(タイの社会面記事)
過去記事
2003年03月21日 〜 2003年03月31日
中東2ヶ国で(その後イエメンとヨルダンだったことが明らかになっています)イラクの秘密工作員が
摘発され、彼らの証言及び捜査からタイを含む10ヶ国(報道により11ヶ国)にイラクの情報提供者
(報道によりテロリスト)が潜伏していることが明らかになったと報じられていた件に関して、タイ当局
筋は昨日までに同様の情報を得ており、テロ攻撃に対する警戒を強化していることを明らかにして
います。
尚、既に外交官3人(内一人は処分発令時点で既にイラクに帰国済み)が強制退去処分にされ、
現在閉館中のイラク大使館の臨時代理大使の取り扱いに関してはアメリカ側から追放の要求がタ
イ宛に有ったことが明らかになっていますが、タイ側の対応については依然検討中であると伝えら
れています。
本日付のバンコクポストによると、1991年の湾岸戦争当時にタイ国内にテロ攻撃を仕掛けようとし
たイラク人5人の入国を阻止したという事が有ったそうです。
個人的には、タイ政府の情報収集能力と危機管理能力は非常に優れていると思っているのです
が、最大の外貨獲得源の一つである観光事業に影響を与える危機管理情報に関しては特に後ろ
向きな情報公開体制を敷いているという印象が拭いきれず、時に苛立ちを覚えることがあります。
「金権体質 - 断ち切れぬマフィアとの繋がり」
あらゆる階層の政治家の殆どが依然マフィアと深い繋がりがあり、多くの場合選挙期間中の票の買
収に於いてマフィアが多大な貢献をしている事がヂュラーロンコン大学の教授等の調査により明らか
になった。
同大学のヌアンノーイ助教授(女性)によると、選挙戦立候補者を含む多くの政治家が地元の大物
やマフィアから「票を金で買う」為に金銭的援助を受けており、ひとたび議員になった暁には、これら
スポンサー(プー・サナップ・サヌン)に対して合法・非合法に彼らの権益を保護するよう策動すること
で恩返ししている「慣習」が依然支配的で、またそれには飽きたらず地元の大物やマフィアが自らの
権益を守るために政界入りすることも珍しくないことが明らかになったとしている。
その上で同助教授は、このように汚いお金が政界につぎ込まれ続けて来たおかげで質の低い政治
家が議会議員になったり官公庁に入り込むことを可能ならしめてきたと手厳しく批判している。
過去にタイ農民銀行系の調査会社が行った調査によると、票の買収の為に投下された闇の資金は
1992年の総選挙では少なくとも100億バーツ、1995年の総選挙では少なくとも170億バーツと増加傾
向にあり、更に同じくヂュラーロンコン大学のサンシット講師が行った調査では2001年度の総選挙で
は実に278億バーツもの資金が票の買収の為に投下されたと見積もられており、依然金権体質が抜
け切れていない事を浮き彫りにしていた。
アメリカのABC
Newsのサイトに二つの中東の国でイラクの秘密工作員が少なくとも4人が摘発され
たという内容の記事が掲載されています。
記事によると摘発された4人はアメリカ国外の権益の破壊を計画していたとされており、摘発後の
尋問・捜査によりタイを含む10ヶ国に所在するイラクの情報提供者(スパイ?)の名前が浮かび上がっ
たとしています。
尚、「イラクの情報提供者(Iraqi
assets)」に関する詳細は伝えられていません。
また、タイ国内で同様な報道はされていないようですが、イラクのフセイン大統領の息子に近い1人
を含む合計3人の外交官が「安全保障上」の理由で国外退去処分になるということが攻撃開始直前
にありました。
タクシン首相は昨朝放送された国民向け政見放送で、イラク情勢に絡む経済への影響を回避し、同
首相が個人的に公約している6%の国内総生産成長率達成を担保するためには、今後経済戦略の矛
先をアメリカや西欧諸国から(タクシン首相系企業の重要な顧客でもある)インドと中国に向ける必要
があると説いています。
同首相によるとこれら二ヶ国との間で相互貿易及び相互投資を促進するために2つの専門部隊を創
生したことを明らかにしています。
イラク攻撃により見込まれる損失補填云々に関する議論は別にして、タクシン首相は過去突然に行
われた両国への実務訪問に於いて、国内のマスコミから首相系企業の為にトップ・セールスを行って
いるのでは無いかとの疑問が呈せられることが有りました。
SARSの影響でストーンズの上海・北京公演までキャンセルになっちゃいました。
実は秘かに上海公演を見に行くために査証・ホテル予約・公演チケット手配・航空券全部済ませてい
たのに〜(涙)
とりあえずホテルはキャンセルしたけど、航空券を何とかしなければ。(久々にマイル修行でもして
こようかな?)
