年、OUT TA BOMB RECORDS
エンドズヴェックと発音するのかな?
ダークなヘヴィーロックにハードコアなヴォーカルの演奏だ。全6曲をほとんど同じテンションと曲調で聴かせる。陰のパワーを感じさせるアルバムだ。(2002/05/25)

OMB [オー・エム・ビー]

Night Shift2002年、anoyo
体踊りだすトランスに、サイケや現代音楽の要素を取り入れた斬新な内容だ。現在、日本ではハウス・テクノ・トランス派の連中は、非常に刺激的な演奏を提供するアーティストが多い。しかし、ロック中心の私は、彼等を追うことが出来ず、時々CDショップの試聴機で面白いものを手に入れるのみだ。それでも最近、ROVOを始め、面白いCDにめぐり合う。今後も注目の音楽シーンだ。(2002/2/14)

オーディオ・アクティブ [Audio Active] 


アポロ・チョコ1997年、BEAT RECORDS 
彼等のサード・アルバムにあたる。架空のSFファンタジーをサウンド・トラックという形のコンセプト・アルバムだ。無機質のような演奏だが、サウンドの奥にパッションがある。ロック、ダブ、サイケ、ノイズといった要素を混在させた演奏だ。マニアックな演奏だが、コアな魅力がある。(2003/12/27)

Return of The Red I1999年、Waner Artist Inc. 
彼等のアルバムは、だいたい内容が似通っているのだけれど、メジャーでリリースされたせいか、彼等のアルバムの中では聴き易い内容かもしれない。比較的ポップ感のあるビートが多いのが特徴だ。ひょっとしたら彼等を知るには、最適のアルバムか? (2004/10/23) (レンタル)
・Bag Fielld With Emptiness、1999年、Waner Artist Inc. 
表題曲と「3.2.8 In A Police State」がそれぞれ2バージョン、計4曲入りの12インチ・アナログ・レコードだ。A面の表題曲はファンクの要素も入ったノリノリの曲だ。B面はインストルメンタルだが、彼等の特徴が出た、SF的なダブ・ミュージックだ。4曲とも、とても面白く満足だ。(2004/04/23)

Spaced Dolls2000年、BEAT RECORDS
ダブ、ロック、ヒップホップ、スペーシー・サイケ、インダストリアルといった内容を独自にミックスした演奏だ。基本的にはスローなテンポで、じっくり聴かせる。しかし、相当コアな演奏だ。意識的に盛り上げる演奏ではないのだけれど、聴いていると徐々にハイテンションになっていく。聴く人を選ぶが、先進的なダブが光る演奏だ。(2004/07/16)
・STONED EP、2003年、BEAT RECORDS
3曲入りのアナログ・レコードだ。ゆったりとした無機質的(インダストリアル的)な演奏だ。まるで、SF映画のサントラのような感じがする。ディープなサウンドに浸れる。(2004/04/17)
バック・トゥ・ザ・ストーン・エイジ2003年、BEAT RECORDS
デビューして10年、第6作目のアルバムだ。日本のダブ・シーンの重要グループだが、実はこのアルバムで彼等の演奏を初め聴いた。前の演奏スタイルは知らないのだが、このアルバムは異色のダブだ。ロック、ポスト・パンク、インダストリアル、時にヒップホップといった硬派で先進的な演奏にダブを絡ませている。未来派のダブ・ミュージックという感じでカッコイイ演奏だ。ただ、オーソドックスでディープなダブを楽しみたい人には評価が分かれるかもしれない。(2003/10/06)
メルトA2004年、BEAT RECORDS
かなりディープな演奏だ。音数が少なく、ゆったりめの曲が多いが、適度の緊張感がある。でも、何だろう、面白くなさそうで、実は奥深い面白さがある音楽だ。上手く言表わせない演奏で言葉に詰まるが、酒飲んで酔っぱらった耳で聴くと、実に心地よい音楽であったりする。(2004/10/10)
ライブ感想
2004年4月17日(土) : 新宿ロフト

Overground Acoustic Underground [オーバーグラウンド・アコースティック・アンダーグラウンド] 


