==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■   組織の倫理観は責任者の倫理観を越えません

■■■                            2009年4月18日発行 

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おはようございます。河岸です。

今日あたりから大きな本屋さんでは、私の新しい本『スーパーの裏側 安全で

おいしい食品を選ぶために』東洋経済新報社が並び出します。

アマゾン http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4492222979

楽天 http://item.rakuten.co.jp/book/6018077/

セブンイレブン http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/32237094

でも買えるようになりました。

よろしく お願いします。

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今週のお勧めの本です。

流通・商業 栄枯盛衰の方程式 (単行本(ソフトカバー)) 緒方 知行 (著)

企業文化を作り上げるために

 私が尊敬している緒方さんが書いた本です。

 価格は一日でまねができる。

 品揃えは一週間でまねられる。l

 売り方は一ヶ月でまねられる。

 しかし、企業文化はそうはやすやすとまねられない。

 まさしく、名言です。

 食品の日付偽装、産地偽装の商品を販売してしまっても、店頭にたった一

枚のお詫びを掲示すれば全ての販売責任がなくなるような事をしている企業

に読んでもらいたい本です。

 商品を販売するということは、自分の大切な子供に代わって仕入れをして、

店頭に置くという考えかたが無ければならないと緒方さんは説いています。

 単に安ければいいという考え方ではなく、販売先に対する、信用、信頼を高

めることが必要です。

 経営活動の教科書といえる良書です。

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★五個です。

 

部長!ワイシャツからランニングがすけてます 男の器は服でつくる 

                                    ドン小西 (著)

スーツの基本が学べます。

 デザイナーのドン小西さんが書いた本です。「人は見かけで判断しては

いけない」と子供のころに教えられます。

 しかし、「一目会ったその日から」という言葉のように人間の第一印象は

非常に大切です。

 特に、初めて会った時から、仕事が始まるサラリーマン、社会人は、「とり

あえずスーツを着ていれば間違い無いや」と言って、2着しかないスーツを

着ているのでは無く、TPOにあわせて今日は何を着るべきか、自分をどう

見せればいいかを考えさせられます。

 スーツを着るとき、カジュアルに自分を見せるとき、遊ぶとき、何を着るかが

非常に大切だと思ってくる一冊です。

http://astore.amazon.co.jp/koujyou-22/detail/4022732733

★五個です。

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 組織の倫理観は責任者の倫理観を越えません

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「有る組織の倫理観かその組織の責任者の倫理観を越えることは無い。」 

 私は良く講演などでこんな言葉を使います。倫理観の無い工場長、責任者

の下で働く人は悲劇です。

 脱税のために、会社をいくつもつくり、決算期を少しずつずらしながら脱税し

ている経営者の下では、働く方のモラルは落ちてきます。

 売り上げ利益のためには品質管理部門を縮小して、検査経費を削減する。

検便の回数を減らして利益を上げる、注文が増えて、対応できないときは、

特別な原料を使用すると謳っている商品に通常の原料を使用してしまう、そ

の指示は全て組織の責任者が出してしまいます。

 組織の責任者自ら指示を出さなくても「そこの所を何とかするのが君の仕

事だろう」と言われてしまうと不正を行ってしまいます。

 かつて私も、「それが出来ないのなら給料は払えないな」とオーナーから何

度も言われたのを忘れることはできません。

 

子供のころの教育が重要

 日本では子供の時からの教育で、「人に怒られなければ何をしてもいい」と

いう考え方があります。

 電車の中で子供が騒いでいても「あのおじさんが怒るから辞めなさい」、

「そんな事すると先生に怒られますよ」などと、人が見ているからという理由で、

子供を怒ってしまいます。

 欧米で教育されている、神、something Greatに見守られて人間は善行を

行うという倫理感が日本では子供に教えていないと私は思います。

 「悪いことをしても見つからなければいい」考え方で、日本の教育は行われ

ていますから、組織の責任者が、利益、しかも脱税してまでの、利益にしか

興味が無ければ、一緒に働いて居る責任者の人たちは、製造し利益を出す

事のみに興味が起きて、利益を生まない品質管理部門には興味が無くなって

きます。

 通常は組織の上に、上り詰める方は、倫理観を自分で勉強する物なのです

が、サラリーマンの上がりのポジションで工場長になられる方がいます。「私は、

経理上がりだから工場の事はよく分からない」などと平気で話される工場長

もいます。当然、利益を生まない部門には興味が無くなって来ます。

 親会社から出向でやってくる工場長の中にこのような考え方の工場長が多

いのも事実です。

 

責任者になるための教育が必要

 責任者になるためには、ビジネスエッシクス(business ethics)を理解する

までの教育が必要です。

 管理者教育では「仕事上で他者の尊厳を守る」このビジネスエッシクスの原

理原則を完全に理解するまで教育を行います。

 さまざま起きる食品工場の不祥事はこの管理者によりビジネスエッシクスの

核心を理解していれば防げたものと考えます。

 上司である管理者が自分の保身のため、目先の数字のために本来あるべ

き行動と違う行動を取ってしまいます。その結果が食品業界の不祥事の連

続になっていると私は思います。

 管理者の方が常にお客様をみて行動していればいいのですが、管理者の

方が常に利益をみて行動すると取り返しのつかない事になります。幹部が

お客様の方向をみないで、経営者、利益の方向だけをみてしまうと、大きな

事故を起こす体質ができあがってしまいます。

 管理者に対し帝王学を教育する必要があります。管理者教育は外部の

専門家により講習を行う事が必要です。

 管理者教育はただの講習ではなく卒業試験を実施します。試験問題は

工場内の具体的な実例で作成し、全問正解で卒業とします。

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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表紙イメージ 河岸宏和への質問



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