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(タイの社会面記事)

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2003年08月21日 〜 2003年08月31日



2003年08月31日

結局本日のIPコンサートは、GMM、RSとも中止になってしまったそうです。
情報ありがとうございました  > ソムチャイさん@Loogthung Thailand

本日昼過ぎのiTVニュースによると、現在スワン・ルム・ナイト・バザール内で開催されているIPコン
サートに絡んで、1.600人以上の警察官・軍隊関係者を導入し警戒を強化したにも拘わらず、公演
中・終了後に主に職業訓練学校の学生を中心とした若者同士の喧嘩・抗争が頻発、特に会場前
を通るウィッタユ通り上では、警察の銃による威嚇発砲にも拘わらず通りを挟んだ若者同士が衝
突するという大規模な抗争も発生しているようです。
 また、正面にあるルムピニー公園内の池付近では、石等の固い物で強力な力で撃たれたと見
られる22歳男性の半裸死体が発見されており、警察側ではコンサート中若しくは終了後に発生し
た抗争に巻き込まれ、負傷を負って公園に逃げ込んだ後に死亡したとの見方を強めていると報
じています。
 これまで(正午)の報道によると、今回のコンサートに絡んで、昨日だけで1,117人が逮捕され、ま
た152人が負傷、4人が重傷を負っており、更に4人から手製の爆発物や武器等が押収されている
ようです。尚、逮捕された者のほぼ全てが保護者や学校関係者が保釈金を支払い本日昼までに
釈放されているそうです。
 また、主にルークトゥン系やプゥア・チーウィット系の歌手が出場する本日の最終公園では、再発
を防ぐために「より警備を強化する」と報じていますが、具体的な対策や入場時のチェック体制等に
関しては触れられていません。

本日付のThe Nation誌によると、昨日タクシン首相はタイ国内に一握りのテロ組織の首領格と、
とるに足らない数の協力者が居ることを明らかにした上で、彼らの多くが出入国を繰り返している
マレーシア側の当局者と協力して監視・制圧に乗り出していることを明らかにしたと報じています。
 尚、人数や具体的な組織名等に関しては明らかにされていないようですが、タクシン首相は全
て当局の監視下にあるとしています。

「麻薬の密輸はテロ組織支援のため?」
昨日警察麻薬制圧局指揮官のスラシット・サンカポン警察少将は、8月29日深夜に警察麻薬取締
局及びアメリカの麻薬取締当局者と共同でパキスタン人及びアフガニスタン人合計5人を麻薬密輸
の容疑及びテロ組織と関係している容疑で逮捕したことを明らかにした。
 尚、テレビの報道によっては、逮捕された5人とテロ組織との関わりを否定する報道や、全員をパ
キスタン人とする報道も見られた。また、5人の他にもう一人の容疑者を取り逃したとする報道や、
その後その容疑者も逮捕されたとする報道も見られた。
 今回の逮捕は、アメリカ国内及び国際犯罪に関する法律に基づきタイ国内の刑事裁判所で発行
された逮捕状に基づくもの。
 逮捕されたのは、バーン・ラック地区シーロム通り沿いのホーリデーイン・ホテル内で逮捕された、
モーハマット・カーリックアーチチ容疑者、サーラマイ・イブラーヒミー容疑者及びワーイス・ウーラディ
ン容疑者のアフガニスタン人三人と、都内フワイ・クワーン地区ペーッブリー通り沿いのアマーリー・
エートリヤム・ホテル内で逮捕されたーサッファー・カーンアーフリーディー容疑者及びアラーマー
ダー・カーンアーフリーディー容疑者のパキスタン人二人で、タイ国内で数年来宝石関係の事業を
シーロム通り沿い等で展開する一方、裏でアメリカのパキスタン系麻薬密売組織とコンタクトをとり
麻薬の密売や密輸に関わっていた容疑が持たれている。
 また、タイ当局側のこれまでの調べで明らかになっている彼らの資金の流れから、これら麻薬の
密売・密輸によって得られた利益をテロ組織を支援する為の資金として流れていた疑いも持たれ
ており、今回タイ国内で逮捕状を発行する上での直接的な事由ともなっている。 



2003年08月30日

最近見かけと言い話し方と言いすっかり山本コータローに似てきた感もするスゥア・タナポーンが、
まさか初っぱなからRS時代の名曲チーウィット・ニーと最近エーカチャイに汚されてしまった18フォ
ンを立て続けに歌ってくれるとは思わなかった。 < @IPコンサート

そこで、話は飛びますが、最近スゥアが参加したサラー・クンナウットのルークトゥンの名曲をカバー
したアルバムの内、スゥアのトーン・ミー・サク・ワンやイートのヤー・ヂャイ・コン・ヂョン、ゴップ@Taxi
のヤーク・デット・ドーク・ファーは全部ゴップ・マイクロことグライポップ・ヂャンディーがプロデュース
兼編曲を担当していたんですね。(他にもギターで参加している曲も幾つか有ります)

そのScorpionsのサイン入りギターを幸せそうに弾いたりする、ちょっとお茶目なゴップと言えば、懐
古なマイクロの一回限りの復活コンサートが12月に開催されるのですが、そのマイクロと言えば、ア
ムポーンで、アムポーンと言えば何故かマーシャーに結びついたりしてしまうんですが(笑)、
その二人と直接関係が有る訳では有りませんが(謎)、先日いつもより遅めに昼食をとっていたら、
ちょうどその時間にch7でエーン・シリヤムとビリー・オーガンが共演しているマニアックなドラマの再
放送をしてました。何でも最後の共演となったドラマらしいです。

