WIDE BAND AMPの製作

今回はWIDE BAND AMPを製作してみました。
私の使用しているSSGは出力99dbuEMF、送信機やインピーダンスブリッジの入力としてはちょっ
と不足ぎみ。一台あるととっても便利なWIDE BAND AMPを製作してみました。
目標仕様
入出力インピーダンス;50ohm
GAIN;15dB(typ)
周波数範囲;1−120MHz以上
最大出力;+10dBm以上
動作電圧;8−14V
とします。
設計
入出力インピーダンスは50ohmとして、マッチングはそれぞれ3dBATTの挿入が確実です。
私のSSGは99dbuEMFです。このSSGとの組み合わせで、0dBmは欲しい所です。ゲインは1
5dBは必要で、入出力に3dBATTを挿入するとして、AMP単体では21dBのゲインは必要です。
周波数範囲は、SSGの範囲をカバーするとして、120MHzとしました。
最大出力としては、+10dBm程度あれば、送信部の入力信号として適当なレベルです。
回路はWIDE BAND AMPのICの選択で決定されます。この手のAMP用のICとして、秋月電子
からもMRA−**などが出ています。最初私も地元のパーツショップを探しましたが、在庫がありません
でした。

手持ちのジャンクの中から、高周波広域AMP uPC1678を使ってみました。このICはデータでは3
0MHzから1GHz程度のAMPになっています。外付けに負荷インダクターを付けるようになっていま
すので、このコイルの定数によってもっと低い周波数範囲をカバーできる筈です。
電源は、適当な入力でも動作出来るようツェナーダイオードを入れておくと、8V−12V程度の適当な電
圧でもOKになります。
組み立て

簡単な回路ですがGNDパターンが重要な為、基板を起こす必要があります。両面基板を使用し、片面は全
面GNDのベタパターンにします。GNDポイントはとても重要で、ICのリードの直下から裏面GNDへ
接続します。
バイパスコンデンサーはICのすぐ近くに付けます。
ケースはタカチのアルミダイキャストHD9−4−3を使いました。意外に柔らかく加工はたいへん楽です
。
動作確認
異常発振の確認は、OUTコネクターにスぺアナなどで確認します。この手のWIDE AMPは意外と高い
周波数で発振する事があり、1000MHz程度まで確認します。スぺアナの代わりにQRP Powerメ
ーターでも確認できます。
結果
GAIN;15.2dB(typ)at10MHz
周波数範囲;1MHzで8.6db.3MHzで13.5db.5MHz−120MHz以上15db
最大出力;+10dBm以上シンクロでの波形確認では18dbm程度まで実用範囲
動作電圧;8−14V
消費電流;40mA at10V
周波数範囲をもう少し低い範囲まで延ばしたかったのですが、これでよしとしました。
取りあえずは目標仕様として、充分実用レベルになりました。
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