第二シリーズ「住んでみたジャカルタの街」



インドネシアの国産電車 (NO,26)

 

インドネシア初めての国産電車が出来ました。インドネシアの (鉄道車両製造会社)PT、INKAと日本車両、制御装置、駆動装置などは東芝が担当、ブレーキはドイツの会社の協力で2001年1月にステンレス車として4両が2編成で生産され2001年9月に試運転が行われました。

 

この車両はインドネシアでは珍しくエアコンが搭載され、車両部品の大部分がインドネシアで生産しているので今後のスペアパーツの調達が容易になります。

勿論VVVF車両で運転台は最新のコンピュータ制御で殆どはモニターで制御出来るようになっています。こんな所は日本の最新電車と少しも違いません。

 

またインドネシアらしく悪名高い屋根の上に人が乗るエコノミー車両のようにならない為に、車両の雨どいを無くし人が乗れない工夫もされています。試運転以来いくつかの問題がありましたが改善されてこの3月から正式に新しく登場してきました、しかし試運転から1年以上どうして運用されなかったのでしょうか不思議な話です、現在はタンゲライ線を走っています。

 

 


ジャカルタの電話事情 (NO,27)

 

ジャカルタの町の中に公衆電話は滅多にありません、個人の家にも電話はあまり有りません、勿論価格が高い理由もありますがインフラが追いつかず電話回線が少ないのです、多分個人が新たに引くにも相当の日時が必要なのでしょう。

そのため町の何処にも田舎にもWARTELと言う看板が有ります、個人で電話を何台も持っていて客からの使用料を収入としている店です。

 

ジャカルタの若者の話題はなんと言っても携帯電話です、5階建て全フロアーが携帯電話を売っている店が幾つも有ります、ビルごと携帯電話のビルです、土曜や日曜日は若者でごった返しているのは新宿あたりと全く同じ風景です、

 

携帯電話は若者の1月分の収入ぐらいです、日本と違うのは本体だけを売り、番号は別に買います、また使用料は殆どチップと呼ばれるプリベードカード方式です、だから本体は良く盗まれます。誰でもそのまま使えるのですから。

 

ジャカルタの若者は携帯電話でSMSと呼ぶ文字で仲間と交信しています、電話料が安いし何処に居ても掛けられるからです、いまも至る所でSMSの呼び出し音が鳴っています。


 


ジャカルタの動物 (NO,28)

 

ジャカルタには犬は殆ど居ません、イスラムの宗教上から犬のよだれが嫌われていますが、勿論一部外国人は飼っているし、ヒンズー教のバリ島では歩くのに邪魔になる程飼われています。猫は何処にもいます、その他インドネシア人は動物が好きですね。猿、はと、鶏、小鳥、魚なども売っています、山羊はたまに居ますがこれは別の事で謝肉祭の日に突然居なくなる可愛そうな運命のために飼われています。

 

こんな大都会のジャカルタでも「すずめ、トンボ、バッタ、チョウチョウ」などもたくさん居ます、でも季節は判りません、我が家にもいる「白いヤモリ」にはビックリします、夜物凄い速さで動き回り夜は泣く事もあると言います

それも逃げるのも下手で天井などからバタと落ちる事もあります「蚊などを食べるので大切にして」と言われたけどどう見ても好きくない生き物ですね。

 

濁って見えない郊外の川には「なまず」がいます、この骨は少し硬いのですがカラ揚げにすると白身で柔らくてとても美味しい魚です、我が家の前は高層ビルに囲まれた10車線の道路の汚いドブにも「めだか」が居ました。良く見ると水が沸いている様でした。インドネシアのテレビには動物を1日中放送しているチャンネルもありました。


 

                 
町の床屋 (NO,29)

 

我が家の近くに外資系の大きなスーパーがあります、スーパーの他にテナントの店が所狭しと並んでいます、洋品店、カメラや、薬や、床やもあり女性も男性も扱うようです。まだ夕方も早いのですがその1つ床屋さんに入ってみました、店は空いているのでドアーを開けるとレジに若い女が座り雑誌などを読んでいました。私に気が付くと少し顔を上げてまた雑誌に目を落としました。

 

しばらくすると中から若い男が出てきて女と話をして携帯電話を掛け始めるました、この男は何者か、この女は店の人なのだろうか。中を覗くと鏡の前は何台も空いているのですが、しかし長い沈黙が続きます、何かおかしい、あまり時間が掛かるので一旦外に出ようかと思いもう一度中を覗いて見ました。