タクシン首相は、タイ・ラック・タイ党の党首として昨日までにプラチャイ副首相を次期都知事候補と
して擁立させるとした党バンコク議員連の決定を支持する意向を明らかにしています。
 何れにしても、都民に人気があるプラチャイさんの出馬で党の支持率も上昇し、また余りにも実直
すぎる政権内の邪魔者を追い出すという一石二鳥な人選とも言えそうですが。。。
 全然関係有りませんが、最近すっかり姿を見なくなった歌手のアリスマンは、現在タイ・ラック・タイ
党バンコク議員連に所属する議員さんだったりします。(選出は比例代表)

「遂に資金洗浄取締局が動き出す」
昨日、資金洗浄取締局(*)は、スクムウィット・スクエアー破壊事件を首謀し、また15歳以上18歳未
満の少女を売春が行われることを承知で自身の施設で雇用していた容疑が持たれる一方で、警
察官等によるみかじめ料(*)・賄賂収受の実態を告発しているチューウィット・ガモンウィシット容疑
者の持つ36ある銀行口座の全て及び銀行取引を8月27日にさかのぼり9月9日まで向こう10営業日
に渡り一時凍結させた事を明らかにした。
 この事実上の一時差し押さえに相当する今回の措置について、同局側はチューウィット容疑者が
15歳未満の少女を雇用していた容疑に絡み同局が持つ未成年者売春に関する資産調査権限に
基づいた調査である可能性を示唆すると同時に権限発動の元となった事由は必ずしも未成年者
売春のみに限定されていない事を臭わす発言をしているが、何れにしても詳細な理由は開示され
ていない。
 尚、15歳未満の少女を売春目的で雇用していた容疑に関しては、これまで報道されていない。
 今回の措置を受けチューウィット容疑者は、行政裁判所(*)に赴き訴訟手続きに関する打ち合わ
せを行い、事前に理由の開示をすることなく行われた今回の凍結処分により2,000人近くいる全従
業員への給与支払いが出来なくなる等の多大な損害を被ったとして抗議、今後これ以上ビジネス
に支障を来さないためにも、また充分な理由開示を受けるためにも、同裁判所に対し措置の一時
撤回及び理由開示を求める為の訴訟を提訴する意向を表明した。
 尚、一部報道では、行政裁判所での打ち合わせ中に資金洗浄取締局の事務局長から直接同局
の権限に基づいた物で、理由に関しては後日通知するとの話が伝えられ、よりチューウィット容疑
者の態度を極度に硬化させる結果となったと報じている。
* チューウィット容疑者が昨日予告したとおり、国家警察本部長を中傷した容疑でパトゥムワン署
に逮捕されましたが、即座に弁護士が準備した10万バーツの保釈金で釈放されています。



2003年08月29日

バーン・ナーや隣県サムット・プラーガーン県のバンプリー等で連続発生したバス強盗事件の犯
行グループ4人が昨日までに逮捕されています。
 恐ろしいことに逮捕された内の2人の容疑者は1番路線の緑のミニバスの運転手と車掌(男性)
のコンビだったりします。

昨日、行政裁判所、首相府及び首都圏警察本部長宛にマッサージパーラーの営業開始時刻に
関する抗議・要望書を送り届けたチューウィット容疑者は、記者に対して従来15時からとされてい
た営業開始時刻が、みかじめ料告発をきっかけに23年前に制定された規則を盾に18時からとさ
れたのは、不公正であると語った上で、本来この規則は当時エネルギー節約を浸透させるため
にエンターテイメント関連産業、ガソリン・スタンド及び放送局に対して制定されたもので、深夜
労働に従事する者が普通に存在する現代にはそぐわない物であると語っています。
 一方、先に自身の店が営業停止処分になったことに関しては、他の人物が経営する店でも同
様に部屋数が過剰だったりの問題を抱えているにも拘わらず、処分が下されていないのは、明ら
かに警察が目をつぶっているからだと非難しています。
 更に、あらゆる機会を自身に有利に運ばせることに長けている同容疑者は「善良な市民」から
もたらされた情報として、警察犯罪制圧局が昨日までに国家警察本部長を非難したことに絡んで
バンコク南裁判所に対し逮捕状の申請を行っており、おそらく本日夜頃に大勢の警察官を引き連
れて逮捕しにくると思われるので、しっかりその模様を報道するようにと語っていました。

