近鉄・オリックス合併問題

 合併は既成の事実になろうとしている。そして1リーグ制への移行も現実味を帯びてきた。しかし此処まで近鉄球団からの説明は経営が苦しいので合併という決断をしたという話だけでファンに対する謝罪というものは全く見えてこない。客商売をやっているとは思えない無神経振りだ。これでは今までから客が呼べないのも何となく分かる気がする。それに近鉄にしろ、オリックスにしろイチローや古くは野茂などスーパースターを輩出し今も近鉄ならノリ、オリックスなら谷と宣伝の仕方によっては(特に谷の場合国民栄誉賞のヤワラちゃんの旦那って事などを利用すれば)まだまだ球場に客を呼べる素材でもあるのだが・・・特にタイガースが万年Bクラスだった90年代は近鉄は大阪ドームへ移転し破壊力抜群の「いてまえ打線」を看板にリーグ優勝を狙えるチームだったし、オリックスはなんといっても「イチロー」の存在大きかったのでその時に人気を定着させようとする営業の努力があれば(一時の人気にあぐらをかかなければ)タイガースに人気をとって代わる好機だったろうに人気を定着させられなかった。オリックスはスターの流出が目立ちいまや最下位候補ナンバー1になってしまった。近鉄にしろ人気実力共にあるローズ選手を高給という事で放出、金満巨人に食われてしまった。近鉄にしろ、オリックスにしろ経営縮小の方向に傾いて魅力の無くなった最後の結果がこの合併なんだろう。

 さて1リーグ制はナベツネの焦りから出たものだと思う。松井なき後それまで以上に露骨な選手集めをやりだした。営業がらみの補強だから1週間に一回しか出ないピッチャーよりとりあえず毎試合出場でき派手なホームランを打てる選手ばかりを狩る。そしてあれほど前のオリンピックの時には「オリンピックという他所の興行を儲けさせるばからしいことうんぬん」と冷淡だったのが手のひら返す様に長島主導でアテネと手を変え品を変えである。でも去年優勝出来なかったのがこたえたのか、原解任劇のどろどろや選手集めのえげつなさがファンにそっぽを向かれたのかちっとも盛り上がる気配はなしである。巨人の判断では西武戦、ダイエー戦などが出来目新しさが売れると思ったのと2球団縮小で元手無しで何人かの使い物になる投手を手に入れる事が出来るのと、これが最大の狙いだが経営の苦しい「元パリーグ」球団を救済することで巨人の我がままを抑える球団が無くなり球界全体を牛耳る事で巨人に奉仕する球界ってのを作ろうとしているのでは無いか?

 こうした一部のオーナーの意向のみで国民的スポーツとも言えるプロ野球をだめな方向に持っていっていると思う。日本シリーズやオールスターなどが無くなるのは非常に残念だし今年日本ハムが北海道で成果を上げているのやサッカーのアビスタ新潟の例も有る様にフランチャイズを大事にして大リーグの良いところは見習うとかセ・パ交流試合をするなどもっと1リーグに縮小などの前にやらなくてはならない事があると思う。興行なんだからファンの意思を無視するとその後に未来は無いと思う。

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