| 徳本峠付近にて 2003/5/31撮影
ウェストン記念山行のサブリーダーを仰せつかり、島々谷から上高地まで歩いた。林道入り口から緩やかな林道が約6キロにわたって続く。その中間には戦国時代飛騨の武将であった三木秀綱が豊臣秀吉に追われ夫婦別行動で逃亡した際、その奥方が見つかり殺されたといわれる場所にたつ石碑がある。
これをすぎると、徳本峠と大滝を源とする北沢と南沢の合流地点、二股に到着。島々谷林道入り口からその間、約1時間30分程。
二股からはいわゆる山道(やまみち)となる。標高1000m付近に達すると明治の頃に使用された炭焼き窯が、標高1100mの地点には巨石の離れ岩がある。
これもさらにすぎて標高1250mを越えた地点に、古びた佇まいで、趣のある岩魚留小屋がある。岩魚留小屋をすぎると勾配はさらに厳しくなるが、ヤマシャクヤク(ボタン科)やニリンソウ(キンポウゲ科)やサンカヨウ(メギ科)、ツバメオモト(ユリ科)、華麗な姿が苦しさをやわらげてくれた。
標高1500〜1750mは沢沿いを直登するため息が切れる。汗を拭いながらさらに進むと徳本峠直下で沢を離れ、残すところ標高差約400mとなる。その後、九十九折れの勾配に変わり、標高も高くなり小休止を繰り返しながら登ると、ようやく標高2135メートルの徳本峠に到着。この付近はカツラ(カツラ科)やダケカンバ(カバノキ科)の木々も芽吹いたばかりであった。出発からここまでで約6時間30分。
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