怪獣オープンテニス 三日目


「さあ、変身怪人ピット星人のマッチポイント。彼女のサービスから、どくろ怪獣レッドキング渾身のリターンだ、しかしながら既にネット際ではピット星人が待っている、アングルボレーが決まった!ピット星人三回戦進出っ!この試合、ピット星人が6−3、6−2、6−3で勝利を収めました。解説の幻覚宇宙人メトロン星人さん、この試合を振り返ってどうご覧になりますか」
「元来ダブルス専門であったピット星人が今回シングルスに初めてエントリーしたわけですが、やはりマッハ5の走力があればサーブアンドボレーは有効だということですね。レッドキングの怪力をもってしても彼女の万全のボレーを打ち抜くことはできませんでした」
「なるほど。今、レッドキングが主審の亡霊怪獣シーボーズと握手してウルトラマンキング・メモリアルスタジアムを後にします。では、報道センターの反重力宇宙人ゴドラ星人さんに本日の結果を伝えてもらいましょう」
「はい、ゴドラ星人です。まず、ノンマルトアリーナの油獣ぺスター宇宙ロボットキングジョーはセットカウント6−0、6−1、6−1でキングジョーの勝利です」
「メトロン星人さん、この試合についてコメントをお願いします」
「ぺスターに対するキングジョーのボディ攻撃が有効でしたね。体をバラバラにして飛行して相手を幻惑する作戦も功を奏しました」
「続いて行われました宇宙忍者バルタン星人分身宇宙人ガッツ星人の試合は6−4、7−5、4−6、5−7、6−4という激戦の末、ガッツ星人が三回戦へ駒を進めました」
「メトロン星人さん、いかがでしょう」
「シングルスとして試合を行うために分身を禁止された両者だったわけですが、瞬間移動をうまく使ったガッツ星人の頭脳プレーが光りました。バルタン星人も粘ったのですが、はさみでラケットを持っていたのではショットに威力が生まれるはずもありません。これをどう克服するか、バルタン星人にとっては今後の課題と言えるでしょう」
「一方、ウルトラマンキング・メモリアルスタジアムの第一試合、宇宙蝦人間ビラ星人宇宙恐竜ゼットンは6−7、7−5、3−6、6−3でビラ星人の勝利です」
「これも激戦でしたね」
「尻尾にラケットを握って戦ったビラ星人でしたが、ラケットを自らの体と似せたデザインにしたのが功を奏しました。ぱっと見たところ、どっちから打ってくるか分からないですからね。ゼットンも電磁バリヤーボレーの隙を突かれてしまいました」

「さて、明日の試合で注目のカードを一つお願いします」
「やはり放浪宇宙人ペガッサ星人磁力怪獣アントラーの一戦ということになりますね。球体に爆弾を仕掛けることが得意なペガッサ星人がいくつのボールをアントラーの手元で爆発させることができるのか、あるいはアントラーが磁力光線を使って金属製のネットコードを自在に操った上で試合を有利に運ぶことができるのか、見ものです」
「明日の試合も楽しみですね。メトロン星人さん、今日はどうもありがとうございました。では、ここでウルトラマンキング・メモリアルスタジアムから失礼いたします」


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