やる気を考える 労務管理講座 Vol.4

 とても前回から長い期間がすぎてしまいました。
突然、やる気がなくなった というわけではありませんが・・・(^^;;
なかなか難しい微妙な問題があり、書き続けるのが難しくなったということです。

それはなぜか。
結局のところ、vol.3で誘因と動因について述べましたが、
ことを急ぐあまり賃金によるモチベーション管理しかできない、またはそれしか方法が思いつかない
そんな経営組織があまりに多いからです。
賃金とはお金です。そしてその賃金を稼ぐために私たちは働きます。

「人はパンのみにて生きるにあらず」

より成果主義へと傾斜することが善である。そう信じている事業主の皆さんが多いことでしょう。
能力主義から成果主義へ。
賃金は潜在能力という名の年功制度から、成果に基づく業績配分主義へ。
こうした流れそのものは、私も基本的に正しいと思っています。
働かないものを内に抱えているのは、これだけ競争環境の明確になってきた市場の前では
ほとんど座して死を待つようなものであることでしょう。
経営を考える立場では、そのように考えるのはごく当然のことと考えます。
このことはいいのです。しかし問題はその次です。

成果をあげるとはなにを意味しているのでしょう。
個の能力が向上する中で、組織としての収益性が高まること。
事業体に利益をもたらす行為、会社が儲かるためにする行為、こうしたことに対して貢献すること。
そうですね。そのとおり。しかし、どの行為がそうなのでしょうか。
これが解りにくいから、解りやすい賃金制度のみで判別しようとする。
これは人の能力開発という観点から考えると、どう考えても百害あって一利なしという結果に終わってしまいます。
それは労働者の立場なら誰でもそういうのです。
ここに大きなギャップがあります。

このギャップをうずめるために、今、何をすればよいのか。
結論から申し上げると、「キャリア志向」の組織へ、キャリア発想による組織へと変革させることなのだと思っています。
そこで、このことを次のテーマとして考えてみたいと思います。

題して、「モチベーション管理とキャリマネジメントの時代」・・・。
こうして続けて自分のテーマを探っていくことも、やはり自分のキャリア構築に必要なことなのでしょう。