一般社団法人 日本詩人クラブ 例会・イベントのお知らせ
2009 平成21年 11月 例会 担当理事:原田道子
日 時 平成21年11月14日(土)午後2時より5時
場 所 東京大学駒場Tキャンパス 学際交流ホール
TEL 03(5454)6447
渋谷駅より京王井の頭線・駒場東大前東口(東大口)下車 徒歩約1分
(正門を入ってすぐ右側の建物)
参加費 会員・会友無料/会員外500円
内 容
・朗読 池田康氏、方喰あい子氏
・小講演「希望、絶望、そして」 講師:瀬崎祐氏
詩を書きたいという根元的な欲求は、遭遇したできごとによって生じるのではなく、できごとによって喚起された心の動きによって生じる、ということは論を待たないでしょう。そんな心の動きの典型的状態のひとつ、希望をもつこと、絶望におちいること、などについて、あまり医学的ではない若干の考察をおこないます。
詩を書くのは、希望を持つため?
それとも、絶望におちいったため?
講師プロフィール
瀬崎祐(せざき・ゆう)
1947年岡山生まれ。京都大学医学部卒。個人誌「風都市」発行、詩誌「ERA」「どうるかまら」同人。詩集に「風を待つ人々」「雨降り舞踏団」など。昨年「詩と思想」誌の詩集評を担当、今年の日本詩人クラブ新人賞の選考委員を務めた。
・講演「とけるもの ふくらむもの 詩と小説の回路」 講師:稲葉真弓氏 コーディネーター:原田道子理事
「井上ひさし 川端康成文学賞選評から抜粋」
語り手である私は、深酒つづきの不健康な毎日を送る独身女性(編集やライター)。その私が正月休みに、志摩半島の小さな湾にのぞむ急斜面の家で10日ほど滞在する。遠景での隣町の八十代の老女の行方不明事件が起こり、それが私の方へゆっくりと「心理的に」近づいてくるが、老女は老いの象徴だろう(たぶん、そうだ)。
この遠景のせいか、今回の滞在で「私」は、家のまわりの樹木や草花や小動物や鳥や星空がはっきりと見えてくる。「はっきりと見えてくる」のであるから、家のまわりについての描写は(あたかも初めて見ましたとでもいうように)新鮮で正確なものでなければならないが読者は十分に充たされる。光る比喩をちりばめた正確で細密な描写が、魔法のように「失われた時間」を浮かび上がらせる。静かな戦慄がそこにある。
講師プロフィール
稲葉真弓(いなば・まゆみ)
1950年愛知県生まれ。1973年「蒼い影の傷みを」で女流新人賞、1980年「ホテル・ザンビア」で作品賞、1992年「エンドレス・ワルツ」で女流文学賞、1995年「声の娼婦」で平林たい子文学賞、2008年「海松(みる)」で川端康成文学賞を受賞。他の著書に「還流」「私がそこに還るまで」「砂の肖像」など。
詩集「ほろびの音」七月堂 「夜明けの桃」河出書房新社 「母音の川」思潮杜
若い頃詩ばかり書いていたが、「はみだしてしまう思いと言葉」を持て余し、小説をかくようになった。
2009年度 詩の学校 「詩の作法を高める」 ー初心者からベテランまでー
詩の好きな方ならどなたでも。お誘い合わせてご参加ください(先着20名)
●会期:2009年10月〜2010年3月
毎月第3木曜日 18:00〜20:00
●会場:一般社団法人
日本詩人クラブ事務所(図はこちらをご参照ください)
●参加費:前期(3回)6,000円、後期(3回)6,000円、全講受講10,000円(学生は半額)
| 日 程 | 講 師 | 内 容 | |
| 前 期 | |||
| 11月19日(木) | 同 上 | 講義 | |
| 12月17日(木) | 同 上 | 演習(作品研究) | |
| 後 期 | 1月21日(木) | 禿 慶子 ほか | 演習(作品研究) |
| 2月18日(木) | 同 上 | 講義 | |
| 3月18日(木)閉講式、山田直校長ほか | 同 上 | 演習(作品研究) | |
〈講師プロフィール〉
中村不二夫:日本詩人クラブ元会長、日本詩人クラブ理事、詩集「Mets」(日本詩人クラブ新人賞受賞)他多数
禿 慶子(かむろけいこ):横浜詩人会元会長、日本文藝家協会会員、詩集「彼岸人(あのひと)」(横浜詩人会賞受賞)他多数
●お申込は中村吾郎理事、または浅見洋子、大掛史子、方喰あい子 各専門委員へ。
メール zvc05352@nifty.com でも受け付けています。
2009 平成21年 11月 現代詩研究会 担当理事:三田 洋
日 時 平成21年11月28日(土)午後2時より4時30分
場 所 東京大学駒場Tキャンパス 18号館4F コラボレーションルーム1
TEL 03(5465)8760 または090-7241-7021
渋谷駅より京王井の頭線・駒場東大前東口(東大口)下車 徒歩約3分
参加費 会員・会友無料/会員外500円
内 容
・講演「アメリカ先住民の詩人たち」 講師:青山みゆき氏
(1)アメリカ先住民詩との出会い (2)アメリカ先住民とは誰なのか (3)口承詩と草創期のアメリカ先住民の詩人たち (4)現代のアメリカ先住民の詩人たち
大地に根ざした彼らの生き方や詩 −それは人類の叡智!!
