========================================食品工場長の仕事とは===
受発注の仕組みについて
センターでの集計業務の早さが差別化になります。
3PLの仕組みの場合は、受発注も含めている場合が殆どになります。現在の
流通システムの中で、この発注から納品までの時間(リードタイム)を短くすることが、
勝ち組と負け組を分ける項目になってきています。賞味期間の長い商品は影響が
少ないのですが、賞味期間が短い商品については、このリードタイムが大事になって
きます。例えば、大型スーパーは買い物客が土曜日、日曜日に集中します。しかし、
この週末に大雪等の天気が悪くなってしまうと買い物客は極端に少なくなってしま
います。しかし、発注を抑えめにして商品が少なくなってしまうと、買い物に来られた、
お客さまに迷惑をかけてしまいます。お店で天気予報を確認して、発注して、納品
されるまでの時間が短ければ、この天気による要因を少なくすることができます。
例えば納品前日の朝9時より11時、12時と一時間でも遅くなった方が、天気予報の
精度は上がってきます。センターでの集計業務のスピードを上げると、センターで集計
して工場に発注する時間は同じにして、お店からの発注を遅くすることができます。
センターの集計業務のスピードが差別化に繋がります。
必ず届けることの出来る仕組み作りが大切です。
センターでの集計業務が終わり工場に発注します。ここでお店、センター、各工場の
約束毎、契約が大事になります。契約の内容は、発注の時間、数量の約束になります。
また、支払いはどの時点で行うかも大切な点です。工場の一日で出来る数量を越えて
発注した場合はどうするか、逆に1パックも発注が無かったときの原材料が使えなくなった
時の保証はどうするか、明確にする事は色々な可能性を考えて決めておく必要があります。
一般的には、お客さまに近い方が、力が大きいのが通例ですから、発注数量を全て納品
する事。もし数量が不足した場合は、売価保証する契約になります。この売価保証は、
納品された商品が売れたときにお店に入ってくる売価金額を補償する事になります。
納品価格80円、店頭売価100円の場合は、差額の20円を欠品した工場が保証する
ことになります。但し、逆に売れずに残ってしまった場合は、小売店の責任になります。
センターが集計ミスをしてしまった場合はセンターの責任になります。鮮度が短く、天候に
左右されやすいお弁当、総菜などの商品はこのような、売価保証のシステムで運用され
ています。
食品工場の原材料も変化に対応できることが大切です。
お客様からの注文に応じてセンターで受注した場合に、工場でも数量の変化に対応
することが必要です。水産物、農産物特に青果については、急な注文に応じて原材料の
在庫が必要ですが、在庫を工場で持つことによって、お客様に食べていただくときの
鮮度が落ちてしまいます。急な注文に対応するためには、ある程度の原材料の在庫が
必要ですが、野菜は鮮度がいいほど美味しく、安全安心して食べられるので、原料
供給からの変化に対応する仕組み作りが必要です。
仕組みに参加した人たちすべての人たちが
win−winの関係を作り上げることが必要です。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。