金・ゴールド
プラチナ
シルバー
ダイヤモンド
パール
リングの種類(99.9.10アップ)
|
お気に入りの素材は?
金と人類のお付き合いは古代オリエント文明までさかのぼれます。金の元素記号Auはラテン語のaurumに由来し、その語源はヘブライ語のOr(光の意味)とされています。ちなみに今もイタリア語でゴールドはOro、フランス語ではOrと、そのまんまです。英語のGoldは実はサンスクリット語の「輝く」という意味の単語を語源としています。
金の不変性
実は金は純粋(純金)状態では超安定の物質で、王水以外の物質に対しては反応しません。高温や水に接しても酸素と化合しません。つまり、錆びたり燃えたりしないのです。その不変性に古来人々は永遠の繁栄と富、不老不死をダブらせそのシンボルとしてきました。
金の展性
純金はなんと1グラムで畳1/3ほどまで伸ばすことが可能です。この展性あってこそ金箔が可能なんですョ。
金の加工硬化と合金
上で書いたとおり、純金は非常に軟らかく、そのままでは手の力でも曲げてしまうことも可能です。しかし不思議なことに、叩いたり曲げたりを繰り返すと硬くなるのです。このことを「加工硬化」と言います。この特質は金製品を作る過程で利用されています。しかし、それだけでは実用的とはほど遠く、ジュエリー製品にするためには合金にして硬度を上げ、耐久性高めています。通常銅と銀を半分ずつ割金として使用します。金製品が赤っぽく変色したりするのはこの割金のせいですが、割金なしではその性質からすぐに傷つき、摩耗してしまうのですからいたしかたありません。リングの爪が洋服に引っかかって曲がってしまい、高価な宝石を落としてしまうなんて考えたくもありません。
この割金の比率によってホワイトゴールドやピンクゴールドといったカラーバリエーションが可能です。この詳細は改めてご説明しましょう。
プラチナ
プラチナ(Platinum)は古代エジプトやインカ文明の遺跡出土品の中にもその存在が確認されていますが、本格的に他の金属と区別されジュエリーに使われ始めたのは、18世紀中頃英国王室学会において報告された後のことです。つまり、わずか250年あまりのジュエリー史なのです。Pt(プラチナの略)の特質としてはその比重の高さと融点の高さが上げられます。つまり、同じデザイン、同じサイズのリングでもK18のものと比べると重く、加工に際してはK18よりも高温が必要になったりします。
合金
純Ptも純金同様、そのままでは軟らかすぎてジュエリー制作には不適切です。通常流通しているPt製品は、Pt950,Pt900などの5%〜10%の割金との合金です。しかし、現在では極めて微量の元素を添加することで従来よりも50%も硬度を上げたPt1000を使った製品も多く店頭で見られるようになってきました。
日本人好みの光沢
Ptの控えめで上品な白色の光沢や色味は、日本人のメンタリティや日本の伝統的な色彩感覚にフィットし、現在では全世界のジュエリーとしてのPt消費量の80%以上を日本国内で占めています。特にブライダル市場では圧倒的なシェアを占め、結婚指輪と言ってゴールドのリングを想像される方は少ないのではないでしょうか? さらに婚約指輪となると思い浮かぶのは立て爪タイプのプラチナ&ダイヤモンドリングがダントツですよね。まさに無垢で凛とした花嫁に相応しいものとしての安心感すらあり、個性よりも儀礼を重視する日本の伝統的結婚観に支えられここまで広まったのでしょう。
欧米では長い歴史をもつシルバージュエリーですが、日本においてファンシーアクセサリーの分野から本格的にジュエリーの仲間入りしたのはここ10年のことです。純Svの場合もやはり軟らかすぎて実用的とは言えず、銅を割金として合金にして使用されます。欧州で一般的なスターリングシルバー製品には925と打刻されていますが、これは92.5%のsilverであるという意味です。日本では950、つまり95%純度が主流です。