その時女は私に何か話してきました、あまり意味は判らなかったのですが、私は「髪を短くして欲しい」と話しました。側にいた男はそのとき初めて「どうぞ」と言って来ましたその男が床屋で、レジの女は会計係りだったんだ。

 

店に誰かが入って来ても、お客が入って来ても関係なし、自分からは仕事も捜さないのだろうか、勿論挨拶も無しに髪を切り終えるとレジの女は無愛想に金を請求してきました。



               
イヌルとケチャップ (NO,30)

 

インドネシアで一番有名な歌手はなんと言っても絶対「イヌル」と「ラス、ケチャップ」でしょう。若い人からお年寄りまで殆ど知っています。日本にも行った事があると言う「ラス、ケッチャプ」はイスラエルの3人姉妹で意味のわからない「アセレヘ」しか歌えないが不思議なリズム感で歌も踊りも流行していますが、父親の名前が「トマト」だからその娘の名前は「ケチャップ」だと言うことだけです。

 

一方いまや国民的な英雄「イヌル」は毎週TVや公演を行って居ますが何処でも爆発的な人気者。腰を「ドリル」のように回してリズム感のある民族音楽「ダンドウッド」を踊りながら歌います。それが若い男性の間の話題で持ちきりです。ダンドウッドの本家からは「民族音楽を冒涜するものだ」宗教家からは「イスラムの教えを汚すポルノ的だ」と言われテレビ局にも抗議していますがTV局も「視聴率」を心配しながらも一時的に少しの間TVの出演は遠慮したようですが反対にイヌルを応援する団体も出てきました。

 

「肌を出している」と言うが胸が少し抉れている程度、オヘソが見えて体型にピッタリの衣装が珍しい程度でしょう。でもその「ドリル」はさすが見事。見せられないのが残念。歌は上手か下手か判らないのですが、舞台狭しと踊っても息切れもせず歌うことは正にプロ。他人の歌かどうか知らないが曲も多く、横笛に合わせ歌う日本の演歌調までレパートリーはかなり広いようです。先日は日本のTVのクイズに出てきたと言うことですがそのうち、日本でも爆発的な人気が出るかも知れないよ。

 

  

                    
職場旅行 (NO,31)

 

2年に一度の職場旅行に私たち日本人も誘われました、だから好奇心旺盛の私が参加しない訳には行きません、ジャワ島反対側の海の観光地、距離はせいぜい200Km足らずと思うのですが何しろ道が悪い、町を通る時は渋滞するし、山道は登ったり下がったりカーブも多く家族ずれでしたが若い人でも酔った人もいました。

 

電車で1時間、バスで4時間ぐらい、トラックに乗り換え川を渡り、つり橋を渡って、かなりの観光地で大きなホテルもあり、海水浴、海釣りラフティグなどが出来るようですが、私の会社はお金がないのかそんな観光地を少し離れて山の中へ向かいます。回りにはなにもない大きな集会所見たいな家に着きました。

 

さすが景色は岩にぶつかる波を下に見て海は夜でも美しいのですが、そこで山羊の丸焼き、鶏の丸焼き、ご飯など自分たちで作って食事、寝る所も全員雑魚寝です。参加者数も食事数も全く関係なし、何人増えても大丈夫遅く来ると飯が無いだけ、話は簡単です。私たちには何時から何が始まるのかもさっぱり判らない、それでも結構みんな楽しんで焼肉を作り、食事後の抽選会にも多くの賞品が用意されていましたね。

 

次の日、海岸で海水浴ですが現地の若者も半ズボンぐらいでシャツは着たまま、女性は全く普通の服装でジーパンを捲くるぐらい、折角来たの裸にならないなんて、二人の日本人は海水着に着替えて海に入ると珍しい様に見られる、ここでもやっぱり変な外国人なんですね。


 

              
写真の好きなインドネシア人 (NO,32)

 

インドネシア人は本当に写真が大好きですねカメラが大変高いので買えない事も有りますがあまり持っていません、そればかりではなく異常に写真が好きで少し異様な気がします。町で子供を撮っていると忽ち周りに来て自分も入りたがります。職場でもアパートでも取ってあげるとその後必ず請求されます、何時何枚撮ったのかさえ覚えているようです

 

子供を撮る時、必ず親に断りますがその時でも喜んで必ず了解してくれます、しかし意識されて自然さがなくなり面白く無くなってしまいます。彼等は家族の写真を何時も大切に持っていて居ます。私たちにも家族の写真を見せろと請求されますが「持っていないよ」と言うと信じて貰えません。日本では家族が大人に成ると全員揃うことも珍しく写真を撮ることも嫌われますからね。

