==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■   江戸大商人から学ぶ事
■■■               2011年12月18日発行 
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おはようございます。河岸です。 
 今年もあと2週間ですね。本当に早い物です。特に今年は時間が経つ
のが早く感じるのかもしれません。やらなきゃいけない事を一つ一つ
確実に片付けていきたいと思っています。
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 江戸大商人から学ぶ事
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儲け至上主義は限度があります

 大阪商人は「カネがなければ知恵を出せ、知恵がなければ汗を
出せ」と言っていたそうです。私に商売を教えてくれた台湾の餃
子会社の社長は、この言葉の後に、「汗も出さない者は去れ」と
口癖の様に話されていました。
 物を売って儲けるという商売は、経営者がとかく金儲けに走っ
てしまいます。売り上げが大きくなり、利益が上がってくれば上
がって来るほど更に利益がほしくなります。毎年毎年売り上げが
伸びることが当然と思うようになってしまうのです。
 商売で利益を上げることは悪いことだとは思いません。商売は
必ず利益を出し続ける必要があると思います。
私が経験したオーナー会社でも、利益の使い方に問題がありまし
た。本来の商売で出るべき以上の利益を組織の責任者に求めたた
め、組織の責任者は、本来投資すべき人材、設備に投資を行わず、
オーナーの求める利益を出していたのです。
 考え無ければならないのは、商売で上げた利益の使い道にある
と思います。
 2011年に発生した、「大王製紙巨額借り入れ事件」はカネ儲け
のみを考え、上げた利益をすべて自分の個人の物にしようとした
経営者が起こした事件と言えます。
会社組織で稼いだ売り上げ、利益は本来組織のものであって、
オーナー個人のものではないのです。
 大阪商人の根底には「三方よし」という発想があるそうです。
 三方よしというのは、「自分(企業)よし・相手(客)よし・
世間(社会)よし」と
いうことです。
 今でいうWIN―WINの関係と言った事になります。企業も
儲けてお客さんも、社会もよくなるのが商売の基本と言えます。
 企業の、会社、自分さえ儲ければいいという儲け至上主義は江
戸時代から行ってはいけないとされていました。
 ライブドア事件の時に「儲けて何が悪いんだ」との発言が有り
ましたが、自分も相手も世間もみんながよくなることを常に考え
ていれば、ライブドア事件はなかったと思いませんか。

お客を差別してはいけない

 1990年のアメリカ映画「プリティーウーマン」の中で主演のジ
ュリア・ロバーツが演ずる娼婦役ビビアンが高級ブティックに買
い物に行きました。ブティックの店員はビビアンの身なりをみる
なり、「あなたにお売りする物はこの店にはありません」と追い
返してしまいます。
ビビアンが他のブティックで着飾り、再び「売る物はありません」
と言ったお店で、「にがした魚は大きい」というシーンは胸がス
ッキリします。
 三越の祖先は、「貧富の差で客を差別しない」、「年寄りや子
供を大切に扱い、年寄りが来たときは茶を出す。子供が来たとき
は茶菓子を出し与る」、「悪い品物を良い品物だなどと嘘をつい
て売らない」、「万が一不良品を渡したときに、気づいた客が来
たときは気持ちよく取り替える」という経営方針をたてました。
 現在でも充分通用する方針です。
 身なりで客を差別した、プリティーウーマンの中の店員は大き
なミスをしたと言えます。
 食品の産地偽装を行って、利益を出している経営者は、まさし
く悪い品物を良い品物と偽って販売していたと言えます。
 (参考文献:商いの原点 童門冬二著)

オーナーの顔だけを見て、本来の商売を忘れていませんか。
商売とは何かを考え直す時期かもしれません。

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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