オーストラリアの食虫植物
− モンスーン後のダーウイン −
若林 浩
前回、12月から1月にかけてノーザンテリトリー準州のダーウインを訪れたときには、モンスーンシーズンまっただ中の予定で行きましたが、まだ、始まったばかりで晴れの日が続き乾燥していました。そのため、ウトリクラリアをまったく見ることができませんでした。そのため、3月でモンスーンシーズンが終わってちょっと遅いかもしれませんが、5月の連休に再度ウトリクラリアを求めて、4月28日から5月5日まで、ダーウインを訪れました。また、今回はキンバリーへの足がかりになる西オーストラリア州のカナナーラまで足を延ばしてみました。
[28 April - 29 April, 2001 : Tokyo - Darwin]
今回もまた、仕事の都合で4月になってから航空券探しを始めたため、またまた、取れません、1日1便しかないためたいへんです。
でも、正月のときより早く便が取れ、チケットも正月より安かったです。といっても一番安い時期の3倍ですからまいります。今回は、準備が送れ気味です。 いつものように昼頃家を出かけて、酒々井パーキングエリアで時間をつぶして、17時前には成田空港に到着です。
集合時間まで1時間半くらいまだあります。とりあえず両替します。成田空港内でも銀行によって2円くらいレートが違います。今回は1オーストラリアドルが72.75円です。その逆が65円くらいですからオーストラリアで使い切るだけ替えないとかなり損になります。
20時15分発QF60便で出発です。約7時間の空の旅です。しかし、半端な長さです。もうちょっと長くないとゆっくり寝てられません。飛び立って、2時間はミールや入国カードを配ったりで寝られませんし、到着1時間30分前も同じで、3時間30分くらいしか寝ることができません。 寝不足のまま、4時20分(日本との時差+1時間) ケアンズに到着です。無事入国。すぐに乗り継ぎカウンターで乗り継ぎます。えーーーーーーー。チェックインしてくれない。インターナショナルフライトなんであっちでチェックインしろだってーーー。正月にはチェックインしてくれたのに。最悪です。4時間は重い荷物を抱えたままトイレにも行けず待ち続けなければなりません。10時前やっとチェックイン、機内持ち込みは7キロまでなんですが、9キロあったリュックも無事とおり、出発ロビーに行きますが、店も開いていません。暇です。
12時40分発QF61便でダーウインへ向かいます。今回は、日曜日のためか2時間フライトが早く助かります。
14時15分(日本との時差+30分)、約2時間の空の旅で到着です。15時20分レンタカーをチェックアウトしいよいよ自生地へ向かいます。正月と同じ車なのにクラスが上がって15ドルくらい高くなっています。 まず、ハワードスプリングス(Howard Springs)に向かいます。16時過ぎ到着です。先にビブリスのあったところに行きます。草丈がだいぶ高くなっています。ウトリだー。U.クリサンタです。黄色い花が咲いています。なんといっても花の裏側が赤くて綺麗です。やはり、モンスーンの後でだいぶ乾いてはきていますが、まだ、水気が多いです。相変わらずD.デラタトゥペティオラリスはたくさんあります。B.リニフローラも周りの草丈30センチくらいにあわせて、伸びてます。D.インディカは白花のつぼみを着けています。丈はそんなに大きくありません。10センチほどです。あたりを探すと、ピンク花のD.インディカもあります。ピンク花のD.インディカは大きく20センチ以上の大きさです。あきらかにタイプが違います。よく見るとU.ミニティッシマもあります。それと白花のU.ミニティッシマのようなのが5センチくらいの高さの花茎を上げています。( どうやらU.セルレアの白花のようです。)砂地が湿っているところに生えています。D.ペティオラリスも赤く色づいています。
今度は、ナチュラルパークの方へ行ってみます。カンガルーが出迎えてくれます。D.フルバも健在ですが少し枯れてきています。
