==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    ホイッスルブロアーを褒め称える工場作り

■■■                            2009年12月31日発行 

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おはようございます。河岸です。

 2009年も今日で終わりです。皆さん今年一年いろいろありがとうございま

した。私のメルマガは、皆さんに支えられて継続しています。

 2010年は、まじめに製造している工場の売り上げが伸びるすばらしい年

になることを祈っています。

 日経BPネットの連載です。是非コメントも残してください。

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090430/150091/

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今週のお勧めの本です。

ちゃんと働け!消費者庁 (単行本)       垣田 達哉 (著)

消費者庁が動き出せば

 食アドバイザーの垣田さんが書いた本です。

 現在の消費者庁の問題点が何か、本来何をすべきかが纏められてい

ます。

 消費者庁の本来の目的は、危険を未然に防ぐこと、被害の拡大を防ぐ

事の大きな2点になります。

 聞くところによると現在の消費者庁には食品の表示を担当する方がな

んと二人しかいないそうです。

 二人の担当で日本中の食品表示を管理するのは不可能かもしれませ

ん。

 垣田さんは消費者庁に、商品分析センターにもっと予算を配分するべ

きと主張されています。

 消費者庁は何を目指すべきか考えるときの参考になる一冊です。

http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4904320050

★4個です。

 

・食品工場の参考になる本  

   http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102

・中食・外食で参考になる本 

   http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22

  

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 ホイッスルブロアーを褒め称える工場作り

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世の中は事実を隠せない時代になってきています。 

 新聞の三面記事の下に毎日のように、企業からの「お詫びとお知らせ」

が掲載されます。

 国民生活センターのホームページを見ると( http://www.kokusen.go.jp/

毎月20件以上のお詫びとお知らせが掲載されています。

 その中には、日付を単純に間違えた内容から、内部告発でも無い限り気

づかない内容も含まれています。

 内部告発が増えてきた背景には、各企業で終身雇用が崩壊して賃金の

高い中高年者のリストラが始まり、企業に対する忠誠心が低下していると

言われています。

 大量の退職者が出てくるこれからの時代は過去の不正も含めて公にさ

れることが多いと思います。

 一世代前であれば、企業の秘密として棺桶まで秘密を持っていこうと話

されていた物です。

 様々な現場で起きている問題を企業全体で隠しながら一般には公表し

ないことは非常に困難になってきています。 

 

インターネットの時代です

 インターネットの2チャンネル(http://www2.2ch.net/2ch.html)の中には

各企業の裏事情の掲示板が立てられています。

 いままでの「怪文書」と言った方法よりも簡単に内部告発を行う環境が整

備されてきました。

 マスコミ報道を見ても、特に夕方のニュース特集などはスーパーの裏事

情と称して、内部告発まがいの話を報道します。

 実際のアメリカの公害事件を映画にした「エリン・ブロコビッチ」の中でも

決め手は内部告発者の証拠書類によって裁判に勝つ事になりました。

 私たちはもう隠せない時代になっていることを気が付かなくてはいけませ

ん。

 NHKの特集でもウナギの偽装が特集記事として報道されています。

 食品工場は何時、誰にホイッスルを吹かれてもいい情報管理が必要です。

 テレビカメラはすべてを映し出すとされています。マスコミの方と話してい

ると、「隠そうと話している方は態度で解る」と言われます。

 あなたの工場にテレビカメラが入って従業員の話を聞いてもなにも隠すこ

とはありませんか。 

 

内部告発者はホイッスルブロアーとイギリス、アメリカでは呼ばれています。

 直訳では、危険を察知して警笛を鳴らす人のことで、サッカーなどの審判を

さします。

 イギリスやアメリカなどでは、自分が働いている企業や役所の違法な行為

などを内部告発した人(ホイッスルブロアー)を保護する法律が制定されてい

ます。

 サッカー、ラクビーなどのスポーツは一定のルールの中で勝負をします。そ

のルールに違反したときは審判が笛を吹き、競技を止めて、ルール違反をし

た人を処分します。

 イエローカード、レッドカードがこれに当たります。試合中の事だけでもなく、

女子サッカーのアジア試合の中で審判不服で審判に蹴りを入れた選手にも

レッドカードが出されています。

  そのために各競技はルールブックを毎年毎年アップデートします。

 私たちの工場ではルールブックが毎年の法律、社会環境の基で改訂され、

働く人たちに周知する事が必要です。

 そして、笛を吹く人は、品質管理部門などの特定の人では無く、共に働い

ている人たち誰でもが、ルール違反をしている人を見つけたときに笛を吹け

る環境を整備する必要があります。

 初めのうちは笛を吹くタイミング、内容に誤りが有るかもしれません。

 それでも笛を吹いた事の勇気を褒め称えることが出来るかどうかが、これ

からの企業姿勢になると思います。

 昔からの職人の世界では、技術を教えていただいた先輩を告発するなどと

言った事は出来ませんでした。

 工場の中でも先輩を告発することはなかなか出来ないと思います。

 

工場は誰のものか

 但しここで考え方を変える必要が有ると思います。

 工場はそもそも誰の物かと言うことです。

 一般的には、株主の物、オーナーの物、地域の物、お客様の物、などっと

言った答えが返って来ると思います。働 いて居る従業員の方が、工場は

働いている方それぞれの自分の物、自分の工場と思うことが大切なのです。

 自分の工場と思った瞬間に、いままで隠していたことをお客様に公表しな

いといけないと思うはずなのです。

 いままでは、従業員の方は給料をもらうだけにきていたかもしれませんが、

自分の工場と思うと、給料をもらいに来ていたときには、問題ないと思って

いたこと、例えば期限切れで返品で工場に返って来た製品を再び原料とし

て使用して製品を作ることに抵抗感が出てくると思うのです。

 

工場は働いて居る方一人一人の物なのです。

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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表紙イメージ 河岸宏和への質問



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