「テイクオフ大阪21」ってなんだ!

テイクオフとは、take off 。

 つまりは、飛行機が離陸すること。
 この離陸の時が、
 全フライト行程の中で最も、乗客ももちろん
 パイロットが緊張すると言われています。

 同じように、事業を始めようとする創業者にとって
 不足しがちな経営資源をなんとかかき集めながらも
 ともかくスタートをしようとします。

 この創業段階から最初の2年間が、
 もっとも挫折の・・・すなわち倒産の多い時期でもあります。
 こうした最初の2年間に絞って、
 必要な経営資源の幾分かを、
 特に専門的な分野におけるノウハウ・知識を提供することにより
 活発化する創業そのものの成功確率を引き上げようとする。
 このプロセス全体をテイクオフと呼び、
 これを支援することを基本的な使命とするのが
 このテイクオフ大阪21という事業です。

 現在、財団法人大阪産業振興機構が主催し、
 民間の審査委員により、ほぼ毎月、新たな創業者による
 事業計画ビジネスプランを、
 事業の新規性と、事業の成長性という
 おおきな二つの視点による認定作業に取組んでいます。

テイクオフ大阪21の認定を受けるにあたって必要なこと

 これは全員の共通認識ということではなく、
 あくまで担当サブマネージャーの1人としての主観ですの
 ご注意いただきたいのですが、

 やはりまず必要なことは
 事業計画の骨格となるビジネス・モデル
 言い換えると、その事業そのものの仕組みの中に
 しっかりとした儲かる要素が組み込まれていること。
 そして、そのモデルが、できれば何らかの形で
 これまでには見られない新規性のある要素が
 感じ取れることでしょう。

 さらに、事業ですから自己継続のために
 一人で取組むよりも、中核的な人材が
 創業者のアシストが出来る体制を持っていることです。

 もう一つ、大切なこと。
 それは、ビジネスですから、
 マーケットサイズが一定以上のものであることが
 予測できることです。

 こうした要素を、事業計画の中で、またプレゼンテーションの中で
 事業を支持してくれる周囲の関係者にどう理解させるか。
 それが他人を支持者として引きつけるために大変重要な要素です。


こうした基本的な性格から考えていかなくてはならないこと

 それは、説得力を持つことです。
 言い方を変えると、独りよがりではない事・・・。

 特に、独自技術をシーズとした事業計画を拝見する時に
 強く感じるのですが、技術そのものの独自性を強調するあまり、
 製品化したときの市場が、十分に見極められていない。
 
 いわく、「特許を出願中です・・・」
 いわく、「まだ誰もやっていません・・・」
 いわく、「あとは量産化するだけです・・・」

 こうした言葉を聞く時が、最も注意すべき時でもあるのです。
 マーケット・サイズは十分なのか。
 量産化するための、投資計画は明確なのか。
 販路は見えているのか。
 そして、なにより技術者ではなく経営者の視点があるのか。

 これらのポイントを実行するのは、
 こうした文章を書くほど簡単なことではないはずです。
 ましてや、従業員を雇用し、その生活に責任をもたなくてはならない
 経営者と言う立場を考えるとき、
 恐ろしいほどの孤独感に苛まれながら
 次の一手を見つめなくてはならないのが
 経営者の宿命です。

 こうしたことを考えて考えて考え抜いて、
 なおかつ、他人を納得させることができ、
 業務上の強いネットワークを構築できることが
 経営者の最大の課題となるはずです。
 いささかも「独りよがり」など入る余地はありません。
 それでもやってみたい。

 そう思えたとき、初めてトライするのが
 創業ではないでしょうか。
 
 以前、コラムの中で創業について触れたことがありますが
 そうした鍛えがない事業計画は別の言い方をすると
 思いつき・・・で終わってしまうのだと思います。

 そうはならないために、豊富な事業経験を持つ
 先輩である企業家の真摯な意見を行くことの出来る
 こうした機会を積極的に求めるべきです。

 もちろん、認定を受けた後の基本的な支援メニューは
 いくつかのものが用意されていますが、
 そうしたものを活用することは当然としても
 根本的なスタンスとして、事業計画を他人の目を通じて
 鍛えること・・・鍛え上げること。

 ここにこそ、この「テイオクオフ大阪21」という事業を
 公的機関が実施する意義があると思っています。

 どうでしょうか。
 創業を考えておられるみなさまのために
 是非とも挑戦していただきたい登竜門であると思いますが、
 いかがでしょうか。

 必要なら、事前に私のほうへ、
 個人的にお問い合わせくださればけっこうです。
 (TOPページからメールをくだされば、ご相談に応じます。)

 お待ちしております。