「銃撃戦の末武器強奪事件一味の首領格を射殺、警官3人が殉職」
昨日早朝、南部で頻発している武器庫襲撃強奪事件に絡み、裁判所から発行された捜索令状に
基づき家宅捜査に現れた警察官と潜んでいた人数不明の一味(その後8人から10人)との間で銃
撃戦となり、警察官3人が死亡、その後応援に駆けつけた警察官等との銃撃戦の果てに首領格一
人が射殺され、残りの一味を取り逃す事態となった。
 昨日朝6時過ぎ、南部で頻発している武器庫襲撃強奪事件に絡む一味の隠れ家及び盗み出した
武器等の隠匿場所にしている疑いのあるパッターニー県県都内バーナー地区にあるワン・イスマー
エール・メットゥーモなる人物所有の住宅の家宅捜査に向かっていた同県警察犯罪抑止局の精鋭
約10人が、現場から逃走しようとしていた人数不明の一味の身柄拘束に乗り出した際に銃撃戦とな
り警察官3人が死亡、地元住民(警察官とする報道もある)1人が負傷を負った。
 この銃撃戦を受け、8時過ぎ応援に駆けつけた警察の特殊部隊員等を含めた警察側と再度銃撃
戦となり一味の内の一人が射殺され、残りの一味は逃走、現在警察は逮捕に向け全力を挙げて
捜索を行っている。
  この内、8時過ぎの銃撃戦の模様はiTVの地元在住レポーターが銃声鳴り響く中電話で生々しく
報道した。
 その後の警察側の調べにより、射殺された人物は所持していた軍隊の身分証明書から、既に軍
から退官しているマーハマッ・メーロッ容疑者で、兼ねてからナラーティワート県内の軍隊基地内の
武器庫で発生した襲撃強盗事件を初めとする南部国境三県で発生していた不穏な活動に関わって
いた一味の首領格として懸賞金20万バーツ(30万とする報道もある)を掛け身柄を追われていた人
物であったことが明らかにされている。
 警察からの報告を受け敬虔なイスラム教徒としても知られるワンムーハマッドノー国務大臣は、警
察から報告されている事は事実で有ることを認めた上で、射殺されたマーハマッ容疑者は通称ポッ
スーと呼ばれ、イスラム分離主義組織に協力し、又は雇われて破壊活動や武器強奪事件に関わっ
ていた一味の首領格であるが、東南アジアを中心に展開する国際テロ組織ジェマーイスラミアとの
関わりについては確認されていないことを明らかにしている。

「某若手大学講師 - 猥褻ビデオ流布の容疑で前妻に対する捜査を要求」
ハイソーな若い男女が絡むプライベートな猥褻ビデオを意図的に流布したとして警察犯罪抑止局
は昨日までに、裁判所より捜査令状を取得し、このビデオに登場する若手大学講師の前妻の自
宅等で家宅捜索を行っていたことが明らかになった。
 今回の家宅捜索は、8月26日バンコク隣県のパトゥムターニー県ラムルークガー地区に在住する
同県内ランシット地区にあるハイソーな子弟が学ぶことで知られる某有名大学で教鞭を執る若手
講師が、前妻及びその実母に対し、前妻及講師が絡む公共に公開するには不適切なビデオを意
図的に流布させ人権及び名誉を傷つけられたとして被害届を提出したことを受けたもの。
 今回の被害届提出に関して若手大学講師は、問題となっているビデオに映し出された人物は自
身と有名政治家の実娘である前妻で、私的に楽しむために撮影された2巻の内の一部だった事を
認め、更に昨年末頃に前妻が残っていた私物の回収に訪れた際にこっそり持ち出したものである
可能性が高く、その後意図的にマスコミ等に流布することにより自身の名誉が著しく傷つけられた
と語り、また三億バーツの損害賠償請求訴訟を別途起こす意向を明らかにしている。
 この、僅か10分足らずのビデオは、当初宛先不明の者から国会議員等に届けられ、その後大衆
紙等で大きく報じられた事をきっかけに、闇で300バーツ以上の価格で取引されるに至っていた。
* この事件は英字新聞やテレビ等では殆ど取り上げられることがなかったのですが、大衆紙等の
報道を通じて、当時チューウィットさんのみかじめ料告発と二分するほど大きな話題となっていまし
た。
 また事件の背景には、この大学講師が実は所謂トンチャイ系の人で、前妻及びその実母を怒ら
せるに充分すぎる相手とも関係があったことがビデオ流布の背景にあるとの見方が支配的でした。
 因みに「有名政治家」は、トンブリー地区やパヤタイ地区等で展開する某大手私立病院の創業家
出身の人物(病院の経営権に関しては現在の外国人オーナーと法廷係争中)で、下院議長経験も
ある人物であるとも噂されています。
 また、この30代前半の若手講師は、嘗て某政党所属の下院議員で、確か報道官的な役割を担っ
ていたとの噂も有ります。(因みに本人は既に実名でネーションチャンネルに出演したりしてます
が。。。)



2003年08月28日

バンコク大量輸送公社(*)は、乗降中の事故を防止するために、多額の出費を覚悟で全台に自動
開閉式のドアを導入する方向で検討に入ったことを明らかにしています。
 これは、8月25日バスに乗ろうとしたガーセーッサート大学の学生がバスから転落し、車輪に巻き
込まれて死亡する事件を初めとして乗車中や乗降中に乗客が事故に巻き込まれるケースが頻発
している事を受けたもので、同時に同公社では無謀運転を行う等プロ意識の欠如した運転手に対
する厳罰の導入や、全ての運転手に「お客様は自分の身内と同じ」という意識を植え付けるための
啓蒙活動を急ぐとしています。
 尚、無謀運転率が著しく高い民間委託系のバスを含めた全てのバス及び運転手をが対象になる
のか否かについては報じられていません。

昨日付の一部誌面でプラチャイ・ピエムソムブーン副首相が都知事選出馬の要請を固辞したと報じ
られていた事に関して、スダーラット・ゲーユラーパン公共保健大臣は8月26日に首相官邸内にあ
るプラチャイ副首相の執務室内で現在公共保健省が都当局と取り組んでいるバンコクを健康志向
都市にするためのプロジェクトに関する打ち合わせを行った際に、出馬の打診を行い、プラチャイ副
首相側が、結論を出すためには暫く時間が欲しいとして受諾を保留した事を明らかにしています。
 全然関係ありませんが、話題のチューウィットさんも次期都知事選に出馬する事をちゃっかり臭わ
せていたりしてます。
 