 

どの家にも家族の写真が必ず飾ってあります、そして写真集でも見せられたら大変です、叔父さん叔母さん何処の誰かの親戚、、、、30人位が写っている写真も有りました。

 

私は最近職場の働いている所を写真に撮っています、集団は断り殆どは一人ずつ撮っています、働く合間に一人ずつ撮っていると人間関係も出来るし、あとから名前を覚えられるし楽しみも出来ました、130人を越えましたが殆どの人が直ぐ写真を欲しがりますが断っています、でも任期終了の時は此れも皆さんに渡したいと思っています。

 

           
アンチョール・ドリームランド (NO,33)

 

1967年に出来た大レジャーランドで何しろ広いんです、園内の移動には車が必要な大きさで、タクシーも入る敷地内には3軒のホテルもあります週末には家族連れやカップルで賑わいます。ゴルフ場、ボーリング場、そして遊園地や巨大ウォ―タースライダーのあるプール、またナイトスポットまで何でも揃っています。祝日や祭日の夜には大きな野外舞台で歌や踊りを夜中中開いているようです。季節によっては凧揚げ大会、花火大会などの行事も有るようです。

 

イルカのショーも行われる巨大な水族館はガラス張り動く歩道の頭の上を3メートルぐらいの「エイ」「サメ」などがゆうゆうと泳いでいます、これは多分日本の水族館より大きいかも知れない見事な水族館ですね。園内にはインドネシア版のディズニーランドとも言える「ドォニャ・ファンタシー」もあり「バサール・スニ」は芸術市場だ絵画や陶芸品、バティックなどが若い芸術家が制作し販売も行われています。

 

なお此処はあまり綺麗な海ではありませんが各種の船がジャカルタの湾内を案内してくれます、また「プロウ・スリブ」と言うサンゴ礁の綺麗な小さな島々があるリゾート地まで1時間ほどの高速船が出ています、何もない小さな島ですが最近自然派の外国人には人気が高いスポットです。

 

 

            
インドネシアの怖いお巡りさん (NO,34)

 

あり日、現金300万Rpを盗んだ犯人を捕まえた私服警官は所持金は抑えたが犯人が逃走した為、300万Rpが路上に散らばりました、此れを見ていた地元住民がこの現金に殺到しました、警官は逃げた犯人に拳銃を発砲したが、しかし3発が住民にあたり2人が死亡1人が重傷を負いました。

 

またある時、警察署長が乗った自動車にバスが衝突、怒った署長はバスを追いかけ、運転手と口論に成り署長が発砲運転手は頭を撃たれて死亡しました。

つづく、事件に怒った運転手の仲間を集め近くの交番を襲撃、建物や備品を破壊しました、その後此れを聞き付けて100台以上のバス運転手がストライキを実施してジャカルタやバンドン行きの乗客輸送の障害となったと言う事です。

 

またある20歳の婦警さんはエアロビ教室の着替え中に更衣室にあった放置された携帯電話を見つけ持ち帰り、中古携帯電話ショップで40万Rpで売却しました。婦警は最近不倫を理由に降格されたばかりだと言う事です。

 

 

                   
6000型改造車 (NO,35)

 

ブキドリ車庫にはろくな工具や施設もありません、大学出の若い中堅幹部も今の所は現場で働いていますが、しかしその他の現場保守係員は基礎的な電気や機械の知識も感じられません。第一日常的な検査や点検修理も責任感が無く、必要な予備品を買う予算もありません。

 

そんな職場でアット驚くような電車の改造をやって退けました。何もない中間車を切断して、そこに新しく運転台のある先頭車を、作って仕舞ったのです、鉄道会社の「車両が1台でも多く欲しい」との要望で昨年12月ごろキャビン改造をしたいと言って来た時には本当は信じられませんでした。

 

ある日突然6000型中間車の一部を切断して電車の片側がポッカリ無くなりました、それからは比較的早く骨組みが出来あがり配線を剥き出し、部品を取り付け6000型とは全く違う運転台が出来上がりました、その頃でも改造に必要な部品が全て揃うかどうか曖昧だったし、運転台の予備品がない部品は他の外国車からも運用されました。

 