公演チケットに関しては、ミックが延期であるという事を臭わす発言をしているのでとりあえずキー
プしておいて、最悪の場合は「幻の中国公演チケット」というコレクターアイテムとして大切に保管し
ておこうかなとも思っております。(笑 それにしても高すぎるコレクターアイテムではありますが。。。)
で、今回のキャンセルに伴いインド公演が前倒しになってしまった影響でバンコクでの公演が4月
10日に順延されてしまいました。これはこれで個人的には大問題だったりしますが、まぁこちらの方
は、何とかなるでしょう。(笑)
この間クリスティナーの新しいビデオをテレビで放映していましたが、ということは新譜がそろそろ出る
と言うことでしょうかね?
因みに曲は昔の曲をアレンジし直した奴で、確かパッタヤーでの音楽祭でも歌っていた曲でした。
(曲名失念)
近年タイの新年を祝う宗教的・伝統儀式的な面よりも、むしろ「水合戦」のイメージが強くなっている
ソンクラーンの「水掛」ですが、これではいかんと言うことで昨年新設された文化省のウライワン・ティ
ヤントーン大臣がソンクラーン期間中には特に女性に対してはセクハラ被害に晒される事を防ぐ意味
合いも含めて紐状のストラップで肩にかけるタイプに代表されるタンクトップ等やホットパンツ等の露
出度の高い衣装の着用を禁じると共にタイの伝統的なサロン等の衣装の着用を推奨し、更に最近で
は有る意味でソンクラーン儀式の「華」と誤認されがちだった無差別な水の掛け合いを禁止する方針
を明らかにしました。
尚、何れも推奨するとの言質で報じるメディアも見られましたが、ウライワン大臣は「ソンクラーン中
に特に行事を楽しもうという人が集まる地域には警察等の当局者を配置し遵守状況の監視にあたら
せる」という発言もしているようですので、大臣側の意向としては「禁止」に限りなく近いようです。
今回の大臣の発言を受け、既にソンクラーンの「水合戦」を楽しむために外国人が多く集まることで
も知られている都内のカオサン通りがあるバーンラムプー地区やチァン・マイ市の当局者も賛意を表
明しており、ソンクラーン行事の為に必要なゾーンニングを行い当局者の協力を仰ぎ伝統に則った「水
掛」を勧めていく意向を表明しているようです。
話は微妙にずれますが、最近では女性だけでなくピチッとした、ちょっとボディーコンシャスな(笑)制
服を着用している警察官の皆様も同性愛者や女性からのセクハラ被害に晒されており、職務中にイヤ
ラシイ言葉を投げかけられたり、「街で見かけた素敵な警察官」の隠し撮り写真を投降するサイトまで
あると報じられていました。
「医療チーム派遣を決定」
政府はこの程イラク戦争終了後のイラク国民への人道援助の一環として医療チームをイラクに派遣
することを決定、医療チームの組織者となるタイ赤十字が援助遂行の為に必要となる医薬品及び
救急箱等を購入する為に1千万バーツの予算を割り当てた。
また、政府は今後も国連及び国際社会の要望に応え必要な人道援助を提供する意向であることを
表明している。
尚、派遣される人数については最終的に国連難民高等弁務官の意向に添った形で決定される為、
現時点では明確になっていないがタイ側からは軍部に所属する医療班を派遣する予定となっている。
残念ながら本日から開催される予定だったストーンズの香港公演はSARSの関係でキャンセルに
なってしまったようです。
「タクシン首相系企業脱税疑惑の重要証人が白昼殺害される」
昨年行われた野党による不信任決議案審議に於いて野党側からの厳しい追求に晒されたタクシ
ン首相系のシン・サテライト社が通信関連機器の輸入の際に関税を脱税していた疑惑に関して重
要な証人として野党側に情報を提供し、また当該疑惑に関わる裁判に証言書を提出している事で
知られる通称チップピング・ムゥー(Shipping Muu)ことピチェート・ウィリッヤ氏(43
戸籍上の正式名
はゴンテープ・ウィリッヤッで、この名前で報道しているメディアもある)の他殺死体が3月26日12時
頃チァン・ラーイ県メー・ヂャン地区内の公道上で運転していたバイクと共に発見された。
