山梨県委員会の声明と政策

「市民が主人公」の立場で、貧困と格差をひろげる自民・公明政治にたちむかい、切実な要求を実現するために全力をつくします

韮崎市議選にあたっての基本政策

2007年8月21日

日本共産党韮崎市委員会

はじめに

  1. 市民を痛めつける国の悪政にたちむかい、韮崎市が「住民福祉の機関」としての本来の役割を発揮するよう力をつくします
    1. 市民負担増と社会保障切り捨てに反対し、くらしと福祉をまもります
    2. 新たな負担増やサービスの切り捨てをやめさせます
    3. 地域経済を振興し、安定した雇用を拡大します
    4. 子どもたちの豊かな成長を保障する教育をすすめ、子育てを応援するとりくみをつよめます
    5. 女性の政策決定参加を促進し、「韮崎プラン」(男女共同参画社会をめざして)の推進をはかります
  2. 公共事業は生活密着型、地元優先でおこない、環境にやさしい安心安全なまちづくりをめざします
  3. 国政による地方政治、地域社会を破壊する攻撃を打ち破るために力をつくします
  4. 日本共産党のかけがえのない値打ち──日本共産党の2議席をなんとしても

はじめに

韮崎市議選が9月23日告示、30日投票でたたかわれます。今度の市議選は昨年の市長選につづき、市民のくらし・福祉を大きく左右する選挙です。

いま、自民・公明政治のもとで、国民のあいだに貧困と格差が大きく広がっています。それはもっぱら大企業を応援して、その横暴を野放しにする一方、庶民に増税などの負担増と社会保障改悪、労働法制の改悪などをつぎつぎに押しつけてきた結果です。

こうしたときこそ地方自治体は、国の悪政の防波堤となって「住民の福祉とくらしをまもる」役割を発揮すべきです。ところが、小泉「構造改革」のもとで、多くの自治体は本来の役割を投げ捨て、国の悪政をそのまま地方にもちこむ「悪政の下請け機関」にさせられ、住民のくらしや福祉をどんどん切り捨てています。韮崎市も例外ではありません。

実際に、今年6月の住民税増税に多くの市民のみなさんが驚き、9万円もふえた市民が、税務課の窓口で「9万円はまだ少ない方ですよ。平均で10万円です」と言われて2度びっくりしたというような話も生まれました。これは公明党が言い出し、自民党と一緒に強行した定率減税の廃止によるもので、韮崎市では日本共産党以外すべての議員が増税条例に賛成です。

日本共産党の「まちづくりアンケート」にも、大変な市民生活を訴える声が寄せられています。ある60歳台の女性は「月4〜5日の休みしかなく一生懸命働いている主人ですが、給料は減らされ市に払う税金ばかり増えて大変苦しい生活が続いています」、また「収入がほとんどない状態ですが、税金が重くのしかかっています」(40歳台男性)、「私たちは年金暮らしですが昨年からみると年金が下がり介護保険が高く、本当に生活が苦しくなりました。早く死ななければと思います」(60歳台の女性)など、本当に深刻な声、悲痛な叫びが寄せられています。

市内の失業者は、2000年の国勢調査では527人、これが昨年1月には1201人にものぼり、国保税と同様に、市税の滞納も増えています。新しい市政は、市民生活がこんなに苦しい時に、国保税を1世帯当たり2万9千円も値上げしてしまいました。国保税は多くの市民は払いたくても払えない状況にあります。それは課税所得なしの世帯が4割以上、100万円以下の世帯が6割以上も占め、低所得者が圧倒的に多いからです。日本共産党は、一般会計からの繰り入れで値上げをおさえるように要求しましたが、市はこれを拒否し、他会派の大半の議員の賛成で値上げがおしつけられました。

さらにいま韮崎市は、前市長のもとで国・県いいなりにつくられた市民犠牲の「韮崎市行政改革大綱実施計画」にもとづき、市営の霊柩車を廃止し、敬老祝い金を縮小し、いま中学生の遠距離通学助成の縮小、路線バスの廃止、保育園の統廃合などをすすめようとしています。また、来年度の水道料金の値上げを計画しています。

こうしたことになるのも、市長が変わっても「オール与党」化の大勢は変わらず、住民の立場で行政をチェックする機能が働かなくなっているからです。実際、予算をはじめ市長提案にほとんどの議員が賛成であり、とくに住民税増税や介護保険の改悪など国の悪政をそのまま地方に持ちこむ条例にも、日本共産党と一部の議員以外に反対した議員はいません。さらに、韮崎市議会は、この4年間に選挙違反、交通違反などから5人の議員が失職するという異常な事態にもなりました。

