今回は野球の話なんで野球知らない人はなんだかわからないかもしれませんあしからず。
で、前もって言っときますが私はサッカーはもちろん野球も大好き。ネットでも巷でもよく見かける「サッカーなんか・・・」「野球なんか・・・」と不毛にののしりあってる類ではないので。ガキのころはサッカーより野球で遊んだし(そういう時代なんでね)、自宅や学校・近所の家のガラスを何枚割ったことか。小学生のころはソフトボール部にも所属してたし前の会社にいたころは草野球やってたし。もちろん今も度々野球観戦にも出かけるし。
知ってのとおり金メダルを至上命令とされた「最強」プロ集団の五輪野球チームが金を逃しました,ね。ほんとに最強ならイチローやら両松井やらメジャーリーグ(以降MLB)勢がいてこそ「最強」なんだろうけど、MLBは五輪参加を認めていないからそれは仕方ない(MLBの選手が出場してくればアメリカはもとより中南米諸国は目茶目茶強いので最強などと悠長なことも言ってられんのだが)。でもそれを差し引いても”最強”じゃないわな、こりゃ。
まず本気で勝つつもりならリーグ中断してでもホントに「使える」選手を召集できるようにしないとね。諸外国ではリーグ開始を早めたりそれなりの準備はしてるわけだし。“夏休みで客入るのにそんなときにリーグ中断してどうするの”とか日程の長期化やらなんやらを理由でそれはかなえられず。リーグ中断期間にどうするとか、そんなの他のスポーツでは当たり前のことでそれだけでも野球界の脳梗塞状態が浮き彫りなんです。
それならカップ戦でもトーナメントでもやれるでしょうよ。そうすりゃリーグ期間中に「主力」を抜かれて戦う必要もないでしょが。各球団多少の召集人数の多い少ないがあるのは強い・弱いがあるので仕方ないとしても。ある程度のバランスさえとればね。そうすれば1球団2人で計24人という限定された中で召集しなければいけないいうこともなくなりもうちょっとマシな人選が出来たろうなと。「仕方なく召集」されたとおぼしき全く役に立たないのもいるわけでね実際。
はっきり言っちゃうと横浜勢いらないし。相川(捕手)じゃ右の代打にもならんし。捕手の控えだから城島が怪我でもしなきゃほとんど出番はないけどせめて代打くらいには使えるレベルでないとなぁ。三浦(投手)はおそらく通用しんだろうなと思っていたら案の定。まずボークの心配がある投球フォームの投手を連れてくことそのものからしてどうよという気分。日ハムの金子(内野手)や阪神の安藤はハナから力不足の上に安藤にいたってはシーズンはじめから調子悪いし。近鉄の岩隈(投手)も“こういう経験がない”だろうしそういうのには向かないタイプだと思っていたら、やはり過度の緊張からかボロボロ。
まあそもそも野球ってのは圧倒的に国際経験の少ないスポーツだからね(国際的にはマイナースポーツだし・・・つか欧州ではといったほうがいいか。極東アジア、北・中南米では盛んだし。でも悲しいかな欧州で盛んでないとマイナーの烙印を押されてしまうんだな。国際大会はあるにはあるけど“なんちゃって”状態だし。ま、これはアメリカの責任も大きいんだけど)
でも人選については「1球団2人」だけが゜原因でじゃなくて限られた中でももっとまともな人選できるはずだけどね。広島の木村は本来内外野兼務のユーティリティーとしての召集のはずが怪我してて使い物にならんし(3位決定戦でやっと使ったね、お情け的に)。しかもわかっていたのにそのまま召集してるし。さらにアホなことには内野の要になるはずのセンターラインであるセカンドの本職がいないというボケっぷり。サッカーで言えばボランチの本職がいないようなもの。まあそれも球団2人の枠(=リーグ中断不可)が無きゃさすがに井口(ダイエー)なり荒木(中日)なりが呼べるんだろうがね。