乱暴に作られた柱の内張りは木造、配線は燃え易い普通電線だけで勝手に何処からでも継ぎ足して配線は伸びる、、、。車庫内の試運転の日は空気圧縮器が無いので庁舎の柱から直接配管、バッテリーは充電不足のため隣の留置線の車両から盗電する。それでも初めて数メートル動いた時は凄いビックリの感動でした。

外部の下請け業者が担当したとは言え毎日改造車の進行が気になりすっかり業者とも友達になれました。日本の鉄道会社ならこんな発想もないし改造が許可されるはずがありません、それでも電車は今の所無事走っているのです。

 

 

                 
ゴミの出し方 (NO,36)

 

日本のゴミの捨て方は本当に難しいですね、曜日によって捨てるゴミの種類が違い、燃えるゴミ、不燃ごみ、生ゴミプラスティック、完全に仕分けしなければなりません。もし出す日が違ったり、仕分けしないで出したら、それこそ近所のおばさんから村八分にされそうに怒られます。

 

そこに行くとインドネシアのゴミ出しは本当に便利ですよビールの空き缶、食事の食べ残し、ペットボトル、全く関係なし、考える事は無い、同じビニール袋にごちゃ混ぜに入れて、ポイ!これで全て完了ですからね。いつ出したって良いし、何処に捨てても構わない、近所のおばさんにも怒られない、歩きながらでも、バスの窓からでも、自分の家から出してしまえばそれで良いのですからね。

 

若い娘も歩きながらパンを食べても、何の不思議も無くその紙は道に棄てられます、川沿いに店を開く朝のバザールでは野菜のくずは、すぐ後ろの川に見向きもしないで投げ入れて、店は綺麗になる。雨が降ると道のゴミも川に流れ住民は慌ててゴミを川に流します。

 

特に電車の線路の中はゴミの山、時々レールが見えなくなる程ゴミが山になる、その中を走るのだから電車も可愛そうです。しかし最近ジャカルタのゴミ処理場のブカシ市やボゴール県からも「ゴミ戦争再燃」と訴えられているからそのうち日本なみに面倒になるかも知れませんね。

 

 

                
怖いタクシー (NO,37)

観光案内書にもブルーバードタクシーとシルバーバードタクシーなら安全と書いてありますがこれ以外のタクシーは危険です。でも最近、安全と言われるブルーバードタクシーに全く似せた色とデザインのニセタクシーも堂々と走っていますから用心です。此れはジャカルタ市以外からも出稼ぎに来るタクシーも居ます、特にメーターを倒さないタクシーは要注意です。

昼間はそれ程ではありませんが、夜に一人で乗る事は恐ろしいのでやめた方が良いでしょう、行き先を告げても「道を知らないふりをする」「わざと遠回りをする」なんーって事は可愛いものでしょう「待ち合わせた仲間の所に運転して金を奪う」「後ろのトランクから男が出てきて脅された」などの話は沢山あります。

あるメイドさんは夜の暗い道で運転手からナイフを突きつけられて全財産を奪われたと言う事です、彼女たちの仕事は帰りが遅くなるのは普通だし、給料を自宅に置くのも危険なので何時も全財産を持って居たのです。

大学生の息子に送る学費を全部奪われたと泣いていました。インドネシア人の女性でも危険なので、ましてや言葉もあやしい外国人の私たちはもっと危険でしょうね。
 

 

                  
結婚式 (NO,38)

何回来てもインドネシアは不思議な国だと思います、毎日ここに住んでいてもそう思いますからね。これは余りにも日本と違う所とまた同じ所が渾然と生活の中に存在しているのですからね。

毎日の生活の中でも特に結婚式や葬式などが特に違いますね、インドネシア人は家族を一番大切にします、若い2人が自然に知り合ったとしても結婚式は一族の一番大切な行事です。式は殆ど新妻の母が取り仕切ります、各国のフアッションショーかと思うほどの原色華やかなそれぞれの衣装、帽子、スカーフ。そして違う顔と顔。

500とも700通とも言う案内状。出席したのは結局何人だか本人にも判りません多分1000人近いのでは無いかと言います。勿論出席者全員が本人たちと握手し、紹介されても本人たちには誰だか名前も判らない人も居ると言うことです。

近所の家は一日中彼らの結婚式で普通の生活も出来ません、だって道は塞がれ、テントが張られ、大音響の結婚式ですからね。数百m先から道端に案内が書かれ、道ごとに係りの人がいてどうして、誰が手伝っているのでしょうか?