シルバーは空気中の硫化水素や水中のオゾンなどと反応しやすく、すぐに表面が黒ずんだり輝きを失ってしまいます。しかし、使い込まれたシルバーの鈍い輝きと黒のコントラストは計算されたデザインでは時とともに味わいを深めてくれます。欧州には数多く大人向けの洗練されたシルバージュエリーが存在します。シルバーというと10代向け中心の日本の事情と比較できない歴史の違いを認めざるを得ません。私も気に入っている北欧ブランドがありますが、日本国内では見かけません。いつかご紹介できたら・・・と思っています。
シルバー製品のお手入れについてはQ&Aのコーナーでチェックしてください。
こちらからジャンプ
歴史
ダイヤモンドと人間のお付き合いは、紀元前4世紀のインドにまでさかのぼれます。その頃は風化浸食された原岩が河川で運ばれ堆積したものが採取されていました。しかし、19世紀に南アフリカで原石が発見され、ダイヤモンドのシンジケートであるデ・ビアス社によって独自の販売機構が確立され現在世界のダイヤモンドの産出量の85%をコントロールし、市場価格を安定させています。ちなみに、原石は発見された町の名キンバレーにちなんでキンバーライトと名付けられました。しかし、ダイヤモンドが宝石として最高位につけたのは、何と言ってもあのブリリアントカットが発明されたからでしょう。実はダイヤモンドであれ、原石はまるでただのガラス玉のようで、あの魅惑的な輝きは無いのです。嘘みたいですよね。
ダイヤモンドの特質
劈開性
地球上で最も硬い物質と思われているダイヤモンドですが、どうしてあのような研磨が
可能なのでしょう。それはダイヤモンドの結晶構造により、硬度の方向性がある為です。この性質を劈開性と言います。現実的な話をすれば、どんなに高価で上質のダイヤモンドでも、衝撃の方向性によっては割れてしまうことになります。ダイヤモンドだから大丈夫だなんてナシですよ。
親油性
ダイヤモンドは水をはじき、油と馴染むという性質も持ちます。と言えば、想像しやすいと思いますが、実は油膜の汚れが付きやすく輝きもくすみ易いのです。以前勤務していた会社で販売したエンゲージリングのダイヤモンドが「輝かなくなった、鑑定がまちがっているのでは・・・」と激怒していらしたお客様がいらっしゃいました。持ち込まれたそのリングを見て愕然。見事に油膜で覆われ輝き失せたダイヤになっていたのです。当然、洗浄で元の姿にもどったのは言うまでもありません。恐らく、大切な大切な婚約指輪だけにずぅーっと外さず、お化粧したりお料理したりと日常生活されていたのでしょう。同様なクレーム?は数多く見聞きしてきましたが、知らないばかりに損なってしまっているという残念な例が多いのが残念です。
品質評価
みなさんもよくご存じのダイヤモンドの4Cとは、アメリカの宝石教育機関のGIAが開発したグレーディングシステムです。他にもいつくか方式が存在しますが、日本においてはGIA方式が最もポピュラーです。
4Cとは カラット・カラー・クラリティー・カットの頭文字のCのことで、それぞれのアスペクトからグレーディング(鑑定)するものです。個々の評価内容等具体的な事柄は別のコーナーで少しずつアップしていくつもりですが、ここでは基礎を押さえて解説します。
Carat(重量)
カラットとは宝石の重量を示す単位で1ct=0.2gです。ダイヤモンドの原石の大多数は1ct未満です。勿論、大粒になればなるほどその希少性は高くなり価格に大きく反映します。
Colour(色)
無色透明と思われるダイヤモンドにもわずかながら色味があります。そのグレードは完全無色透明と思われるDグレードからアルファベット順に下がっていき、Z以下になると逆に希少性の高いファンシーカラーダイヤモンドとなります。ほぼ無色と判定されるのはG.H.I.Jクラスで、一般的にファッションジュエリーに使用されるものはこのレベルです。ファンシーカラーダイヤモンドにはブルーやピンク、シャンパンカラーなどがありますが、天然のカラーのものは極めて珍しく、現在では処理によって色づけされたものも多く出回っています。しかし、デザイン性で優れていたりファッション性の高い商品でしたら、処理云々にこだわることなくそのカラーと輝きを着こなす方がおしゃれかと思っています。
