==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ アニマルウエルフェア
■■■ 2009年5月11日発行
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おはようございます。河岸です。セミナーの案内です。
大手食品メーカーの事例から学ぶ
食品期限設定のための検査手法と実証方法
講 師
第1講 河岸宏和 氏
第2講 (株)日本食品分析センター 安全性試験部 試験企画課長
兼 業務部 業務課長 前田浩子 氏
第3講 日本ハム(株) 品質保証部 安全試験室 室長 加藤道信 氏
第4講 キッコーマン(株) 品質保証部 部長 片岡茂博 氏
日 時 平成21年6月26日(金) 10:00〜17:15
会 場 [東京・大井町] きゅりあん 5階 第4講習室
聴講料 1名につき63,000円(消費税込み/昼食・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき52,500円〕
私(河岸宏和)の紹介と申し込み時に言って頂ければ、15,750円引き
になります。
詳細は下記をクリック お願いします。
http://www.gijutu.co.jp/doc/s_906119.htm
内容と講師から考えると非常に有意義なセミナーになると思います。
是非、申し込みお願いします。
内容のリクエストありましたら連絡をお願いします。
http://form.mag2.com/rouvoviami
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グリーンテレビでアニマルウエルフェアの映像が紹介されています。
あなたの工場で使用している卵、畜産品は、幸せに生きてきた動物たちが
生産したものと言えますか。
http://www.japangreen.tv/life/#/000148
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今週のお勧めの本です。
いのちの食べかた [DVD] 監督: ニコラウス・ゲイハルター
何度見てもいい映画です
テロップ、音声の解説の無い映画です。しかし、命の大切さ、私たちが食べ
ている動物たちの幸せを考えさせられる映画です。
動物である人間は、他の生き物の命を食べないと生きていくことは出来ま
せん。しかし、命をいただいている動物たちが生まれてから処理されて私た
ちが食べるまでに、幸せに生きているかどうか、本当に考えさせられる映画
です。
雄のひよこは生まれてすぐに処分され、豚はしっぽを切られてしまいます。
すべて人間の都合です。
牛は仲間が殺される場面を見ています。自分たちが次にどうなるのか。
本当に幸せに生きてもらって、そして私たちが命をいただくために何をしたら
いいか、是非、この映画を見て考えて見てください
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/B001F8ROI2
★5個です。
人間は何を食べてきたか 第1巻 [DVD]
From ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメン
人間の食の本質が伝わります。
1985年いまから20年前にNHK特集で放送されたものを再編集したものです。
ドイツの庭先で豚を一頭自分たちの手で解体し、血の一滴まで大切に加工し
厳しい冬を迎えるために準備していく様子が伝わってきます。
映画「いのちの食べ方」と併せて是非見ていただきたい内容です。
すべてで8巻のセットですが、私は特にこの第一巻をお勧めします。
肉を取り扱っている方は、是非見てみてください。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/B00007KPBC
★5個です。
世界屠畜紀行 By 内澤 旬子
女性の目で屠畜の様子が書いてあります
女性の著者が韓国の犬の屠場までルポしている本です。
あえて書きますが女性の著者が自分自身の目で牛、豚、羊などの
動物たちが生肉、食肉に変化してく過程をイラストと文章で表して
います。
著者の自分自身の言葉で書かれている本ですので、屠畜の
偏見に対する考え方も感じます。
屠場に関する本は少ないので、生肉、加工肉を学ぶには
一度読まれることをお薦めします。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4759251332
★5こです。
