ベラ・ズボナレワ
2004年1月
アディダスインターナショナル 対 ニコール・プラット
2004年1月
アディダスインターナショナル 練習
2004年1月
オーストラリアンオープン 対 ニコール・プラット
今のロシア女子選手の中で、一番才能を感じる人がこの人です。
スピードではミスキナに劣るがフットワークは決して悪くない。グラウンドストロークのパワーだってディメンティエワに負けてない。ボレーでの丁寧さに多少難があるかもしれないが、今の女子ではそうそう使うわけでもない。サーブでは他のロシア選手に比べればかなり秀でている。ツボに入った時のリターンははっきり言って恐ろしい。
2004年全米オープンで彼女に勝ったエレナ・ディメンティエワが「彼女が感情的になることは分かっていたからこちらは来たボールをしっかり打つことだけを考えた」とコメントしておりましたが、コート上で怒ったり泣いたり、集中力に難があるのが問題か?
しかし特にバックハンドからのストレート打ちは素晴らしいものがあります。多分彼女はぎりぎりまで打球方向を悟られないように打つつなぎのショットと、ウィナー狙いでスピード勝負、思い切り打つ決めのショットとを使い分けているような気がするのですが、特に後者の場合、グリップエンドがボールに向かって突き出されたかと思うとラケットヘッドがぱっと返る!
あと、ロシア選手の例に漏れず、とにかくよく練習してます。もう練習コートにいつ行ってもいる感じで、朝練習して昼試合して午後練習してといった状態でした。
ちなみに、私のホームページの写真集に載せている、彼女がミスキナのコーチを襲った時の裏話をしますと、場内ランニング中にミスキナとコーチのガーラックを発見した彼女、目が合ったミスキナに「シーッ」とやって(このポーズは全世界共通)、「何をやらかす」と、カメラを構える私の前で、ガーラックが持っていたハンドボールを奪ってました。まあ19歳(当時)の娘ッ子ですから、この程度のイタズラはやってもおかしくないのでしょうが、いっぺんで親しみがわいたのも事実。
ちなみに彼女の家族でテニスをするのは、彼女だけだそうです。テニスファミリーが多いこの業界において、そういう意味でも特殊な存在であります。