Clarity(透明度)
天然であるためダイヤモンドも結晶形成時に内包物を取り込んでしまうことはさけられません。無傷透明なものが最高級とされますが、それも鑑定士が10倍の顕微鏡で観て判定するものです。この最高級グレードをフローレス(Flawless)とし、以下、
VVS(Very Very Slightly)
VS(Very Slightly)
SI(Slightly Inclueded)
I(Imperfection)
と下がっていきます。
Cut(カット)
4つのCのうち唯一人間がその評価を左右できる項目です。仕上がりのプロポーションと研磨の善し悪しがグレーディング評価され、最上級のエクセレントから、ベリヘグット、グット、フェアー、とランクは下がります。
パールの似合う女性になりたい
歴史
真珠は西欧では旧約聖書、日本では古事記や日本書紀などにも関連記述が観られることから、古来より身近な存在だったようです。真珠は核となる外套膜の一部が母貝に入り、貝の分泌物がその核を包み込むことで成長した有機質の宝石です。現在のような大きな市場となったのは、明治時代に御木本幸吉氏による養殖の成功あってのことです。
特質
真珠の表面は真珠層という炭酸カルシウムの結晶が数千と重なり合って形成され、その重なりがあの微妙な光沢を生みます。
一般的にはピンク系の色味が好まれますが、私個人としてはやはり、個人個人の肌の色との相性チェックして購入されることをお勧めします。ネックレスの場合はとりわけ胸元からお顔全体に影響します。若々しいピンクは年をとるにつれて肌の色を更にくすませて見せてしまうでしょうし、私のように黄みがかった肌の場合だとむしろクリーム系の方が鏡の中の自分が落ち着いて見えます。
店頭で事後欄になるとパーールって、一粒の中にクリームあり、グリーンあり、ブルーあり、と実に様々な色味が重なり合っていることに気づくはずです。是非じっくりご覧になってみて下さい。
種類
真珠はその母貝の違いで作られるタイプも異なります。ここではとりあえずその違いについて簡単にご説明いたします。
- アコヤ真珠・・・・・一般的に「真珠」で思い浮かぶのがこの真円のアコヤ貝でつくられる海水産パールでしょう。
- シロチョウ真珠・・・南洋真珠とも呼ばれ、シロチョウ貝を母貝として熱帯の海で育ちます。12mm−13mmといった大珠が一般的です。
- クロチョウ真珠・・・黒蝶真珠とも呼ばれ、現在ではタヒチや石垣島で養殖されています。その名の通り、グリーンブルーがかった深みある艶は、着ける女性に自信や風格を漂わせてくれます。
- 淡水真珠・・・・・・湖や河に生息するイケチョウ貝が母貝で、その形は楕円のものが中心です。中国産が多く価格も手頃なので、カジュアルなアクセサリーにも多用されています。
この他、半球状のマペ真珠などがあります。これは大振りサイズとその形状を生かしてブローチ・ペンダント・に多く使われています。
パール製品についても改めて書いていきたいと思いますが、デリケートな宝石なので先にお手入れについてのコーナーでチェックしておいてください。こちらからジャンプ
ジュエリーの中心的存在と言えばリングを挙げる人が大半だと思います。昔からリングは贈る人、着ける人が特別な思いを込めたり、デザインや着ける指でその思いを表現してきました。
ここでは固有のメッセージや願いに焦点をあてて分類、解説しましょう。
- 結婚指輪(Marriage Rimg)・・・・・言わずと知れた結婚に際して男女が取り交わすリング。その歴史は古代ローマまでさかのぼれます。また、古代エジプトでは左薬指は血管が心臓までつながっているとの伝説の為、永久の愛を誓うリングに相応しい指とされていました。
