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はじめに…

 当ホームページはサトイモ科の植物の一種であるクリプトコリネ種の種類や育成の紹介、情報交換を中心とした内容で構成されています。ここに掲載されている内容は当ホームページの作者である私とJ.C.F.C(=Japan Cryptocoryne Fan Club;日本クリプトコリネ愛好会)メンバーの個人的な一意見に過ぎません。クリプトコリネ種は他種に比べ、分類や育成法において正確に知られていない部分が多く、入手可能な関連文献等も非常に少ないのが現状です。こういった現状を少しでも改善するために、これから研究してより明確な分類、育成術を目指そうと有志が集まり誕生しました。したがいまして、J.C.F.Cメンバーもまだ日々試行錯誤を繰り返し、様々な種のデータを蓄積している段階であるのが現状です。J.C.F.Cとしては可能な限り間違いのない記載を目標としていますが、十分な資料に基づいた正確な表記が行える訳ではないために、経験上から来る憶測による表記をせざるを得ない部分が存在いたします。また特にクリプトコリネ種は水中水上問わずわずかな環境の違いによって草姿を大きく変化させ、かつ信じられないような環境にも順応してしまう可能性を持つほどの適応力から、分類、育成は一概には言えない事もご了承頂きたく思います。こと草姿に関してははたしてその違いが地域変異から来るのか環境の違いから来るのかを判断するのは非常に困難です。例えば、同じ種を別の鉢で育てただけで草姿が変わってくる事は少なくありません。よって、このページに書かれてある内容はあくまで参考にして頂くにとどめ、それと平行してより多くの資料に目を通して頂き、また色々な方のご意見を聞かれることがクリプトコリネ種の育成における失敗を防ぐ最良の手段と考えます。また、このホームページの内容を参考にされ実行された結果、何らかのトラブルや問題が生じてもJ.C.F.Cは何ら責任を負えるものではありません。ただしJ.C.F.Cに対しての問題提起もしくは結果報告、情報提供を目的として掲示板に書き込まれる場合は、J.C.F.C会員一同大歓迎致します。ぜひとも一緒に問題解決を目指しましょう。尚、明らかに誤認識や誤解による間違った記載部分、記載漏れなどがありましたら、ご面倒ながら掲示板もしくは作者及びメンバー宛、ご一報下さいますように御願い申しあげます。よりよいホームページ作成のため色々なご意見を掲示板にて募集しています。皆様方のお力をお借りし、クリプトコリネ種に関する教本となれるように努力いたしますのでご協力のほどよろしくお願いします。

 当ホームページの著作権は、作者である私及びJ.C.F.Cメンバーに帰属いたします。よって、ホームページ内にある全ての画像及びテキストの無断転載・コピー・ファイル保存・リンクなどを堅く禁じます。ホームページ内にある画像及びテキストの使用をご希望される場合はご面倒ながら私宛メールにてその使用目的などを出来る限り詳しくお知らせ下さい。J.C.F.C内で検討の上ご連絡申しあげます。無断転載などの使用が発覚した場合は著作権の侵害となりますのでご注意下さい。
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クリプトコリネとは