アメリカ先住民はコロンブスの新大陸到達よりはるか以前からアメリカ大陸に住み、これまで白人による虐殺や弾圧、土地の略奪などありとあらゆる困難を耐え抜いてきたが、彼らの歌や物語も決して消え去ることがなかった。アメリカ先住民は代々口から口へと伝承されてきた口承詩を継承してきただけでなく、実は彼らは十七、八世紀以降から自伝や詩や物語などを書き続けてきた。そして、いま現在も一流の素晴らしい作品を生み出しつづけているのだ。
多くのアメリカ先住民詩人が描いている大地に抱かれた生き方は、自然の生態系を急激に破壊し、すべての生きとし生けるものを絶滅させることしか知らない、現代のテクノロジー崇拝の文明を批判する力になりうる。地球上では人間もまた自然の一部であり、あまたの命に満ちた世界での人間のありようはつねに模索される。アメリカ先住民が示す大地に根ざした世界観や生き方こそ、わたしたちすべての人びとにとってのほんとうの叡智かもしれない。(『ネイティブ・アメリカン詩集』解説より)
忘れないで(部分)/ジョイ・ハージョ(女性詩人、テナーサックス奏者、脚本家、編集者)
忘れないで、あなたが生まれたことを、あなたに形と息を与えるために
あんなにもあなたの母親が苦しんだことを。あなたはあなたの母親の、
あなたの祖母の、あなたの曾祖母の命の証。
忘れないで、あなたの父親を、もうひとりのあなたの命を。
忘れないで、あなたの皮膚である大地を――
(略)
忘れないで、草木を、そして動物たちの命を、その数々の部族を、彼ら
の家族を、そしてその歴史を。彼らに語りかけて欲しい、耳を傾けて欲
しい。みんな生きている詩そのもの。
■青山みゆき氏プロフィール■
栃木県足利市生まれ。アメリカ女性詩人研究の過程でネイティブ・アメリカンに関り、その大地に抱かれた生き方や詩に魅力を覚え主要なテーマとなる。詩集『西風』(思潮社
1998年)、評論集『大地の手の中で−アメリカ先住民文学』(開文社
2004年)、新・世界現代詩文庫『ネイティブ・アメリカン詩集』(土曜美術社出版販売
2009年)、翻訳書『エリカ・ジョング詩集』(土曜美術社
1993年)、『日本現代女性句歌選集 A Long Rainy Season(Berkeley:Stone Bridge Press 1994)』(1995年度べンジャミン・フランクリン賞受賞)。現在、聖徳大学人文学部英米文化学科准教授。日本詩人クラブ会員。
(社)日本詩人クラブ創立60周年記念 国際交流インド2009
日本詩人クラブは、2010年5月に創立60周年を迎えます。それを記念し、2009年12月から2010年12月までを記念年として様々な行事を計画しております。まだ立案中の行事もありますが、ここでは確定したものをお知らせいたします。どうぞご予定に加えてください。皆さまと楽しい時間を過ごしたいと思います。
インド国立文学アカデミー会長 シュニル・ゴンゴパッダエ氏を迎えて
【2009年12月11日(金)】
・歓迎隅田川クルーズ(参加人数、参加費、時間等未定)
・前夜祭 18:00より アジュール竹芝「武蔵野」(理事会・顧問・ほか関係者のみ)
場所:〒105-0022 東京都港区海岸1-11-2
TEL:03-3437-2011(代表)
URL http://www.hotel-azur.com/index.html
JR山手線・京浜東北線浜松町駅北口より竹芝方向へ徒歩7分。
羽田空港からモノレール利用で浜松町まで23分。
都営浅草線大門駅B1出口より徒歩8分。
都営大江戸線大門駅B1出口より徒歩8分。
東京臨海新交通ゆりかもめ竹芝駅より1分。
【2009年12月12日(土)】
国際交流のつどい
場所:シーサイドホテル芝弥生2F「あかつき」
〒105-0022 東京都港区海岸1-10-27
TEL:03-3434-6841 (代表)
URL http://www.jrhotelgroup.com/hotel/open.cgi?hid=115
JR、モノレール浜松町(北口)より徒歩7分
地下鉄都営浅草線・大江戸線大門駅B2口より徒歩8分
水上バス日の出桟橋より徒歩5分
新交通「ゆりかもめ」竹芝駅より徒歩2分
プログラム
13:30 受付開始
14:00 開会 開会の言葉・比留間一成会長挨拶
14:10 ゴンゴパッダエ氏紹介(谷口ちかえ理事)
14:20
小講演「日本におけるインド詩の受容」臼田雅之氏
14:40 基調講演 S.ゴンゴパッダエ氏
15:30 休憩
15:40 小講演「1950年代のインドの詩人たち」丹羽京子氏
質疑応答
16:40 詩の朗読ほか
17:10 閉会
17:30 忘年会(同所11F「ふじ」+「さくら」)
挨拶・スピーチ・新入会員紹介・アトラクション
20:00 閉会
*会費は未定です
【2009年12月13日(日)】
国立国会図書館 国際子ども図書館にて講演(同館企画)
場所:〒110-0007 東京都台東区上野公園12-49
TEL:03-3827-2053(代表)
URL http://www.kodomo.go.jp/index.jsp
JR上野駅公園口より徒歩10分
東京メトロ 日比谷線・銀座線 上野駅より徒歩15分
プログラム
14:00 講演「インドにおける児童文学の今」S.ゴンゴパッダエ氏
ほか
16:00 閉会
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