========================================食品工場長の仕事とは===
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■■ 何故ルール違反をするのか
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2005年5月15日発行
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おはようございます。
河岸です。2005年のGW前に発生しました。JR西日本の事故は、事故後の
対応についても「JR宝塚線事故から学ぶこと」でお話しした、教育の不足も
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/amagasaki8.htm
考えられますが、それよりもタブー視してきたことが多かったのでは無いかと
思います。事故後数日の記者会見の中で、JR西日本の垣内剛社長は、次の
様に話されていました。「タブー視してきたこと、問題に気が付きながらも手を
付けて来なかった事をやり遂げたい。いままでの体質は、言われたことだけを
する企業体質に成ってしまっていた。」と話されていました。事故後の対応に
ついてもう少し考えてみたいと思います。
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何故ルール違反をするのか
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「ビジネスエシックスについて」
http://homepage3.nifty.com/ja8mrx/essiku3.htm
のお話しをしました。企業は本来法律よりも高いルールを設定しなくては
いけません。法律に触れなければ、企業は利益を上げればいいと言うことでは
無いと思います。日本では税金を払わないことが美徳の様に考えられていて
売上げを誤魔化し、いかにして税金を払わないようにするか、必死に考えて
いる経営者がいます。経営者が法律、倫理観をずらして税金を払わない姿を
見ている従業員は、様々なルールを守らなくなってきます。企業倫理のもっとも
現れるところが、税金問題だと思います。個人経営の企業で決算時期を少し
づつづらしながら、税金を払わない企業があります。そういう企業に限って
従業員に対しては、利益を求めていきます。税務上の会社の評価と、世間の
評価と、従業員が経営者から求められる評価が異なってしまいます。一番重要な
事を誤魔化している姿を、従業員に見せてしまっては、正直な倫理観に基づいた
経営は出来ないと思います。
企業の倫理観は責任者の倫理観を越えることは無いと言われています。
では、何故人がルール違反を行うか考えてみます。
1 ルールを知らなかった
2 ルールを理解していない
3 ルールを納得していない
4 みんなもルールを守っていない
5 ルールを守らなくても注意を受けたり、罰せられることは無い
では詳しく考えてみます。今回の西日本の事故でのスピード違反の例で
考えてみます。
1 ルールを知らなかった
電車を運転している人は、資格が有るはづですから、カーブの手前で
スピードを落とすルールは知らないはずはありません。
2 ルールを理解していない
電車がカーブでスピードを出しすぎると脱線してしまう。このことを頭では
理解していても体が理解していなかった可能性があります。報道によると
研修等で、今回の運転手が習った、先輩もこの遅れを直線でスピードを
上げて時間を稼ぐという技を使っていたと聞いています。そうすると、ルールは
頭では理解していても実際は異なったと思います。
3 ルールを納得していない
電車が遅れると、「日勤教育」という罰則が待っていれば、カーブの手前で
スピードを上げすぎてはいけないというルールを納得することは難しいと
思います。
4 みんなもルールを守っていない
JR西日本の場合の最大限の要因です。みんなもルールを守っていない。
ルールよりも、定時運行が求められて、途中途中の経緯は求めない。
流通会社も大手になると、定時運行はもちろんの事、配送車のタコメー
ターを運行の都度確認して、スピード違反が無いか確認しています。
JR西日本も定時運行の結果だけを求めるのでは無く、運航中の
スピード等の経緯も求めていれば、今回の事故は防げたと思えます。
5 ルールを守らなくても注意を受けたり、罰せられることは無い
この西日本の場合はルールが問題なんです。定時運行がルールになって
しまい。肝心の速度のルールがルールで無くなってしまいました。直線の
スピード違反、カーブの進入速度のルールがあってそのルールを違反したら
罰則があれば今回の事故は防げたと思います。工場で言えば、経営者が
利益、売上げだけを求め、食品衛生法等のルールは問わなければ、結果は
自ずと出てくると思います。
ルールを守ることは、学校の試験において、カンニングで成績を上げるような物で
あって、サッカーなどのスポーツでフェアでないルールでゲームを楽しみ、そして
勝利したと喜んでいるような物です。
論語の中に「過ちて改めず、これを過ちという」という言葉があります。
何がルール違反になるか自主的に考えられる事が基本になります。
日本は「和」を尊ぶともいいます。前任者から続いている事、他の人も他の
部署もやっていることで、このことを乱すと「和」が乱れると考えてしまいます。
棺桶まで黙って持って行こうと考えることが多いのですが、雪印事件以来
ルール違反を行った企業に対しては非常に世間は厳しい評価を行います。
法律の穴に乗じる事無く、いままでルール違反をしていた場合でも、災い
転じて福となるという考え方を進める時期に来ていると考えます。