バンコク都内ラクシー地区に自宅があるピチェート氏は、件の脱税疑惑の核心部分に触れる証言
を行って以来度々命が狙われていると脅迫されることがあったため、約1年くらい前からチァン・ラー
イ県内メー・ファールゥアン地区にある妻の実家に身を寄せていたと伝えられており、事件発生の
2-3週間前には子供が13歳の誕生日を迎えた日に民主党党首のチュアン・リークパイ氏に子供と一
緒に面会に伺いたいとの申し出が電話であり、面会の際に政権内で重要な地位にある人物(報道
により下院議員又は閣僚メンバー)から直接証言を引っ込めるよう要求された事を明かした上で、
命を狙われる恐怖から証言を取り下げるべきか、13歳の息子に勧められたように今後も証人とし
ての立場を果たしていくべきか悩んでいる心の内を明かしていたという。
事件の背景に関して警察は「政治的な背景」という言葉を避け、ピチェート氏の個人的な係争事
が背景にあるとの見方を語っているが、件の脱税疑惑追及の主導的役割を果たしてきたソンクラー
県選出の民主党下院議員であるシリチョーク・ソーパー氏は事件の背景を熟知しているはずの政
府が前向きに解決に臨まなければ、正直者が馬鹿をみる政治の暗黒時代を招来することになると
語り政治的な背景が有ることを強調している。
尚、件の脱税疑惑もみ消しのために多大な貢献をした恩賞として現在の地位が与えられたと噂
され、また昨年の不信任決議案審議で野党からこの件で追求のターゲットにされた財務省歳入局
出身のスチャート財務大臣は自らの事件の関わりを否定した上で、政権関係者が証人に証言を取
り下げるように依頼するなんて事は有り得ないことだと語っている。
また、昨日の国会では民主党から件の脱税疑惑とピチェート氏殺害事件との関わりを追求された
タクシン首相は、いつになくエモーショナルに「汚職事件しかり、麻薬撲滅戦争しかり、全て本気で
取り組んでいると」応じる場面も見られた。
「5人中4人は既に退院済み」
先に世界保健機関がホームページ上のSARS感染者数報告リストにてタイ国内で5件の感染者が
報告されているとしていた問題に関し公共保健省は昨日正式に酷似した感染例が5件認められて
いたことを認めた上で、先に報告されている世界保健機関の職員(報道により医師との表現も)を
覗く4人に関しては既に退院済みで有ることを明らかにした。
公共保健省のワーロップ事務次官は、今回の記者発表に於いて世界保健機関が報告している
5人の患者に関してはあくまで「疑わしい」ケースであったとし、更にこれまでにタイ国内では一度も
「国内感染」が認められていないことを強調している。
その上でワーロップ氏はSARSの重大性・危険性を考慮し感染予防及び流入阻止の為に必要な
充分な措置を講じると共に、国民に対しては特に多くの感染者が報告されている中国やシンガ
ポール等への渡航を自粛するよう勧告しているとした。
* 尚、3月26日付世界保健機関の報告リストではタイの感染者数は3人に修正されています。
「イラク攻撃の影響を考慮し200億バーツを投下」
ソムキット副首相(経済政策担当)は昨日、イラク攻撃及びそれによる世界的景気不透明により起こ
り得る国内経済への影響を最小限に留めるため今年10月から始まる来期の会計年度に今期より
40億バーツ多い200億バーツを景気刺激の為に投下する意向を明らかにした。
尚、200億バーツの投下資金は現在検討中の来年度政府支出予算1兆280億バーツから供出さ
れる予定となっている。
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一方スチャート財務大臣は昨日国際的格付け機関であるムーディーとスタンダード・アンド・プアー
が向こう1-2ヶ月以内にタイに関するソブリン格付(sovereign rating = 国の格付け)を引き上げるで
あろうとの見通しを明らかにしている。
その根拠として同大臣は最近になってこれら二つの機関がタイの景気見通しに関してこれまで
になく好意的・前向きに捉えていることをあげ、今後タイへの参入を狙っている海外投資家にとっ
ては格好の動機付けを与えることになるであろうと語っている。
