==================================食品工場の工場長の仕事とは==

■■    商品物語を作り上げること ―売れる商品提案のためにー

■■■                           2010年11月20日発行 

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おはようございます。河岸です。今年もカウントダウンできるようになって来ま

した。今年中に仕上げなければならない事は今年中に仕上げたいですね。

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 商品物語を作り上げること

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製品に徹底的にこだわった売れるものを

 不景気、物が売れないと言う時代に、ほしくても買えない物もあります。

アップルが販売している、アイホン、アイパッド等は予約しても変えない状

態が続いています。

 携帯オーディオプレーヤーと言えば日本のソニーのものでした。

 しかし、何時のまにか携帯オーディオプレーヤーと言えば、ipodになって

しまったのです。

 Ipodが売れたのは、社長自らのプロモーションの効果だと私は思ってい

ます。アップルの社長のスティーブジョブズが、1000曲を持って歩けると

プレゼンした事が売上につながったのです。

 携帯プレーヤーの技術自体はどの会社も技術的な差はないのです。

 アップルが消費者に受けいられて入るのはどこまで商品に徹底的に

拘り物語を作り上げているかと言う点だと思います。

 実際にアップルの製品を手にとって見ると、製品が収まっているダン

ボールから取り出すところから物語りは始まっているのです。

 箱を開封するときのワクワク感は、他のパソコンでは味わえないもので

す。開梱し、手に取るとデザインのすばらしさに感心してしまいます。

 アップルの製品を見てみると、製品にシールなどの余計なものが張ら

れていないことに気がつくと思います。製品にシールを貼ることなく徹底

的にデザインを追及した結果だと思います。

 たった一本の線で接続ができる、たった一つの機械的なボタンしかな

い。製品を作り上げるときに徹底した物語を考えて作り上げた結果だと

思います。

 私たちの製造している食品もただ美味しいだけではお客さんが手に

取ってくれなくなっています。

 何故美味しいのか、何故安いのかなどの商品に関するストーリー、

物語が必要なのです。

 美味しいラーメン屋さんでもただ美味しいだけでは口コミも広まら無い

のです。

 豚骨で出汁をとっているから、自家製麺だから、チャーシューは豚のば

ら肉をしようし、炭火で焼き上げた自家製だからと言った美味しい理由

が必要なのです。

 ラーメン屋の親父が横浜の有名店で修行した、元フレンチのシェフだっ

た等と言った人に関する物語も良く聞きます。

 この時に注意すべき点は、有名なシェフが何に拘ったかを明確にする

ことです。ただ「有名な方が作った」では物語にはならないのです。「フラ

ンス料理で学んだ手技の何を具体的にどう使ったからこのラーメンは美

味しくできているのです」と言った商品物語が必要なのです。

 商品を宣伝、プロモーションする時にストーリー、物語が必要になるの

です。

 商品の物語さえ本物であれば、新聞、雑誌、テレビなどのマスコミで宣

伝を行わなくても、ツイッター、ブログなどの個人的な情報で爆発的に情

報が広がる時代になってきているのです。

 ここで注意しなければなら無いのは、商品の物語は本物である必要が

あるのです。

 自社の農場で育てたジャージー牛の乳を使用していると言う物語を作り

上げたら最後までストーリーを守り続ける事が必要なのです。

例 え物語として言葉にしていなくてもポスター、チラシ等で自社農場の前

で製品を手に持っていれば、ポスターを見た方は、映っている農場の自社

農場の  ジャージー牛の牛乳を使用していると思ってしまいます。

 「本当に自社農場の原料を使用しているのですか」と言う質問に対して、

「製品の何処にも自社農場使用とは書いていないじゃないか」と開き直って

もポスターで表現してしまっては言い訳はできないと思います。

 牛乳は牛乳だからどの農場のものでも同じと思っているかもしれません。

しかし、自社農場の牛の管理と同じ管理をしているのだから牛乳の原料を

仕入れていてもいいじゃないかと思うかもしれません。

 しかし、製品を食べる方に対してポスターで訴えている商品の物語と違う

物を製造販売してしまっているのです。

 製品の物語と違うと言う事実を知ってしまった消費者は、商品に対して裏

切られたと感じると思います。

 物語と違うと言う事実を知ってしまった消費者は黙って他の会社の製品に

乗り換えてしまうのです。

 消費者の方に訴えているポスターは最新の設備の農場の写真を使い、実

際の農場は設備がぼろぼろと言う場合もあります。

 「熟練した職人が丁寧に製造しています」と物語を作りながら実際は、入

社したばかりのパートさんが製造している場合もあります。

 世の中に伝えている商品物語と異なる事を行なっている事は工場で働い

ている方が一番よく知っています。

 工場での事実と違う物語で宣伝されていると従業員の方が知ってしまうと、

製造現場の従業員の方のモラルが下がってしまい、決していい物を作る

事は出来ません。

 商品物語を作る場合は、事実で商品物語を作る事が大切なのです。

 お客さんに良く思われたいと思って事実と違う商品物語を作り上げてはい

け無いのです。

 売り上げが増えて、物語どおりの原料がなくなった場合は、正直に消費者

に伝えることが大切なのです。

 物語どおりの原料を使用すると価格が合わなくなった場合も消費者に正

直に伝えることが大切なのです。

 「なんでこの商品は美味しいのですか」という商品物語を正直に作り上げ

る事が必要だと思います。

 

私のお話が皆さんの工場管理を、耕し続けるヒントになれば幸いです。

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