パソコンでSSTVを始めよう!
(これからSSTVを始めたい方のために)
JASTA事務局
2004ハムフェア資料
SSTVの電波を送受信するには、@スキャンコンバータ(S/C型)、A簡易インターフェイス型
Bサウンドカード型等の方法がありますが、現在では、Bの方法が主流になっています。
サウンドカード型の方式では、パソコンと無線機があれば、特別なハードは必要とせず、SSTV用の
ソフトをインストールするだけで、パソコンでSSTVの電波を送受信することができます。
この方法について、要点を説明致します。
<1> サウンドカード型の構成
Windowsが普及するにつれて、内蔵しているオーディオの再生や録音用のサウンドカードを使って、
パソコンで直接、画像の送受信を行うものです。その構成は次のような簡単なものです。
パソコンでSSTVを運用するための構成図
パソコンと無線機の接続は、パソコンのスピーカー端子(又は、ラインOUT)からのオーディオ
信号を無線機のマイク端子へシールド線で接続します。
また、無線機のスピーカーからの信号をパソコンのオーディオ入力端子(ラインIN又は、マイク端子)
へシールド線を使って接続します。これでハードの構成は完了です。
パソコンに要求される仕様としては、概略の目安として、CPU:200Mhz以上、システムRAM:32
MB以上、ハードディスク空き容量:300MHz以上、あれば使用できます。
<2> SSTV用ソフトウエア
SSTV用のソフトは、これまで主に海外で、WinPixPro(K0HED)、ChromaPix(N7CXI&VE3EC)、
JVcomm32(DK8JV)、WinSkan(M.Philbroo氏)等が開発され、それをインターネット等を通して入手
して使っていましたが、今年の初め頃から、国産ソフトで非常に使いやすく優れた「MMSSTV」
と言うソフトが登場し、現在、国内はもとより海外でも、このソフトが主流になっています。
しかも、現在のところフリーソフトですから、このソフトの使用をお薦めします。
MMSSTVソフトの入手方法は、このソフト開発者である、JE3HHT,森さんのホームページ
からダウンロードして、予め設けておいたmmsstvファルの中で自己解凍するだけです。
ファイルの大きさも、800Kb程度ですから、フロッピー1枚に収まりますので、インターネット
の使用が出来ない方でも、誰かにフロッピーで分けてもらうことが出来ます。
JE3HHT,森さんのホームページは次の通りです。
http://www33.ocn.ne.jp/~je3hht/
このソフトは、SSTVの運用に必要なあらゆる機能を備えており、これまでいろいろなソフトが
登場しましたが、その集大成に近いものと言えるでしょう。
詳しい使用方法は、このソフトを起動して、HELPのタグを開き、「MMSSTV.TXT」をご覧下さい。
また、7.033MHzを受信すると、SSTVでQSOしている局がいますから、誰かにSSBで質問
すれば、皆さん親切に教えてくれます。
MMSSTVソフトのメインウインドウ
<3>マイクとSSTVの切り替え回路
<1> 項の説明は、SSTVの運用だけなら支障ないのですが、実際には、SSTVによる画像の
送受信の前後にはSSBで喋る必要があります、また、相手の話を聞く必要もあります。
そこで簡単な切り替え回路が必要になります。原理的には次のようなものでよい訳です
簡単な切り替え回路
この2つのスイッチを手動で切り替えながらQSOします。少しSSTVのQSOに慣れて来ると、
切り替えもSSTVの信号を自動的に検知して、自動で切りかえる物が欲しくなります。
その目的を満たしてくれるのが、送受切替インターフェイスです。この切替器については、CQ誌、
2000年6月号139p又は、CQ誌、2000年8月号64p等を参考にして下さい。
<4>調整方法
調整が必要なのは、画像に傾きがある場合くらいですが、この調整方法はMMSSTV.TXTに詳しく
解説されいます。
少しくらいなら気にせず送信してみて皆さんからレポートを貰いながら調整された方が良いでしょう。
パソコンによっては受信画と送信画で傾きに差がある場合があります、この場合はオフセット値で
調整出来ます。
もし、受信信号をパソコンに入れても、信号スペクトラムが出ず、画像も受からないような時とか
送信状態(TX−on)にしても信号が出て来ない等の時は、Windowsの右下にあるスピーカーの
アイコンをクリックして、"Volume Control"(再生)と"Recording Control"(録音)のウインドウを
開き、"Line-in"や"Recording Control"または"wave"等のボリュームがミュートされたり、絞られ
たりしていないか確認して下さい。(一般的には、これらの確認をしなくてもよい筈です)
<5>運用周波数
基本的には、SSBやFMで出られる周波数はどこでも出られる訳ですが、JASTA等で推奨し
使われている周波数があります。それは、3.528Mhz,7.033MHz,14.230MHz±6KHz,21.340±
6KHzあたりです。UHF帯では、430.450MHz±10KHzがよく使われています。
また、最近打ち上げられた、アマチュア衛星AO-40を使って、SSTVの交信が行われておりましたが
1月頃AO-40が故障して、現在は使えません。
<6> おわりに
「百聞は一見に如かず」です。ビジュアルコミニュケーションでマンネリ気味のアマ無線を更に面白
いものにしませんか。皆様のSSTV画像の受信を楽しみにしております。
本資料によって一人でも、SSTVを志す方が増えてくれれば、大変嬉しい次第です。
(by JA5CU/1、E-mail: comsogg@nifty.com)