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Since 4th Feb. 2002 Last Update 7th May. 2006 |
1896.12.11 東京下谷で生まれる(『新進作家集』著者自伝より) 本名は片山襄、後改名し芳村升
1922.xx 東京帝国大学文学科を卒業、立正大学の講師を勤める
1928.xx 海軍兵学校で教師を勤める
1925.04 「浮かれている『隼』」を新青年に発表 以後「隼シリーズ」を中心に発表
1929.12 『日本探偵小説全集16 濱尾四郎・久山秀子集』を改造社より刊行
1934.02 久山千代子名義で「当世やくざ渡世」発表
1952.04 鹿児島ラ・サール高校の講師を勤める
1955.02 「梅由兵衛捕物噺」を発表
1976.12.05 逝去
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(新青年 1925.04.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『新青年傑作選 第三巻 恐怖・ユーモア小説編』中島河太郎編 立風書房 1969.12.25/新装版 1975.01.xx/新々装版 1991.08.01 (『大衆文学大系30』講談社 1973.10.) 幻影城 1976.11. 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 房州の店で出会った娘は、浅草で誘拐されて売られて来たという。田舎出のふりをした隼お秀はその人相の男に声をかけられ……。 |
| 気まぐれで自由な行動と蓮っ葉な口調の隼の初登場。三人のうち一人、とは気まぐれなのか。御都合主義な所もあるが短さ故か気にならない。(2004.11.20) |
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(新青年 1926.03.) 『創作探偵小説選集 一九二六年版』探偵趣味の会編 春陽堂 1927.02.10/復刻版 1994.04.10 『新進作家集』平凡社現代大衆文学全集35 1928.12.01 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 赤倉男爵が自動車で帰宅途中、ピストルで殺された。女の犯行では、と秀子は思った。先月男爵とTホテルで会食した際に手に入れた手帳から里子嬢が怪しい。彼女に会うと姉のように慕ってくれた。 |
| 決め手が後出しなのが残念。とはいえ、それを匂わす描写もあり、効果的ではある。(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1926.03.) 『新進作家集』平凡社現代大衆文学全集35 1928.12.01 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 鎗先の潤ちゃんがお政を紹介してから、文学好きの若旦那や蚊文学青年も引っかかるようになった。お政は、掏摸より詐欺や美人局の方が上品で知的で利益が多く安全だという。 |
| 隼の皮肉篇か。一矢報いるさまは痛快、とまでは言えないが工夫がある分だけましか。(2004.11.20) |
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(新青年 1926.05.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| T大の劇研究会会員として、劇「一人の伯爵令嬢と八人の求婚者」のヒロインを演じた隼は……。 |
| 駆け出しの頃の話。一人だけなのはスキが無く未熟だった為という可能性もあるのか。乾分が今では36人……。(2004.11.20) |
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(新青年 1926.07.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 掏ったら原稿だった。それを新青年に押しつけることに。「闇に迷く」隅田川散歩、「桜湯の事件」鎗先潤一郎、「画伯のポンプ」興が侍ふ、「人工幽霊」お先へ捕縛。 |
| パロディ4篇。とはいえ、中味は直接関係ない。小粒とはいえ単独でも通用する内容だと思う。甲賀三郎が笑える。(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1926.07.) 『新進作家集』平凡社現代大衆文学全集35 1928.12.01 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『「探偵趣味」傑作選』ミステリー文学資料館編 光文社文庫 2000.04.20 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 浅草万歳館の和千代が毒殺された。隼は私立探偵富田達観氏の手伝いをして聞き込む。和千代は師匠の和駒に前座の艶五楼を寝取られたという。 |
| 無理があるというか、強引。トリックは確かに日本的だが類似は海外にもありそう。(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1926.08.) 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 私立探偵富田達観氏と思われる人物へのインタビュー記事で、柳多留から川柳を紹介する。 |