新婦は3日前から白いご飯だけ、肉は勿論、野菜も食べてはいけない、やせる為、色が白くなるためだと言われます。家からも出られず「お腹が空いた」と訴える彼女に、彼は「きっと綺麗になっているよ」と電話で励ましたと語っていました。
 


             
日本人の恥ずかしい英語力 (NO,39)

 

私達日本人はデパートなどでは勿論のこと銀行でもレストランでも、インドネシア語が曖昧だと現地の人は今度は英語で聞いてきます、私たちは外国人ですから当然の事として英語が話せると思っているのです。

 

インドネシア人で大学を卒業する人はほんの稀です、しかし義務教育卒業の人でも英語は日本人よりは上手だと思います。インドネシア語の文字がアルファベットである事も有利かも知れません、また生活の中でも英語は沢山出てくるし町には英語が溢れています。英語教育が特別日本より多いとは思えませんのでやはり日本の英語教育が可笑しいのかも知れませんね。恥ずかしい問題です。

 

そして文化や教育の進んだ日本人がどうして英語が話せないのかと不思議がられます、でもイヤになる程いる日本の大学卒業生も殆ど話せないのが現実ではないでしょうか。しかもインドネシアには地方独自の言葉が現在でも沢山残っていて子供と親が違う言語で生活している事も珍しくは有りません。地方語、インドネシア語、英語が話せるのは此方の人には当たり前の話です、だから義務教育だけで英語が話せるのは当然なのです。

 

 

                  
プラウ、スリブ (NO,40)

ジャカルタのアンチョール公園から船で2時間から3時間「プラウ、スリブ」と言う島に遊んできました。スリブとは1000と言う意味ですが、実際には200余りの元は無人のサンゴ礁の島でした。20年ほど前から日本の観光会社が開発して外国人に人気のスポットです、観光開発された島は幾つかありますが今回は「Pantara、Island」と言う島に行きました。高速船、宿泊、昼食、夕食、朝食、昼食で料金は115,000Rp(約1万5千円)の料金で食事は豪華なバイキング料理でした。

観光客はやはり日本人が約半分ぐらいでしょうか、その他中国人や白人も来ています。まだ高いのでインドネシア人は多分いないでしょう。たまに新婚旅行の方が居るかも知れません。宿泊はバンガロー風なロッジで全て一戸建て、温水シャワーは有りますが、テレビは無し、レストランも一軒だけプールとテニスコートは有りますが商店もなし。その他は貸しボート、貸し釣り舟か、アクアラングだけの何も無い島です。ジャカルタから携帯電話も届きませんでした。

何しろ島を一周しても多分30分も掛からない小さな島です、しかし全て椰子に覆われ、水に入ればすぐそこにサンゴ礁や色とりどりの魚が群れをなして泳ぐまさに自然の島なのです。此処に来るまでこんなに簡単にサンゴ礁が見られるとは思いませんでした、しかも此処のおじさんは日本語はベラベラ、泳げなくても安心して一緒にサンゴ礁を案内してくれます。



                
プラウ、スリブの雲丹 (NO,41)

 

ウニは世界に860種類以上あると言います。熱帯にも日本近海にも居る「ガンゼダ」は毒のある長い棘を持ち黒い色です、身体の割に身が小さいし毒のある棘があるので食用には成りませんが最近は魚釣りの餌にするため大量に捕獲されています。波に長い棘を揺らしながら見える鮮やかなダイダイ色と紫色に輝く二つの口は幻想的に見えます。

 

泳ぎながらサンゴを見て、少し休むためにやっと背が立つ位の所で岩の上に立った途端「ギャー」やられた。右足の平を見ると10数本有るでしょうか長くて黒いウニの棘がまさにブラシの様に刺さっているのです。自分でそっと抜いてみたのですが簡単に折れてしまい中に残ってしまいます、仕方がないので友人を呼び「助けて!これを抜いてよ」「ダメダよ皆んな折れちゃうね」棘に返しが有るのか抜くことが出来ません。「足の甲の方からなら抜けるかも知れないヨ」冗談ジャーない足の平から甲まで棘が突き抜けたら大変だ。

 

やっと歩いて島の事務所で現地のスタッフに助けを頼みました。若い係員は「ワーすごい沢山あるね」笑い事じゃない、スタッフは私の足を押さえて丸い石を持って棘の刺さった足の平を叩きます「イタイヨー」と叫ぶ私を見て、現地の若者は叩きながら「私イタクナイネー」とか片言の日本語で返しながら足を叩き続けます、そして刺さった棘を皮膚の上から粉々にして、次にレモンかミカンの様な果実を絞って掛けてくれました。これで消毒になるの? プラウ、スリブの旅も楽しいのですが、痛い思い出ですね。

