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トレド (Toledo)は
スペイン中部のカスティリャ・ラ・マンチャ自治州トレド県の県都。マドリードの南西に位置する。標高732mの小高い丘の上にきずかれており、三方をタホ川の峡谷がかこみ、地続きの部分は、二重の城壁で防御されている。人口は6万1104人(1995年推計)。
多くの塔、古い橋、狭く屈曲した街路、大邸宅、ムーア風の建築がのこり、街は中世の雰囲気をつたえている。街の中心部にはスペインのカトリック大本山でゴシック様式の大聖堂(1227〜1493年建造)がそびえる。
トレドの教会には、エル・グレコの作品をはじめスペインを代表する美術品が所蔵されている。エル・グレコは16世紀後半にイタリアからトレドにうつりすみ、この市で後半生をおくった。市内の「グレコの家」は美術館になっている。高台の頂には、軍学校になっている4つの塔をもつ広大な方形のアルカサル(城塞:じょうさい)がそびえる。
トレドの起源は古代ローマ以前にさかのぼり、前193年ごろローマ人の支配下にはいって、トレトゥムと命名された。534〜712年には、西ゴート族がスペインにきずいた西ゴート王国の首都となり、また宗教上の一大中心地になった。712年に後ウマイヤ朝に征服されると、トレドは王朝がたおれる1031年までムーア人の中心都市のひとつとなり、そののちは群小王国のひとつの首都となった(1035〜85)。1085年、トレドは、歴史にのこる包囲戦の末、カスティリャ軍によって奪回され、カスティリャ王国領に併合されてその首都となった(1087〜1560)。
市街の高台より中世の宗教戦争を偲ばせる前方の高台の城塞都市
(トレドの旧市街)を望む。
高台の右には大きな建物アルカサル(城塞)が聳えている。
城塞だったことを偲ばせる建物の間の急な坂道を登る。
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