クリプト同定法<入門編>
| テープ系 | バランサエ、クリスパチュラ、トンキネンシス、アルビダ、コスタータ、スピラリス、レトロスピラリス、アポノゲティフォリア、コンソブリナ、クルダシアナ |
| 細葉(狭葉)系 | ベケッティー、ペッチー、ウエンティー、ウンデュラータ、ウィリシー、ルーケンス、パルバ、ネビリー、キリアータ、アフィニス、ヌーリー、ブローサ、ヒュードロイ、キー、ウステリアーナ |
| 丸葉系 | コルダータ、ブラッシー、シアメンシス、グラボウスキー、グリフィシー、ミニマ、ディデリキ、エリプチカ、ヤコブセニー、ロンギカウダ、ヨホレンシス、カウダータ、フェルギネア、フスカ、プルプレア、シュルジー、ズッカリー、アウリクラータ、パリジネルビア、ゾナータ、アミコルム、エディサエ、ストリオラータ、リングア、ベルステギー、デウィティー、ポンテデリフォリア、モエルマニー、スクリリス、ビローサ、ピグマエア、スワイテシー、ボグネリ、アルバ |
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| ・草丈 | ![]() ![]() |
| 草体の大きさで、あまり参考にはならない。ミニマにしては大きいとかその程度。 | |
| ・葉長、葉柄、葉幅 | |
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葉長、葉柄、葉幅の比はクリプト同定に大いに役立つ。 光量などの育成環境によって比は変わってしまうが、十分参考にはなるので調べておくと良い。例えば、ディデリキは葉柄が短く、コルダータは葉柄が長い。ヤコブセニーは葉幅が狭く、グラボウスキーは葉幅が広い。 写真上はインド産クリプトコリネ.sp。典型的なテープ系クリプト。コンソブリナの名で入ってきたが、クリスパチュラ系の一種と思われる。 写真下左はフィリピン産クリプトコリネ・ウステリアーナ。葉柄が短い。 写真下右は出所不明のクリプトコリネ.sp。スワイテシーの名で入ってきた。葉柄は短く丸葉の中では葉幅もかなり狭い方。グリフィシーと思われる。 |
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| ・葉縁 | ![]() |
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細かい波打ちや緩やかな浪打ちなどの特徴が出る。光量や株の大きさで特徴が出たりでなかったりするので注意。スワイテシー、ボグネリ、ロンギカウダは細かく、コロナータは緩やかに波打つ。 写真左はマレーシア産クリプトコリネ・ヨホレンシス。緩やかに波打っている。 写真中はマレーシア産クリプトコリネ・ロンギカウダ。細かく波打っている。 写真右はそのロンギカウダの葉縁を拡大したもの。 |
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| ・葉脈 | ![]() |
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スワイテシーやペッチーなど葉脈が浮き出る種の判定に役立つ。シアメンシス"ロザエネルビス"は葉脈が白くなる。 写真左はスリランカ産クリプトコリネ・スワイテシー。不鮮明であるがわずかに葉脈が浮き出ている。また、葉縁が細かく波打っている。 写真右はスリランカ産クリプトコリネ・ボグネリ。中央の葉脈のみ太く浮き出るのがボグネリの特徴である。これも葉縁が細かく波打っている。 |
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| ・耳 | ![]() |
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耳の大きさは有力な判定材料であるので注目したい。ロンギカウダやポンテデリフォリアには耳があり、カウダータは特に大きい。ブラッシーやコルダータは小さく、リングアにはない。 写真左はマレーシア産クリプトコリネ.sp。ヨホレンシスの名で入ってきたもの。耳がある。 写真右はマレーシア産クリプトコリネ・ヤコブセニー。耳が全くない。 |
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| ・葉先 | ![]() ![]() |
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葉先が尖るかどうかも重要な判定材料である。例えば、ブラッシーはあまり尖らず、コルダータは尖る。 写真上はマレーシア産クリプトコリネ.sp。ワイルド便のヌーリーに一株だけ混じっていたもの。葉先が鋭く尖っている。 写真下はマレーシア産クリプトコリネ・グラボウスキー。葉先が丸い。葉幅自体太く、非常に丸い葉をしている。 |
| ・凹凸 | ![]() |
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クリプトには葉表に凹凸を持つタイプが多数存在する。これも種特有のものなので、凹凸の入る種は覚えておくと良い。凹凸の形もさまざまで、例えばブラッシーなどは不規則な凹凸が入り、コロナータやウステリアーナは規則的で丸い凹凸を持つ。カウダータなどは葉脈が浮き出るようにへこむ。規則的に入った凹凸はたいへん美しい。 写真左はフィリピン産クリプトコリネ・コロナータ。規則的で美しい凹凸を持つ。このような凹凸を見てクリプトにとりつかれた人も多いのではなかろうか。 写真右はタクアパ産クリプトコリネ・ゾナータ。この種は不規則な凹凸を持つが、写真の葉にはまだ凹凸が現われていない。 |
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| ・斑 |
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クリプトには凹凸と同様に綺麗な縞模様が現われる種が多数存在する。これもまた種特有のもので、このような模様を斑(フ)といい、このような模様が入ることを斑が入るという。ストリオラータやシュルジー、ヌーリーは特に美しい斑を持っており、この模様につられてクリプトを始めた人も少なくないだろう。ちなみに葉の縁の方へ色がグラデーションしているのは、成長過程で葉色が変わったものであり、斑ではない(右下図参照)。 写真上左はマレーシア産クリプトコリネ・ヌーリー。深緑の葉色に黒い斑が入って美しい。地域変異で赤いスポットが入る種もある。 写真上右はマレーシア産クリプトコリネ・プルプレア。緑の葉色に規則的にオレンジの斑が入っている。 写真中二枚はマレーシア産クリプトコリネ・シュルジー。葉色はやや違うが、深緑の斑が入っている。注目すべきは中央の茶色い葉脈にも斑が入って点線になって見える点である。写真不鮮明ですみません。ちなみに同じ株。 |
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| ・艶 | ![]() |
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クリプト表面は大別して艶ありと艶なしがある。これは小さな株の状態でも特徴が出やすいが、環境によって左右される面もある。艶が出るものが大半だが、ロンギカウダ、ヨホレンシス、スワイテシー、ボグネリなどは艶がなく、ポンテデリフォリアはとても艶々している。 写真左はマレーシア産クリプトコリネ.sp。とても綺麗な艶がある。 写真右はマレーシア産クリプトコリネ・ヨホレンシス。艶がない。 |
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| ・葉色 | ![]() |
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クリプト草姿の特徴の中で最も信用がならないのがこの葉色。葉色は地域変異もさる事ながら、育成環境でも容易に変わるため、まったく判断がつかない。茶色のロンギカウダもあるぐらいなので、ほとんどあてにしない方がいいだろう。 写真はスリランカ産クリプトコリネ.sp"レゴリ"。葉色では判断がつかない典型的な例。同じ株から茶色と緑色の葉が出ている。 |
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| ・葉裏色 | ![]() |
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葉裏の色も大別して赤紫と葉色そのままの2通りに分かれる。葉幅が細くなるほど葉裏が赤くなる種は少なくなり、太くなると多くなるようだ。葉裏色に関してはあまり情報もなく、赤か緑かの2通りしかないので、種判定の決め手にはならない。 写真はタイ産クリプトコリネ・ブラッシー。葉裏が赤紫に色づいている。 |