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6月報告―――「工具も無いのだろうか」
トラブル車両が多く有り、Manggarai駅までバジャイに乗っていきました、3000ルピアです。 乗り心地は何かに捕まっていないと不安定なほど小刻みに揺れます。 放送装置等の払いだしを受けて、また倉庫事務所に戻りましたが、待てど暮らせど伝票が帰って来ません、あっそうだ今日は金曜日でした、一足違いで担当者がお祈りに出かけてしまいました、仕方が無い食事も出来ず1時30分まで待つかー。 6271編成と」6281編成の放送不良の為に予備品の放送アンプを2台持って行きます。 車内放送は何時使うのかと聴いたところ、Jakarta kota駅では6000形の車両が2編成止ま待って居る為に、乗客は行き先を間違って乗ってきてしまうので、この電車はBekasi行きと車内放送するそうです。 職員2名と私の4人、図面を広げて車体の下に潜り込み、遮断機動作正常、「うむー」解らない。 HBのアーク流しを外す用に指示、ADA,ADA(ある有る)と言って来る、見ると、アーク流しの壁板が割れてそのかけらが、HBのシリンダー付近に挟まれて、接触子が接触状態に近い状態で停止している、割れた傷は新しい、多分月検査時に壊れたもので人的ミス、私が言わなくても自覚しているはずです。 今朝通勤途中で踏切でバスの後部が大破しているのを見る、状況からの判断で、列車との衝突と思われる、運転台ガラス破損、床下ステップ曲損。 曲線で見とおし距離50m、非常ブレーキが間に合わず、10m先で停止、かなり低い速度でバスに衝突した模様、乗客はバスから全員降りていた、列車は運転打ち切り。人身事故にならず良かった。 パンタグラフのトラブル、支持金具が折損した。職員が5人ほど来て支持金具を取替えてくれる、まともな道具が無く分解作業がとても困難です、テパーピン1本抜くのに今日は直ならないのかと思うほどです、後から腕の良い職員が来ました、真ともな道具を持っていて、扱い方も上手です私が手を出す必要はなさそうです。 新しいものに振れる楽しみを感じながら直しているように見えました。昼食も食べて無い様子ですが、順番にでも食べているのですかね、良く解りませんが働く事は良くやっています。 午後JICA事務所で会議、少しは男前を上げて行こうと、昨夜急に思いつき髪のカットをお手伝いさんに無理にして貰いました、少しトラガリです。 月検査をしている車の6両の回りを、宇宙衛星の様にぐるぐる回っていると、検査している職員が話し掛けてくる、現場に出ている楽しみの一つです。 抵抗制御車は、同じ事が起きると電流計が上がるとか? 中間車だと運転士には解らない?プロの運転士なら、1ユニット力行不能ですから力が無くなり、「解るはずですがねー」それとも8両連結だと解らないのですかね? 色々と楽しい一時でした。 パンタグラフ下げシリンダーが未分解清掃でしたので、架線電圧の切れる場所に入庫できましたので、安全に仕事が出来ました。私の指示ではなく、職員一人で車両の移動から,分解手入れまで行いましたよ。 |
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7月報告――「駅構内に山羊が放し飼い」 6000形車両のシルバーシートはインドネシアでも日本と同じように特別の座席として利用しております。妊娠しているご婦人やお年寄りはどうぞと言う扱いですよ。 今日は係員に、6000形車両のDC-DCコンバータの動作説明をしました。説明書(翻訳済み)は、事前に渡して有りますが読んでない様子。例えばチョッパー回路の周波数などの説明ですが感覚的に解るようですが、これだけでの説明に30分はかかりますから、覚える方も教える方もエネルギーが必要ですね。 今日は冷房定期点検です。冷房整備の専門の人達は職員ではなく1日幾らで雇われています。この冷房は、三菱製で日立製とは総て違いますので予備品がまったく有りません、トラブルが有ると困りますね。 