| 随筆。無理に人殺しの句とする所がミソ。オチの一句は見事な殺し、なのか。(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1926.12.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 子爵の左成実麿鉄道大臣が視察旅行に来た。村会議員の山倉権三は熊を献上するという。そこへ猟師勘助が俺の熊だと暴れて登場。 |
| 水谷準からのお題提供による作品らしい。その登場ぶりは見事。人物一覧で隼は二十二歳との事。(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1927.01.) 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 浅草枯木亭に入った隼。四遊亭仙楽が師匠幽朝の噺をしていると。 |
| 怪談なのか、芸の凄さなのか、その後の暗示なのか。読み手によって受け取り方が違いそう。(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1927.02.) 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 西田政治の「隼登場」に関する評の反論。 |
| 随筆。探偵悪趣味の大道芸と自らを評する、この一貫性は賞賛に値する。登場に対して退場というべき作品。(2004.11.20) |
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(新青年 1927.05.) 『新進作家集』平凡社現代大衆文学全集35 1928.12.01 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『おお、痛快無比!! 新青年傑作集5ユーモア・幻想・冒険編』中島河太郎編 角川文庫 1977.12.25 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 富田達観氏は渋谷で殺された女優松ヶ枝歌路の事件を姉磯野千鳥からの依頼で調査しているという。内縁の夫萩原定彦、前の情夫小森勝之助、千鳥の旦那吉村達雄、そして浜のお政、小川運転手も登場。吉村の小間使いになった隼は、彼が脅迫されているのを知った。 |
| オールスターキャストではないが、以前の登場人物が再登場するのは読者サービスか。勝利、ではあるがほろ苦さも。冒頭のシーンも含めて、秀作。(2004.11.20) |
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(文藝倶楽部 1927.05.) 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 隼、久山秀子の妹の千代子は女学校の三年生。ピンという名の犬とインコを飼っている。犬をホテルで飼う条件として、そこらじゅうにおしっこをさせない、というのがあった。そして、ある日……。 |
| 小品ながら、妹らしさ、そしてマジック的手法が良い感じ。隣の部屋の片山佐保瑠(さぼちゃん)は学校で芝居の講義をしているとか。作者登場?(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1927.07.) 『創作探偵小説選集 一九二七年版』探偵趣味の会編 春陽堂 1928.01.01/復刻版 1994.04.10 『新進作家集』平凡社現代大衆文学全集35 1928.12.01 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| これまでとは違ったスリ狩りが始まった。由公も捕まった。象潟署の高山刑事につきまとわれながら隼は電気館で……。 |
| 電気館では坂東妻三郎の映画が上演中。という事はさておき、スリ対刑事の騙し合いで隼の逆襲は見事。このスリ狩りの手法は今では違法のはず。(2004.11.20) |
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(サンデー毎日 1927.07.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 「刑事ふんづかまる」の件でうるさくなったので息抜きに大阪へ。小僧のがま口が三人の青年に盗られたのを見ると取り返し、困っている小僧にその分だけ奢るという隼。活動写真に入った二人は……。 |
| 小僧の藪入りでもある。一度はやられた隼ではあるが、一枚も二枚も上手というところか。(2004.11.20) |
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(新青年 1927.12.) 『新進作家集』平凡社現代大衆文学全集35 1928.12.01 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| ホテルにて桜井博士と会った。研究室でプラチナを盗まれたという。鍵は博士、助手の李と永見が持っているだけ。隼と博士は散歩中に朝鮮煙管を買った。隼の部屋へ忍び込んだ朝鮮人労働者の崔。父から餞別にもらった煙管だという。翌朝、崔の監督官であった落合が殺されていたと新聞に。 |
