リンジー・ダベンポート
2003年1月
アディダスインターナショナル 対 ニコール・プラット
2003年1月
オーストラリアンオープン 練習
2004年1月
アディダスインターナショナル 練習
ある朝、オーストラリアンオープンの会場をうろうろしていたら、彼方のコートからバカンバカンと景気のいい音がする。足を向けてみるとリンジーが男性パートナーを相手にリターン練習をしているところでした。フォア・バックの両サイドに打ち込まれる男性の全力サーブをクロス・ストレートときちんと一球づつ打ち返すのはさすがプロといった感じで、思わず見とれてしまいましたが。
一方、練習でも本番でも長身を生かした彼女のサーブのスピードは恐ろしいものがあります。ただし、この人サーブを打つときに妙な癖がありまして、テイクバックをかけるときにグリップチェンジをするのです。コンチネンタルからフォアハンドイースタンに変えているように見えます。ジュニア時代からの癖だそうですけれども「サーブはコンチネンタル」という常識を見事に覆してくれます。でもどうして最初からイースタンに握らないんでしょう。サーブの最中にへまをしてラケットがすっぽ抜けたらどうする?ルール上はフォールトですよ。
ボレー練習では大きな体を折り曲げるようにして丁寧にスライスをかけていたのが印象的でした。
アディダスインターナショナルを観戦に行った時のことです。選手についてあまり詳しくない同行の女性がリンジーの出ていたダブルスの試合経過を、別の試合を見ていた私に報告してくれたのですが、「あの、ブルドッグみたいな顔をした人」とか言ってました。言われてみるとそんな感じがしないでもないですが…。
容貌はともかく、2000年にはジャーナリストの投票で「最もフレンドリーで取材をしやすい選手」として表彰されたこともあるそうな。
インタビューを読んだりしても人柄の良さが出ていて、好きな選手の一人です。そう言えば2003年のオーストラリアンオープンで試合中に相手のジャスティン・エナン=アルデンヌがぶっ倒れたときにはネットの反対側まで出てきて見守っておったな。コートから出るのに手を貸すと「競技中に他人の援助を受けた」ということで相手にペナルティーがあるのか手を出すことはなかったですが。