そのチューウィットさんですが、ネーション・チャンネルのコム・チャット・ルゥックというトーク・ディベー
ト番組で辛口の切り口で進行役を務めていたスラユット・スタサナヂンダーさんが新たに進行役を務
めているCh9のディベート番組トゥン・ルーク・トゥン・コン(月-金23:00-24:00)に26日出演し、女性の
権利団体との間でマッサージパーラーに関するディベートを行った結果、70%以上の視聴者がチュー
ウィットさん側の言い分を支持するという結果がで出ていました。

ヂュターマート・シリワン政府観光庁長官は昨日、プーゲット県内に国際会議場を建設する計画があ
り、既に三ヶ月の予定で現在建設予定候補地の調査に入っており、これまでに最終候補地数カ所を
ほぼ選定し近々閣議の審議にかける予定であることを明らかにしています。
 これは、プーゲット県を国際会議の中心地にするべきであるとのソムキット・ヂャトゥシーピタック副
首相の指示に基づき、県当局と政府観光庁共同出資で建設が行われる予定になっており、ヂュター
マート長官は、今後会議目的で訪問する旅客を積極的に呼び込むことにより、現在2,600バーツであ
る一人あたりの一日あたりの消費額を7-8千バーツのレベルにまで引き上げることが可能になるで
あろうと強気な発言をしています。



2003年08月27日

9月1日から値上げされる予定と伝えられていた高速料金ですが、最終的に自動4輪車及び6輪〜
10輪車に関しては据え置きで、それぞれ40バーツ及び60バーツ、10輪以上の大型車のみ5バー
ツ値上げし85バーツとなることで決着がついたようです。

現在ハッピーキャンペーンを展開しているDTACは、イメージキャラクターにドラえもんさんを採用
したそうです。

当時ドクター・ニッダーの妻殺し事件として大衆誌上を賑わした国家開発管理財団(略称タイ語英
語ともNIDA)で講師の職にあったピパット・ルゥープラッシッティクン被告が、嫉妬から妻を暴行死
させ、その後ラオスへ国外逃亡、帰国後自首し犯行事実を認めていた事件に関する上級審の判
決公判が昨日開かれ、執行猶予が認められた懲役3年及び50時間の社会奉仕を命じた一審の
判決を支持する判決を下しました。
 この事件に関しては、社会的に地位の有る者に対して「優しい」タイの司法風土及び男女差別
に根ざした判決であるとして司法側に対する批判が噴出した事件としても知られていました。

タクシン首相は、ミャンマー政権内でタン・チュワイ大将が首相の座から降り、替わって政権No.3
と目されてきたキン・ユン大将が首相の座に就いたことに関して、これは国際社会の目を意識
した前向きな異動で、民主化がより促進され、近い将来拘束されているスーチーさんの解放に
も繋がる歓迎できるものでタイはもとより国際社会も受け入れることが出来る異動であり、同時
にタイ・ミャンマー関係にもより多くの効果をもたらす異動であるとの認識を示しています。
(ミャンマーの人名についてはタイ語記述に基づいています)

「背景に警察の高官が居ることは想像に難くない」
チューウィット容疑者は、昨日行われたスクムウィット・スクエアー破壊事件に関する記者発表の
席上で、当日未明名前にS(ソー・スゥア)がつく警察大将から告発を中止するよう要求されたこ
と、またダーストネームにJ(ヂョー・ヂャーン)、ラストネームに古都の名前がつく首都圏警察本部
の高官からの賄賂支払い要求を拒否したために、今日このように容疑者となってしまったことを
明らかにした。
 尚、Jがつく人物による賄賂要求に関しては、同容疑者がみかじめ料告発を開始した時点で既
に言及されていた。
 昨日10:30からスッテイサーン地区にある同容疑者が所有するシー・オーフ・ルゥーフ(Sea of
Love)・マンション内で開かれた記者会見の席上で、まず当日未明2時頃、大柄では無い方のS
がつく警察大将(因みに大柄なSがつく警察大将は一般に国家警察本部長と見られている)が自
身の経営するエムマーヌーエール3階にある事務所に現れ、親しい雰囲気で既に国家警察本部
はこれまでの告発で多大な損害を被っているので、本日の記者会見は中止して欲しいとの要求
があったが、時既に遅く既にマスコミに発表する段取りを済ませていたこと、また告発をしなけれ
ば自身が損害を被ることになるとして、中止要求を断っていたことを明らかにした。
 一方、本題のスクムウィット・スクエアー破壊事件に関しては、自身が事件が発生した土地を
5億バーツ + 年間5千万バーツの金利で取得していたことを認めた上で、この事件に関わった者
は大別して、実施には主役的立場でありながら、現在でものうのうとしているグループと、騙され
て事件に関わり逮捕され事情聴取の対象となった可哀想なグループの二つに分けられるとし、
前者のグループは警察犯罪抑止局の指揮官クラス以下15人を初めとしたグループで、主に所内
に居た人々を外に追い出し、解体作業の為の標つけ及び外柵を設ける任務を負い、又シリキット
国際会議場に集まっていた解体作業に携わる軍隊関係者に作業の開始を指示する役目を負っ
ており、また後者のグループは、解体作業の最中及び終了後に周囲の警備・警戒作業にあたっ
ていた者達で、このグループは事件の事を知らずに騙されて連れてこられ、その後に逮捕され
事情聴取の対象となっていたことを明らかにした。
 また、この事件に関わる賄賂の受け渡しに関しては、解体を請け負った者及び「これらの話を
知らずに、その後事件に無理矢理関わりを持たされることになる土地の所有者こと”チューウィッ
ト”」が警察の高官であるJに1千万バーツ、同じく高官であるP(ポー・パーン)に100万バーツ、
中堅のP(ポー・パーン)及びP(ポー・プラー)にそれぞれ100万バーツ、及び中堅のT(トー・トン)
には50万バーツの支払いを強要され、内高官のJに対しては1千万バーツの内300万バーツが未
払いになっていたことが、その後の逮捕の原因となった事を示唆した。
 しかし、同容疑者は自身の事件との関わりについては、事件が発生した土地の所有者という
容易に黒幕と見られるような立場に居る者が、その様な大それた事件に関わるはずがないとし
た上で、このような指揮系統がしっかりした大それた事件を引き起こすには、背景に首都圏警察
の高官が居たことは想像に難くないとし、暗に同警察本部副本部長クラスの地位にあるJが事件
の背景に居ることを強調した。
 尚、今回の記者会見に先立つ8月25日、同容疑者は既にJの名前に言及しており、その際次期
首都圏警察本部長と目されるJが、本当に本部長になるような事が有れば、バンコク都民にとって
は不幸な事になるであろうと歯に衣を着せぬ物言いで非難していた。
---------
  一方、チューウィット容疑者が指摘するJがつく首都圏警察本部の高官と目されている同警察本
部副本部長の階級にあるヂャカラティップ・ナッ・アユッタヤー警察少将は、当然の如く自身の関わ
りを否定した上で、今回の告発はスクムウィッ・スクエアー事件の容疑者としての自身の立場を有
利にするために発せられた詭弁であり、自身のみならず警察の威信をも傷つけるものであるとし
た。



