==================================食品工場の工場長の仕事とは==
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■■ コロッケ物語
■■■ 2010年12月9日発行
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コロッケ物語
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基本に忠実につくると
コンビニの商売を始めた当初はコンビニのコロッケは冷凍食品を揚げた
物と私は思っていました。
しかし、鶏の唐揚げの成功でコンビニの惣菜をバカにしてはいけ無い事を
学んだ私はコロッケも手作りに挑戦したのです。
ジャガイモの皮を剥いて、茹でて暑いうちにジャガイモを潰し、炒めた玉ね
ぎと牛肉を炒めた物と混ぜて製造しました。
ジャガイモは蒸す直前に皮を剥く事がポイントでした。前日に皮を剥いて
水に漬けていると、蒸してもホッコリしませんでした。
ホッコリ蒸しあがらないジャガイモはコロッケにしても美味しさを感じる事
はなかったのです。
真空冷却機を揚げたあとに使うので配合時点で少し水分を多くしておくの
がポイントでした。
しかし、パン粉に家庭で使用するのと同じパン粉を使用すると、売り場で
蛍光灯に当たると退色してしまい、コロッケが白っぽくなってしまいました。
揚げ物が白っぽくなると、見た目が悪く売れなくなってしまいます。
なんでも添加物を使用しないことは、美味しさの面から避けるべきでした。
パン粉に着色料を使用したものを使用すると退色する事もなくなりました。
売り場で販売時間は商品価値が無ければなら無いのです。
揚げてすぐ食べる家庭、外食と違い、着色料に頼っても美味しく見える事
が大切だと学んだのです。
商品物語が必要
何故コロッケが美味しいのですかと聞かれれば「ジャガイモから茹でてい
るから」とコロッケ物語を語っていました。
工場でコロッケを作っていたパートさんは「家でもこんなに真面目に作ら無
いのに」といつも語っていました。
材料から真面目に毎日作っている事がお客さんに伝わっていると思うのです。
しかも原材料原価は、揚げるだけのコロッケを購入するよりも安く上がるのです。
手作りの人件費も原材料原価との差額でまかなうことができました。
物語のある商品を安く作る事ができれば、自然に売れていくと信じています。
商品物語のヒントは身近に落ちていると思いませんか。
私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。