Overground Acoustic Underground2006年、Toy's Factory 
MARTIN(Vo,Violin,Acoustic Guitar)、KAKUEI (Percussion)に Brahman のメンバーを合わせたバンドで、トラッドやアメリカン・ルーツ音楽を提供している。名前の通りアコースティック楽器で演奏している。アイリッシュ・トラッド、アメリカン・ルーツ指向の演奏だが、メリハリが強い。それにしても、どうだろう。堂々とした演奏で素晴しい。ほとんど英語歌詞だが、10曲目の日本語歌詞の唄が美しい。Martin による本場のトラッドに、Brahman の力強さが絶妙に組み合わさった、本年度最高傑作級のアルバムだ。(2006/08/19)

all O.K. [オール・オーケイ]

PEACEFUL2002年、CONDOR RECORDS
暗めのヘヴィー・サイケにうねるトランス・ミュージックという女性3人組みというバンドだ。WRENCH のメンバーがプロデュースを行っていて、トランス感覚が似ている。演奏は聴かせるが、ヴォーカルがアマチュア臭い。それにしてもHELICOID 0222MBエンジェリン・ヘヴィ・シロップ等、女性バンドにサイケ・グループが多いのは何故だろう。(2002/05/28) @

大塚愛 [Ohtsuka Ai]

・桃ノ花ビラ、2003年、Avex Trax
小林聡美、ともさかりえ、市川実日子、浅丘ルリ子、小泉今日子、白石加代子等が出演しているTVドラマ「すいか」の主題歌だ。沖縄風ポップな感じでとても愛らしい曲だ。でも、ドラマの名前が「すいか」で、なぜこの曲は「もも」なのだろう。(2003/09/12) (レンタル)
・さくらんぼ、2003年、Avex Trax
桃の次はさくらんぼだ。元気が良くて可愛い曲だが、どうも趣味に合わない。今回のようなアイドル風の曲は、個人的には好きではないな、申し訳ないてれど。前作「桃ノ花ビラ」のスタジオ・ライブ・バージョン目当てにレンタルした。(2003/01/03) (レンタル)

大友良英 [Otomo Yoshide]

SOUP2003年、P-VINE RECORDS
映画音楽(例えば「blue」)でも活躍するギター奏者・大友良英が、ビル・ラズウェル(ネイキッド・シティ、ペインキラーBuck Jam Tonic)、芳垣安洋(ROVODCPRG)と組んだアルバムがリリースされた。ハードコア・ジャズ・ロックといった感じの演奏からスタートする。全体的にはフリーキーなアヴァン系のジャズ・ロックだ。素直にカッコイイ演奏だと思う。(2004/01/27)

岡林信康 [Okabayashi Nobuyasu]

・岡林信康の世界、ビクター
反体制派のフォーク・シンガーのベスト盤である。ひねりのきいた歌詞が特徴だったが、今日では少々陳腐化した。それでも真摯な歌には説得力がある。(2000/05/07)
・ライブ in 日比谷野外音楽堂 36 年ぶりの野音 
NHK BS 2 でのライブを観た。フォークの神様と呼ばれた岡林信康も60歳を越しているが、このTVライブは良かった。まだ、しゃんとしている立ち姿が、まだまだかっこ良い。昔の名曲も良かったが、御歌囃子と呼ぶ日本やアジアを意識する拍子の歌もなかなかだった。声も素晴しかったし、大御所健在を強く印象付けた。いやー、本当に楽しいライブでした。(2007/11/30)

奥田民生 [Okuda Tamio]