 

 

 

我が家の光熱費 (NO,42)

我が家はジャカルタの中心街からそう遠くない16階建てアパートですから平均的な外国人住居だと思います、いわゆる共益費のエレベーターや共用フロアーの電気代、セキュリティーなどは此方には無いようです多分家賃に含まれているのでしょう。しかし日本のアパートから見ると相当広いでしょう、家賃は国家秘密ですから教えられません、たまに日本から家族が来ても泊まる部屋は確保してあります。しかし単身赴任ですが自宅から通うメイドが毎日食事、洗濯、掃除をしています。

そんな我が家の毎月の光熱費は、平均でガス代(1,120円)水道代(1,280円)、電話代(1,400〜7,000円)そして電気代(10,050円)合計月平均では18,000円ぐらいです。何しろ年中暑いので冷房なしでは生活できませんだから電気代が一番高くなります。その他にアクア代(飲み水)は必需品ですまた有線テレビ代、インターネット、携帯電話代、新聞代などが掛かります。

勿論、水道、ガスなどは平均的ですが、電話代は日本に掛けるとすぐ高くなります、だからもっぱらE―メールが安いし早いし便利です。食費はいろいろでインドネシアの現地の食品なら多分日本よりかなり安いでしょう、しかし日本から輸入した「味噌、醤油、ダシのもと、野菜、酒など」は相当高くなります、だから日本人は結局高い食事代になります。生活費は日本に比べかなり安いのですが治安の問題を考えるとやはりアパート代はどうしても高くなりますね。



 

コインとお札 (NO,43)

 

現在使われているインドネシアのお金はコインが100Rp、500Rp、1000Rp、お札は1000Rp、5000Rp10000Rp、20000Rp、50000Rp、100000Rpなどです、これも単位はRpでルピアと呼びます。もっと小さなコインも古いお札もありますが、殆ど使われなくなっています。特に100000Rp札は紙ではなく合成繊維の様で折り曲がりません。

 

そしてお札には3桁ごとのカンマも無いので慣れないと本当に判り難いお金です、あまり丸が多いので始めは勘違いしてしまいます。特に1000Rpは汚く、手の平の中でグシャグシャにして持っています、高額紙幣も角が折れしわくちゃです、でも銀行のATMからは折れたまま出てくるので銀行の機械は日本より優秀なのでしょうか。

 

タクシーなどは高額紙幣を出すと運転手は例え有ったとしても「お釣りが無い」と言いお釣りを呉れません。だから何時も小銭も必要です。特にチップなどの時は低額紙幣が必ず必要です。また100Rp,などは実際買い物などには使う事は滅多にありませんが駐車場から出るときや、交通整理のおにいさんにも必要だし、また道で手を出す生活困窮者にも必要です、火事や、洪水の時には用意していないと道も通ることも出来ません。

 

お札は丸が沢山付いていますが、買い物や外での食事には忽ち無くなってしまいます、しかしお札を沢山持つ事は危険です、だから何時も明日のためにお札を点検して補充しておかなくてはなりません。




          
可愛そうな鉄道会社(NO,44)

 

「誰も褒めてはくれない」「批難ばかりで心臓が強くないと勤められない会社だ」インドネシアの鉄道の指導部はそう言っていましたが本当に可愛そうな存在なのです。

 

屋根の上に人が乗る、連結器の上に載る、だから落ちて死んだ人が判っているだけで今年になって65人もいると言います。屋根に乗らないようにいろいろ考えています、駅に停車時に屋根から色の水をかける、駅で棒で叩いて降ろす、屋根の無い電車も考えましたでもどれもダメでした。立ち席を増やそうと「つり革」を増やしても次々に盗まれています。最近は屋根に乗れない構造に電車を改造しています。屋根に乗った人を捕まえて裸にして「もう1人捕まえてくるまで帰さない」などもしています。

 

また無賃乗車も大変多く、一応改札口は有るのだけれどその他から沢山乗って来ます。「車掌をもっと増やして車内検札を増やせ」と言うことも聞きますが朝晩の車内は足の入る隙間もなく込んでそれも無理でしよう。無賃乗車は20%ぐらいと言いますが多分それより多いでしょう

 

これらに対し最近罰金も値上げして5,000Rpから「50,000Rpを支払うか定期券」を買うようにテレビなどで宣伝していますが高くて少ししか放送できません。もともと切符を買えない人たちなので罰金も払えません。でもほんの少しずつ収入が増えているようです。

