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―地球上の一市民としての願いをこめて―
モノにあふれる国・ニッポンの在り方に疑問を抱き始めた20年前。人類遺産の保存に関わりたい、と渡伊した12年前。そこから学び、その後巡り巡って経験する仕事は変わっても、文化遺産修復保存の仕事も、通訳・翻訳業も、ライフワークも、生活も、私の中では全てが同じ線上に存在します。
人は、人だけで存在することはできません。私たちの頭上ではいつも、空(Cielo=チエロ)が広がり、太陽(Sole=ソーレ)が輝き、雲(Nuvole=ヌーヴォレ)が水の存在を知らせてくれます。人も動物も昆虫も植物も微生物も、みな太陽の恩恵を受けながら、同じ空の下で暮らしています。さまざまな生物がお互い関わりあいながら生を営む中で、自らを「高等生物」と名付けた私たちは今、何処へ向かっているのでしょうか。このままでは、人類よりはるかに長く生き続けた恐竜が絶滅したのとは別の方法で、私たちは一瞬で消えゆく運命にあるのではないでしょうか。それも予想外に近い将来に。
人類が編み出した貨幣経済が地球上にもたらしたものは、さまざまな意味で計り知れないものがあります。それを今後、人類がどのように位置づけていくのか。グローバル化といわれる中で、人々の精神性と行動は果たして真の意味でグローバル化しているのだろうか。
サイトは一見、このメッセージと関連のないようなメニューが多いと思われるかもしれません。でも、少しずつコンテンツを充実させていくことで、総合的に何かが伝えられたらいいなと考えています。
2010年1月


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