本日付のバンコクポストによると世界保健機関は昨日までにタイ国内で5人のSARS感染患者が治
療を受けていると発表しているようです。
一方タイの保健当局側はSARSに酷似した症例を見せている5人の患者ががそれぞれ異なる病
院で世界保健機関の推奨に基づいた治療を施している事は認めているようですが、何れもSARS
感染の有無に関しては明確になっていないとしています。
「来期はもっと強気」
タクシン首相は昨日朝開かれた定例閣議の席上に於いて来期2004年度は8%の国内総生産成長
率を目指す意向を明らかにした。
アナリストや政府系シンクタンクの立てる保守的な見込み数値に度々不快感を表明してきたタク
シン首相は今月初めにクレジット・ライオネス証券系のCLSAエマージング・マーケットの主任アナリ
ストが国内総生産成長率予測に関して今期は最大で6.8%、来期は7.5%と発表したことに非常に満
足し勇気づけられていたと伝えられており、今回の意向表明にあたってタクシン首相は政府が8%の
国内総生産成長率達成を目標に掲げ、景気を更に高揚させることにより必ずや達成する事に(保
守的な)アナリストの多くが(己の達成率見込みに)失望感を抱くであろうと強気の発言を閣僚メン
バーの前でしていたという。
「観光事業に影を落とし始めたイラク攻撃」
アメリカによるイラク攻撃が開始されて以来、主に西欧諸国からの旅行者からのタイ行きの旅行の
キャンセルが相次ぎ、4月から6月までの旅程だけで約5万人のキャンセルが確認されており、タイ
観光局の試算で約12億バーツ(注*)の観光収益を逃した計算になるという。
タイ観光局では、これらキャンセルによる観光収益減の補填先として当面のターゲットとして旅客
の出足に殆ど影響を受けていないアジア諸国、特に日本、中国、香港、台湾、シンガポール、韓国、
マレーシア、オーストラリア及びニュージーランドの旅客の呼び込みを強化するとしているが、一方
でこれらの諸国でもタイと同様に主に西欧諸国からの旅客減に晒されており、多くを期待できないと
いうジレンマが依然横たわっていると指摘されている。
タイ観光当局でも同様の認識を示しながらも、とにかくこの時期に少しでも可能性があるなら、そ
れに注力すべきという覚悟で臨むべきであるとしている。
* キャンセルした5万人の旅行者が7日間滞在し一日平均3,700バーツを消費したと前提して試算さ
れた数値
「イラク大使館突然の閉鎖」
昨日都内にあるイラク大使館が門前に閉鎖の張り紙を貼り付け突然閉鎖されていたことが明らか
になった。
これまでタイ政府側から要求が有った訳でもなく、タイ政府側に事前通告が無かった今回の突然
の大使館閉鎖について外務省当局者はあくまでイラク大使館の自発的な閉鎖である事を強調した
上で、先にイラク大使館職員3人が国外追放にされた上、更に一般職員が帰国してしまったために
人手不足になっていたか、或いは安全確保上の理由であろうと語るに留めている。
大使館職員3人が国外追放になっていこうイラク大使館には臨時代理大使であるアリ・モハマッド
氏のみが留まっていたと見られており、イラク攻撃開始時点では通常通り執務していたことが確認
されているが、今後同臨時代理大使がタイに留まるのかそれともイラクへの帰国を希望しているの
かは解らないと当局者側は語っている。
「外国人労働者からの結核感染に注意を」
公共保健省は特にミャンマー等からの外国人労働者からの結核感染に注意するよう警告している。
同省がこれまで調査したところによると、タイ国内で合法的に就労している外国人労働者45万人
の内3,500人から結核に感染している疑いがある陽性反応を示しており、その多くがミャンマー人や
少数民族だったとしており、また、この感染率はタイ国民の感染率が10万人中70人で有るのに対し、
外国人労働者の感染率が10万人中330人と著しく高いことを物語っており、将来的にタイ国内に結
核蔓延の脅威をもたらす可能性は否定できないとしている。
同省では、今回の調査結果を受け今後外国人労働者が多いターク県・サムット・サコーン県及び
