========================================食品工場長の仕事とは===
片目の猿になっていませんか
片目をつぶって仕事をしていませんか
耐震強度偽装事件、東横インの http://www.toyoko-inn.com/
の不法増改築事件、アメリカ産牛肉の輸入開始時のトラブルなどを見ていると、片目の猿の
お話を、本当に片目の猿のお話を思い出します。このお話は、今昔物語の中に
有るそうです。原本を見つけていないので聞き語りになってしまいます。以前に
この、お話したときに読者の方から、たとえ話が非常に悪いとの指摘を受けまし
た。私は体の不自由な方に対して配慮が足りないのは、理解しています。
ただ、昔話で有ることと、非常に日本的な企業の体質を表すのに適したお話だと
思います。雪印事件以来、新聞報道でこれだけ企業理論が言われている中、
クレーム隠しをまだ行っている企業が信じられません。「片目の猿」の世界以前に
お客様に対して全く見ていない、お客様に対して盲目の猿と言ってもいいかも
しれません。いままで隠していたクレームを表に出すには勇気がいります。ただ
会社の中で、たった一人が勇気を持てば、会社は変わると思います。どうすれば
いいのか、簡単なお話は、お客様を両目でしっかり見ればいいのです。自然と
何をしたらいいのか、何をすべきかは、解ると思います。今回の一連の事件も
会社組織の中に両目が、あいている方が内部告発として事件を公表していただい
たので両目で世の中を見ることが出来ています。この片目の猿のお話は、
山崎豊子 著「沈まぬ太陽 4 会長室篇」の中で出てきます。日本航空はこのころ
労働争議、組合との交渉のみに終始して、お客様の安全に対して片目をつぶって
いたと、山崎さんは書いていたのだと思います。東横インの社長は、片目をつぶって
身障者の方、法律を守ることを忘れてしまったのだと思います。茨城県で鶏インフル
エンザを発生している会社の会長は、「絶対、病気の侵入しない施設を作りましたが
バイオ・テロまでは想定していなかった」と週刊新潮、2月9日号で話していますが、
卵を買って、実際に口にするお客様に対して片目をつぶっているように思えて
しまいます。
では、片目の猿のお話です。
むかしむかし、ある猿の村がありました。この猿村は昔から片目の猿ばかり、
生まれていました。理由は不明なんですが、この猿村にある時両目があいている
猿が生まれました。この両目の猿は、小さいときから自分は両目が開いていて
とてもおかしい、自分は何で両目が、開いているのか悩みました。毎日元気がなく
親も変だなと、なやみつづけました。こんな生活を、小さいときから送っていると
性格もおかしくなり、自分は、この片目の猿の村では、生きていけないと感じ出し
ました。両目の猿は、悩み続け、この片目の村を離れました。猿の頭の中には、
どこの猿村も猿は全て片目だと思っていました。しばらく旅を続けると、猿村が
ありました。不思議な事に、この猿村はすべての猿が両目を開いているでは
ありませんか。よく話しを聞いているうちに、自分が生活しているうちに、両目が
開いていることが、正常であることに気がつきました。それからのこの猿の生活
ぶりは想像が、出来ると思います。
片目の猿の理論で工場を運営していませんか?
皆さんの食品工場で言えば、片目の猿は工場の論理です。両目の猿は、もちろん
世間一般的な考え方と言うことです。具体的には、賞味期限が切れて返品されて
きた商品を原料に再利用していたとします。その工場に、新人が入ってきたとします。
新人から見ると賞味期限切れの返品は、廃棄するものだと思っていたら、この食品
工場では原料として再利用していたのです。
新人は先輩に質問しました。
「再利用して大丈夫なんですか?」
「細菌検査しているから大丈夫だよ。」
「でも、お客様がみたら、変だと思いませんか?」
「私がこの工場に入社したときからやっているし、クレームもトラブルも一回もないから
大丈夫だよ。」
「でも、止めた方がよくないですか」
「ぼくも、上司に一回聞いてみたことがあるけれど、この返品の再利用で年間一億円も
コストダウンできている見たいなんだ。この工場の年間利益が5千万円だから、この
再利用を止めると工場が赤字になって、工場が閉鎖になるそうだよ。」
「そうすると、ぼくの働くところも、職も無くなるんですかね。」
「んーーん、そうなるだろうね。」
こんな会話が聞こえてきそうです。だれでも、自分の勤めた工場がなくなると困ってしまい
ます。その工場がその町の一番大きな工場だったりすると、町も困ってしまいますから、
家族も地域の人も含めてそう思ったりします。
その町が片目の猿の町です。
あなたの工場はお客様をしっかりみていますか?
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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