後期高齢者医療制度は廃止せよ。区役所前で区民が訴え  2008.07.16.

top  戻る


後期高齢者医療制度

区民怒りの総行動

後期高齢者医療制度廃止法案の衆院での可決を
求める署名に応じる人たち=16日、大田区役所前
 大田区内の年金者組合や労働組合、医療機関、民主団体など12団体が呼びかけた7月16日の「怒りの総行動」は、朝9時から蒲田駅前での宣伝行動に続いて10時からは大田区役所前での宣伝・署名行動に取り組みました。区役所前には16団体、108人が参加しました。

 大田区長への要請行動には16名の代表団が、制度の中止を求めるとともに、保険料の減免、分納の延長などを要望しました。

 当該の「後期高齢者」からも「8月の年金で4月からの6ヶ月分を支払うのはできない」「区としての減免はどう考えているのか?」「1年間滞納したら保険証は取り上げられるのか?」「先ほど、高齢者夫婦が3階の窓口で負担が増えたといって泣いていた」など、切実な訴えと疑問が出されました。

大田区役所前に集まった区民たち 7/16

 応対した野田副区長は「区としてはこの制度を粛々と進める立場にあり、要望は聞くが回答はしない」「個別の問題は3階の担当課で対応する」との返事をくり返し、区議会で答えた内容すらも回答しませんでした。

 具体的な減免や分納について引き続き要求していくことを宣言して40分を越える要請行動を終わりました。

 この日の区長への要請には、日本共産党の大竹辰治・金子悦子区議会議員、福井りょうじ生活相談室長が同行しました。

 15日から保険料額の決定通知と納付書が送付され、大田区への区民からの問い合わせはこの日1日で2百数十件寄せられました。

 署名に応じた男性(83)は「扶養家族で保険料が無料だった妻にも通知が来た。年寄りいじめのこんな制度は反対だ。署名がんばれ」と激励。「年金はかわらないのに、夫婦で5万円も保険料が上がり、間違っている」と区役所に抗議に来た男性は 「間違いではなく、国の制度だから仕方ないと繰り返された。署名することで廃止できるなら友達にも呼びかけて集め、廃止させたい」と語っていました。


 区長への要望書は下記の通りです。

後期高齢者医療制度の廃止を求める要望書


大田区長 松原忠義 殿

 「こんな保険料をとられたら、とても生きていけない」「長生きは罪なのですか」――福田・自公政権が4月実施を強行した後期高齢者医療制度に、日本列島を揺るがす怒りがわき起っています。
 新しい制度は、もっぱら医療費削減を目的にしたもので、高齢者に過酷な負担をおしつけ、医療内容を制限するものとなっています。
 具体的には、@75歳以上の高齢者を国保や健保から追い出し、すべての高齢者から保険料(平均月額六千二百円、厚労省試算)をとりたてる、A受けられる医療を制限し差別する「別建て診療報酬」を設ける、B保険料は年金から天引きする、C保険料を払えない人からは保検証をとりあげ、医療を受けられなくする、などです。これまで保険料を負担していなかった扶養家族も、08年10月から徴収されます。
 そもそも病気になりがちな高齢者の医療については、長年の社会貢献にふさわしく国と企業が十分な財政負担をおこない、高齢者が安心して医療を受けられるようにすべきです。このことはヨーロッパ諸国では常識であり、高齢者を別あつかいにして高負担と差別医療を押しつけている国はどこにもありません。
 国会では、国民世論が反映され、参議院で後期高齢者医療制度の廃止を求める法案が可決され、衆議院で継続審議となっています。
 政府、自民党・公明党では一部見直しの議論がされていますが、見直しで国民の声に応えられるものになりません。
 大田区長として、大田区民の健康と生活を守る立場から、後期高齢者医療制度を廃止し、元にもどすことを区民に宣言し、政府に区民の意見を反映させていただくことを強く要望します。
 さらに、大田区として保険料の支払い困難な方の分納、減免を実施するとともに、未納者からの保険証取り上げをやめることを合わせて要望します。

   2008年7月16日

                             大田の明日を切り開く懇話会
                             大田社会保障推進協議会
                             大田区労働組合総連合
                             大田民主商工会
                             大田生活と健康を守る会
                             蒲田民主商工会
                             城南福祉医療協会
                             城南保健生活協同組合
                             新日本婦人の会大田支部
                             日本共産党大田地区委員会
                             年金者組合大田支部
                             雪谷民主商工会


日本共産党大田区議団 〒144-8621 東京都大田区蒲田5‐13‐14
Tel. 03-5744-1477 Fax. 03-3730-3447 E-Mail cpota@nifty.com