
宝石・ジェムストーン・・・
知れば知るほどその奥深さ、多彩さに
地球の偉大なるパワーを感じさせられます。
長い年月をかけて育まれた宝石たち
彼らのことをもっと知りたいと思いませんか?
もしかしたら地球は彼らに神秘のパワーを吹き込み、
私たちに壮大なメッセージを送り続けているのかも知れません。
| 鑑別書と鑑定書 宝石の硬度 宝石の靭性 宝石の特殊効果 99.9.8アップ エンハンスメントとトリートメント 99.9.22アップ 宝石コレクション |
鑑別書と鑑定書の違いファッション性で選ぶ日常使いのジュエリーは別として、少しあらたまった宝石を選ぶ時、誰しも多少の不安や迷いを感じるのではないでしょうか。その石は本物だろうか?どのくらいの価値があるのだろうか?などなど。そこでひとつのよりどころとなるのが鑑別書と鑑定書ですよね。ではこの二つはどんなことを証明しているのかご存じですか?ここではこの二つの証書の違いとそれぞれの内容をご説明しましょう。鑑別書宝石の身分証明書と言えるのが鑑別書です。その石のサイズや形状に加え、天然のものか、合成か、模造(人工)か、また天然である場合も何らかの処理が施されているかを記したものです。鑑定書
こちらはダイヤモンドの成績証明書といえます。カラット(重量)以外は人間の眼による判断となりますから、かならず二人の鑑定士によって評価が下されます。4Cの項目以外にはプロポーションの詳細や仕上げの状態も記されます。 宝石の硬度について宝石の耐久性・実用性?はその硬さによっても左右されます。宝石は鉱物だから硬いモノ、とイメージされる方も多いと思いますが、その硬さも様々、最も硬度の高いダイヤもあれば、ガラスとほぼ同程度の硬度のアパタイトもあるのです。 現在、宝石の硬度はドイツの鉱物学者F.モースの考案したモース硬度で表されています。これはダイヤモンドの硬度を10、滑石を1として10段階に分類したもので、宝石同士の硬さを相対的に順位づけたものです。 今後宝石を個々に取り上げ解説していこうと思いますが、冒頭にモース硬度も明記しますので、「これはあれよりも硬いけど、***には劣るんだー」という風に比較してみてください。 購入する時は色やカタチだけでなく、硬度も知っておくと良いでしょう。そうすれば自然と立ち振る舞いに注意することもあるでしょうし、保管にしても慎重になると思います。 私のような粗忽者は買わないでおこう・・・なーんてこともアリ(・・)/ 宝石の靭性について靭性とは粘り強さのことで、これもまた耐久性に大きく関係します。摩擦やひっかきなどに対してはの強さは硬度ががポイントとなりますが、割れや欠け易さはこの靭性の度合いがポイントです。ひすいなどは硬度は低いのですが、内部構造の特性のため靭性は高く、落下などの衝撃を吸収しやすいんです。同様に硬度はひくいものの衝撃に強い石の代表的なものはパールです。 靭性に関してはダイヤモンドは劈開性のため、ルビーやサファイヤ、そしてひすいにも劣ります。意外ですよね。 宝石の特殊効果皆さんもご存じの通り、宝石には神秘的な表情をもったものが数多くあります。 |
| 宝石名 | 目的 | 方法 |
| ルビー、アクアマリン | 黒み・かげりを取り除く | 加熱 |
| ブルー・グリーントルマリン ブルーサファイヤ |
明るいトーンにする | 同上 |
| シトリン、ピンクトパーズ | 色調を変える | 同上 |
| エメラルド | 透明度を上げる | オイル含浸 |
| ジェダイト | 光沢を出す | ワックス含浸 |
| 珊瑚 | 表面の小孔を埋める | 充填 |
| 宝石名 | 目的 | 方法 |
| オパール、珊瑚、パール、トルコ石、ラピス | 無色・白色から着色 | 色素着色 |
| ダイヤモンド、エメラルド | 色を濃くする | コーティング |
| サファイヤ、ルビー | 無色から各色へ | 表面拡散 |
| ダイヤモンド、パール、ベリル、トパース、ピンクトルマリン | 色の改変 | 放射線照射 |
| エメラルド、ルビー、サファイヤ、オパール、トルコ石 | 色の改変 | 含浸 |
| ルビー、サファイヤ、エメラルド | 表面のキャビティの充填 | 充填 |
| オパール | 白から黒へ | 加熱 |
| 化学組成 | SiO2/nH2O |
| 硬度 | 5.5〜6.5 |
| 屈折率 | 1.44〜1.47 |
| 主な産地 | オーストラリア・メキシコ・ブラジル・ シンドネシア・アメリカ・ホンジュラス タンザニアなど |
オパールは他の鉱物と異なり、規則正しい原子配列を持っていません。この非晶質であるために起こるのが遊色効果です。
この遊色効果ですが、日本ではその神秘さゆえに昔から好まれてきましたが、18世紀のヨーロッパでは持ち主を不幸にするという迷信から疎まれていました。
一言でオパールといっても数種あるのをご存じですか?