E2002年、Sony Music Records
日本のロックシーンにおいて、独自の地位を築くアーティストだ。オーソドックスなフォーク・ロックは如何にも日本的である。そして、サザン・オール・スターズやYO-KINGあたり共通するアメリカン・スタイルのロックやフォークの影響を強く感じる。ブリティッシュ系のロックが好きな私は、正直この手の演奏は苦手でもある。このアルバムは全19曲(実質16曲?)で構成された大作だ。どの曲もパワーを感じるし、手抜きのない誠実さも感じる。でも、私にとって、いい曲だなと思ったのは3曲目と5曲目の2曲ぐらいだ。彼の素晴らしさは認めるが、私には合わないアーティストかな? (2003/05/04) (レンタル)
Live Songs2003年、SME RECORDS
CD2枚組、全32曲の大作ライブ・アルバムだ。ライブだと、さすがにエンターテイナー振りが冴える。楽しいライブの熱気が伝わる好アルバムだ。ベタでルーズな曲は、ライブだと彼自身のキャラクターとあいまって、楽しく聴ける。アルバム・ジャケットが最高に笑える。(2003/11/23) (レンタル)
LION2004年、SME RECORDS
相変わらずの民生節ロックンロールが充満しているアルバムだ。アメリカ西海岸の伝統的なロックの影響と日本的なメロディが融合した演奏は、これまでと同じだ(と思う)。彼のファンにはたまらない内容だと思うが、ちょっと苦手な私は、昔のアルバムとの違いがわからない。確かに、このリラックス感が強いロックもいいのかもしれないけれど、どうも個人的には退屈に聴こえてしまう。(2004/10/27) (レンタル)
・トリッパー、2005年、SME RECORDS
民生流ロックンロールの名曲の1つだろう。レトロ感覚満載の演奏が彼らしい。3曲目のディスコ調のミックスも楽しい。(2005.10/22) (レンタル)

奥田美和子 [Okuda Miwako]

・青空の果て、2003年、BGMファンハウス
如何にも Cocco の影響を感じさせる曲調だ。それでも、いい意味で棘がなく、聴きやすい。作詞を映画「」の原作で有名な柳美里が担当している。ちょっと、ヴォーカルのパワーに欠けるが、個人的には好きな声だ。2曲目のバラードも、いい感じだ。今後に期待する。(2003/11/16) (レンタル)
・歌う理由、2004年、BGMファンハウス
ダークなハードロック系のヴォーカルを聴かせるシングルだ。前作同様、柳美里が作詞を担当している。それにしても、いい意味で暗さがいい。だからこそ、切実さの叫びが胸に突き刺さる。そんな感じの2曲目の方がタイトル曲より、はるかにいい。彼女は今後も注目していきたい。(2004/03/06) (レンタル)
・夢、2004年、BGMファンハウス
サード・シングルだが、これも今までと同じ路線だ。ハードロック調の曲だが、叙情感とエキセントリックさが交差したナンバーだ。どうも突き抜けた印象までは起こらないが、それでも女性ロッカーとしては、いいと思うよ。今回も柳美里が作詞を担当している。(2004/09/23) (レンタル)
・雨と夢のあとに、2005年、BGMファンハウス
う〜ん、どうなんだろう。ダークな楽曲が特徴だったのだが、今回はいい意味でも悪い意味でも普通のポップ・ソングかな(あくまで、メロディ・ラインですけれど)。それでも陰のあるヴォーカルが好きかな。(2005/06/03) (レンタル)

二人2005年、BGMファンハウス 
待望のファースト・アルバムがリリースされた。全13曲入りで過去のシングルが6曲入っている。Cocco みたいなダークなロック調の曲が多い。全曲の詩を女性作家・柳美里が書いており、その暗く痛い内容が同じく Cocco を連想する。痛々しくもがき苦しみながら唄っているようなヴォーカルは、好きな人にははまると思うよ。(2005/07/09) (レンタル)
・ぼくが生きていたこと、2005年、BGMファンハウス
早くもシングルがリリースされた。今までの路線を継承したものだが、これだけリリース間隔が短いと食傷気味なのは正直なところだ。(2005/09/09) (レンタル)
・BORN、2006年、BGMファンハウス
久しぶりのシングルがリリースされた。バンド・スタイルのダークなポップ・ロック路線は健在だ。ちくちくとした痛さはちょっと弱くなってきたが、それでもその雰囲気は残る。ジャケットの彼女は美人だ。その美人の心内を聴くのも悪くない。もう少し個性が出てくるといいのだが、、、(2006/09/16) (レンタル)
・君を想う、2006年、BGMファンハウス
セカンド・アルバムがリリースされた。シングルでリリースされた3曲と8曲の新曲構成だ。新曲は全てバラードだ。今までの痛い曲とは違い、内証的な曲で占められる。ただ、出来としては良いとは思わない。今作は試行錯誤のアルバムだと思う。(2006/09/23) (レンタル)

