鉄道考古学とは
鉄道の廃線跡を実際に徒歩等で辿ったり、地図上の表記の変遷の経年変化を追跡する近年脚光を浴びている鉄道研究分野の一つである。
廃線は廃止路線だけではない
廃線は乗客、貨物の輸送密度低下による廃止路線だけではなく、短絡新線の開業、開通に伴い役目を終えて廃線となったところ、建設が途中で凍結され、そのまま工事が再開されることなく放置される未成線がある。
廃線の第2の人生
廃線跡は線路、枕木が外され、原野に還ってゆくだけではない。
鉄道線の特長である勾配が小さい、カーブがゆるやかであるという点を活かして、アスファルトが敷かれて整備され、遊歩道、サイクリングロードに生まれ変わったり、幅が拡張されて自動車道路になることもある。
駅跡についてのみだったら、地元のコミュニティー施設、鉄道博物館、鉄道公園、鉄道廃止による代替バスのバスターミナルになることもあるが、ホームのコンクリート敷、アスファルト敷だけを残して原野に還ってゆく場合が多い。
もちろん、廃線跡、駅跡の土地が払い下げられ、田畑になったり、住宅が建つケースもある。
廃線跡散策の歩き方
遊歩道、サイクリングロードになった廃線跡の散策はまさにハイキング気分でできるが、線路が撤去された後、荒れ放題の廃線跡の散策はそうはいかない。虫の襲撃に遭ったり、蛇やときには熊と遭遇することがないこともないからである。さらに灌木、倒木が道をふさいでいる場合もあるので、登山スタイルに虫除けスプレーを浴び、鎌や鉈を持ち、完全武装をした上で道を作りながら散策をしなければならないこともある。
しかし、路盤が残り、鉄橋の橋脚、ときには鉄橋そのもの、トンネル、標識、信号機、犬釘(線路を枕木に固定する釘)を見つけたときは思わずにやけてしまう。
#ちばは車で廃線跡に沿った道路を走りながら、ポイントポイントを確認することが多いです。
鉄道考古学の先駆者
鉄道考古学の先駆者と言ったらなんといっても元北大教授で数理物理学者の堀淳一博士であり、様々な著書を執筆しているがその多くが絶版となっている。
また、作家、レールウェイライターとして有名の宮脇俊三氏、種村直樹氏も近年廃線関係の著書を執筆、編集している。
トップに戻る