ここにも、D.デラタトゥペティオラリス、D.ペティオラリス、B.リニフローラ、D.インディカ、U.クリサンタと多彩です。もう18時日没です。あーあった。暗くなりかけていますが、U.レプトプレクトラを見つけました。しかし、暗くて写真にならないので、また明日、来ようと思います。本日の宿は、ガソリンスタンドのところで野宿でもよかったんですが、エントランスが見つかったため泊まることにします。前回、レストランだとばっかり思っていたところがエントランスでした。80ドルです。エリアへ入るのにカードを渡されたんですが遮断機のところに差し込むところがありません。んー。ぴー。ICカードでした。センサーにかざすだけでした。今日は、ゆっくり休みます。
発見種:
B.liniflora, D.dilatato-petiolaris, D.fulva, D.indica, D.petiolaris, U.caerulea, U.crysantha, U.leptoplectra, U.minutissima
[30 April, 2001 : Darwin - Kakadu]
明るくなるのが、7時頃で正月の時より遅くなっています。朝が30分、夕方が2時間くらい太陽の出ている時間が短くなっています。行動できる時間がだいぶ短くなってしまいました。
7時20分出発します。朝は涼しいです。15分ほどで、ハワードスプリングスに到着です。芝生のところに車を止めU.レプトプレクトラのところへ向かおうと思いますが、芝生の中から5センチほどの丈でさらに5センチくらい花茎を伸ばしているD.インディカがいっぱいあります。白花です。葉は、ちょっと赤っぽいです。陽当たり良好のところす。白花の小さいD.インディカは陽当たりの良いこういうところを好むようです。ここは、正確には芝ではなく草が短く刈られたところの様で、砂地です。
U.レプトプレクトラの所に行きます。あちこちでいっぱい花を上げています。ここは、土のところで砂の所より湿り気があります。紫色の花と独特の花の形が目を引きます。花を裏返すと黄色いです。周りは草丈30センチくらいです。葉は、ぜんぜん見つからないです。U.クリサンタはこの周りにはなくちょっと離れています。住み分けているんでしょうか。よく見るとU.ミニティッシマと白花のウトリクラリアもあります。U.ミニティッシマの白花かと思っていたんですが、花の形が違います。 どうやらU.セルレアの白花のようです。でも5センチほどとかなり小さいです。また、近くにD.インディカがありますがこれは、ピンクの花で、草丈30センチくらいの大型で緑色のものです。花色がすごく濃く綺麗なD.インディカもあります。このあたりは砂質です。正月の時よりかなり湿っています。12月頃から雨が降りはじめてモンスーンの間に成長し開花結実し乾いている間は種子で耐えているんでしょうか。あと1ヶ月ほどで乾いて枯れてしまいそうな感じがします。
草むらの中を少し奥の方まで入ってみます。草丈が高くなっていて歩きづらいです。B.リニフローラがあります。前回はここでは見つかりませんでしたが、30センチくらいに伸びています。少し紫っぽくピンクの花とあわせて綺麗です。種子もできています。
遊歩道側へいってみますが、草丈が高いです。2メートル以上に伸びています。ただ、密に生えているわけでなく、疎に生えていますので、下まで光は良く当たります。D.インディカの白花とピンク花が一緒に生えています。ただ、交配したような個体はありません。D.インディカは、白花、ピンク、濃いピンク、赤に近いオレンジと多彩です。
もう、10時30分を過ぎてしまいました。先を急ぎます。34度56%、暑いです。 ハンプティドゥー(Humpty Doo)のショッピングセンターへ寄ろうと思いカカドゥへ向かう道からそれましたが、何となくショッピングセンターを通り過ぎてしまい少し先でUターンしようと車を止めますが、そばにロードクローズになっている所があったのでちょっとのぞいてみます。
林の中にちょっと入ってみると少し開けています。赤く色づいているD.ペティオラリスがあります。真っ赤で綺麗です。あっ。D.ブルマンニーです。こんな所にありました。正月には、ぜんぜん見つけられなかったのに。よく見ると白花のウトリクラリアもあります。3裂した花が特徴的です。カメラを車に置いてきてしまったので急いで取りに戻ります。