尾崎豊 [Ozaki Yutaka]

BLUE  A Tribute To Yutaka Ozaki2004年、東芝EMI 
 尾崎豊のトリビュート盤が2枚リリースされたが、こちらは有名ミュージシャンによるCDだ。Cocco、Mr. Children、橘いずみ、175R、宇多田ヒカル、岡村靖幸、大森洋平、山口晶、竹内めぐみ、斉藤和義、槇原敬之、Crouching Boys が参加している。
 彼が活躍していた1980年代から1990年代にかては邦楽に興味がなく、尾崎豊を同時進行で聴いてはいなかった。当時はロックの第一人者だったが、現在の耳で聴くとロックというよりはポップだ(いい悪いは別ですけれど)。このアルバムを聴こうと思ったのは、もちろん Cocco が唄っているからだ。相変わらずの透明感ある力強いヴォーカルが素適でした。その他のミュージシャンでは、大森洋平、山口晶、斉藤和義のもの悲しい演奏表現が個人的には良かった。。(2004/04/11) (レンタル)

小谷美紗子 [Odani Misako] 


PROFILE -too early to tell-1997年、ビクターエンタテイメント 
実力派の女性シンガーのファースト・アルバムだ。まるで70年代の黄金のポップスを継承したかのような曲だ。ビートルズ風のいかしたメロディ・センスがある。ただ、詩は女の不器用さ・真摯さがあり、聴き応えがある。正統派ポップスながら、凄みも垣間見せるアルバムだ。最近では矢野絢子を連想するタイプのシンガーだ。(2006/07/29) (レンタル)

i1997年、ビクターエンタテイメント 
セカンド・アルバムだ。楽曲がパワーアップした。思いっきりのいいヴォーカルが特徴だ。それでも若干、ポップさは無くなった。元気な曲より、バラード調のほうが個人的には好きだ。壮大でいながら胸に染み入る演奏が素晴しい。(2006/07/29) (レンタル)
Then2002年、ユニバーサル ポリドール
これは5作目のアルバムだ。eastern youth の参加しているにちょっとした驚きを覚える。今までの路線であるピアノ弾き語りからダークなロック、ルーツ・ロックまで多彩なアルバムだ。ただ、きつい言い方だと多彩というより散漫だ。曲自体のレベルが今までのアルバムと較べて落ちると思う。(2006/07/29) (レンタル)

adore2005年、ユニバーサル ポリドール 
7曲入りのミニ・アルバムだ。バンド・スタイルで唄っている。全ての曲が素晴しい快心のアルバムだろう。かなり意味深な歌詞も良い。女性シンガー・ソング・ライターの1つのゴールとも言うべき演奏だ。彼女の代表作ではなかろうか。(2008/02/23) (レンタル)

Catch2006年、HIP LAND Music 
ピアノ・トリオによる7曲入りのアルバムだ。クラムボンのように、ヴォーカルと楽器による演奏が絶妙に絡み合っている。極上の音楽とは、こういうものなのだろう。音楽を演奏する人と聴く人が両方で楽しくなれるアルバムだ。(2008/03/08) (レンタル)
・Who -08-、2008年、ユニバーサル 
テレビ朝日のドラマ「ゴンゾウ〜伝説の刑事」のエンディング曲だ。最近、TVドラマは観ないが、テレ朝の刑事ドラマは良く観る。このドラマも主役の内野聖陽を中心に演技達者な役者が出演していて面白い。アルバム「Catch」に入っていた曲だが、ロック色の強いアレンジで、こちらのほうが好きだ。(2008/09/06) (レンタル)

鬼束ちひろ [Onitsuka Chihiro] 


インソムニア2001年、東芝EMI 
近頃、女性シンガーはそれこそ沢山いるが、個人的には彼女がダントツに素敵だと思う。ちょっと内証的な唄と曲調だけれど、胸に染み入る唄が素晴らしい。魂のこもった唄は、日本のビュークのようで迫力を感じる。今後も大注目の彼女だ。(2002/02/21)

