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スペインの小説家セルバンテスの小説「才智あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」(前編1605),(後編1615)
)の主人公のドン・キホーテにまつわる風車や村がラ・マンチャ(La
Mancha)地方に点在している。
スペインのラ・マンチャ地方のある村にすむアロンソ・キハーノは、年は50歳近く、顔もからだもやせてひからびているが、骨組みのがっしりした背の高い男である。彼は荒唐無稽(こうとうむけい)な騎士道物語を読みすぎて、すでに過去の存在である騎士になりきってしまい、自分も騎士として功名をあげたいと思うようになる。こうして、彼はドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャと名のり、農夫サンチョ・パンサを従士にして、やせ馬ロシナンテにまたがり、遍歴の旅に出発する。
しかし、その時代錯誤と理想主義を、現代の人間がはたして笑いとばしてばかりいていいのかどうかというのが、ドン・キホーテの提示する最大のメッセージである。
トレドよりグラナダに向かう街道の途中のプェルト・ラピス(Puert
Lapice)村
に、ドン・キホーテが停まったと言われる小さな旅籠宿があった。
旅籠の中庭には馬の水飲み場やドン・キホーテの銅像があった。
この旅籠は古いが、17世紀初頭(ドン・キホーテの書かれた時代)
にまで遡ることが出来るかと首をひねった。
この旅籠の隣は小さな教会で、その庭先にはひょろっとしたドン・キホーテ
が天を仰いで立っていた。
この地方の風車小屋はオランダのとは少し違っていた。

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