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IWPニュース6月号 IWPサポーターの皆様へ タクエニャ(マサイ語:こんにちは*1)。月月があっという間に過ぎてしまい、とうとう6月になってしまいました。ご無沙汰して申し訳ありません。皆さまいかがお過ごしですか?日本は梅雨入りし湿度の高い毎日でしょうか? こちらは相変わらず雨期なのか乾期なのかはっきりしない天候ですが、例年より1ヶ月以上も早くジュキニ地域に象が現れました。国立公園も干ばつで水不足なのでしょう。まだ大きな群れでの出没ではありませんが、ロンボ川に向って足跡や糞が見られます。プロジェクトの現場に現れるのも間もなくだと思います。
1.異常気象と食料 雨期にジュキニ地域に雨が降らなかったことは今までにお伝えしてきました。これはジュキニ地域だけではなく、ケニア各地でも干ばつや洪水が起きるなど、地球温暖化の影響か両極端な天候が続いています。この異常気象がケニアのトマト不足と価格に影響しました。ジュキニやロンボ地域で生産されたトマトは、ナイロビやモンバサの都市へ出荷されています。トマトの収穫量が減りトマト不足となったため、通常ジュキニ地域で1クレートあたり1300シリング程度で買い取られていたものが、3倍の3900シリング前後で取引されるようになりました。そうなると誰もが都市へ出荷するようになり、地元で売られるトマトは傷んだ小さなものばかりで、おまけに価格も20〜125%アップです。ケニアの人達にとってトマトは日本人のお醤油のようなもの。料理の殆どをトマトで味付けをするので、トマトがないと大変です。多少質が悪くてもあればまだ良い方で、マーケットに全くないこともあります。私たちも現場の昼食にトマトは欠かせないので、かなりの痛手です。 プロジェクトサイトのジュキニ地域のマサイ族は、WFP(世界食料計画)より年に2−3回食糧配給を受けていますが、国内避難民への食料も不足がちなため、今年は干ばつであるにも関らず彼らへの配給はありません。トマトはほんの一例ですが、異常気象は人々の生活のあらゆる所に影響を及ぼしています。
2.さらに3本の井戸が完成 井戸掘削作業は順調に進んでいます。まず3月初めにロイトンコミュニティで3本目の井戸が完成。続いてララシェに移動して掘削を開始しましたが16m付近で岩盤にあたり漏水。さらに掘り進めましたが岩盤で掘削道具も次々に壊れ、帯水層予定の深度に達しても水が確認できなかったため、掘削を断念しました。3週間強の掘削作業でしたが、残念な結果となりました。4本目はオルマラムコミュニティです。ここはコミュニティから若いモランが中心となって参加してくれました。モランなので体力もあり動きも機敏かと思いきや、そうではないモランも多数おりちょっと肩透かしをくらった感もありますが、順調に楽しく作業が終了しました。5本目はオラシティコミュニティです。前プロジェクト1本目のエレライ小学校井戸と同一線上の水脈で、地層も把握していましたが、最後の最後で予想外の硬い層にぶつかり、予定以上に掘削日数が掛かってしまいましたが、美味しいお水に一同大満足です。 なお、有限会社藤城事務所様とアリスの会様から頂いたご寄付でポンプを購入しましたので、ロイトンは「FUJISHIROの井戸」、オルマラムは「アリスの井戸2」と命名されました。みなさま、ありがとうございました。 コミュニティ名 コミュニティ延参加者数 掘削深度 作業日数 ロイトン 126名 20m 14日 オルマラム 132名 22m 26日 オラシティ 111名 18m 13日
3.JICA「月刊!プロジェクトマネージャーの1日」 & 「フォトギャラリー」 JICAホームページでは5月28日から30日まで横浜で開催された「アフリカ開発会議(TICAD IV)」にちなみ、アフリカで活動するNGOの「月刊!プロジェクトマネージャーの1日」がシリーズで掲載されています。最終回は当会の大野比佐代プロジェクトマネージャーの1日が掲載されています。あわせて「フォトギャラリー」もお楽しみ下さい。現地の様子を少しでもお分かりいただけたらと思います。 http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/monthly/detail/38.html http://www.jica.go.jp/partner/kusanone/photogallery/detail/ken_02.html