さらには元々が長嶋氏の“監督としての能力”ではなくあくまで“求心力”頼みのチーム。その長嶋氏が病に倒れ残ったのはヘッドコーチ中畑。その他の大野・高木はほとんどコーチ経験など無し。コーチ経験の有無と能力の有無とは別の話とはいえなにせ頭は中畑。結局ただただ「打てる」選手だけを集めた現巨人型打線を組むにいたり。まあ打てて「守れる」というファクターが入っていたので巨人のようなザル守備ではなかったが、「走れる」「崩せる」といファクターは残念ながら入ってなかったね。だから守備はセカンド本職不在という愚行は別とすれば(大罪ではあるが)まだ良かったが、「打線」としては巨人と同じ「打点」状態。役割・つながりは無くただ個々がそれぞれ打っているだけ。ひっかき回して相手を崩すす役目も無ければ周りを活かす役もないんだな。
てなわけで至極当然のごとく豪戦のように個々が抑えられたときには何の抵抗も出来ず苦も無く捻られる始末。しかも9回にゃ城島セーフティーバントなんかしてるし。あんたそんなことしても全然相手は怖くない・・・どころか喜んでるよ。相手が怖いのはホームランなんだから。サッカーファンにわかりやすく言うとゴール前でロナウドがポストプレーに終始してまったく突破もシュートもしないようなもの。いやそれどころかロナウドにDFやらしてるようなもの。結局それもそういう細かいことをやるべき人がいないからそうなる面もあるだろうけどね。中村や谷に送りバントさせたりねぇ。普段チームじゃやってないんだからさ。こんなときだけやろうと思ったってそう簡単にはいかないよ。やるならそういう選手を呼ばなきゃ。
中村は送りバント自体は成功させたけど一塁には「転がした!よしよし!」てな感じで拍手しながらニコニコ走ってたし。あそこだってそれより一生懸命に走ってれば一塁だってきわどいタイミングだったぞ。そういうところも普段やってないからだし結局甘い。そういうチーム構成になってないのに「定石だから」みたいに出来ないこと、普段してないことをやらせるベンチのアホさ。極端なこと言えばバントさすなら川相でも連れてけって話です。谷だってあれだけ不調ならベンチに村松がいるでしょが、何で使わないのと。
投手起用も国内リーグみたいに140試合でも戦うかのよう。短期決戦なんだから使える奴だけある程度連投させるつもりでやるべきだし。野手を1〜2人増やして投手を削るべきでしょ。結局「誰をどういう場面でどういう役目でどういう風に使うか」というプラン。いやそもそも人選の段階で「こういう場面ではこういうことやこういうことが必要。だからこのポジションの選手が」というあらゆる場面を想定しての人選が全く出来ていなかったといわざるを得ないなと。サッカーでもそういう人選をしない無駄な補強ばかりしているクラブがいくつかあるでしょ。どう使うんだよオメェみたいな。
まあコーチ陣のアホさはもちろんのこと、そもそも長嶋氏が倒れた時点でどう考えてもアテネは間に合わないわけでね。その時点で別の人選を考えなきゃいかんだろうというのは至極当然。でも結局「FOR
THE FLAG」てなわけで日の丸に長嶋氏の書いた「3」の文字で求心力をつけて・・・みたいなお涙ちょうだいの茶番。"長嶋”ブランドにこだわるスポンサーの影などもちらつくし。
長嶋氏の気持ちはそれはそれで大切。長嶋氏の気持ちは我々には計り知れないものもあるだろう。だからといってそれに頼って勝てるほど甘いものならハナから「最強」集団が出てく必要も無いでしょ。長嶋氏の後に監督を引き受けるというのは精神的に大変なプレッシャーになるだろうし人選は難しいしみんな嫌がるだろうけどね。長嶋氏自身も相当なプレッシャーだったろうしね。ま、そもそもが“精神的なまとまり”だけを頼りにしたチームで“野球をするチーム”をつくらなかったということだね。人事を尽くしたといえない野球連盟も全く非協力的な各球団も全て含めてアホやったと。
