真空菅用電源の製作2

今回の製作途中に貴重なトランス、チョークコイルを切ってしまいました。しばらくショックで製作が止ま
ってしまいましたが、気を取り直して再開しました。
開局当時のジャンクを使った自作が目的でしたが、結局トランス、5Y3など新規に購入することになってし
まいました。
切ってしまった原因は、5Y3などの直熱管は電源オンと同時に電流が流れ、結果平滑コンデンサに大きな突入
電流が流れます。更に動作確認のため、抵抗負荷をつけた場合電流が増えるので、トランスに負担がかかって、
切れてしまったようです。
直熱管や傍熱管という知識はすっかり忘れてしまっていました。。
R3は突入防止用です。真空管保護のためにも入れておきます。
平滑回路のシリーズ抵抗に大きな抵抗値が使えないので、この後に簡単な安定化回路とリップルフィルター
を兼ねた、回路をトランジスターで構成しました。トランジスターでの発熱を抑えるために、Vceは50-100V程度
になるようにします。懐かしい回路もちょっと、半導体回路を追加してやれば更に高性能が期待できます。
放電管による安定化回路も今ならツェナ−で簡単に構成できますが、きれいな放電の色を眺めているのはいいも
のです。
組み立て
チョークコイルのスペースにはACアダプターを置いてみました。取り付けはアルミでバンドを作っていますが、
それなりの雰囲気で出来ました。
配線は出来るだけシャーシの隅の方に引き回し、部品はきちんと端子板に固定します。
回路図
回路図は今回、CircuitMakerという回路シュミレーターで書いてみました。シュミレーター回路図がそのまま
使えるので、とても便利になります。
R5は平滑コンデンサーのディスチャージ用です。電源スイッチをoffにしたときに、GNDに落とすようにしています。
常時ONしている場合は10mA程度の電流が流れてしまい、トランス容量75mAにとっては無視できない電流です。
特性確認
部品を傷めないよう、最初は0.3A程度のヒューズを入れておきます。スイッチONで異臭、発煙など大至急確認、その後
ヒューズを0.5Aに戻して特性確認。
出力電圧1 220V-215V Iout 10-65mA
出力電圧2 157V-155V Iout 5-15mA
リップルは50mVppになりました。Q1のコレクター側のリップルは1.5Vppもありますが、リップルフィルタの効果は大きい
ようです。5Y3が現役の頃にはトランジスターでフィルターを構成するなんて出来なかったことですね。
この電源をベースに少し真空管の製作を楽しんでみます。
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