ここは、砂地で湿っています。はいつくばって花のウトリクラリアの撮影をします。風があって写真を撮るのに時間がかかります。んーーー。あーーーーー。U.カピリフローラです。こんな所にあったんだ。小さな川にあるんだというイメージばかり持ってました。よく見ると何本も花茎があります。さっき歩いたときは気がつきませんでした。何となく寄ったところで、見つかるなんてラッキーでした。
39度38%、暑いーー。以外と湿度が低いですが、地面の近くで測ると69%ありますので、食虫植物には快適な湿度のようです。もう13時を過ぎてしまいました。まだ、ダーウインから50キロくらいしかきていません。あと、カカドウ国立公園のジャビル(Jabiru)まで200キロくらいあります。このあたりをもっとじっくり調査したいのですが、先を急ぎます。2時間はかかりますから早く行かないと、日が暮れてしまいます。
途中、何か所か寄りますが、田んぼ状になったところで、水中にU.レプトプレクトラの葉があります。水中でしか見ることができませんでした。正月には見ることもできなかったD.ブルマンニーは道の脇でそこら中で見ることができます。正月の後、モンスーンの間に発芽成長したようです。
16時やっとカカドウ国立公園の入り口に着きました。16.25オーストラリアドルを払って入ります。14日間有効です。16時30分ジャビル到着です。ガソリンも入れないと行けないのですが、まず、ショッピングセンターに行きます。店が閉まるのが早いので急ぎます。やっぱりもう閉店みたいです。急いで、買い物をします。一番大きいブーメランを買い込みました。 セルフでガソリンを入れて、クロコダイルホテルへ向かいます。4月からオンシーズンで高いです。250ドルくらいします。たた、バスタブがあるのは、ここだけです。ディナーバイキングとビール2杯で85ドルでした。部屋に帰ってからビール2本を飲んで今日は寝ます。
発見種:B.liniflora, D.dilatato-petiolaris, D.fulva, D.indica, D.petiolaris, D.burmanni, U.caerulea, U.capilliflora, U.crysantha, U.kamienskii, U.leptoplectra, U.minutissima
[1 May, 2001 : Kakadu - Katherine]
今日はまず、ジャビルの北東25キロ、アンヘイムランド(ARNHEM LAND)との境のウビル(Ubirr)へ向かいます。途中、開けた所をチェックしていきます。道ばたにはD.ブルマンニーがあります。砂地でかなり柔らかいです。ただ、ベチョベチョという感じではなく、ほど
よく湿っている感じです。ちょっと入っていくとD.ディラタトゥペティオラリスがあります。さらにその先は、U.クリサンタの花畑です。パラダイス。朝露で、草はかなり濡れています。ゆっくりしたいですがウビルへ向かいます。 !!!。道がー。川になっています。Frood Way。10キロほど来たところです。車を止めて様子を見ます。クロコダイル注意の看板があります。見たところそんなに深くはなさそうなんですが、微妙な所です。4WDでしか行かないような所です。他の4WDが来て通っていくのでそれを見ていると、水深30センチほどでしょうか、普通のレンタカーでは行けそうな感じもしますが、もし、浮いちゃって流されたりしたら大変なので引き返すことにします。
つぎは、ノーランジロック(Nourlange Rock)に向かいます。U.ダンロッピーがある可能性があるところで楽しみです。途中、林の中に開けたところがありチェックします。D.ディラタトゥペティオラリスが踏んずけないと歩けないほどあります。
ノーランジロック到着、さっそくアポリジニーアートを見ながら前回ありそうだった場所へ向かいます。しかし、草丈は高くなっていますが、カラカラです。とてもありそうもありません。時計草の種子だけ取ってイエローウォーター(Yellow Water)へ向かいます。
