• 小松島線跡探訪記

     小松島線は1913-04-20に兵庫との間に定期航路が運航されていた小松島と徳島を結ぶ目的で開業した。そして、岸壁が沖合いに移転したのに伴い、1940年3月には小松島港まで延長された。しかし、この駅は仮乗降場となり、営業上は小松島駅と同一とみなされていた。
    その後1961-04-01には徳島−中田間が牟岐線に編入されたことにより、小松島線は中田−小松島間となり、国鉄一短い路線となった。しかし、これが災いして、港への連絡線という性格から需要は認められていたものの、国鉄再建法により第1次廃止対象線区に指定され、1985-03-14に廃止された。四国の旧国鉄線で鉄道として完全に廃止されたのはここ1線区だけである。

     元同僚の友人とのゴールデンウィークをすべて使った四国ドライブ旅行の途中でちばのわがままにより小松島線跡をたどることができた。
    国道55号線を外れて小松島の市街地を走り、牟岐線の中田駅に着いた。ここが旧小松島線の基点にあたる。もっとも小松島行のすべての列車の始発駅は徳島駅であったが。。。
    小松島線は中田を牟岐方向に発車後、若干牟岐線と並行し、ほどなく左側に外れていた。
    小松島線跡は小松島駅の駐輪場の裏から歩行者・自転車専用道路として舗装、整備されている。そして線路跡の歩行者・自転車専用道路は市街地の中、民家の裏などをぬうように続いている。途中右カーブで見通しが悪くなるところには中継信号機が残っていた。そこを過ぎるとほどなく小松島駅跡である。
    ここは小松島ステーションパークとして整備されており、旧小松島駅の駅舎の屋根を模したデザインのホームにはC12型蒸気機関車と、50系客車が1両が静態保存されていた。もっともこのホームは小松島線跡に対して90度向きがずれてたが。。。
    線路跡の方に目を戻すとステーションパークの片隅を通り、小さな道路を越えて、大きなたぬきの像が鎮座する金鳥たぬき公園の脇を通り、ふたたび道路を越えて、終点であった小松島港仮乗降場跡にたどりつく。
    小松島港仮乗降場跡は小松島線廃止後しばらくはプラットホームが残り、バスの発着場として使われたが、現在はプラットホームも撤去され、車のフェリー航送料金支払所兼乗船待ちのスペース(乗船するために車で並ぶところ)になっていた。
    そこの港に向かって右側には当時からあったと思われる、名物の竹輪屋さんが並んでいた。


    駅名駅の種別キロ程
    中田旅客駅0.0km
    小松島旅客貨物駅1.9km
    小松島港仮乗降場2.2km


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