| プラチナの行方は少々手が込んでいる。労働者搾取にたいする社会派的要素はあるが、民族的差別感は一切感じない。(2004.11.20) |
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(少女画報 1928.01.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 片瀬伯爵家のかるた会の時に令嬢綾子の首飾りが紛失した。紙屑籠から出てきたかるたの取り方のメモがおかしな事に気付いた綾子は……。 |
| 暗号はこじつけの感があるものの見事。暗号文ではあるがそのまま屑籠、など安易な点も多い。しかしこの時代の純粋な謎解き小説は少年少女物に多い気がする。(2004.11.20) |
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(探偵趣味 1928.02.) 『創作探偵小説選集 一九二八年版』探偵趣味の会編 春陽堂 1929.02.13/復刻版 1994.04.10 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 子分が集まった新年会の後の一仕事。高山刑事に後をつけられ射的場へ。 |
| 衆人環視の中の掏摸、お見事。とはいえ、少々アンフェア。(2004.11.20) |
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(新青年 1928.03.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| ××新聞の社会部長津崎順一郎に出会った後、浅草へ行く途中に隼が乗った車の窓が癇癪玉で割られた。犯人の子供を連れて追ってきたのは高山刑事。父親が休業銀行頭取西山大作の娘の車に轢かれ、慰謝料がたったの二十五円だったという。隼はプレゼントをすべく奔走する。 |
| どこへ行くにも車を利用するように、自動車の中から活動写真、どちらも与太としているが現実は……。最後の原稿料の件はやや唐突。店員などしたたかな登場人物が多く感じられるのは面白い。(2004.11.20) |
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(新青年 1928.10.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 昭和美術倶楽部に江藤伯爵家の徽宋皇帝の軸が出ていた。未亡人村山秋子の子連れ自殺を救った隼。聞くと、江藤伯爵に売る為に徽宋皇帝の軸を持っていくと、鑑定家の永見性光が偽物と鑑定。さらに伯爵の土蔵から盗んだとして取り上げられてしまったという。私立探偵富田達観の助けも借りて、隼は事件を追う。 |
| 社会部長津崎順一郎も登場。真相は意外だが、唐突すぎる。しかし、名前が……。(2004.11.20) |
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(新青年 1929.06.) 『濱尾四郎・久山秀子集』改造社日本探偵小説全集16 1929.12.03 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 津崎さんと銀座をモガモガしていると、◎◎会の大川代議士の細君を見かけた。万引きの大家という事で後をつけていく事に。白越百貨店で宝石を見る夫人と監視している刑事。 |
| これは隼が目ざといという事か。銀座の描写で「人絹。人絹。人絹。人絹。」というのも凄い。(2004.11.20) |
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(新青年 1929.12.) 『久山秀子探偵小説選1』論創社 2004.09.20 |
| 由公が掏摸に失敗し、暴力書生に右腕の骨を折られた。それを聞いた隼は、高山刑事からその男の情報を得て対決する。 |
| 敵は本能寺、は見事。そして最後の華も。(2004.11.20) |
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(少女画報 1931.01.〜09.) 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 母のいない醒井清美は父から兄があると聞かされていた。女学校が休暇になり、神井美智子の家に遊びに行って戻ってくると、父から旅行へ行くと告げられた。三浦半島の家で親娘は襲われ、清美は追ってきた愛馬の白銀号や玉野祥子に助けられ、難を逃れる。一方、東京行き急行十三号で起こった殺人事件から逃げ出した謎の少年がいた。玉野馮夫探偵のもとに現れ、追う山本巡査を翻弄する少年。盗まれてしまった父から預かった物が入っている鞄。横浜税関桟橋での追跡劇。少年は美智子に助けられて別荘の清風荘で療養していた。そして美智子が行方不明に。 |
| 唯一の長編であり、広がりきった話の収拾がつかなくなったのだろうか。人物関係と背景は違っているかもしれないが予測がつく。しかし殺人事件関係の方は手がかりがなさすぎて予測不可能。どのようなプロットだったのだろうか。未完に終わったのは残念。(2006.05.03) |