11時25分、40分ほどで到着、クルーズの申し込みにエントランスへ行きますが、なーんと、今出たばかりです。次は、13時30分でそれからクルーズだと15時になってしまいますので、あきらめてキャサリンへ向かいます。その前に歩いて5分ほどの所の水辺をチェックします。前回、ムジナモがあったので見に行きます。水量がなぜか減っています。クロコダイルに注意して水辺の林の中を探します。U.アウレアの大きいのが水辺で絡んでいます。よく探しますが、ムジナモはまったく見つかりません。お昼を食べて先へ急ぎます。
水がありそうな所をチェックしながら移動します。D.インディカのピンク花の大きいのがあります。あー、あった。D.バンクシーです。道の脇の水たまりだったらしい土の所に生えています。球根ドロセラのような形をしていますが、ちょっと掘ってみますが球根ではなく浅く根を張っているだけです。まだ、湿り気は残っている所です。5センチほどの草丈で、白花を着けています。12度59.279S 132度29.020E。近くにD.ブルマンニーもあります。前回はぜんぜん見られませんでしたが、もう、D.ブルマンニーは見あきました。もう、13時40分です。先を急ぎます。
ひたすらキャサリンを目指します。途中、チェックしますがカラカラでD.ディラタトゥペティオラリスぐらいしかありません。キャサリン到着です。なんとか、リーチラグーンまで行けそうなんで通過します。速度制限なしなのでカッ飛んで行きまーす。 GPSで場所を確認しながら行きます。草丈が高くなっているため、ちょっと雰囲気が違います。到着しましたが、草丈1メートルくらいで入っていくのが大変です。前回の場所をちょっと通り過ぎてしまいました。ガサゴソ歩きづらいです。あーーーーー。つるつる。足がつりそうです。だいぶ体が弱ってます。あー水が多いです。牧場の鉄線の外側まで水がきています。水の中には緑色のアルドロバンダがいっぱいあります。かなり大きく育っています。花を咲かせているものや種もできています。アウレアでないタヌキモもあります。ここは、水が多いため林の中でかなり日陰です。正月に真っ赤だった所へ入って行きたいんですが、とても入って行けそうにありません。水がおおく鉄線をくぐることもできません。31度43%。もう17時40分です。急いでキャサリンへ帰ります。
30分ほどでキャサリンへ到着。明日は長距離移動のため先にガソリンを入れておきます。もう、暗くなってきました。ショッピングセンターへ寄りたいのですが、宿を先に探します。正月の時と同じフロンティアキャサリンにします。105ドルです。キッチン付きのなかなか良い部屋です。モーテル系は部屋の前まで車で行けて便利です。レストランでバイキングです。GO。あれーバイキングじゃない。メニューも少ない。こんなことならショッピングセンターで何か買って作った方が良かった。しかたないので、とりあえずビールにします。明日は、500キロの移動なので今日は早く寝ます。
発見種:Aldrovanda vesiculosa, D.banksii, D.dilatato-petiolaris, D.indica, D.petiolaris, D.burmanni, U.aurea, U.crysantha
[2 May, 2001 : Katherine - Kununurra]
今日は500キロの移動ですので、カップラーメンを食べて、早めにチェックアウトします。21度63%。途中のクリークをチェックします、U.クリサンタ、D.ブルマンニー、D.インディカお決まりの種になってしまいました。23度80%。ひたすら移動です。途中、鶴もいたし、スイレンもあったしバオバブもありましたが、乾燥していて食虫植物はありません。13時34度33%。
ここまで来る途中、気になるのは看板です。西オーストラリア州にフルーツ等持ち込み禁止の看板です。なんか検問がありそうな感じです。いやな予感的中です。ゲートです。西オーストラリア州入る側だけゲートがあります。車を止めます。フロントにナンバーがないのが気になっていたんですが、何かそのことをいっています。トランクをあけるようにいっています。ナンバーが入ってないかみたいです。やば。開けてちょっと見ただけでOKでした。荷物これだけみたいな感じでした。