バンコク都内で結核に関する啓蒙活動を集中的に行うと共に特にミャンマーからの入国者が多い
国境地帯を中心にX線検査装置付き車輌を導入しての診察及び6歳以下の子供への予防注射を
行うことにより結核感染者の早期発見・治療及び感染予防を推進していく意向であるとしている。
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一方公共保健省は入国管理当局と共同でイラク戦争で生物・化学兵器に晒された可能性のある
当該地域からの帰国者の診察体制を築き上げ、これまでに専門職員を空港に配置すると共に、生
物・化学兵器に晒された帰国者に医療を施すため4つの病院を入院先として指定したことを明らか
にした。
同省側では、これまでに生物・化学兵器が使用されたとの報告は為されていないが、万が一の
時に備え今回の診察体制を築き上げたとしている。
イラク周辺の中東地域には4万人以上のタイ人が出稼ぎに出ており、先週までに約200人がタイ
に帰国している。
* 因みに生物・化学兵器はタイ語でアーウット・ケーミー・チュゥア・ロークといいます。
ストーンズの面々は無事3月22日チャーター機2機でシンガポールに到着、いよいよ本日より東南ア
ジア・中国ツアーの幕が切って落とされます。
先週の大阪公演最終日にキースがミックにマジ切れする場面が見られたそうで、ちょっと心配して
いましたが、到着時のキースは終止にこやかに手を振る余裕を見せていたようで、ひとまず安心で
す。
さて、注目の宿泊先ですが(笑)シンガポールではリッツ・カールトンだったようです。
「年間平均読書量僅か8行!!」
教育省が全国レベルで行った調査でタイ人の平均読書量が年間平均的な書籍の一ページにも満
たない僅か8行しかなく、また一日に活字を読む時間が平均3分しか無いことが明らかになった。
この恐るべき調査結果を聞き、このままではタイは国際競争に勝ち抜いていけないと危機感を抱
いたタクシン首相は2005年までに国民の識字率100%をめざし民間部門の協力を仰ぎ先週全国的
に読書を勧めるキャンペーンに打って出ると同時に、公共の図書館の増設の検討や民間部門に対
してより良質な書籍をより低価格で販売するよう呼びかけるに至っている。
尚、タイの官庁統計によるとタイ国民の識字率は95.5%となっている。
タクシン首相は、キャンペーンに関する検討会の席上で2005年までに国民の日常生活に情報技
術が浸透し、同様に識字率100%の知識集約型国家を築き上げるには、お金に糸目をつけず学ぶ
事の重要性を国民に訴えていく必要が有ると語り、さしずめのターゲットとして日夜コンピュータ・
ゲームにうつつを抜かす学童の目を読書という習慣に向けさせることに注力するべきであると語っ
ている。
タイは歴史的に書籍を読むという文化が欠如していたと言われ、その為書籍の発行・流通数も他
国に比べ著しく低く、加えてテレビやラジオ等の視聴覚に訴えるメディアの普及が追い打ちをかけ
結果として今回の年間僅か8行という数字に結びついたと見る向きが多く、実際タイで最も読まれて
いると見られる大衆紙タイ・ラットの一日の発行部数でさえタイ人口6千万人の僅か2%に相当する
120万部にしか過ぎない。
* 3-4年前の調査でタイ人の識字率はシンガポールより上であるという調査結果が出ていましたが、
実際に文字を読むことが「出来る」人は確かに公称の95.5%なのでしょうが、例えばタイ文字というア
クセント記号付き表音文字を音楽の譜面に置き換えてみると、小学校又は人によっては幼稚園から
譜面の読み方を学んでいるにも拘わらず、一目で見てすぐ演奏できる人と、時間をかけないと読め
ないため、すぐには演奏できないが何回かチャレンジしていく内にギターだったら運指を記憶してし
まい演奏できるようになる人がいるのと同じ感覚で、この95.5%の内の何パーセントかは本当は読め
るのだけれども読む必要が無い生活習慣がみについてしまったために結果として「時間をかければ
読めるが、めんどくさがって一般生活上は読めない人」になってしまっている人が多々いるように思
います。