2003年08月26日

自身が経営する施設で18歳未満の少女を売春が行われることを承知で雇用していた容疑に絡
み、昨日刑事裁判所に出頭したチューウィット容疑者は、審理終了後、もう一つ抱えているスク
ムウィット・スクエアー破壊事件(タイ語報道は殆どがバー・ビヤ破壊事件と名付けて報道)に関
して、事件の背景に首都圏警察本部の副本部長クラスでファーストネームにJ(ヂョー・ヂャーン)
が、ラストネームに古都の名前がつく人物がおり、事件の前後に賄賂を受け取っていた事を新た
に暴露しています。
 仮に古都がアユッタヤーのことを言っているので有れば、首都圏警察本部内の高官クラスに
”ナッ・アユッタヤー”という姓がつく人物が確かに居ますね。
 因みに18歳未満の少女云々の件に関しては、自身はあくまで各グループ企業(施設)のオー
ナーであり、実際の施設の経営はそれぞれの施設にいる社長が責任を負っており、雇用云々に
関して自身は承知していないという、ちょっと歯切れの悪い弁解をしていました。
 一方、チューウィット容疑者によるみかじめ料の告発で署長以下多くの署員が更迭されたフワ
イ・クワーン署は昨日昼過ぎ同容疑者が経営する施設の一つである”ハイクラース”(タイ語記述
に基づく)の査察を行い、営業許可証及び関連規制法の主旨に反し違法改築を行い、許諾され
た数以上の部屋数を持っていたとして昨日付で15日間の営業停止命令を下しています。
 これを受け、チューウィット容疑者側は因縁のあるサン・サルターノン国家警察本部長に対し
異議申し立てを行う意向を明らかにすると共に、スクムウイット・スクエアー破壊事件に関わって
いる首都圏警察本部内の高官の名前を本日10時から暴露(おそらくイニシャルの公開のみ)す
ると語り、逆襲にでる構えを見せています。

「必要ならタイ人の越境禁止措置もあり得る?」
チャワリット・ヨンヂャイユット副首相は、タクシン首相が先週放送された国民向けラジオ政見放
送(*)の中で、タイ国内及び訪れたタイ人に対する闇宝くじの販売に関わっていると見られるカン
ボジア領内のカジノの経営に関わっている閣僚経験者を含む政治家の親族の摘発に動き出す
ことを強く示唆した事に絡み、一部報道でタクシン首相が同副首相に対しタイ人のカンボジア領
内への越境を禁止する措置(タイ語報道では国境閉鎖を意味する単語が使用されていますが、
その後同副首相がタイ人のみの越境を禁止する事を視野に入れた措置と語っています)の検討
を含めた抜本的対策に乗り出すよう指示していたと報道されていた事に関して、実際にそのよう
な指示が為されていたことを認めた上で、しかし越境の禁止措置を講じた事によりもたらされる
国家及び国民への影響を考えた場合、果たして適当な措置であるか否かは自ずと解ることであ
り、むしろ今回の放送により多くのカジノが闇宝くじの取り扱いを中止する動きを見せていること
を含めて考えた場合、既存の法律を駆使して充分解決できる問題であるとの認識を示し、越境
禁止措置に動く可能性を暗に否定した。
 カジノの経営に関わっている閣僚経験者の親族を含むタイ人の摘発に関しては、昨日までに
反資金洗浄局が大物殲滅行動(*)の主旨に基づき調査に乗り出す準備に入ったことを明らかに
している。
 一方、チャワリット副首相は、ワンムーハマッドノー国務大臣が、大物殲滅行動の為に作成さ
れたブラックリスト(*)に記載された人物が関わっている違法賭博場が依然都内に三ヶ所から四ヶ
所あると指摘している事に関して、昨日までに関係する当局者に対し摘発を強化し今週中に結
果を報告するよう指示したことを明らかにしている。
 この問題に関し同副首相は、これまで当局者が法の厳格な執行を怠ってきた事が根にあると
の認識を示し、当局者に対しタクシン首相以下政府が再度職務履行義務を怠り国民に損害をも
たらしている当局者の調査に乗り出し、また闇経済に流れる資金を国庫に収容し将来社会に還
元するために闇賭博や闇宝くじの撲滅及び新型宝くじの導入を図っていることの異議を再度理
解するよう申しつけた事を明らかにしている。
* 親族がカジノ経営に関わっている閣僚経験のある政治家に、サノ氏に続いて新たにタイを代
表する超大物灰色政治家として知られる元国務大臣のワッタナー・アサワハム氏(タイ語でアサ
ワヘームと記述したりアサワヒムと記述することもあるようです)の名前が挙がっています。
ワッタナー氏は昨日までに否定するコメントを発しています(正確にはカジノの株式所有は認め
たが、闇宝くじとの関わりを否定)が、大物殲滅行動の絡みもあることからタクシン首相の意中
の人はワッタナー氏の方だったかもしれませんね。