This Armor2002年、東芝EMI 
彼女のセカンド・アルバムが出た。ファーストを凌ぐ素晴らしい内容だ。彼女の真摯な思いが静かに、そしてドラマティックに表現されている。スケールが大きくなった彼女の今後が非常に楽しみだ。(2002/03/17)

Sugar High2002年、東芝EMI 
 彼女のサード・アルバムが早くもリリースされた。前作との間にシングルはなく、このことは彼女がアルバム中心主義の活動をしていくとの宣言なのか? 日本独特のシングル市場は私も疑問を持っていただけにこの姿勢には評価が出来る。(シングルを多く発売し、そのシングルを次にアルバムに収めるのはリスナーを馬鹿にしている。それにCDが高い! これだからCDの売り上げが落ちるのですよ。)
 さて、アルバム前半は演奏内容だが今までの鬼気迫る演奏が薄まり、どこかさわやかな雰囲気のする演奏だ。でも、とってもしっくりする内容で、彼女の進化が見える。バックもピアノやバンド中心の演奏が多く、ロック色がある曲もある。後半はストリングを導入したりと今までの彼女の面影が伺える演奏だ(特に最後の曲は怖いくらいに美しい!)。全体的には、今までのドラマティック性はなくなった感じだが、素朴な中にも彼女の存在感が増したアルバムだ。大袈裟に言えば彼女の転機となるアルバムだと思う。ジャンルを超越して日本を代表するシンガーに突き進む予感がするアルバムだ。(2002/12/14)
・Sign、2003年、東芝EMI 
彼女の久しぶりのシングルだ。曲調は前作のアルバムを継承した爽やかで明るくポップな演奏だ。幾分ロックの影響を感じるが、艶やかなヴォーカルが素晴らしい。2曲目は彼女らしい深淵なバラードだ。(2003/05/31) (レンタル)
・Beautiful Fighter、2003年、東芝EMI 
かなりロック色の強いシングルがリリースされた。往年のアメリカン・スタイルの豪快でいながら、これまでの私小説的狭さから、大陸的広大さを感じる好ナンバーだと思う。それにしても、ここ1年を通しての彼女の変化が面白い。これまでの深遠な世界から、爽やかさや豪快さが出て来た。プロとしてのキャリアを積んできたことによる彼女の成長の軌跡が曲調で伺われる。いろいろなスタイルの音楽を通して、自分の本当のスタイルを模索してもらいたいし、その過程をファンとしては興味深く見続けて行きたい。(2003/08/20) (レンタル)
いい日旅立ち・西へ、2003年、東芝EMI、CCCD
山口百恵でヒットした曲をカヴァーした新曲だ。彼女自身が作曲してない歌、あるいは低すぎるキーからだろうか、彼女にしては珍しくヴォーカルの不安定さが目立つ。アレンジも目を引くものではないし、彼女の唄としては平凡だと思う。2曲目の名曲「月光」のライブ音源はドラマティックな彼女の唄が堪能できる。このCDを購入するのは、今までのファンとは違う年代層が多いと思うが、そんな購入者に対して、彼女の本当の姿を見せるには、もってこいの曲だ。(2003/11/07) (レンタル)
・私とワルツを、2003年、東芝EMI、CCCD
テレビ・ドラマ「トリック」主題歌で、久し振りに奥深くもドラマティックな世界に浸れる曲だ。それにしても、シングルのリリース間隔が短くなってきた。(2003/11/30) (レンタル)
・育つ雑草、2004年、UNIVERSAL MUSIC 
 レーベル移籍後の第一弾シングルだ。今までのスタイルを捨てて、ワイルドなロック・ナンバーをチャレンジしている。昔のスタイルをまったく忘れて聴くなら、なかなかのパワフルな好ナンバーだ。それでも詩の痛さが突き刺さる。彼女の心中の葛藤が曲に現れていて、聴く者としては複雑だ。アルバムのリリースを控えての休養宣言も彼女の不安定な立場を表しているのだろう。でも、昔のスタイルでも、今回のロック・スタイルでも、メロディ・ラインの素晴らしは健在で、試行錯誤で今後はどうなるかはわからないが、少なくとも個性的で印象的なメロディの作品を提供していくに違いない。少なくとも私は期待し続ける。
 しかし、ジャケットの写真の彼女が、まるで中島美嘉みたいだ。今回は2種類のジャケットによるシングルだが、挑戦的に睨みつけるジャケットではなく、どこか救いを求めているような表情のジャケットを選んだ。(2004/10/29)
ベストアルバム the ultimate collection2004年、東芝EMI
東芝 EMI 時代の作品からのベストアルバムがリリースされた。彼女の作品はほとんど持っているから必要ないのだが、24bitデジタル・リマスタリングしてあるので聴いてみた。リマスタリングの効果はほとんど感じなかった。まあ、たいしたオーディオ・セットでもないのでしかたないか。選曲はなんとも微妙だな。何で「Beautiful Fighter」が入っていないんだ。(2004/12/18) (レンタル)
・everyhome、2007年、UNIVERSAL MUSIC 
 ついに復活した。顔の表情や声は正直、やつれた感じが否めない。歌詞に綴られる心の葛藤、孤独感が痛々しい。それでも必死に希望を見出す気持ちも強い。この3年間の彼女に何があったのかはわからないが、またこうして戻ってきてくれた。苦しんだ分、今まで以上の素晴しい歌を創ってくれるに違いない。私はそう信じています。彼女の未来が素晴しいものであればと願います。
 さて復活シングルは3曲入りだ。タイトル曲はピアノ伴奏というシンプルなものだ。ただ、ちょっとシングルとしては暗すぎるかな? それでも2曲目、3曲目は往年のちひろ節を聴かせる。かなりいい曲だ。このシングルを聴く限り、完全復活したと言っていいだろう。(2007/06/10) (レンタル)
・僕等 バラ色の日々、2007年、UNIVERSAL MUSIC
復帰2作目のシングルは彼女らしい胸に染み入る曲だ。2曲目の英語曲は正直、合わない感じだが、1曲目はなかなかの曲だ。以前の曲調に近い感じだが、ちょっと変化も必要かな? (2007/09/22) (レンタル)