実際昔会社の従業員を連れて国立病院に行ったときに、「スーツを着ている人
= 文字が読める
人」という発想からか病院の窓口で30バーツ診療の申込書の書き方で困っている人たちから、「これ
なんて読んで、なんて書けばいいの」と外国人である私を取り囲んで質問攻めにあったことがありま
す。そのとき殆どの人たちが実際は書類に書いてある文字を読むことが出来てました。
まぁ、この話は国立病院で本来申込者の相手をする立場である、カーキ色の制服を着用することが
認められていないランクの公務員の皆様が、見て見ぬふりして職務用のコンピューターでゲームをす
る事無く、もう少し職務に熱心で有れば私が囲まれる必要なんか無い話なんですけどね。このときは
マジでタクシンさんの言う公務員にもインセンティブ制をという言葉は正しかったと思いました。
公共保健省は昨日香港から帰国しノンタブリー県内の病院に入院している患者1人からSARSと酷
似した発症例が確認されたと公式に発表しています。
尚、SARS感染の有無に関しては現在調査中で特定には至っていないとしています。
また、当該患者が先にロップブリー及びミンブリーでSARSに酷似した感染例が報告されたと報道
されていた患者と同一なのか否かについては明らかにされていません。
誰もそう呼んでませんが個人的に”ストゥリング・プゥア・チーウィット”と呼んでいるスゥア・タナポン
の新譜がまもなくリリースされるようで、最近FM各局で”チョーン・ワーン・ナイ・フゥワ・ジャイ”や
”マイ・トーン・シヤ・ジャイ”という曲がヘビロテという程ではないですが、よくかけられているのを耳
にします。
特にチョーン・ワーン・・・は、RS時代の”ラック・コンg・ヤン・マイ・ポー”と並ぶ代表曲である(と自分
は思っている)”チー・ウィット・ニー”を彷彿とさせる曲でなかなかです。
スゥア・タナポンと言えば、GMM移籍後1枚目のアルバムに入っていた”セート”という曲を仕事が
終わったあとの帰宅途上の車中で大音量で聞くと「も〜 どうにでもなれ」という感じで、スカッとさ
せてくれるのよね。
「政権側にとっては予想外に正直な回答」
先に行われた世論調査で実に72%の回答者が現在麻薬撲滅戦争の陣頭指揮をとる立場にある警
察高官や政府関係者自身が麻薬取引に関わっていると信じていると回答している事が明らかにな
った。
私立アサンプション大学と大手インターネットプロバイダーのKSC社共同で行われた通称エーベ
ック・ポール(タイ語も同じ)と呼ばれる今回の世論調査は都内に在住又は通勤する合計1,425人に
対して行われたもので、回答者の内72%が取締当局者が麻薬取引に関わっていると信じていると回
答しており、更に80%の回答者が麻薬密人殺害の背景に取締当局者がいると回答しており、一方僅
か25%の回答者のみが警察が麻薬取締に関わっている取締当局者を処分してくれるだろうと確信し
ていると回答するなどタイ国民の間で依然取締当局者に対する不信感が根強く残っている事を浮き
彫りにする結果となっている。
今回の世論調査は先に国王陛下の諮問機関である枢密院のピチット・クラワーニット氏が、タクシ
ン首相の私的な政治顧問である元警察大将の職位にあった人物が麻薬取引に関わっていると語っ
ていたことを受けて行われたもの。尚、タクシン首相は名前こそ挙げなかったものの「確かに彼は過
去に良からぬ人物とそれとは知らずに接触が有ったようだが、現在は接触を断っており、また私自身
も自分の元で働く顧問の経歴・素行を調査しており、言われているような事は無いことを保証できる」
と語りピチット氏の発言を否定している。
エーベック・ポールはラチャパット財団スワーン・ドゥーシット校が行うスワン・ドゥーシット・ポールと
並ぶタイを代表する世論調査として知られ、過去に行われたタクシン政権に関する支持率調査で
「余りにも」正直すぎる回答が寄せられた為に当局者による職務権限を越えた違法捜査が行われ圧
力がかけられた事でも知られている。
昨日大衆紙やネーション誌等でロップブリー県内の病院でSARSに酷似した発症例が確認されたと