2003年08月25日

昨日一部のマスコミでタイ・ラック・タイ党主席顧問のサノ・ティヤントーン氏の弟であるピチェー
ト氏がカンボジア国内のカジノの大株主であると報じられていた事に関し、サッゲーウォ県を地
盤とするサノ氏は、弟や親戚が国境付近で建設請負業や市場の経営に関わっており、その関
わりでカンボジア側から工事等を受注することはあり得るが、カジノの株式を所有しているよう
な事は断じて有り得ない、またこのことは首相自身も承知しているはずであると語り、報道され
ている内容を否定しています。

「賭博中毒と麻薬中毒は根が同じ?」
タクシン首相が国民向け定例ラジオ政見放送(*)でタイ国内における闇宝くじの販売に関わって
いると見られるカンボジア領内のカジノの経営に関わっている閣僚経験者を含む政治家の親族
の摘発に動き出すことを強く示唆した日から一夜明けた昨日朝、件のカジノがあると見られるカ
ンボジアのポーイ・ペートの町と国境を接するサッゲーウォ県アランヤプラテート地区の国境検
問所では、従来以上に旅券等の厳しい検査や越境目的等の質疑応答が行われ、出国までの所
要時間がいつもにまして長時間かかっているものの、主にバンコクや隣県からカジノ目的に訪れ
たタイ人約2千人が出国していく光景が見られた。
 同地区の入国管理事務所によると、政府が大物殲滅行動(*)の一環で闇宝くじの一掃に乗り出
して以来、地元で賭博に興じる場所を失った都心からの旅客が増加の一途を辿っているという。
 カジノ目的でポーイ・ペート地区を訪れるタイ人流れに変化が見られないものの、同地区内で
カンボジアの国内法に基づき合法的にカジノを経営している経営陣の間では、資産を差し押さえ
られるのでは無いかとの不安が広がっており、同地区内のカジノで働く24歳のタイ人女性による
と、これまで電話等でタイ国内や、訪れたタイ人に闇宝くじを提供していた3ヶ所のカジノの経営に
関わっているオーナーが昨日朝一で闇宝くじの扱いを中止するよう従業員に申しつける場面が見
られたという。
 タイ国内の某政治家をして「賭博国家」と言わしめる程に射幸心に煽られやすいタイ人の賭博
熱は、先にタクシン首相が大物殲滅行動に絡んで賭博中毒と麻薬中毒は根が同じで公共保健省
の協力を仰ぎ麻薬中毒と同様な更正プログラムを創生する必要があると本気で語ってしまう程深
刻であると言われている。(その後実行には移されていませんが。。。)

「海外出稼ぎ労働者の福祉向上に努める」
昨日より韓国(*)を公式訪問中のタクシン首相は、到着早々韓国国内在住のタイ人出稼ぎ労働者
等との懇談会に臨み、立ち見が出るほど会場に詰めかけた出席者を前に努めて平易な言葉で、
現在政府が取り組んでいる「タイ人の生活向上を目指す各種政策」の一環として、出稼ぎ労働の
為に海外に出かけているタイ人の「生活向上」を目指すため、帰国後スワット・リプパパンロップ労
働大臣(チャート・パッタナー党党首)に対し海外出稼ぎ労働者の社会保障面での充実を図るよう
申しつける意向を表明した。
 また、タクシン首相は、タイ人が安心して海外に出稼ぎに出かけられるよう、政府貯蓄銀行から
低利子で必要な資金の融資が受けられるようにし、同時に詐欺行為を働く労働斡旋会社の摘発に
全力を挙げる意向を表明した。
 現在韓国国内には、約2万人のタイ人出稼ぎ労働者が居ると言われるが、その多くが不法就労
者と見られており、実際に正規の手続きを経て就労しているタイ人は2千人程度であると言われて
いる。