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(新青年 1931.11.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 隼の勧めで劇団を移った後に、花形女優美代子が誘拐された。美代子を敵視していた林龍子が帝国座で義侠的に出演するという。そんな折り、隼は田舎親父に暴力団の岡本利吉と間違えられる。岡本に五百円と証文を取られたという。 |
| 女優の失踪は薄く、五百円と証文の謎といった内容。利用したりされたり、が全編に渡っている。隼の騙され方は意外。(2004.11.20) |
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(新青年 1933.12.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 井の頭公園での若い恋人同士の会話を聞いた秀子。ボーナスが盗まれ、捕らえたらお嬢様をという約束をしたという。社長宅の横から出てきた怪しい男。スーツケースを奪うが逃げられた。 |
| 盗みの件は他愛がないが、もう一ひねりのドタバタコメディはさすが。(2004.11.20) |
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(新青年 1934.02.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 久山秀子の妹の千代子。就職出来ず、姉に私立探偵の助手を世話してもらう。探偵先生、実は姉だった。青年紳士から婚約者を捜す依頼がきた。調べると新聞に出ていた「不良団長のピストル自殺」に関係するらしい。自殺とは思えない。その事件の発見者が連れ去ったらしい。 |
| 順調すぎる捜査ではあるが、隼の職業の利用の仕方はうまい。久山千代子名義である必然性はなさそうだが、なぜそうしたのだろうか。(2004.11.20) |
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(新青年 1936.01.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 前田良白の「回想録」からの紹介。大稲毛屋の総支配人、番頭の徳兵衛が見染めた辰巳芸者の仲吉。巽暁という競争者が現れ、身受けという切り札を使う。妾宅がなく、世話になった御隠居の所に預けたものの、巽暁に連れ出されてしまう。そして珍妙な同居生活。さらにお仲が引っ張りこんだ白旗重三郎。 |
| 艶話ではあるが、凄い話。何が一番凄いのかが問題。この話を紹介した(書いた)秀子かも。(2004.11.20) |
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(新青年 1937.05.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 待鳥が好きなカフェーのメメ子。待鳥の会社の社長もメメ子に気がある。原料輸出制限されているなか、外国船から協議を持ちかけてきた。金策に走る営業部長。待鳥は社長とメメ子がいるホテルへ行くが。 |
| ユーモラスでドタバタ調。騒動の結果はやや意外。メメ子の調子の良さも。(2004.11.20) |
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(新青年 1937.12.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 由公に招集令状が来た。象潟署の高山刑事に捕まりそうな所を兼吉に助けられたりしながら餞別を用意する隼。高山も加わった祝宴の後、見送りに行った一行は由公の大家に出会う。 |
| 千人針やニュース映画、幟に献金。戦時色が濃いわりに明るい作品。敵味方のない仲間意識の為か。隼作品の最後を飾るにふさわしいと思える。(2004.11.20) |
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(新青年 1938.08.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 男爵家の一粒種で両親ともに居ない僕は、学校を卒業すると伯父からの援助も無くなった。帝国ホテルで出会った男二人から見本の砂金を見せられ、沈没船引き上げの募金集めを始めた。面白いようにお金が集まる。ダンスホールで女性と知り合い贈り物をしたり使い込み。いよいよお金に困って……。 |
| 成功者となった顛末は悲劇喜劇の大波で面白い。「僕」は一体有能なのか無能なのか。(2004.11.20) |
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(探偵倶楽部 1955.02.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 新年早々、松江出雲守は家宝の珊瑚樹が盗賊に盗まれたと言いう。家老の安井出雲に内々に探して欲しいと頼まれた旗本御隠居が深川の料亭梅本に由兵衛を訪ねてきた。良い知恵が浮かばないまま由兵衛は、浮世絵師の英泉や子童の小雪に出会う。 |
| 着想や物語展開は面白いものがある。松江出雲守も良い味をだしている。伏線はあるのだが、偶然的な要素が強すぎるのが物足りない。(2004.11.20) |