Las Vegas2007年、UNIVERSAL MUSIC 
5年振りのアルバムがリリースされた。どこか吹っ切れた明るいロック・ナンバーと、今までの延長線のような重厚なバラード曲が交互に入っている。再起を図ったアルバムとしては上出来でしょう。確かに面白くない曲も少しはあるが、いい意味での普通のミュージシャンになった。今後に期待が持てる。(2007/11/18) (レンタル)
・蛍、2008年、UNIVERSAL MUSIC 
久しぶりのシングルだ。往年のちひろ節が復活したかのような曲で、ファンとしては待ちに待ったような歌声だろう。今後の活躍が充分に期待できる内容だ。(2008/09/06) (レンタル)
以下、DVDの紹介です。

・Me And My Devil、2001年、東芝EMI 

「シャイン」「月光」等のビデオクリップを収めたDVDだ。幻想的な映像が彼女の唄にぴったりで、非常に見応えのあるDVDで、大満足の一枚だ。(2002/02/23)
・Cradle On My Noise LIVE、2001年、東芝EMI
彼女のライブを納めたDVDだ。かなり迫力ある歌いぷっりに驚く。バラードをしっとりと、アップテンポの曲は激しく、見事なエンターテイメントを提供している。(2002/02/24)
・PRINCESS BELIEVER、2002年、東芝EMI 
これまでのビデオ・クリップと違って、お金はかけましたという内容で、海外ロケまでして収録したDVDだ。彼女の魅力が堪能できる作品だ。名曲「流星群」のビデオ・クリップにおける彼女の愛らしさ、これも名曲「infection」における彼女の神々しい姿は感激の一言だ。ベストの選曲という感じの曲構成も良い。(2002/12/14)