 

 

 

2004年の来年の祝祭日 (NO,45)

 

1月1日(木)、新年

1月22日(木)、中国新年

2月2日(月)、犠牲祭、(連休)

2月23日(月)、ヒジュラ正月、(連休)

3月22日(月)、ヒンズー正月、(連休)

4月9日(金)、聖金曜日、(連休)

5月3日(月)、マホメット降誕祭、(連休)

5月20日(木)、キリスト昇天祭

6月3日(木)、ブッダ聖誕祭

8月17日(火)、独立記念日

9月13日(月)、マホメット昇天祭、(連休)

11月14日(日)、イスラム正月

11月15−16日(月、火)イスラム正月

12月25日(土)、クリスマス

 

その他に、4月5日(月)、総選挙

また、大統領選挙、決選選挙は休日となる予定。

これで来年の3連休は6回あると言われます。

 

それぞれの宗教によって正月が違い多く休めるのは良いけど

正月が5回もあると、これじゃー1年に5歳も歳を取っちゃうよ。

またこれを発表した次の日に曜日が違っている日があったとする

訂正が同じ政府から発表されるなどインドネシア的ですね。

 

 

            
最近の日本の重大な火災事故 (NO,46)

 

最近日本では企業などに依る重大な火災事故が多く発生していますね。

報道機関による物だけでも大変な数と大きさです。

 

3月、宮崎で旭化成工場で火災周辺住民9400人が批難。

7月、北九州市、新日本製鉄工場で火災、1人死亡。

8月、三重県の県企業庁のゴミ固形燃料発電所で爆発、2人死亡。

8月、名古屋市のエクソンモービルのガソリンスタンドが火災、6人死亡。

9月、愛知県の新日本製鉄のガスタンクが爆発、15人が重軽傷。

9月、栃木のブリジストン、タイヤ工場で火災住民5000人が避難。

 

これは日本の企業などが高度成長期に安全性を無視して設備拡大を続けてきた付けが回ってきたのでは無いでしょうか。

 

此方ジャカルタでも最近は乾季で雨が降らず空気が乾燥しているし水不足のために火災を広げてしまう事も多く見られます。ジャカルタ市内中心部にある200棟あるアパートに内、やく80軒の防火対策がされていなく、また市内980箇所有る消火栓のうちその1割が故障して使用できず、金も無いので修理も出来ない。

 

ジャカルタのアパートは高層のため消防のはしご車でも消火は困難でビル独自

の防火対策が必ず必要だと言われています。また最近では水不足のため、消火

栓907箇所の水が不足、タナバンの大火災では消火水が途中で枯渇してしま

った、なおジャカルタは水道普及率が60%しかなく、大通り以外での消火活

動は困難だと言われています。

 

 

ジャカルタの主な火災 (NO,47)

 

最近のジャカルタでの主な火災。

12月3日、西ジャカルタ、ジュンバタンブシで家屋630軒焼失。

125日、南ジャカルタ、2人が死亡、日本食スーパー「コスモ」のそば

1月2日、サリナデパート裏より出火消防車12台が2時間後消火した。

1月21日、インドネシアホテル裏、民家26軒が焼失、4人が死亡

1月26日、中央ジャカルタ、スネン市場、500軒が焼失。

2月6日、中央ジャカルタ、タナバン民家50軒、約600人が避難生活

215日、中央ジャカルタのメンテンで火災2階建て建物を焼失した。

219日、タナバン市場の5階建てビル、繊維、衣料2806店舗全焼。

2日間に渡って燃え続け消防車25台出た。

3月6日、南ジャカルタ、マンガライで900軒が焼損、約3000人が住居を失

チリウン川の河川敷で河川の拡幅工事が予定され消防車が2時間経ってから到着したため放火説や意図的に消火を遅らせたのではと噂されている。

311日、ジャカルタ特別州は今年1月だけで122件の火災が発生5人が死亡。

48日、西ジャカルタ、タンボラで中国寺院など全焼6人が焼死。

422日、南ジャカルタのテベットで小売店68軒焼損。消防車29台。

58日、ジャカルタ特別州の三ヶ所で出火7人が死亡した。

627日、北ジャカルタ、クラバガデインの民家125軒が焼損した。

71日、タンゲランで屋台と商店約300軒が全焼、チココル市場は

市役所は使用契約が切れているとして焼け跡は立ち退きを求め緑地帯などの再開発にしたいとしているが、商人などは反対している。

77日、西ジャカルタのトウバグスで家屋240軒が焼失した。

725日、ジャカルタ特別州の6箇所で火災、3000平米の雑草燃える。

729日、南ジャカルタのマンガライで民家25軒全焼、消防車25台。

8月25日、タナバンで住宅450軒が全焼、住民1260人が住宅を失った。

9月1日、特別州で4軒の火災が発生。民家140軒が焼失。

9月9日、西ジャカルタ、テェンカレンで民家225軒を焼失。

 