4.ビジュアル・エコブック2 「みずものがたり 水をめぐる7の話」 ダイヤモンド社 ダイヤモンド社発行「みずものがたり」の“7 水の未来 水問題を解決する21の方法(P.74)”で「途上国での取り組み: 井戸を掘る術を伝える」として当会の活動が紹介されています。この本はビジュアル・エコブック第2弾として水問題を様々な角度から分かりやすく解説した本です。全国の小・中・高校に寄贈されており、書店でもお求めいただけます。ぜひご覧下さい。
5.「IWP命の水募金」 JR総武線 幕張本郷駅前にあります「メイプルイン幕張」様より水に困っている人々にお役立て下さいと16,096円の命の水募金を頂きました。ホテル内3ヶ所のウォーターサーバー脇に“IWP命の水募金箱”を設置してくださり、来館されたお客様が募金をしてくださったそうです。みなさまありがとうございました。大切に使わせて頂きます。
6.IWPスタッフ紹介 B 今回は、パリソイ・オレ・スルモ氏*2 (24歳・マサイ族)を紹介します。前プロジェクト(2005年1月開始)の5本目から一緒に活動しています。前プロジェクト終了時に「こんな重労働は絶対にイヤだ。もうやらない!次に来たって絶対に働かない!」と断言していたにも関らず、今プロジェクト開始時には他のスタッフと一緒にちゃんと集合していました。「みんなと一緒に上総掘りがやりたい。」とのこと。こちらも思わず笑みがこぼれてしまいました。 パリソイはよく皆の気がつかないところで次の作業の準備をしています。しかも必ず1〜2人のコミュニティと一緒に準備をしています。掘削作業をする上で、全体を理解し次の作業を考えることはとても大切なことです。掘削状況によって次に使用する道具が決まります。上総掘りをちゃんと理解しているからこそ出来ることです。普段はピョンピョンと飛ぶような歩き方をし、かわいい声で話し、時々人を驚かせて楽しんでいますが、現場に毒蛇がでた時は、マサイナイフを抜いて真っ先に突進していきます。さすがマサイ!でもナイフが短くて蛇の手前で及び腰になることも・・・!?
7.上総掘りinケニア2 3月に当会会員の会田氏と今井氏がケニアプロジェクトに参加してくれました。両氏共に日本食のお土産をどっさり持ってき下さり、私達は日々堪能しています。会田氏の体験記を添付しましたのでお楽しみ下さい。
豆知識 * 1 マサイ語では男性と女性への挨拶が違います。男性は「ソバ」というと「エバ」と返って来ます。女性は「タクエニャ」と言うと「イーゴ」と返って来ます。また、年長者や長老へは、自分の頭を出すと彼らが頭にそっと手を置きます。 * 2 マサイ族の名前によく「オレ・xxxxx」とあります。オレ・xxxxxの息子という意味です。
特定非営利活動法人 インターナショナル ウォーター プロジェクト ケニア携帯電話 +254−725−146864 |
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上総掘り掘削作業
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「I DO ! 上総掘り 」 に参加しよう! ”I DO ! “ は私たちIWP (International Water Project) の合言葉。井戸はローマ字で書くと「IDO」。英語で読むと「I DO」。 つまり「自分がやる」 ということ。まずは”ACTION : 行動!” 【日本のオリジナリティを発揮できる国際協力】 上総掘りは千葉県発祥の世界に類のない人力による深井戸掘削技術です。機械に頼らず、燃料を使わない環境にやさしい上総掘りは、持続可能な開発においてたいへん有効です。「21世紀の水問題」を解決するひとつの手段として、現在は遠くアジアやアフリカの国々で活躍しています。
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| IWPのボランティア精神 「飢えている人に魚を与えるのではなく、魚の獲り方を教えてあげよ」 |
| アフリカや東南アジアなど水に困っている地域に対し,完成された井戸を提供するのではなく、現地の人たちと共に上総掘りで深井戸を掘削します。 日本からは道具を何一つ持たずに行き、現地で調達した資材と道具で深井戸を掘削します。 再び現地の人々の力だけで深井戸掘削、メンテナンスができる様、「技術者」を育成します。 |
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