・the complete clips、2004年、東芝EMI 
東芝 EMI 時代のビデオクリップのベスト集だ。全17曲入りだが、「Me And My Devil」より7曲、「PRINCESS BELIEVER」より6曲と重複(?)しているので、新クリップとしては4曲だけだ。シングル「Sign」以降の4曲で 3,800 円 は、やっぱ高いかな。でも、ファンとしては欲しいのも事実だ。何も恐れるものない勢いのある時代の彼女が写っている。最近、トラブル続きだが、人間誰しもへこむ時はある。彼女にとっての1つの区切りはついた。さあ、ひと時の休息をとったのなら、再び深遠でいながドラマチックな世界を聴かせてほしい。待っていますよ。(2004/12/01)

O-ne [オネ]

26242002年、infinity records
ベースとドラムスの女性ペアのグループだ。変拍子をこれでもかと叩き付けるアヴァンギャルドな演奏だ。ヴォーカルは弱いが、演奏とは逆の甘いメロディが不思議な雰囲気を醸し出す。Ruinsの女性版バンドといったところか。(2002/02/11) @

オノ・アヤコ [Ono Ayako]

・Jericho、2003年、VAP Inc.
ちょっと気になったのでレンタルで聴いてみた。彼女の3作目のシングルで、アジアン・テイストある曲調が面白い。今までの2枚のシングルはどういう曲調なのか知らないが、このシングル曲は好きだ。細い感じはするが、なかなかの美声だ。2曲目を聴くと普通のJポップとい感じだが、タイトル曲のような路線で行くのであれば注目したい。(2003/05/31) (レンタル)
Jericho...2003年、VAP Inc.
ここまで3枚のシングルを中心に構成された8曲入りのミニ・アルバムだ。「Jericho」の時のオリエンタル色は薄く、全体的には普通のポップだ。彼女自身が作詞作曲をしているわけではないので、いかに人に恵まれるかが勝負となってくる。なかなかチャーミングだし、声も好きなので頑張って欲しい。(2004/05/29) (レンタル)

OLIVIA [オリヴィア]


The Lost Lolli2004年、Cutting Edg3
強烈なハードコアやポップな曲を含むヴァラエティに富むアルバムだ。絶叫ヴォーカルは Youjeenfra-foa, sad sad planet, Cocco, Yellow Machinegun, 椎名林檎, LISAGO, 天野月子奥田美和子等を連想する。こういうタイプは好きだ。しかし、曲によってはオーガニックな演奏も提供しているし、逆にパンク風な曲もある。力強いヴォーカルが前面に押し出された好アルバムだ。個人的に一押しのアルバムだ。(2004/03/05)
・a little pain、2006年、Cutting Edg3、CCCD
人気コミック「NANA」のアニメに使用される曲だ。相手役は土屋アンナで、話題を呼びそうだ。ドラマティックなロック・ナンバーが、いかにも彼女らしい。ミステリアスな容貌も含めて人気が出るか? (2006/07/02) (レンタル)

降神 [Origami] 


・降神、2003年、P-VINE Records 
噂のファースト・アルバムを聴いた。東京の闇から放たれる言葉に圧倒される。ヒップホップはアジ演説に近いのだが、日本の状況を考えると、ちょっとアナーキーでいながらもアイロニーも必要で、まさに詩の世界でもある。薄っぺらでまがい物の多い日本の HIPHOP 界だが、本物の MC の言葉は迫力がある。ちょっと暗い曲展開で、トラックにもっと工夫があって欲しかったが、やはり幻のアルバムと言われるだけの内容だ。(2007/09/09) (レンタル)

オレンジ・レンジ [Orange Range]