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(探偵倶楽部 1955.06.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 若狭屋の倅桃吉を勘当した当主が亡くなってから、女房と妹お君は細々と生計を立てていた。そして十年。桃吉が帰ってきた。深川材木問屋の由兵衛は彼を木場の見習いとした。お君の縁談話が起こり……。 |
| 講釈師が語る場面もあり、人情譚そのもの。良い噺ではある。(2004.11.20) |
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探偵倶楽部 1955.09. 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 南町奉行所に出入りしている目明かしの喜久三には気になる二人の人物がいた。北町奉行に出入りしている丈五郎と深川の材木問屋の主人の由兵衛だ。江戸を荒らしていた賊が丈五郎によって挙げられた。証拠は三年前の事件での花魁若葉からの手紙に刺青。捕らえられた左官の清吉は拷問で死亡。遺された妹の芸者初次と信濃の客、由兵衛と芸者梅吉、丈五郎と目明かしの丈八らは……。 |
| 人情譚に意外性ありで、なかなか面白い。短い中に詰め込みすぎなのと活劇がないのがあまり評判にならなかった理由かも。(2002.02.04) このシリーズは人情譚であり活劇は関係なかった。(2004.11.20) |
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(探偵倶楽部 1955.10.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 女房の言いつけで屑六は与太郎の弟子になった。後をついて来るように言われた屑六。与太郎は掻っ払いに気付かれ、男に追われて財布を屑六に。屑六は男が落としたに違いない、と思うが返す当てもない。通りかかった由兵衛が吉原で聞くように助言した。 |
| 落語調で面白い。由兵衛は財布の中味を見て助言するだけに登場し、ミステリー的要素はほとんど無い。(2004.11.20) |
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探偵倶楽部 1956.03. 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 由兵衛は尾張屋の倅福次郎が死んだと知らせを受けた。着物が不自然に濡れていて持っていた二十両がなくなっていた。往来の人から略奪する荒稼ぎ団か? 同じ頃、寺を追放された浄心と花魁宵月の心中事件があった。 |
| ほとんど由兵衛の思いつきがそのまま当たっていたという感じ。絞り込んではいますが。このシリーズ、もう少し人物や情景描写があれば良い作品になったと思うのですが。(2002.02.04) |
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(探偵倶楽部 1957.04.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 上方で修行した俳優の沢村藤十郎は美貌や愛嬌だけでなく芸の上の苦心もおこたりない。初日、藤十郎が出ずに弟子や座頭の松鶴が代役。翌日、強盗に殺されたという噂が。黒江町の親分喜久三は藤十郎を追ってきたともいわれる検校の妻らにも話を聞くが見込み違い。由兵衛に話を引き出される喜久三。 |
| 冒頭で題名について一言ある。なるほど。トリックといえるほどのものではないが、設定に必然性はある。安易だが、ある意味で意外性のあるパターンを踏襲しているともとれる。(2004.11.20) |
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(探偵倶楽部 1958.07.) 『久山秀子探偵小説選2』論創社 2004.10.30 |
| 由兵衛の伯父だという大尽に呼び出された棟梁の吉松。相馬に檜山を多数持っているという。吉松は相馬の家の普請を頼まれ、滞在中の話のたねにと賭場の案内を請われる。 |
| 相馬の大尽の壮大さが面白い。動機も意外性がある。(2004.11.20) |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
| 『久山秀子探偵小説選3』論創社 2006.04.30 |
※1:「日本探偵小説総目録」中島河太郎
『探偵小説年鑑 1950年版』日本探偵作家クラブ編 岩谷書店 1950.11.
※2:「「新青年」所載作品総目録」中島河太郎
『新青年傑作選 第五巻 読物・復刻・資料編』(新々装版)中島河太郎編 立風書房 1991.10.01
※3:「「探偵趣味」作者別作品リスト」
『「探偵趣味」傑作選』ミステリー文学資料館編 光文社文庫 2000.04.20
※4:「「探偵倶楽部」作者別作品リスト」
『「探偵倶楽部」傑作選』ミステリー文学資料館編 光文社文庫 2003.07.20
※5:「解題」横井司
『久山秀子探偵小説選』 論創社 2004.09.20、2004.10.30、2006.04.30
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