報じられた事に関し、昨日患者が入院しているとされる病院の医師がSARSではなく単なるインフル
エンザだったとして報道を否定しています。
医師がネーション誌に語ったところによると地元の記者から「中国から帰国した2人が病院内で治
療を受けているのか?」との問い合わせの電話があり、それに対して「その通り」と回答したのが、
新聞では「SARSに感染か?」と大きく報じられたと語っています。同医師によると2人は既に退院し
ているとしています。
一方本日のバンコクポストの報道によると公共保健省の当局者が昨日ロップブリー及び一部報道
で報じられているンコク郊外のミンブリーで報告されているSARSに酷似した感染例について何れも
容体は改善の方向に向かっていると発言していると伝えており、依然情報が錯綜しています。
また、本日のバンコクポストでは、先に酷似した感染例が確認され現在隔離治療を受け快方に向
かっていると報じられた医師に関して、現在危機的状況にありタイ国内で最初のSARSの犠牲者と
なる可能性があると報じています。尚、SARS感染の有無に関しては発症例が非常に酷似している
ものの、まだ具体的には確認されていないとしています。
同誌によるとこの医師はSARS感染例の調査の為ハノイに派遣され、3月11日タイに入国後すぐに
病院で隔離治療を受けていたとしています。
「イラク関連 - GDP成長率6%は達成可能 他」
タクシン首相は昨日英米によるイラク攻撃は長期化しないとの見通しを語った上で、好調な国内消
費及び堅調な輸出が攻撃による影響を最小限に留めることに貢献し、最終的に通年ベースでタク
シン首相が当初から掲げている6%以上の国内総生産成長率達成が可能であると確信しているとし
た。
尚、今期の輸出の伸び率に関しては先にアディサイ商務大臣が5.5%の伸び率を予測していた。
イラク攻撃によるタイ経済への影響に関しては、多くの経済専門家が経済成長に水を差す可能性
があると指摘し、また国家経済社会開発委員会もイラク攻撃による景気減速を織り込んだ4.0-5.0%
という政府予測に対して幾分保守的な予想数値を立てていた。
一方タイ投資委員会は、イラク攻撃が短期間で終了することを前提に攻撃により海外からの投資
が減少することは無いであろうとの見通しを語っている。
同委員会のソムポン事務局長によると、タイは海外投資家の間ではASEAN諸国の中では政治的、
経済的に安定しており、またテロの脅威に晒される危険性も低いと見られており、イラク攻撃に関係
なく年初に掲げた目標値である2千億バーツの投資の達成が期待できると語っている。
同時に同氏は、重要ターゲットに掲げている自動車関連、好調な建設部門により需要増となってい
る鉄鋼関連、消費財関連及び電機関連を中心とした更なる投資を呼び込むため今後も広報に努め
ると共に来月には同委員会委員長を兼任するソムキット経済関連担当副首相を団長とする外交団
を日本及び中国に派遣する意向を明らかにしている。
(以上 3月21日 23:00 TST)
「タイ・カンボジア国境検問所 - 業務正常化へ」
昨日カンボジアと国境を接するサッ・ゲーウォ県アランヤプラテート地区内のホテルを会場にスラキ
アット外務大臣とカンボジアのソク・アン上級首相府大臣出席の元で両国民の越境通行禁止措置
が講じられていた国境検問所の業務正常化をキーに両国関係正常化に関する協議が行われた結
果、国境検問所業務正常化で合意に至り昨日15時過ぎ両代表立ち会いの下で両国民に対する出
入国業務が再開された。
今回の会議に先立ちスラキアット氏が国境を渡りカンボジア領内でソク・アン氏を迎え入れ、会議
会場へ先導するというパフォーマンスも見られ、国境地区住民の間で業務正常化への期待が俄に
盛り上がっていた。
スラキアット氏は協議後記者団に対し、席上ソク・アン氏からロイヤル・プノムペン・ホテルを初め
とする民間部門に対する損害補償に応じる意向に変わりがないこと、又カンボジア国内に入国する
タイ国民に対する安全を保証するとの言質を得られ非常に意義のある、正常化に取り組む上で非
常に勇気づけられる協議となったと語っているが、今後の正常化への道程に関しては「段階をおう」