2003年08月24日

「行動及び結果で証明すべし」
タクシン首相は、昨日放送された定例ラジオ政見放送(*)の中で、8月20日チァン・マイ県メー・ア
イ地区の国境線付近で麻薬をタイ国内に密輸しようとしたミャンマー国内のワー・デーン族兵士
とタイの麻薬撲滅当局者等が衝突し、ワー・デーン族兵士9人が死亡し、彼らの所持品から50万
錠のヤー・バーが押収された事に触れ、依然タイ国境付近でワー・デーン族がヤー・バーの密造
密輸に関わっている事を窺わせる事件として、外務省を通してミャンマー政権首脳のキン・ユン
大将に対し抗議の書簡を送り、キン・ユン大将側から今回事件を起こした兵士等を統率している
首領格を逮捕し、更に今回の事件に関わった一味を逮捕するために捜査を継続しているところ
であるとの返書が送られてきている事を明らかにした。
  その上で、タクシン首相は、麻薬はタイ国内のみならず全世界に害悪をもたらす危険なもので
あるとの認識のもとに、今後もタイ国内及び隣国に於ける麻薬撲滅に真剣に取り組んで行く意向
に変わりは無く、(政府系の英字新聞を通じてタイ側の言動に不快感を表明している)ミャンマー
側に対し、もしタイ側から友好的な対応を示して欲しいと欲するので有れば、麻薬問題に対して
真剣に取り組んでいることを行動及び結果で示すとともに、今回の事件を含めタイ側の取り組み
に満足できるレベルの協力を提供するべきであるとし、また必要で有ればタイ側から既に特定し
ている密造施設の所在地に関する情報提供を含めミャンマー側に協力する意向が有ることを明
らかにしている。
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  一方、タクシン首相は昨日の放送の中でタイの児童のIQ(*)が低下傾向に有ることに懸念を表
明した上で、今後この問題に取り組む総責任者としてプラチャイ・ピエムソムブーン副首相を任命
し、今後公共保健省、社会開発及び人間の安全保障省及び教育省共同で子供が母親の母胎の
中に居るときから学童年齢に達するまでの能力開発を期する事になったことを明らかにした。
 また、タクシン首相は、政府が闇宝くじの方式を採用した新型宝くじの販売を開始すると同時に
闇宝くじの徹底的撲滅に乗り出していることに絡んで、依然「合法的な」賭博行為を求めてカンボ
ジア領内に出かける者が跡を絶たない事に触れ、このカンボジア領内にある「合法的な」賭博場
の内7ヶ所に関しては、これまでの調査でタイの政治家の親戚兄弟姉妹がオーナーで、また彼ら
が多額な収益を上げているにも拘わらず、タイ国内で正しく申告されてい事が判明しており、今後
反資金洗浄法等の法律に基づき厳しい態度で臨むことを示唆する発言をしている。
* 本日付のマティチョン誌によると、これらのカジノは裏で闇宝くじビジネスを展開しており、放送後
のタクシン首相の発言としてオーナーには元閣僚経験者と同じ姓を持つ者も含まれると報じてい
ます。
また、同誌2面の特集記事によると、これらのカジノの幾つかはカンボジアのフン・セン首相や防衛
大臣に近いカンボジア人がオーナーに名を連ねており、更に幾つかはパー・ノッ(ノーの旦那)こと
サノ・ティエントーン・タイ・ラック・タイ党主席顧問の弟で最近では肥料調達に絡んで汚職が指摘
されていたピチェート氏が経営陣に名を連ねているようです。
総選挙を睨み、深謀遠慮にまみれた何となくきな臭いゲームが始まったという感じもしますね。
因みに、サノ氏に関しては、最近次期総選挙の為の選挙対策本部の監督役に任ぜられています
が、その任命がサノ氏持つ党主席顧問及び非主流派ながら党内最大の派閥の長としての権勢を
失墜させるための動きではないかと指摘されていました。



2003年08月23日

オーストラリア等の一部海外メディアで、先にタイ国内で逮捕されたJIのNo.2とされるハム
バーリー師が、タイ国内でアメリカ、イギリス、イスラエル、オーストラリア及びシンガポール
等の大使館を狙ったテロを計画していたと報じていたことに関してタクシン首相は昨日、捜
査機関からの情報として逮捕時にアメリカ等の複数の大使館にマークされた地図が押収さ
れており、APEC会議よりむしろ大使館の爆破を計画していた可能性が高かったことを示唆
する発言をしています。
 本日付のThe Nation誌は、一部消息筋からの情報として、治安当局側はアメリカやイギリ
スの大使館を臨むビルや、高層ビルまたJWマリオットやコンラッド等のアメリカ資本系のホ
テルの警戒も強化しており、また依然身柄拘束に至っていないハムバーリー師の一味の行
方を追っていると報じています。
 また、偽造旅券を使用しラオスからタイ国内に入国しようとしていた、一味と思われるパキス
タン人がここ数日間の間に当局側に逮捕され、また、一部報道では既に国外で事情聴取が
行われていることが明らかにされています。

昨日10時頃、交通量の多いラーマ4世通りにかかる歩道橋上で女性が強盗に襲われるとい
う事件が発生しています。
 電機製品関連の会社で会計係の職にあるサワン・ポラマートさんによると、たまたま社用で
事件が発生した歩道橋の近くにあるバンコク銀行サパーン・ルゥアン支店で預金を終え、会社
に戻る途中に歩道橋を渡っているときに、前方からきた20歳くらいの二人組の男に顔を殴られ、
倒された上で、所持していた金製のネックレス及びブレスレット(総重量1.5バーツ)及び現金約
2千バーツを強奪されたそうです。
 この手の事件は人通りが少なくなった夜間に頻発しおり、時に女性だけでなく男性が被害に
遭うケースや、殺人事件にまで発生するケースもあり、警察では危険な歩道橋に巡回票を於い
て署員が夜間に定期巡回したり、電灯を設ける等の対策を講じていますが、依然犯罪件数は
減っておらず、最近では警察署員が定期巡回しているペット・ガセーム通り上の歩道橋上で夜
勤の為に病院に向かっていた看護士の女性が、ホームレスの強盗犯に殺害されたり、今週に
はアルン・アマリン橋に近い歩道橋上で仕事を終えたカーフェーの歌手が強盗に遭い負傷す
るという事件が発生しています。

