セファロタスとダーリングトニアの栽培について
森住 康
セファロタスとダーリングトニアを田辺さんより分譲していただき3年ほど経ちました。これまでの栽培方法を簡単にまとめましたので参考にしていただけたらと思います。1.セファロタスの栽培
セファロタスについては過去にくらべ栽培方法も確立され、最近ではだいぶ手頃な価格になってきており、初心者でもコツさえつかめれば十分育てられると思われます。私の場合の生育環境、ポイントは次の通りです。
・鉢
蘭用の縦長の素焼き鉢。(プラ鉢でも問題無し)
・用土
鹿沼、赤玉、バーミキュライト、パーライト等のミックスで水はけ良く。頻繁な植え替えは控えたほうがいいようで、ミズゴケ単用は痛みやすいので避けています。
・設置場所
室内のワーディアンケースに入れっぱなしの状態。日にあてると赤く色づいてきれいなのですが、外に出すと乾燥が怖いので、入手してから今まで、ずっと室内。1日の内、数時間だけ日が当たる条件のため、緑の部分が多いですが、問題ありません。
・水やり
常に腰水で、時々鉢内の浄化のために潅水します。このとき葉や袋に直接水がかからないように気をつけています。葉や袋に水が付いたままだと傷みやすいようです。
・肥料
マグアンプをまぜると効果があるとよく効きますが、なにも与えなくても問題ないようです。(というか植えた時に入れ忘れ、ずっとそのままなのです
・その他
湿度を維持できれば、ほったらかしでどんどん増えます。鉢からはみ出すほど増殖したので、間引くつもりで根元部分から切り、株分けできました。
2.ダーリングトニアの栽培
ダーリングトニアですが、コイツだけは相変わらず気を使って過保護(?)にしています。
入手時(冬でした)は細いストローのような幼苗でしたが、翌春にはコブラ状の葉を次々出し始め、これまで2度猛暑を乗り越えました。(ちなみに我が家は神奈川県で、冷房装置無しです。)
条件さえ整えば成長サイクルは驚くほど速く、1つの葉が成長する間に次の葉が出始め、1年で十分見応えのある姿になります。
・鉢
蘭用の横に穴(スリット状)の空いた素焼き鉢を使用。これに網(みかんなどを入れてあるヤツ)を鉢に沿って入れ、用土が落ちないようにします。
・用土
外側に大きめの軽石、日向土入れ、植物の周りには保水性のために鹿沼土、赤玉土を適当にまぜます。
(基本的にサラセニアと同様です)
穴の空いた素焼き鉢+軽石(日向土)で断熱効果?+自然の風で気化熱を利用し鉢内の温度下げます。
(ただ、真夏時、鉢に挿した温度計上30℃は軽く越えていましたが・・・)
・設置場所
冬季だけは室内の明るい窓辺に置き、ビニールの袋をかぶせて湿度を維持しています。(乾燥(乾風)は良くないようです)
冬以外は外に出しっぱなしです。ただし、直射日光ガンガンではなく午前中数時間だけ日があたる環境です。そして鉢に風があたるように障害物(他の植物の鉢)はそばに置かないようにしてあります。
・水やり
腰水+潅水。
・夏越し対策?
−気化熱で鉢内の温度を下げる
−気が向いたら受け皿に氷や冷水を入れる
−こまめに潅水をする
−幼苗で入手し徐々に暑さに馴らす
と非現実的なものもあり、どれが功を奏したかはわかりませんが、例年の猛暑を乗り越えたのは事実です。よく言われるように鉢内の温度を下げることがポイントのようです。