と語るに留め詳細な言及は避けている。
ロップブリー県内の病院に入院中の17歳の女性と30歳の男性にSARSに非常に酷似した発症例が
確認され、現在保健当局に発症例を報告すると共に、隔離治療が施されているようです。
当該患者の内17歳の女性は快方に向かっていると報じられていますが、当該患者の過去の要警
戒地域への渡航の有無及びSARSに感染した患者との接触の有無に関しては報じられていません。
この感染症についてタイ人に説明する際には公共保健省系のこのページが役立つと思います。
ドン・ムゥアン空港内出国エリアにある一部のレストランで堂々と「タバコが吸えます」との張り紙が
してあるのを見かけますが、どうやらこれ業者側のフライングだったみたいで、スダラット公共保健
大臣は事実関係の調査に乗り出すと宣言しています。
また、カオサン通りで意図して禁煙令を無視し店内で客にタバコを吸わせていた10件のレストラ
ンについて法的処分の為に告発すると共に、4月1日から未成年者にタバコを販売してる店舗及び
業者の摘発を強化する意向を明らかにしています。
本日カンボジアと国境を接するアランヤプラテートでスラキアット外務大臣とカンボジアのソク・アン
閣僚会議議長との間で国境交易を含む両国民の国境通過を含めた国交正常化に関する協議が
行われる予定になっています。
カンボジア側は反タイ暴動によるタイ大使館の損害分に相当する2億5千万バーツに相当する米
ドルを3月17日13時にタイ側指定の銀行口座に振り込んでいますが、この振込額の多くが国境地区
に展開するカジノ関係者からの援助だったとも報じられていました。
「イラク情勢 - 大規模な抗議活動を計画 他」
タイ南部14県のイスラム教徒の代表者は昨日開始された米英によるイラク攻撃に対し大規模な抗
議活動をナコン・シー・タムマラート県内のサナーン・ムゥアンにて展開し、同時にアメリカのブッシュ
大統領に宛てた抗議文を在バンコクのアメリカ大使宛てに差し出すことを決定した。
一方現在厳重な警備体制が敷かれているアメリカ大使館では、散発的に少人数による抗議行動
が見られ、またアメリカ人活動家が一時身柄拘束される場面も見られたが、査証業務等は通常通り
行われ、いつもの通りタイ人を始めとした各国の国民が査証申請及び受領のため長い列を作った。
また、タイ政府及び軍当局は米英資本系列の会社が多く操業しているタイ湾上の石油・天然ガス
採掘プラントをテロ攻撃の脅威から守るため空母を初めとする主力・準主力艦隊を同海域で展開し
ている事を明らかにしている。
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国外退去処分が下された3人のイラク下級外交官の内、2人が昨日早朝イラクへの帰途についた。
帰途につく前に空港内で取材を受けた2人の外交官は、口々にフセイン大統領を賞賛するコメント
を発した後に、イラクに戻り母国の為に銃を持って戦うと語り、内の1人が最後にVサインを送りそれ
ぞれ機上の人となった。
尚、強制送還処分が下された3人の内1人は処分前に既にイラクに帰国していたことが明らかに
なっている。また、今回の処分により現在タイ国内のイラク大使館で執務にあたっているのは臨時
代理大使のアリ・ムハマッド氏を残すのみとなった。
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アディサイ・ポーターラーミック商務大臣は、昨日都内バーン・ケー地区の新市場で行われた抜き打
ち査察を行った後の記者会見で、今回のイラク攻撃に便乗した消費財や食料品の便乗値上げは
認められなかった事を明らかにした上で、イラク攻撃に便乗した出し惜しみや値上げは国民最大の
懸念であるとの認識を示し、国民の不安を煽る便乗値上げを行わないよう釘を刺すと共に、今後
専門委員会を設け末端市場を含め密接な価格監視活動を行い、仮に便乗値上げや出し惜しみ等
の不誠実な行為が認められた場合は法律に基づき処罰する方針で臨むことを明らかにしている。
(以上3月20日 22:20 TST)