15時です。が時差で突然13時30分になってしまいました。行動時間が突然増えました。ただ、明日は気おつけないといけません。突然1時間30分たってしまいますから。
まず、Lake Argyle へ向かいます。途中川を渡りますが、すごい水量です。30分ほどで到着。ここはダムになっています。乾燥がひどく何もないです。戻ってカナナーラをめざします。カナナーラの手前7キロほどのところで、道の脇に砂地があり車を止めます。か
なり乾燥していますが、ビブリスがあります。草丈40センチくらいで、2メートルくらいの穂が出ていたりします。草むらの中に緑色のビブリスです。B.フィリフォリアです。砂地でカラカラなんですが、育ってます。ピンクの花を着けて種もできています。道の脇の日なたには、D.ブルマンニーがあります。また、ビブリスの小さくて葉の多い紫っぽいのがあります。B.リニフローラみたいです。33度38%。
先へ行きます。カナナーラは先ほどのダムからの水をまた、ダムでせき止めて放水しています。水量はすごく林が水没しています。カナナーラを通り過ぎて、先を探します。もうじき日没です。かなり乾燥が進んでいてホシクサがドライフラワーになっています。ダーウインより1か月早く乾燥している感じです。道の左側には何もありません。念のため道の右側も見てみます。あー、あった、あった、D.オーデンシスです。草丈30センチくらいの株もとなどにてんてんとあります。発芽した小さな個体もあります。砂地で乾燥しています。すごいーーー。花茎の先から発芽してボンボンになっています。これは、すごいです。
日が暮れますので急いでカナナーラに戻ります。今日はレイクサイドに泊まります。ビールが売ってないのが残念です。キンバリーのパンフレットだけ集めます。小雨が降ってきました。初めての雨です。
発見種:B.filifolia, B.liniflora, D.indica, D.burmanni, D.ordensis U.crysantha
[3 May, 2001 : Kununurra - Katherine]
朝焼けがとても綺麗です。湖から朝日が昇ります。バシャ。ん?。クロコダイルです。こんな近くに!!。夜出歩かなくてよかった。岸に上がって来られるような所ですから危なかったかもしれません。今まで、クロコダイル注意の看板はいっぱいありましたが、クロコダイルを見たのは初めてです。27度60%。
今日も、500キロ移動してキャサリンに戻りますので、早めに出発します。ビデオの調子が悪くて昨日の所がよく映ってなかったので、昨日の所でもう一度撮影します。
20分ほどで到着し、D.オーデンシスの撮影をします。草むらの砂地には、いっぱいあります。昨日の個体にもまして、花茎の先から発芽してボンボンになっています。花茎の先の方だけ発芽していますから、先に花が咲く下の方は種子が飛び散った後で、先端だけ飛び散る前に雨が来て、発芽しちゃってこの状態なのではないでしょうか。
移動して、もう少し先まで調べに行きます。1メートルのB.フィリフォリアを見てみたいです。移動したところで、チェックします。道の脇の草丈30センチくらいの所には、B.フィリフォリアがいっばい花を着けています。草丈の高いところでは60センチくらいに伸びています。草丈に合わせてどんどん伸びるみたいです。ここの、D.オーデンシスはちょっと大きいです。D.オーデンシスは道の両側にいっぱいあります。ちょっと入ったところで、D.ブルマンニーがありました。その近くに、D.オーデンシスとはちょっと葉の色が違って、葉柄が細くて丸っぽいのがあります。どうやら、D.ラナータのようです。アレンさんの本には分布域になっていませんでしたが、D.オーデンシスとは違ってD.ラナータのように見えます。ただ、ここには、この4株くっいたのしか見あたりません。この辺り一帯も砂地でかなり乾燥してきています。砂の中は少し湿っていますので深く根を伸ばしています。乾燥してるように見えますが、湿り気は少しあります。掘り上げて置いておくとしおれてきてしまいます。