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アニマルウエルフェア
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アニマルウエルフェアとはなんでしょう
アニマルウエルフェア(Animal Welfare) 直訳すると、動物の幸せ、幸
福、福利、厚生などと訳すことができます。
卵、肉を利用している動物たちを育てるときに機械のように取り扱ってしま
う動物たちの一生を幸せに、せめて幸福に過ごしてもらうためにどうしたら
いいかを考えることがアニマルウエルフェアになります。
例えば卵を産む鶏であれば、卵を産む環境、卵を産み終わってから、肉用
に処理されるまでの環境が、鶏にとって幸せな一生を送っているかどうかと
言うことです。
生まれた時の姿を変えてしまうこと
ひよこは孵化して一週間くらいの時に、くちばしの先を焼き切ります。理由
は、鶏同士のいじめを無くすためです。鶏は10羽いると10羽の中で一番
弱い鶏をいじめてしまいます。
10羽の中で一番弱いひよこの尻をつついていじめて最後は死んでしまう
まで、尻をつつくのです。もし10番目の鶏が死んでしまえば、今度は9番
目に弱いひよこをいじめる事になります。
強い鶏は自分のストレスを発散させるのです。このしりつつきを行っても、
死んでしまわないように、ひよこのうちに、嘴を焼き切って、平らにしてしま
います。本来鶏は、土の中にいるミミズやいろいろな虫を掘り出して食べ
るために、嘴がとがっているので、その本能を生かすことが出来なくなって
しまいます。
生まれた時の姿を変えるのは、豚は子供のうちに尻尾を切ってしまい、牛
は角が生えてこないように処理します。このような本来の姿を変えることは
本当に動物が幸せかどうかを考えなくてはいけません。
どのぐらいの広さがあれば幸せなんでしょうか
採卵鶏の鶏は、通常ケージ(金網でできたとりかご)の中で飼育します。
その広さがどの程度あれば幸せな生活と言えるのでしょうか。
私は中学、高校までは3畳間と押し入れがついた部屋で生活していまし
た。もちろん勉強机も入れて、布団も引いて寝ていました。
大学の寮では四畳半くらいの部屋に二人で生活をしいていました。
社会人になってからは、6畳間で二人で生活をしていました。さすがに今
は、私の部屋は10畳くらいある部屋を書斎に使用しています。
さすがにこのくらいの大きさになると狭いとは思えません。今も三畳間だっ
たらパソコンを叩いていても狭いと感じてしまうと思います。
では、鶏はどのくらいの広さがあれば十分といえるのでしょうか。ケージで
飼うこと自体が、動物の幸せを考えたときに疑問に思います。
本来は、田舎の家のように囲いも無い、広い庭で自由に生活して、卵を産
んでいた鶏が、飼育のい効率からケージ飼いになり、広さも、経済効率だ
け考えて決められています。通常は60cm×40cmのケージに7羽程度
飼育しています。この大きさが日本の標準的な大きさになります。EU(欧州
連合)では、2012年までに採卵種の鶏を飼う際、1羽あたり750平方センチ
以上の大きさが必要となり、日本の標準的サイズの倍の大きさが必要にな
ります。
強制換羽
鶏は春と感じたときに卵を産み出して、そして一年程度たつと、一度餌を
切られて冬になり、そしてまた春になります。本来鶏は日が延びてきたと感
じたときに卵を産んで、冬になって餌が食べられなくなると、卵を産まなくな
り、毛が生え替わってそしてまた春になると卵を産むようになります。
鶏が卵を産み続けると、卵のサイズがL玉より大きな卵を産むようになるた
め、一度強制的に冬にしてしまい、鶏を若返らせます。
これが強制換羽です。餌を与えず、最低限必要な水のみの生活を2週間く
らい送ると、毛が生え替わります。このような強制換羽が鶏にとって幸せか
どうかは、非常に疑問です。
最後の瞬間
鶏の肉にする処理は、生きたまま意識のあるまま鶏の足をぶら下げ、そ
してコンベアで回っているときに、首を切って、放血します。
そして血がすべて無くなると死んでしまうことになります。
この生きて意識のあるまま、コンベアに足をぶら下げて、首を切られる行為
が幸せかどうか、本来であれば麻酔で眠らせてから、コンベアにかける必
要が有るのではと言う議論があります。
このように考えていくと、私たちの食生活のために生きている動物たちの生
活が、一生が幸せかどうかは真剣に考えていく必要があります。
今すぐに出来なくても、本来どうあるべきか考えておく必要があると思いま
す。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。