今も結婚指輪は左薬指ですよね。現実的なことを言えば、最も動きがなく、様々な手仕事の邪魔にならないのでずーーーっと外さずに済むという点でも結婚指輪に相応しいとも言えそうです。
- 婚約指輪(Engagement Rimg)・・・・婚約のしるしとして男性が婚約者の女性に贈るリング。現在はダイヤモンドの立爪タイプが主流ですが、これはデ・ビアス社のプロモーションの成果と言えます。過去においては誕生石等も多かったはずです。少なくともお給料の3ヶ月分は作りすぎかな。昨今は額にこだわらず、デザイン性、実用性重視のカップルが増えています。
ちなみに、初めてダイヤモンドリングをエンゲージリングとして贈った人物は、オーストリアのマクシミリアン大公だそうで、今から5世紀前の事です。
- エタニティリング(Eternity Rimg)・・・・夫が妻へ子供の誕生や記念日等に、永遠の愛を意味して贈るリング。永遠に続く・・・を表現するように同一サイズのダイヤモンドをリングの面とダイヤの面がほぼ同じに一列にぐるりと留めたものが基本です。全周ダイヤが留められているデザインはフルエタニティと呼ばれています。
リング幅が均一でストレートなので、一般的なマリッジリングとの重ねづけが可能です。一見地味なマリッジリングもこのエタニティが寄り添うと一足飛びに格が上がって見えます。個人的にはスイートテンダイヤモンド(以前デ・ビアス社のPRデザイン)よりも重ねて日常的に着けられるエタニティを記念日リングとしてお勧めしたいです。
- ベビーズリング(BABY’S Rimg)・・・・赤ちゃんの誕生のお祝いや記念として父母や祖父母がその赤ちゃんに贈るリング。生後 1.2ヶ月の赤ちゃんの指がやっと通る#1サイズで、誕生石が留められたタイプが多く見られます。当然ながらリングとしてではなく、お母さんがペンダントトップとして使い、いづれ成長した我が子に渡されます。
記念として指に着けさせて写真に収めておくと良い記念写真となるはずです。
- ポージーリング(Posy Rimg)・・・・中性の欧州、主に英国で流行した愛の言葉が刻まれたリング。現代のようにあからさまな愛情表現が難しかった時代ならではの産物です。しかし、その刻まれた文句は目にする方が赤面してしまうものも。
たしかロンドンのビクトリア&アルバート美術館(V&A)に数多く展示されていたと記憶しています。余談ですが、アンテェークジュエリーに興味がある方でロンドンに行かれる方は、V&Aのジュエリー展示室にも立ち寄ってみては如何かと・・・。相当数の展示品をじっくりメモ取りながら見ることが出来ますよ。
ポージーリングが現代に復活したのは、90年代始めプラチナギルト(プラチナのPR機構)のプロモーションの成果です。
- ピンキーリング(Pinky Rimg)・・・・ピンキーとは小指のことです。昔から小指はチャンスの象徴とされ、右手小指にするピンキーリングはお守りとして、左小指にするピンキーリングは願い事がある時に着けると良いでしょう。つまり、右は現実、左は精神との関係が深いのです。
ピンキーリングを選ぶときはサイドからの見え方もチェックしてください。また、利き手に着ける場合は日常の作業に支障がでないデザインを選ばないとね。
- インデックスリング(Index Rimg)・・・・
方向を指し示す人差し指、この指は意志や開拓の象徴です。右手人指し指には自分の意志を強固にしたいとき、左人指し指には精神的に前向きでありたいと願うときにリングを着けると良いかも。
小指同様目立つ指で、しかも親指と離れているので、大胆なデザインや幅のあるタイプが映えます。
- サムリング(Thumb Rimg)・・・・権力や権威を象徴する親指、右手親指のリングはあなたをリーダーの風格を与えてくれます。左手親指のリングの場合は、現実の難関を突破したいときに精神的パワーを強めてくれます。
この他中指は直感・インスピレーションを象徴し、特に左手中指は願い事に相応しい宝石の付いたリングを選ぶと良いと言われています。
|