 クリプトコリネ(Cryptocoryne)はサトイモ科に属する植物の一種で、主に東南アジアに分布し、古くから水槽用植物として(特にヨーロッパで)親しまれてきました。その数は亜種まで含めると100種近くにのぼり、未記載の種まで含めると130種近くは存在するだろうと言われています。そしてフィリピンやボルネオ、マレーシア周辺ではまだまだ未発見の新種が多く存在するだろうと言われており、まだ調べ尽くされていない大変興味深い種類です。また、草姿もさまざまで、わずか3cm程度のものから、大きくなると1m近くにもなる種類まで存在し、葉形も丸葉から楕円形、テープ形までさまざまで、これらの草姿はいずれも美しく大変人気があります。特にクリプトコリネの花は実に神秘的でたいへん美しく、これを見たくて水上で育てる方もいらっしゃるぐらいです。これらのクリプトコリネの美しさの虜になり、クリプトコリネの世界から抜け出せなくなった方もたくさんいらっしゃいます。J.C.F.Cの会長を務めさせて頂き、当ホームページの作者でもある私もその一人です。クリプトコリネのイメージを聞いたとき、一番多い答えは『地味』でしょう。クリプトコリネは水槽で育てても決して主役になる種ではありません。やっぱり地味だからです。しかしその地味さの中には南米産の水草にはない深い味わいがあり、同じレイアウトで何年育てても飽きの来ない落ち着いた穏やかな水景を作り出してくれます。クリプトコリネを多用したレイアウトにラスボラが泳ぐ水景の落ち着いた、いつまで見ても飽きの来ない美しさはえもいわれません。そしてクリプトコリネは何事にも『ひっそり』が似合う水草です。レイアウトで用いる時、クリプトコリネが一番似合う場所は物陰ですし、花もひっそり咲きます。名前のcryptocoryneはcrypto(隠れている)、coryne(花序)から「隠された花序」という意味で、クリプトコリネの花が苞に包まれて咲くことから由来しているらしいですが、どうもひっそり隠れるよう育つ運命なのでしょうか?このように、クリプトコリネはたいへん美しく人気のある種ですが、その中にはたいへん育成が難しいと言われている種も多種存在します。それ故、いくら手塩にかけて育てていてもあっけなく溶けてしまったりして、挫折してしまう方も多いようです。またこの種のもっと厄介な事に、前述のようにさまざまな草姿の種類が存在する反面、とても良く似た種類も多種存在し、それぞれの種の判別が非常に難しいことがあげられます。これらよく似た種類について「入荷時に名前が書いてあるからわかるじゃないか」と仰る方がいるかもしれませんが、採集者は大抵現地の漁師である場合が多く、それ故採集者自身はクリプトコリネについて知らない場合がほとんどで、確固たる判別ができずに適当な名前で入ってくるのが現状のようです。これがワイルド物と呼ばれる現地採集物等だけならまだしも、現状ではファーム物と呼ばれる企業による組織培養物や栽培物でもさまざまな原因(採集時、栽培時での取り違え、混入など)で起こりうる状態で、さらに判別を難しくしているようです。よって、クリプトコリネを始めようと思われた方は、まずこの種を深く知り、種類を見分ける目を持つ必要性があります。しかし、種類に拘らずとも草姿や育成などを十分に楽しめるたいへん美しい種である事には変わりはありません。でも、自分の栽培している種がどこのなにであるかを知っておきたいっていうのはやっぱりアクアリウマーの性でしょうか?そのためにも確かな情報と画像が掲載された完璧なクリプトコリネ図鑑の登場が待ち望まれているのが現状です。また、これらクリプトコリネはマニアには大変人気がある美しい種であるが為に、乱獲されたり、近年では現地の乱開発や汚染等の影響もあって、どんどん減少しているのが現況です。我々はそういった現状を踏まえて、今何をすべきか、何をタブーとすべきかを考えながら、趣味として楽しむ上で育成をしなければならない段階まで来たように思います。

J.C.F.Cとは

 J.C.F.C(=Japan Cryptocoryne Fan Club;日本クリプトコリネ愛好会)は、クリプトコリネの仲間を楽しむ同好の士の集りです。育成方法、種の同定などの情報交換を行い、クリプトコリネを楽しんでいます。J.C.F.Cが第一に考えている事は、この大変美しくまた減少しつつあるクリプトコリネに興味を持っていただくことです。そこで、育成方法や種の同定等について会員が得た知識をホームページにて公開する事でより多くの方々にクリプトコリネを知ってもらい興味を持っていただきたいと考えています。私達は、この美しい植物の愛好家が増えることを願っています。そして愛好家が増えることで研究が進み、結果としてより正しい情報が提供されることとなり、間違った知識、間違った種名での流通をなくすことに繋げる事が出来れば、と考えております。そして途方も無いことですが、愛好家の増加が産む大きな需要から現地の現状に目が向けられ自然保護の活動が啓蒙、促進されればこの上ない幸せです。また、需要が高まることにより、より多くの種が様々なファームで育成されることとなり、現地でのクリプトコリネ減少の原因の一つである”乱獲”を抑制できる可能性もあると考えています。
 ですからJ.C.F.Cメンバーとして参加、入会して頂くことによって、より多くの種の育成データの蓄積がスピードアップされるものと期待しています。高度な育成技術や知識を得て、それを商業利用しようと言うような目的では決してありません。入会に当たっては何の制約も条件もありません。あるとしたらクリプトコリネに興味があるかぐらいでしょうか。とにかく是非、当ホームページを眺めていってください。そして、クリプトコリネに少しでも興味を持っていただければ幸いです。それでもしJ.C.F.Cの活動に興味がわいてきましたら、ぜひ当J.C.F.Cへ入会して頂けますように御願い申しあげます。初心者の方から上級者の方まで広く会員を随時募集していますので、皆様の入会をお待ちしております。

1999年8月13日
日本クリプトコリネ愛好会会長  ちゅん


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