 

 乗客の8割がただ乗り(首都圏で国鉄)(NO,48)

 

車掌の不正も横行

国鉄(KAI)はこのほど、ジャカルタ首都圏を走る鉄道の一日あたりの利用客約45万人のうち、乗車券を購入して正規料金を支払っているのは2割のみと明らかにした。

 

8割が乗車券を購入しない理由について、国鉄は、客のモラルの低さに加え、検札と称して正規料金1500ルピアより安い1000ルピアを乗客から徴収し、横領する車掌の不正が横行しており、乗車券より安い車掌の不正を選ぶ客が多いためと説明した。

 

国鉄は今年6月、屋根に上ったり無賃乗車をした乗客に罰金5万ルピアを課す罰則強化を実施したが、これまで殆ど適用されていないのが実情。国鉄は「人員不足で屋根に上ったり無賃乗車をする乗客を完全に取り締まるのは不可能」と主張しているが、インドネシア省消費者協会(YLKI)などからは「サービス向上に向けた努力を怠らず、関連省庁と協力して問題解決に当たるべき」との批判が出ている。

(ジャカルタ新聞より転載、9月30日付け)




               
ボゴール線で追突事故 (NO,49)

 

4日、午後0時20分ごろ、ジャカルタ発ボゴール行きの下り電車が、西ジャワ州ボゴールのチルブット駅を出発後、停止していた電車に追突し、追突した電車の7両目が脱線、くの字型に折れ曲がった。この事故で追突された電車の乗客を中心に44人が負傷した。

 

警察の調べによると、チルブット駅を出発した直後下り電車に乗っていた乗客の1人が非常用のブレーキをかけたため、電車は間もなく停止した。

そこへ後続の下り電車が接近、運転手が約150メートル手前で、停止中の電車に気がついて急ブレーキをかけたが間に合わずに追突した。

警察はこの乗客が非常用ブレーキをかけた理由を追求するとともに、後続電車の運転手が、現場手前の信号を確認しなかったのか、信号係りに不注意が無かったか、など事故原因を調べている。この事故でジャカルタ発の電車はチルブット駅で折り返し運転。ボゴール発は運休となったが、5日午前11時すぎに復旧した。

 

電車の追突事故を捜査しているボゴール市警は5日、先発の電車が停止する原因となった非常ブレーキを引いた乗客のダーウイン容疑者(38)を過失傷害、後発の電車の運転手(42)を業務上過失致傷の容疑で逮捕した。取調べでは、ダーウイン容疑者は「誤って非常ブレーキを引いてしまった。ブレーキを引いた後、乗客から暴行を受けた」と供述した。

                 <じゃかるた新聞、10月6,7日付け>転載



                
「温かいビール」 (NO,50)

 

大きなデパート、賑やかなショッピングストアーには地下などに必ず大きな食堂街があります、フロアーの周りに沢山の店が並んでいますが、テーブルや椅子は中央にありどの店でも共通です。インドネシア料理は勿論、日本食もアメリカンフーズ、中華もあります。飲み物も何でもあり、インドネシア人は暑いので飲み物を必ず注文します

 

アクアと呼ぶ水も有りますが生暖かいのでこれは飲めません、此処には果物のジュースは安くて大変おいしいです。しかし沢山ある店でも夜になってもビールだけはありません、イスラムの国ですから原則アルコールは禁止ですからね。知っていながらビールを頼むと大抵のウエーイトレスは困った顔をしながら無いと言います、しかし慣れた店員は笑いながら近くのスーパーで買って来なさいと言います勿論持ち込みは構いません。

 

勿論日本レストランでは何時でもビールは飲めます、またスーパーなどでも売っていますが「ビンタンビール」が一番有名で「ANKAR」や「ハイネケン」も売っています、でも日本のビールは高いので滅多に売っていません。個人の家でも日本人を歓迎してビールを買って用意してくれる事もありますが、殆どは冷やしていない生温かいビールなのです。

 

         「第二シリーズ」終わり

 

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