Orange Ball2002年、Spice Records
実に若々しいバンドだ。沖縄出身の6人組で3MCとG,B,Dという編成である。まだまだラップの掛け合いは幼いが、なぜだか馬鹿に出来ない。演奏は結構迫力があり聴かせる。最近、沖縄のアーティスト(モンパチHY)にはまっているので、評価が甘くなっているのかな。でも、元気一杯の演奏は気持ちいいよ。(2002/05/11)
・キリキリマイ、2003年、Sony Music Records Inc.、CCCD
前作のミニ・アルバムを作成した当時は高校生だった彼等の1年振りの新作シングルだ。爆音系バンドにしては、その若さから可愛い感じを残しつつも、成長はしている。演奏は若さに似合わずしっかりしている。基地に街・コザ出身だけあって、豪快なアメリカン・ヘヴィー系だ。3MCによるヴォーカルのラップ的な唄い回しは面白い。まだ若さを感じるが、その初々しさが逆にいい感じだ。5曲入りシングル盤だが、後半4曲目のトランス色強い曲の出来がいい。モンパチ(モンゴル800)、HYとともに沖縄3大バンドの一角に食い込むことができるか?(2003/06/07) (レンタル)
・上海ハニー、2003年、Sony Music Records Inc.、CCCD
早くもシングルがリリースされた。どうして、こんなにリリース間隔が短いのだろう。これならシングルを出さずにミニ・アルバムで適当な間隔でリリースするのがいいのでは? 彼等のターゲットはティーン層だが、1000円以上のシングルを連発するのではなく、厳選した曲によるミニ・アルバムを1500円くらいで提供するのが正しい姿と思う。4曲入りだが、いいのは3曲目のテクノ・バージョンくらいだぞ。イケメンの彼等は売り方によっては大ブレークする可能性があるが、いい曲を適正価格で売る基本を忘れないで欲しい。(レンタルの身分で生意気なことを言って申し訳ない。)(2003/07/20) (レンタル)
・ビバ★ロック、2003年、Sony Music Records Inc.、CCCD
怒涛のシングル3連発で、人気も急上昇だ。もはや、ミクスチャー・ロック界のジャニーズのような人気だ。完全にアイドル路線にのったという感じだ。このシングルは映画「フルメタル・ジャケット」のパロディから始まる遊び心溢れる曲だ。前シングルとともに、正直面白いと思わない。でも、3曲目のテクノ風ディスコ・リミックスが楽しい。前のシングルにもテクノ風の曲が入っていて面白かったので、1度くらい、テクノ風の曲で固めたミニ・アルバムを出してもらいたい。(2003/11/08) (レンタル)
・チェスト、2004年、Sony Music Records Inc.、CCCD
もう、すっかりと人気者になった彼等の最新シングルは痛快なヘヴィー・ミクスチャー・ナンバーだ。タイトル曲は、まあ普通の曲だと思うが、3曲目の「キリキリマイ Disco Mix」が面白い。彼等の、おちゃらかなユーモア・センスは、実は結構好きだったりする。(2004/10/01) (レンタル)
musiQ2004年、Sony Music Records Inc.
 軽くミリオンを突破した彼等のセカンド・アルバムだ。彼等のことは2年半以上も前のインディーズ・デビュー時に知っていたのだが、ここまで人気が爆発するとは思わなかった。当時もアイドル性はあると思ったが、ロック・ファンを超えて一般の音楽ファン、さらにアイドルというシンボルとして人気が出るとは思わなかった。
 さて、セカンド・アルバムだが彼等らしい遊び心満載の内容だ。ディスコ調のアレンジが多いけれど、なんと RyukyuDisko がサポートしていたんですね。どうりでノリのいい演奏だと思った。ハード・ミクスチャー・ロックから冗談音楽まで、楽しい内容だ。ただ、ロックという観点からみるとデビュー時のワイルド性が薄まっているのは、もちろん残念だ。
 でも、ロック・ファンを超えたファン層に支持を広げた功績は評価していいと思う。今までロックを聴いたこともないファンがほとんどだと思うが、そういう人達の一部でいいから本格的なロック・ファンに引き込む活動・作品作りをやって欲しい。彼等を通して、例えば沖縄ロックの HY やモンパチ(Mongol 800)、ミクスチャー・ロック系なら Dragon AshRize あたりに興味を持ってくれたらいいな。メロコアなら B-Dashニコチンなんかで、RyukyuDisko つながりで石野卓球とか、彼等を通していろいろなロック・バンドを聴いてもらえると、ロック界も活気付くと思うが、さてどうなるでしょう。(2004/12/27) (レンタル)
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