以下に箇条書きしますと
| 化学組成 | AL2O3 |
| 硬度 | 9 |
| 屈折率 | 1.76〜1.77 |
| 主な産地 | ミャンマー・スリランカ・タイ・ベトナム・ カンボジア・インド・オーストラリア・タンザニア など |
7月の誕生石ルビーはその鮮やかな赤色のためか、古くから病や災いから身を守る宝石と言われてきました。鉱物学的には、サファイアと同じコランダムで、赤いものをルビー、赤以外のものをサファイアと呼びます。何故同じ石なのに色が違ってくるのか・・・。それは、中に取り込まれた不純物の元素の種類や量の違いから生じるのです。この場合、酸化クロムや鉄が決め手となります。
最高級のルビーはミャンマー産のそれも「ピジョン・ブラッド」と称される濃い赤のものです。ルビーはわずかに蛍光性を帯びていますが、この最高級のルビーは際だってその性質が高く、そのため、暗い所でもゆらゆら炎のように赤く見えるそうです。(見たことないから想像しますが・・・妖艶)
先のコーナーでも書きましたが、アステリズムあるカボションカットのルビーをスタールビーと言いますが、ルビーの赤はちょっと華やかすぎと感じる方でも、スタールビーには控えめな色味と神秘性が相まって、心惹かれるのではないでしょうか。スターサファイアも同様で、シックな印象は昔から「和」のイメージにも合いますよね。
9月の誕生石サファイアの深遠なブルーには、淑女の気品と高貴な印象が漂います。故ダイアナ元英国皇太子妃が、婚約指輪として贈られたのも大粒のサファイアだったのを覚えている方の多いでしょう。
ブルーサファイアも産地によって色味が異なり、オーストラリア産は暗く濃い青で、通販雑誌などでよく見られます。非常に安価なものになると、殆ど写真で黒にちかく映ります。透明度の高いのは、スリランカ産で、清涼感あるブルーです。また。サファイアには様々な色がありますが、そのバリエーションは、無色のホワイトサファイアから、ピンク、イエロー、グリーン、パープルなどいろいろ。そのなかでも最も希少性が高いのがパパラチアです。その色味は、ピンクとオレンジの中間色で、「King of Sapphire」と称されるのもうなずける、それは魅惑的はサファイアです。
ちなみに、ホワイトサファイアはカジュアルなジュエリーではメレダイヤの様に、脇石や取り巻石として使われることもあります。他のカラーは希少性も高いため、メインとして扱われることが殆どです。
ルビー・サファイアは硬度が高く、お手入れや保管もダイヤに次いで簡単なので、日常的に安心して使えますよ。やはりルビーの赤も暖色系の明純色なので、興奮色です。興奮色と言うと聞こえは悪いですが、気分を高揚させたい時や自分に喝入れたい時に身に着けると効果あります・・・カラーコーディネートも少しかじったので、確かです。お試し下さい(^^)/

| 化学組成 | SiO2 |
| 硬度 | 7 |
| 屈折率 | 1.54〜1.55 |
| 主な産地 | ブラジル・マダカスカル・スイス・スリランカ・オーストラリア・アメリカ・メキシコ |
| 化学組成 | Be3Al2 |
| 硬度 | 7.5−8 |
| 屈折率 | 1.57〜1.6 |
| 主な産地 | ブラジル・マダカスカル・スリランカ・ロシア・ジンバブエ・ナミビア |
3月の誕生石・・・
