========================================食品工場長の仕事とは===
家族に説明できる仕事をする
おはようございます。
メルマガ、ホームページを何でしているんだろうなんて、ふっと疑問に思ったり
します。私は、何のためこのメルマガをしているのかな、なんて考えたときに
先日のメルマガ「本物志向とは 本物風偽物との戦い」 ↓↓↓
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/honnmono14.htm に読者の方から
メールを頂きました。本当にうれしかったので、ご紹介をします。
私の年齢になると、たった一本のメールで本当に涙ぐんでしまいますね。
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こんにちは
先日発行の「本物志向とは・・」は素晴らしい内容でした。誰もがうすうす感じ
ていることながら、河岸さんの文面を読んで新たに感動を覚えたのは、私一人で
はないと思います。
「スローライフ」にも通じることですが、できるだけ多くの人々が思いを同じにして
本物志向に取り組んで行くことができれば、日本は良い方に変わることができる
かも知れません。
『市民は自分達のレベルに見合った政府しか持てないのだ』と言われますが、
目先のこと、自分が住む地域のことしか考えない、拝金主義・・等から脱却して、
皆が広い視野を持ち、より良い代議士を選択、投票する事ができれば、政府し
いては日本はもっと良い国になれるかも知れませんね。
先日発行のメルマガの中でも、「強制換羽」についての内容を良く理解する
ことができ、ありがとうございました。
これからも質の高いメルマガを送り届けていただきたく、不躾を承知でメール
させてもらいました。
もうすぐ啓蟄になりますが、お体くれぐれもご自愛ください。
今後ますますのご活躍を祈念します。
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私の著書、『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』の紹介記事の中でも次の
ように紹介されました。http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/honn9.htm
メルマガ、ホームページを続ける力になります。
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河岸氏がサイトを立ち上げたのは2000年。「食品工場で働いていても、意外
と食品をつくることについて理解していない人が多い」と感じ、危機感を持ったた
めという。アクセス数はすでに18万近くに達している。河岸氏の食品業界を思う
情熱が随所に感じられるホームページで、食品製造現場で日々悩む人々を
勇気づけ、励ますサイトとなっている。
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仕事が終わって、家族と夕食を食べながら何気なく会話をします。
「今日の仕事はどんなことしたの」
「今日のしごとはどうだったの」
「今日の仕事はうまくいった」
あなたの家族の素朴な質問にきちんと答えられますか?
企業には、企業論理っていうのが有ります。私も若い頃は仕事をしていても
「へーーこんな事しているんだ」なんて思うことが、いろいろありました。
大学を出てすぐ、ハムの加工メーカーに勤めたのですが、ハムの原価を見ると
原材料の豚肉が一番高くて、加工が進むにつれてだんだん原価が安くなって行
きます。その各工程で塩漬といって、植物性蛋白、卵白などを、原料の豚肉に打
ち込んで豚肉をふくらませて行くんですが、それが企業努力と自信をもって話して
いる先輩の意見を聞いていました。初めて聞いたときは、そんなもんかななんて
思っていましたが、企業はおいしいもの造ることを目指すのでは無く、いかに
製造コスト、その原材料の配合を落として安くすることに、企業の智恵を使って
いました。なんか違うななんて思いながら、そのコストダウンを一番先頭に立って
仕事を進めていたように思います。そのコストダウンの成果が仕事の評価に繋
がっていたので、なにか違いませんかと飲みながら聞いた事がありますが、
「配合をいじってコストダウンをやらないと会社がつぶれる」と自信を持って話して
いました。
私が大学を出て就職先にハム屋さんを選んだのは、おいしいハムが食べられ
るだろうと考えて入社しました。大学時代は、香辛料と塩だけでおいしいハム、
ソーセージを作っていましたので、植物性蛋白を入れて原価を下げなきゃ会社が
成り立たないと聞くと、なんか違うなと思いながらその当時は働いていました。
皆さんの工場に働きに来ている人の中にも、この作業はなんか違うなこの工場
の製品は、家族に食べさせたくないなと感じながら、働いている方は必ずいると
思います。
「正しい事ばかりをしていたのでは 決して良い結果は得られない」
「白川の清きに魚は住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」
そんな言葉があります。
私も若いころはそんな物かななんて思っていましたが、子供が出来て、家族が
出来て、少しは家族の事を考えるようになったときに、最近の食品に関する事件を
見ていると、こどもの頃読んでいた、おとぎ話の中のヒーローになった様に、「良い
こと」「正しいと信じることを行う」と言うことを進めてみようかな、なんて思いまして、
まず自分の出来ることは、食品工場の工場長がきちんと食品を正しく造れれば、
いま世間を騒がしていることは無くなるだろうなと、思いこのホームページを始めま
した。
でも、まだまだ小さな蟻の力には、象を倒すまでにはいきません。
2005年の年末に『ビジュアル図解 食品工場のしくみ』を出すことが出来ました
ので、これで蟻が少し力を増したかと思います。
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/honn9.htm
みなさんは家族に毎日の仕事を自信もって話せますか??
最近の大きな偽装だけでも次のようなものが上げられます。
2000年 三菱自動車リコール隠し事件
2002年 無認可香料使用
2002年 雪印食品牛肉偽装事件
2004年 白骨温泉 入浴剤使用
2004年 鶏インフルエンザ隠し
2005年 耐震強度偽装事件
・お父さんの会社の飼っている鶏が死にそうなんで、すぐ肉処理に回したよ
・牛肉の賞味期限が古くなったので段ボールを詰め換えたよ
・国産の牛肉が足りなかったのでアメリカ産の肉を使ったんだよ
・生産量が多くて時間が無かったので掃除の時間を減らしたんだ
・普通のベーコンが高いので卵白の入ったベーコンを使ったんだ
・スーパーの特売で製造量が多かったから昨日から次の日で包装したよ
・今度のマンションはずいぶん鉄骨が少なくて仕事が楽だよ
「そんなことしていて大丈夫なの」という家族の言葉に対して、
あなたは、「こういう事しないと給料はでないんだよ」
「おまえはまだ子供だから解らないかもしれないが会社ってこんなものだよ」
なんて夕食時に話せませんよね
みなさんは家族に今日の仕事を話せますか?
何故、こんな事になってしまうのか、
「片目の猿に なっていませんか 」
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/katame3.htm の中でお話ししています。
いつの間にか企業の中でだけで物事を考えてしまいます。生産量が一定に来て
その生産量の配合コストを、1円下げるとそのコストダウンの金額に生産量を
かけていくらのコストダウンが出来たと、計算してしまいます。
2005年の年末に発覚した、姉歯設計士の地震強度偽装マンション事件につい
ても、マンションを建てるまでが、設計士、建築業界の片眼の猿の村になっていたと
思えるのです。もし、自分の家族がそのマンションに住むと考えれば、決して
鉄骨を抜いたりしなかったと思います。マンションを建てている大工さん、鉄骨を
運んでいるトラックの運転手の方、鉄骨を持ち上げて組み立てている、クレーンの
運転手、鳶の方、全ての方が、「このマンションは家族を住まわすわけにはいか
ないな」と感じていたと思います。
自分の家族が、自分の造ったものを食べていると考えること
自分の家族が、自分の造った車に乗っていること
自分の家族が、自分の造ったマンションに住んでいること
仕事をしていく上で、家族に話せる仕事をしませんか
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。
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