とはいってもね、戦うのは選手な訳でね。必死にやったのはわかる、よくわかるけどね。でも言い方は悪いけど「いくら給料もらってんのさ」ていう話ですよ。2敗を喫した銀メダル豪州選手全員の給料を、金キューバ全選手の給料を日本選手何人で払えるの。いや日本選手の給料で出場全選手のどれだけの給料払えるの。豪州はMLBの3Aに(日本で言えば2軍)豪国内リーグが中心。まあ日本で3A程度の外国人が大活躍してるわけだからいい勝負になるのも冷静に考えれば分からんでもないが給料は月とスッポンどころの話じゃないだろうと。だいいちシーズンの半分を毎年怪我で休んでるような清原が5億も貰ってるなんて異常でしょ。つまり日本人選手はみな「もらい過ぎ」なんだと。そんだけ金貰ってんなら勝てよと。五輪はそういうものじゃないというかもしれないが、現実にプロとして金貰ってる連中が出てんだからさ。稼いでる金からしたら全試合圧勝でもしてもらわんといかんのですよ。
アテネ前には「絶対金」とか言ってたくせに金逃して銅になったら「最低限の仕事はした」なんてあんたら言うこと変わってるがな。確かに選手個々の力量を見ればいろんな面で日本のほうが上だろう事は明らかではあるけども結果は豪に2戦2敗の銅。一発勝負で負けたんじゃなくて2戦2敗の事実は曲げようも無く。卓球の福原愛15歳が言ってましたよ、「オリンピックは偶然やまぐれでは勝てない」って。つまり2戦2敗は明らかに「劣っている」と言われても仕方ないということで。さらにはこうも言ってましたよ、「今日の勝利は自信になりましたか」っていう記者の質問に「そんな奇麗事じゃない」ってね、15歳の女の子が。
「重圧の中よくやった」とかこの五輪で掴んだものは金メダル以上のものが」とかそんなまたお涙ちょうだいで盛り上がってたらいつまで経っても金メダルなんかとれないよ。よくやったといえる銀や銅、いや予選敗退でもよくやった、いやお疲れ様、有難うと、いくらでも各競技のほとんどの選手たちには感謝と労をねぎらいたい気分だけど今回の野球はそう思わないね。
で、結局何が言いたいのか・・・てことですが、例の近鉄・オリックス合併に伴う1リーグ制移行問題。今までは選手寄りの立場だったんだけど考えを改めなきゃいかんなと。金銭的な球団経営の切迫がもちろん主原因だけどそれはつまり給料が高すぎるというわけで。FAなりドラフトなりも含めてもちろん改善すべきことはしなきゃいけないけど、じゃとりあえず選手側が「給料下げてもいいですから」ぐらいまずはしないとねぇ。自分たちの保身と権利ばかり言うんじゃなくて。底辺の人たちはまだしも「たーくさん貰ってる方々」は特にね。
まあ確かに“密室の会議”だけで物事を決める横暴な各球団は腹立たしい部分もあるけど、普通の会社なら当たり前といえば当たり前だし。五輪の結果を見れば実力に見合った給料とは言い難いでしょ実際。選手村にも入らんと専属コックも付けて他の競技の選手よりはるかに恵まれてるのにそれかよみたいな。「ほんとはもっと強い、プレッシャーに負けた」とか言ってもプレッシャーに負けるなら所詮その程度ということだし。他の競技のトップ選手はつねにそのプレッシャーと戦ってんだしね。ほとんどの人が仕事に見合うだけの給料を貰っていないサラリーマンからすりゃ「ざけんなオラァ!」って話ですよ「ざけんな」って。
山本英一郎日本野球連盟会長が言った「長嶋さんがいないとこうなるのかな」の言葉。何?、選手はそんなガキなんですか?そんなガキが数億も稼いでるんですか? 他競技じゃ場合によっては私財を投げ打ってチャレンジしているわけで、そんな代表選手たちに失礼だよあんたら。
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