運転士は、電気ブレーキのスイッチを切って運転するようです、車輪は熱を持ちブレーキシューの寿命にも大きく関係します。電気ブレーキスイッチは常時入りの状態にしても良いかと聞いてきたので、ジャンパル(jumper)してもいいと答えました。電気ブレーキスイッチを運転士が切っても、電気ブレーキが働くように内部配線をつなぎ変えることです。 Bogor駅構内に山羊が放し飼いされています、電車が警笛を鳴らし速度を緩めて走っています、山羊たちは一生懸命走って逃げます、今のところ怪我も無く共存していますよ。 ブレーキシューが磨耗して取替る事を要求すると、後で取りかえると言って収まる。 何しろ鋳物のブレーキシューが磨耗しきってホルダーだけの車両を時々見ますから、日本と安全に対する感覚の違いがありますよ。 SUKABUMIに行くお客さんを乗せたデイゼルカー4両は超満員車両です。 5両で20本の車軸の内3本の車軸はブレーキが無い状態で山道を運行しています。台車と車体が直接当たっている痕跡もあります、主バネが折れているし連結器も磨耗がかなり進んでいる、この列車でSUKABUMIには行きたくありませんよ、ぞーと寒気がしますねー。 |
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8月報告――「モーターの空気取りれ口はゴミが一杯」 6000形の運転方法は、1度に4ノッチ迄入れません、変電所の容量が少ないので考えた運転をしています。最高速度も90Km/h迄しか出しません。軌道は悪く運転士もブレーキをかけて徐行します、横揺れ縦揺れがありダンパーだけでは吸収できない様で、ごつんごつんと音を上げています。 冷房が止まると、お客さんが乗務員室のトビラを叩き知らせて来ます、冷房専門の職員が添乗していますから、直ぐ点検していました、冷房に掛ける意気込みは日本と違う感覚ですね、多分優良列車の感覚だと思います。車内検札は制服制帽姿の(日本と同じ姿です)車掌さん一人でしていました。 主電動機カバーの空気取り入れ網部に、ビニールや紙くずが全体を覆っている、冷却空気がほとんど入らない状態です。弱りましたね、自然との戦いではつらいですね、彼らがコマメニ清掃すれば良いのですが、現実はあまり望めませんね。 主電動機のフィルター清掃をしました、ほとんどが100%塞がっているように見えます。 弱りましたねー、他のレオスタッテック車両は、車内から空気を取り入れているタイプですから、彼らにして見れば今まで体験が無いわけです。 ここBekasiは、自主的に月2回主電動機のごみを取り除く作業をしていました。場長みずからつなぎを着て道具を持って仕事をして居ます、もちろん部下達も運転して整備もします。日本では専門職ですがインドネシアは両方の仕事をし良く働きますよ。主電動機の空気取り入れ部のフィルターは全部きれいに掃除されて居ました。ありがたいですね。 車体清掃は毎日していますが、最近は黄ばんで来ました。 特にBekasiの車両が黄ばんでいます、原因は洗浄している水とのこと、水田が近いのでそのせいと言っています。 放送装置のヒューズ切れが多発しています。現在JakartaKota駅でしか車内放送をしていないとの事でした。 半田コテ、半田吸い取り器、ラジオペンチの工具を買って来てつかわせています。どうも、現場の工具は個人持ちの管理をしているようすで、道具を言うと人の名前を言いますから、昔の日本と同じ個人管理されています。 運転手がポイントを反して下さいと言うので、大げさに指差し呼称をして見せました。後でその運転士が来て、指差し確認はBagus(良い)と言っていますから、彼らも教育はされて居るのでしょうが、現実は行なっていません。 6000形車両の予備品の購入については、前回車両全体の部品リストを出したが、日本側から断られたままであるとの事。車両の部品が手に入らないと、先細りになり車両の運用が出来なくなるので、幾らでも良いから購入してもらいたいですね。 |