その名が示す通り、清々しさ100%のアクアブルーの透明石ですが、鉱物学上ではエメラルドと同じベリル属に属します。地質環境の違いがこの大差を生むのです。面白いですよね。
ただし、エメラルドと異なりアクアマリンは夜の人口照明の元では自然光の元よりも輝きまして見えることから、欧州社交界では「宝石の夜の女王」と呼ばれ,華やかさを競い合う世界でもてはやされてきました。
原石の状態では本来、少々緑がかった青なのですが、研磨の段階で熱処理を施し、緑をとばしています。また産地によってはかなり濃いめのマリンブルーのアクアマリンが産出されますが、現在では商用名で「サンタマリア・アフリカーナ・アクアマリン」と呼ばれ、他のアクアマリンと差別化されて扱われています。ずっと以前ですが、どちらかというと淡めの水色のアクアマリンが好まれた時代もありましたので、希少性だけでは語れない時代性(色の流行)と流通との関係の一例です。
石の持つ力として知られているのは、水を思わせる色に由来してか、古くから海難防止のお守りパワーです。更に、透明感ある若々しいイメージも重なってか、若さを保つ力もあるとされ、人生という航海において、希望の輝きで照らし導いてくれる石とも言われてき
ました。
| 化学組成 | Be3Al2 |
| 硬度 | 7.5−8 |
| 屈折率 | 1.57〜1.6 |
| 主な産地 | コロンビア・ブラジル・ジンバブエ・ザンビア・モザンビーク・オーストラリア・インド・ロシア他 |
5月の誕生石・・・
5月の誕生石エメラルドは、新緑の季節にふさわしくその宝石言葉は幸福・幸運・長寿です。
歴史上では古代エジプト女王・クレオパトラがこよなく愛し、鉱山を所有していたことで有名です。
鉱物学的にはベリル族ですが、他の同族の石と決定的に異なるのは、エメラルドには多数のインクルージョンが含まれていることです。それは「キズのないエメラルドは、欠点のない人間を探すよりも難しい」という諺があるほどです。
エメラルドが他の石と異なる点はもうひとつ、それはカットです。いわゆるエメラルドカットと呼ばれるステップカット(四角の四隅を面取りした八角形のカット)です。エメラルドはモース硬度は比較的高いものの、強靭性は低く内包物が多いため、より大きくとりながらも、極力衝撃を受けにくくするために工夫されたのがこのカットです。しかし、現在は技術も発達し、他の様々なカットも普通になってきました。
エンハンスメント・・・エメラルドは結晶に隙間(Fracture)があり、内包物を取り込んでるため、硬度は高いものの、割れやすいのが最大難点。その難点を克服するために含浸というエンハンスメントが施されているのが一般的です。具体的に説明しますと、カットや研磨の時に、その隙間に空気が入ってしまったり白色化してしまうのを防ぐために無色のオイルを含浸させ、本来の美しいグリーンをキープしています。
エメラルドの扱いでの注意事項は、上記のことからもお分かりのとおり、衝撃を避けることがまず第一に挙げられます。決して他のジュエリーとごっちゃにジュエリーボックスなどに納めないでくださいね。ちょっとしたぶつかり合いで怪我をするのはエメラルドです。
それと、含浸でオイルを含ませてありますので、超音波洗浄器は厳禁!オイルが溶け出し、たちまちエメラルドは損なわれてしまいます。
パワーストーン効果としては、深い緑色が眼の疲れを取るということと、妻である女性が持つと愛情が深まり、貞節と安産のお守りとなると云われています。