==================================食品工場の工場長の仕事とは==
■
■■ 不正を防ぐために
■■■ 2011年2月13日発行
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
おはようございます。河岸です。関東の三連休は雪に見舞われました。
せっかくの三連休、でも体の休養も大切な時期かもしれませんね。
ツイッターをしています。食について是非合智しませんか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私のセミナー、講演会の案内です。
●2月17日 宇都宮市保健所主催のセミナーがあります。
私も「食品工場の品質管理」でお話をします。
http://www.city.utsunomiya.tochigi.jp/eisei/12125/018207.html
●虚偽の発覚事例からみる
製造現場で起こりやすい嘘の傾向と見極め方
〜作業員教育/組織の改善/監査のコツ〜
平成23年2月21日(月) 東京
http://ja8mrx.la.coocan.jp/102154uso.pdf
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今週のお勧めの本です。
女工哀歌 [DVD]
ドキュメンタリー映画 (出演), ミカ・X・ペレド (監督) | 形式: DVD
安ければいいのか
2005年のドキュメント映画です。今の中国では少しでも改善が進んでい
ることを祈りたくなります。
私たちが安く、最近本当に安く買っている中国製の衣類が作られている
現場を描いています。
工場監査の中でも「14歳以下の労働者はいませんか」と確認しますが、
不正の身分証で働いている方の確認まではできません。
日本の中学生が朝から深夜まで働いているおかげで安い中国産の衣
類が出来ていると知ったら本当に安い物を買い続けていいのでしょうか。
表の世界と裏の世界。
真実は何かを改めて考えさせられる映画です。
中国産の食材を扱っている方にお勧めの一本です。
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/B001UEGE7S
・食品工場の参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/249-0151581-1769102
・中食・外食で参考になる本
http://astore.amazon.co.jp/innsyokutenn-22
==========================================================
★☆ ====================
不正を防ぐために
=========================
工場監査が必要な理由
先日の私の講演の中で出された質問です。
「今日の先生のお話を聞いていると製造現場は不正を行っているという
目で監査を行わないといけないと聞こえましたが、もっと作業者を信じても
いいのでは無いでしょうか」
私も「現場の方は不正を行うはずは無い」と信じたいのですが、現実は
北海道の挽肉、うなぎの産地偽装と食品の偽装は続いています。
いま世の中に明らかになっている偽装は、食品加工業者、食品工場の
産地偽装がほとんどです。
外食産業、個人商店、食品販売店をすべての食品の産地、表示を徹底
的に調べればまだまだ問題は出てくると思っています。
「なぜ、産地等の食品偽装を行うのか」答えは簡単なのです。
安い原料を使用しているにも関わらず、高級感のある産地などの表示を
行えば高く売れるからなのです。
「安い原料を使用して高く商品が売れれば儲かるから」この言葉に偽装
の本質を表す事が出来るのです。
外国産の原料を国産表示する。普通の原料をブランド原料と表示する。
すべて儲かるから行うのです。
日本の食品販売店、外食産業の産地表示等を抜き打ち監査行えば、ま
だまだ偽装が出てくると思うのです。
「どうせ食べたって誰も分からないよ」「みんなやっているんだから」
「商売と屏風は曲がらないと立たないんだよ」とうそぶく方達を野放しに
しているのが現状だと思います。
監査されないと
「神様が常に見ている」「悪いことをしても神様に謝ればいい」この考え方
が日本人には不足しています。
子供を叱るときにも「隣のおじさんに怒られるから」などと言って、悪いこと
の本質を子供に教えることなく叱ってしまいます。
スーパーのレジを考えてください。
レジがなぜ出来たか、レジは売上金を従業員の方が誤魔化さないように
レジにしているのです。
外食の食券の自動販売機も同じです。売上金を誤魔化さないように食券
を販売しているのです。
自動販売機を設置しても、販売機の中のお金をくすねれば、売上金を誤
魔化すことができます。
そこで、監査では売上金と、仕入れ数量、そば屋であればそばの仕入れ
量と販売数を比較するのです。
当然ロスがあるはずです。そばを落とした、自分たちで食べた数などは
記録を取るようにするのです。
「この店は管理が厳しくて売上金を誤魔化すことは出来ない」と従業員が
思えば不正は行わない物なのです。
目の前のざるの中にお金が入っていれば、まじめな方でも思わず手を出
してしまうかもしれません。
「神様が見ている」、「何時監査が入るか解らない」不正が出来ない環境
を作り上げる事で、不正を行い、結果として解雇してしまう従業員を出さな
いで済むのです。
従業員を解雇することは、会社に取っても従業員にとっても不幸な事にな
ると思うのです。
外食産業、食品販売店に抜き打ちで「仕入れ量」と「販売数」の確認のた
めの抜き打ちの監査が入るようになれば、自然と不正は行われなくなると
思うのです。
産地偽装にかかわらず、「本来は使用できない添加物を使用してしまう」、
「賞味期限のすぎた食材を使用する」と言った食品の安全を脅かすことも無
くなるはずなのです。
「監査の時には不正を行っている」という目で行う事が必要なのです。
不正を見抜く監査を体験したい方は是非連絡ください。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。