郵便貯金の預入最低額は10円で、それ以上なら1円単位でいくらでもよい(ただし一名義の限度額は1000万円まで)ので、預入額は任意であるが、毎回100円と決めている人が多く、旅行貯金のことを「100円貯金」と言う人もいる。また近所の郵便局をまわって訪問局数を稼ぐ場合は「旅行」には当たらないが、そんな場合でも郵便局を訪問して預入を行い、支払い高の欄にゴム印を押してもらうこと自体を大義的に「旅行貯金」と言う人もいる(ちばはこのタイプ)。「局巡り」「局回り」と言う人もいるらしい。
最近は旅行貯金をしている人が増えているようで、検索エンジンで「旅行貯金」を検索すると多くのページがヒットする。また、「旅のついで」ではなく、日本全国郵便局完全制覇を目指して、旅行貯金自体を旅の目的にしている人も多いようで、まずは身近な地域や県の郵便局完訪(完全訪問)を目指して、日々努力している人もいるらしい。そんな訪問客のために、単なる名前入りのゴム印だけでなく、地域の特色、特産を図柄に入れたり、キャッチフレーズを入れたゴム印を用意してる郵便局も増えている。
郵便局の貯金窓口の取り扱い時間は、原則として平日午前9時から午後4時まで(中央局では午後6時まで取り扱うところもある)なので、会社づとめのある人はなかなか困難な趣味である。
そして、最初に貯金するときは「支払高の欄に局名入りのゴム印を押してください」と言わないと押してくれないし、始めて間もないうちの何局かは言わないと押してもらえないこともある。また、主務者印(通帳の上下の欄外のスペースに朱肉で押す「局長印」)もATM、CDがある程度普及された頃から、押印が省略されるようになった。押して欲しい場合は遠慮なく頼めばよい。何度か行けば何も言わなくても押してくれるようになるが、主務者印は窓口氏も忘れることがあるので、通帳を受け取ったら自分でも確認した方がよい。
また、1日に何局もまわる場合は、取扱いの待ち時間中に次の訪問用に預入取扱票を記入しておいたり、「100円貯金」ならば、100円玉に両替しておいたりすると、時間が節約できる。
前述のように、旅行のついでじゃなくて、旅行貯金を第一目的とした旅行をしている人も多いようで、日数をかけてある地方をしらみつぶしに立ち寄る人もいる。他にはテーマを決めて、観光地の郵便局、「駅前郵便局」「温泉郵便局」など名前のおもしろい郵便局、簡易郵便局をメインにまわる人もいる。
また、旅行貯金の方法のルールとしては、貯金窓口の閉まる午後4時以降もATMで1000円単位で通帳預入を行い、5時まで開いている郵便窓口氏に言えば、ゴム印だけでも押してもらうこともできるが、私はその場合は訪問局数にカウントせず、参考記録に留めている。このルールでやってる人は結構多いようである。
(追記) 郵便局が総務省郵政事業庁の管轄になった頃、銀行の預金通帳と同様の縦開きの通帳が導入されてからは、貯金通帳から主務者印欄そのものがなくなってしまった。苦肉の策として預入高の欄に二欄を使って、左右互い違いに押してもらうと言う方法を考えついた人がいるようで、webを介して広がったらしい。ちば自身も総務省通帳に繰り越し後、しばらくは主務者印を押せないでいたが、最近この方法で主務者印を復活した。ただし、この方法では預入額が100円の場合、「1」に主務者印が重ってしまう。