もう、キャサリンに戻らないと遅くなってしまいます。残念ですが引き返します。途中、カナナーラの東のB.リニフローラのあったところへ寄ります。日が高いためいっぱい花を着けています。このB.リニフローラは紫色でアジサイのようにいっぱい花を着けて非常に綺麗です。B.フィリフォリアは草むらにあって両者が交配したようなのは見あたりません。同じ場所で念のため道の反対側もチェックしてみます。あった。ここにもD.オーデンシスがありました。やっぱり道の右側と左側は別世界です。必ずチェックしないといけません。D.インデカもあります。さあ、後はひたすら500キロを走るだけです。早くキャサリンに着いて、ショッピングセンターへ行きたくてしょうがありません。さあ、がんばるぞー。
・・・・・記憶が飛ぶ。眠い。・・パシッ。ああああああ。フロントガラスが!!!! 割れてしまいました。3連結のロードトレインからの跳ね石です。そーいえば何かで跳ね石があるから危ないんで、近づくなっていうのを読んだような気がします。フロントガラスには跳ね石の傷がいっぱいありますが、一番大きな割れを作ってしまいました。一気に抜きます。途中、休んでお昼にします。路線バスが停まって人がいっぱい降りてきます。ダーウイン行きです。このたび初めての日本人です。女の子二人で旅をしているようです。すぐ近くで食事をしていましたが、いつものように怪しい格好なので気づいたでしょうか。
暑い。眠い。・・・・・・ やっとキャサリンに着きました。17時30分を過ぎてしまいました。まだ、ショッピングセンターはやっているようです。ショッピングセンターに入ると本と文具を売っているところがありました。本を買って出ます。あれ。シャッターを閉めてしまいました。閉店です。食料品などを売っている方はまだ大丈夫のようです。しかし、広いです。ハムとサラダとスイカと靴下。あと、どこへ行ってもお土産に買って帰っているインスタントラーメンを大量に買い込んで宿へ向かいます。今日は自炊にします。
チェックインするとなんとキッチンが付いてない。こんなことになるんじゃないかと思ってお湯だけ沸かせば何とかなるものを買っといて良かった。今夜で宿に泊まるのも最後なので準備をして寝ます。明日は、帰りの飛行機が早いので、野宿にします。
発見種:B.filifolia, B.liniflora, D.burmanni, D.indica, D.lanata D.ordensis
[4 May, 2001 : Katherine - Darwin]
7時、日の出です。カップラーメンを食べて、早めに出ます。22度65%。早めに戻ってハンプティドウの周辺を探したいと思います。
パインクリーク(Pine Creek)を少し過ぎたところで、低くなっている所がありチェックします。D.インデカがあります。緑で大きいピンク花のものと少し紫がかっていて、花色が濃く少し小さめの2種類あります。これで、D.インデカは白花の小さいのと合わせて、3タイプあるようです。
U.クリサンタは一面黄色い花を着けています。D.ペティオラリスも草の中にあります。草丈は20センチほどです。砂地です。D.ブルマンニーもあります。 アデレードリバー(Adelaide River)の手前、前回、D.ファルコネリーを見つけたところに行きます。そろそろかなと思ってGPSを見ると、あれ、通り過ぎてしまいました。戻ります。草丈が1メートルくらいありまつたくイメージが変わっています。密に草が生えており、今の時期に来たのでは絶対に見つからなかった場所です。草をかき分けてやっとの思いで入ります。手は傷だらけです。完全に日陰のため真っ赤だったのがだいぶ緑色になっています。さらに、粘土質の土も乾燥が進んでいます。しかし、やっぱりD.ファルコネリーより葉柄が長いと思いますので、とりあえずD.ケネアリーにしちゃいます。
