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■かわりだね工作物語(2) ■ □製作記事のために製作したトランシーバ □
昭和45年(1970年)、ラジオ雑誌(R・S)編集者時代に製作記事用に製作したのが、「同時通話式トランシーバ」。同年8月号のR・S誌に掲載になった。さすがに筆名はペンネームとしたが、コールサインだけは、JA1GMOを記載させてもらった。ベースにはそれまでの自分がやって来た工作があった。高校の修学旅行(九州一周)に似たようなばかでかい、重たい、乾電池式真空管トランシーバ(ファイナルは3A5で7メガの電信用)を持って行き1局とも交信できずに帰って来た、という苦い体験へのリベンジでもあった。 これは短波ラジオにAM送信機をつけたもので、当時アマチュアの間でよく行われていた7メガで送信、3.5メガで受信(相手局はこの逆)で行う同時通話用だ。送信部は、あのSMT−1の回路をほぼそのまま使っている。電話器のハンドセットに使われているカーボンマイクがぴったり適合した。
アルミシャーシをちょうつがいでトランク式に組立て、片側に6BQ5の送信部、もう一方にシングルスーパの受信部を組み込んだ。AC電源だからモービルにはならないが、さすがにこれは実用になった。一時はハム仲間とのお喋りにも活用した。
この作品はその後、改造SMT−1等とともに長らく物置に放置し、半ば朽ち果てかけていたのを引っ張りだしてバラし、部品単体にもどした。ケースにした二つのアルミシャーシは、寸法をきりつめたりしながら、ラジオキットの試作で大いに役立った。
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