分隊長の戦闘日誌

情け無用!ファイアー!
分隊長略歴
1996年04月 入隊(NT方面軍AT支援隊二等兵)
1997年03月 機動歩兵の研究により叙勲(2級鉄ダイナミックループ勲章)
1999年04月 上等兵に昇格
2001年08月 DC方面軍DT支援隊に移籍
2005年04月 軍曹に昇格
2005年09月 D分隊分隊長に着任(前任は中津川軍曹)
分隊員紹介
分隊長 上層部と現場とのギャップに悩みながらも任務を遂行する。
クゲ伍長 先祖は日本の貴族。社交性に富む。
ネモ兵長 あまり目立たないが分隊長に迫るスキルの持ち主。
トッキー一等兵 任務には忠実だが私生活はだらしない。
(他数名)
2006/XX/XX, 2238 戦闘報告
「事務局長殺人事件」
その日俺はいつもと逆の電車にのり二時間の「意見交歓会」に出席するために往復五時間かけて表参道の会場まで向かった。初めての場所に行く場合、ほとんど毎回すんなり辿り着かない。いつもあと少しというところで道に迷うのだ。そんなときは感じのよさそうなお店の人、たいていは女性、に道を聞く。その後もなんどか悩みながらどうにか辿り着くことになっている。だから俺はいつも通常の人の見積もり×1.5倍の時間を見積もることにしている。その日も重い重い鞄を背負って時間に余裕のある電車の中で疲れたおっさんと肩を並べて揺られていた。一時間後に起こる事件など知る由もなく。つづく
2006/XX/XX, 2255 戦闘報告
「逃亡の果てに」
表参道は初めてではなかったが山と海に見慣れている俺の目からすれば決して慣れることのない別世界だ。ガラス張りの斜めにはえたビル、何万するか分からない薄っぺらい下着専門店、どれもがお高くとまった一般人お断わりの店に違いない。そもそもファッションに金をかける気持ちが俺には理解できない。明らかに原価プラス一般的な利益を上乗せした価格から逸脱した値段だ。価格が一人歩きしている気がする。これらの品物を買う人はその品物を買うのではなく法外につけられた価格を買うのであり、だからこそ人に誇示するためにブランド名を頼まれてもいないのに自ら宣伝しているのだろう。つづく
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