さて、もう一度ハンプティードゥーへ戻ります。ぐるっとハンプティードゥーの周辺をまわってみますが、すべて宅地になっていてありそうなところはまったくありません。あの場所1か所しかないようです。車をロードクローズの入口に止め見に行きます。クローズになっている道の先は水たまりになっていて子供が水浴びしています。そっちへ行ってみます。平坦な場所なんですが、なぜか水が湧いてきてかなり流れています。あ、U.ギッパです。黄色い花を着けています。ウトリクラリアの白花の3裂したのがあります(U.kamienskii)。D.ペティオラリスも陽当たりが良いところで真っ赤になっています。D.インディカもあります。U.レプトプレクトラも紫の花をいっぱい着けています。100メートルほど入ったところで、右側が開けています。入っていくとパラダイスです。ここはすごい!!。U.レプトプレクトラ、U.ミニティッシマ、U.セルレア、D.ブルマンニー、D.ペティオラリス、U.カピリフローラもあります。そして、耳を立てた紫色のU.トリフローラが水の中から花茎を上げています。花茎の高さ10センチ、花の大きさ2センチほどです。あと、花茎の高さ20センチ、薄紫色で花が3センチくらいあって花茎が太いウトリクラリアがあります(U.hamiltonii)。あまり多くなくぽつぽつあります。それと、水の中から5センチほどの花茎で、白花で、花びらが5裂して、1センチほどの花を着けているウトリクラリアがあります(U.holtzei)。ここは、砂地で、水が溜まっている部分と地面が出ている部分があり、草が小さく陽当たりの良いところに、U.ミニティッシマ、U.セルレア、D.ブルマンニー、D.ペティオラリス、U.カピリフローラが、水の中にU.レプトプレクトラ、U.トリフローラ、(U.hamiltonii)(U.holtzei)があります。ずっとここにいたいです。
つぎにPalmerstonへ向かいます。アレここはどこ、迷っています。なんかすごく都会です。食虫植物なんかありそうにありません。ハワードスプリングスに戻ってプールで汗を流します。
これで、食虫植物探しも終わりです。ガソリンスタンド脇のパーキングで一晩過ごします。荷造りが大変です。
発見種:D.petiolaris, D.indica, D.burmanni, D.kenneallyi, U.caerulea, U.capilliflora, U.crysantha, U.gibba, U.hamiltonii, U.holtzei, U.kamienskii, U.leptoplectra, U.minutissima, U.triflora
[5 May, 2001 : Darwin - Tokyo]
3時15分、そろそろ空港へ向かいます。空港近くでガソリンを入れてチェックインします。総走行距離2421キロ。1日100キロまで料金内ですから、1821キロオーバーです。キロ0.25ドルの追加料金ですからね455.25ドル追加です。1日92ドルで6日間、552ドルが基本料金ですので、倍近くになってしまいました。まだ、カウンターは開いていませんので、カウンターの穴にキーを返却します。
5時45分、シンガボール発ダーウイン経由ケアンズ行きで、ケアンズへ向かいます。約2時間で到着です。乗り継ぎに4時間あります。店も開いていません。手にはお土産のインスタントラーメンが。割れてしまうのと、バックに入りきりませんでした。10時過ぎね店が開きました。まず、日本にメールして、買い物します。クロコダイルのベルトにクロコダイルの歯がついたものにサイチェスが付いて売っています。ちょっと高いですが、試しに買っていってみます。
12時45分、日本に向けて出発します。7時間の空の旅です。19時日本に到着。いつものように植物検疫に向かいます。今回は1つづつ念入りに見ていきます。ウトリクラリアに砂が残っていて、その場で洗ってもらいました。税関通過。サイチェス証明書は税関で回収されてしまいました。再輸出のときはどうするんだろう?
さて、帰ります。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・END