今日はマカオへ。
ホテルのシャトルバスで尖沙咀まで行き、地下鉄に乗る。街中で時々、「五四運動八十周年」という横断幕を見かけた。そういえば今日は5月4日だ。中環で港島線に乗り換えて上環まで行く。逆の方向は結構人が多いが、上環へ行く人は少なく、車内はガラガラだ。上環で降りてジェットフォイルの切符を購入。大人131ドル(約2000円)、子供115ドル。船に乗るのを楽しみにしていたのだが、デッキのない船で、しかも真ん中の席なので窓から外の景色も楽あまりしめず、ちょっとがっかり。エコノミーの座席は満員で、私の隣は中国系のおじいさんだった。約1時間の船旅は大して揺れることもなく、マカオに到着。
イミグレでは、香港、マカオ以外の人の入国も結構多かった。フェリーターミナルで、さてどうやって行こうか、と案内地図を見ていたら、「タクシー?」と何人かに声をかけられた。「ここで地図を見ていると観光客なのがバレバレだね」と、とにかくタクシー乗り場に向かう。「ペディキャブ(人力三輪車)に乗らないか?」と声をかけてきた人もいた。タクシー乗り場にはタクシーが停まっていて、「セナド広場(議事亭前地)まで」と、漢字で地名の書いてある地図を見せて行き先を告げる。
マカオへ行こうと思っている人には、マカオ政府観光局で「マカオ・ウォーキング・マップ」をもらうことを勧める。いくつかのウォーキングコースが紹介されていて、とても地図が詳しい。市販のマカオのガイドブックは香港のおまけという感じになっていることがほとんどだと思うが、このウォーキングマップは無料でもらえて、見所の簡単な解説の他、レストランやカフェも紹介されていて、地名が漢字で書いてあるのも役に立つ。観光局でもらったガイドブックも、マカオの歴史や観光ポイントの詳しい解説が載っている。マカオ政府観光局は〒102ー0083
東京都千代田区麹町3ー5ー5サンデンビル3階、TEL:03-5275-2537
(1999年4月現在)。郵送してもらえるかどうかはわからないが、問い合わせてみればいいと思う。
タクシーの運転手さんはサングラスをかけていたが、優しそうな感じの人だった。香港の街はゴチャゴチャした感じがあるが、マカオはすっきりした印象だ。ひとつ派手な建物が見え、「何だろう?」と夫と話していたら、運転手さんが「カジノだ」と教えてくれた。ほどなくセナド広場に到着。香港ドルで支払うと、香港ドルでおつりをくれた。
セナド広場はきれ
いな噴水を囲むように西洋風の建築物が建っている。「日本から一番近いヨーロッパ」というコピーもある程度は当たっているかな。まわりを見回していたら、西洋人の女性二人連れに「写真を撮って下さい」と声をかけられた。写真を撮ってあげて、今度は私達家族の写真を撮ってもらう。マカオ政府観光局があるので寄ってみたが、日本の観光局で仕入れていた以上の資料は得られなかった。朝はやや食べ過ぎ、まだお昼には少し早い時間だったし、とにかく聖ポール天主堂跡に向かって歩き始める。まっすぐ進んでつきあたった所に聖ドミンゴ教会。クリーム色のきれいな建物だ。まわりは商店街。Tシャツや雑貨を売る店をのぞいたりしながらブラブラと歩いていく。学校帰りらしい高校生くらいの子供達が行き交う。マカオでは学校は半日で終わるのかな、それともた
またまこの日が半日だったんだろうか?
しばらく行くと聖ポール天主堂跡が見えてきた。建物の正面が残っているだけだが、ヨーロッパ的な雰囲気が感じられる。天主堂の裏から天主堂の上に上れるようになっていて、ここからの眺めもいい。そのまままっすぐ行くと小さな博物館があり、入ってみると、いきなり、長崎で処刑されているキリスト教徒達の絵があってびっくりする。17世紀始めに完成した聖ポール天主堂の建築にも、幕府の弾圧を逃れてきた日本人キリシタンが加わったのだという。この小さな博物館には日本人殉教者の遺骨が安置されており、マカオと日本にそんなつながりがあったことに驚く。確かに日本史の授業で、マカオという名前を聞くことはあったけど、現実のこととして意識したことはなかった...。