こうしたなかで、日本共産党市議団は、一貫して「市民こそ主人公」の立場で、市民の利益に反するものには反対し、住民の要求実現のために力をつくし、「住民の福祉とくらしをまもる」という自治体本来の役割を果たさせるために奮闘してきました。この4年間も子どもの医療費助成の小学6年生までの拡大、介護保険の通所サービスの食事代100円助成、小規模工事登録制度の実施など、多くの市民要求を実現してきました。

これからも「高齢者、障害者、要介護者への生活支援」、市立病院の「産婦人科早期拡充」、「小児科の充実」など、市民の声を反映した横内新市長の公約については、その実施を迫っていくとともに、負担増やサービスの切り捨てを許さない、こういう立場で市政にのぞむ決意です。

日本共産党が市民のみなさんと力をあわせれば、市政を変えることができます。日本共産党は韮崎市議選にあたって、みなさんに訴えます。日本共産党とともに、切実な要求を実現し、くらしをまもるために力をあわせましょう。

1、市民を痛めつける国の悪政にたちむかい、韮崎市が「住民福祉の機関」としての本来の役割を発揮するよう力をつくします

(1)市民負担増と社会保障切り捨てに反対し、くらしと福祉をまもります

日本共産党は、いまこそ、地方自治体の役割を発揮させ、市民の負担を少しでも軽減し、くらしをささえるために全力をあげます。

緊急福祉1億円プランの実施を求めます

以上、市民のくらしと福祉をまもるために力をつくすとともに、市民生活改善の緊急対策として、つぎの「緊急福祉1億円プラン」の実施を求めます。

1億円は市の年間予算120億円の1%にもならない額であり、これを市民生活の応援に使うことは十分にできるはずです。いま必要なのは、たいへんな市民生活を思う福祉の心、市の姿勢です。

(2)新たな負担増やサービスの切り捨てをやめさせます。

政府の「構造改革」路線は、「官から民へ」「小さな政府」を掲げて、地方の公共サービスの民間委託・民営化を自治体にも押しつけるものです。「韮崎市行政改革大綱実施計画」は、実施期間を17年度から21年度とし、文化ホール、ゆーぷる・道の駅、デイサービスセンターなどへの指定管理者制度導入や高齢者祝い金の削減、市営霊柩車の廃止をおこない、いま遠距離通学費補助削減、バス路線の廃止、保育園の統廃合などをすすめています。この計画は、さらに児童センター運営体制の見直し、ことぶき長寿記念事業の見直し、福祉タクシー運営費等補助の見直し等など、20項目をこえる市民生活にかかわる重要な見直しが含まれています。これが強行されるならば、いまでも困難な市民生活に重大な影響をあたえることはいうまでもありません。指定管理者制度で市社会福祉協議会が運営しているデイサービスセンターは、いま市への利用料が単年度では払えない事態においこまれています。

行政の「効率的運営」と「市民サービスの充実」を両立させてこそ、ほんとうの行政改革です。行政の効率化は、市民サービスを守り改善することを目的・基本にすすめることをもとめます。職員の知恵と提案を生かし、事務と組織のあり方や職員配置をふくめ、むだを省き、市民サービス部門の充実をはかることを要求します。

(3) 地域経済を振興し、安定した雇用を拡大します

貧困と格差の広がりの中で、地域経済の「主役」である中小企業や地場産業、農林業は、いっそう深刻な状況に追い込まれています。自治体として、地域経済の振興と雇用の支援、農林業のたてなおしに真剣に取り組むかどうかが問われています。

(4)子どもたちの豊かな成長を保障する教育をすすめ、子育てを応援するとりくみをつよめます

(5)女性の政策決定参加を促進し、「韮崎プラン」(男女共同参画社会をめざして)の推進をはかります

市みずから女性の登用をすすめ、審議会や委員会にも、市民の半数を占める女性の意見が反映されるよう、女性委員の積極的な登用をはかります。農業委員会など農業政策にかかわる政策決定に女性、消費者が参加できるよう啓蒙をはかり、条件を広げます。

「韮崎プラン」(男女共同参画社会をめざして)の実効ある推進をめざして、女性、市民の声を反映させ、計画をすすめる先頭にたちます。

2、公共事業は生活密着型、地元優先でおこない、環境にやさしい安心安全なまちづくりをめざします

3、国政による地方政治、地域社会を破壊する攻撃を打ち破るために力をつくします

この4年間、小泉「構造改革」路線にもとづいて、「地方分権」とは名ばかりの、地方への干渉と介入がかつてなく強められ、「三位一体の改革」の名で地方財政破壊に踏み出しました。「構造改革」は地域社会そのものの破壊も乱暴に進めています。

4、日本共産党のかけがえのない値打ち──日本共産党の2議席をなんとしても

決して悪政の仲間入りをせず、市民の願いを実現するためにがんばる日本共産党の2議席をぜひ守り抜いてください。

私たちはこれからも、みなさんと力をあわせてがんばります。大きなご支援を、心からお願いします。

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