チァン・マイ県の移民警察局(*)は、違法入国・違法就労の外国人が居るとの地域住民からの
通報に基づき(かねてから内偵中だったとする報道もある)同県サンパートーン地区内にある
29歳のサートゥンなる人物が所有する住宅で抜き打ち査察を行い、入国関係書類を所持して
いないミャンマー人2人及び入国関係書類はおろかパスポートすら所持していないパキスタン
人3人を摘発しました。
 尚、パキスタン人3人の内1人はソンクラー県サダウォ地区から陸路入国した記録が記された
パスポートのコピーを所持していたようですが、何れにしても既に滞在許可期間が切れたもの
だったようです。
 当局側では、背後に密入国や不法就労を斡旋する組織があるとみて、捜査を開始していま
す。



2003年08月22日

「プラチャイ副首相を次期都知事候補に擁立」
最近俄に復活の兆しを見せ始めているプラチャイ・ピエムソンブーン副首相に、今度は次期
バンコク都知事にと推す声が出始めていたが、タイ・ラック・タイ党バンコク(*)都議員連合は
昨日、今期限りで引退を表明しているサマック・スンタラウェート都知事の満期終了後の都
知事選出選挙に向け、擁立候補の選出に関する打ち合わせを行い、本人の自発的な意志
を尊重する事を条件にプラチャイ副首相を党公認候補として推す方向で意見の一致を見た。
 都議連側は、実直な性格と社会規律引き締め政策(*)の推進者としての実績から国民の
信頼も厚く、また如何なる対立候補に対しても優位に闘う事が出来る唯一無比な人物として
プラチャイ氏に勝る候補者はおらず、今回の擁立は、最も適切な選択であったとしていが、
これまで都知事候補に擁立されることを固辞してきたと伝えられるプラチャイ氏が、今回の
都議連の擁立決定にも拘わらず、今後も固辞するので有れば、再度プラチャイ氏と遜色の
ない候補者を選出するための会議を開く予定であると都議連側はしている。
 尚、都議連側は、今回の擁立が来る下院総選挙戦を有利に運ばせるための選択でもある
との記者団側からの憶測に対して否定するコメントを発しているが、スワナン・ウェーッチャー
チーワ党報道官は、背景その考えが有ったか無かったに関係なく総選挙の行方を占う上で
も、最も最適な擁立であった事を示唆する発言をしている

「路上の花輪売りを禁止」
ナタノン・タウィーシン副都知事(女性)は、来るAPEC(*)首脳会議の期間中に、路上での花輪
(プワン・マーライ)の販売行為を中止させるために、コミュニティー(*)(多分にスラム的な意味
合いを含んでいる)開発事務所と、花輪の製作及び路上販売業者への卸売りを生業にしてい
る住民が多いミンブリー及びラーチャテーウィー地区のコミュニティーの住人等との間で話し合
いが行われ、花輪の製作と同様な生業を斡旋することと引き換えに会議期間中は花輪の製作
及び卸売りを中止することで合意に至ったことを明らかにした。
 同副知事は、今回の合意により、結果として路上の花輪売り行為も中止させることができると
している。
 尚、同副知事は、路上での花輪売り行為の中止により収入を失った人々に対しても、同様に
代替えの生業を斡旋する意向を表明しているが、花輪売り組織の実態は依然明らかになって
いない部分も多く、果たして何処まで彼らとコンタクトをとることが出来て、何処まで理解を得ら
れるか予測できないと若干弱気な発言も見られた。



2003年08月21日

先にいかがわしいショーを客に見せている施設の殲滅を宣言した、社会規律引締政策(*)
の陣頭指揮役を担っているプラチャー・マーリーノン副国務大臣は、昨夜バーン・ラック署の
署員等を引き連れパッポン通りで抜き打ち査察を行い、店内で局部に挿入されたナイフで
客のビールの栓を開けたり、風船を的にしてナイフを飛ばす等のショーを行っていたチョー・
グゥール(Show Girlのタイ語記述に基づく)を摘発、同日付で向こう30日間の営業停止処分
を下すと共に、当時ショーを行っていた6人を含む女性22人を事情聴取の為に連行しまし
た。
 一方、同日プラチャー副国務大臣とルンピニー署は、スクムウイット・ソイ11にある、外国
人の間でもよく知られているBed and Supper Club and Barに於いても抜き打ち査察が行い、
営業許可証の許可範囲を超えた営業行為を行い(報道により、既に営業許可証が取り消さ
れていたにも関わらず営業を行っていたと報じるものもありました)、また20歳未満の未成
年1人の入場を許可していたとして摘発されました。
 尚、同日付で営業停止処分が下されたか否かについては報じられていません。
 この店は巨大なベットが置かれ、そこで客が寝そべりながら飲食できるコーナーとパブの
二つのコーナーで構成されており、査察当時店内にはターター・ヤンを初めとする有名歌手
や芸能人、王族の遠戚にあたるモーム・ラーチュワン(MR)の称号を持つ某御仁を初めとす
るハイ・ソーな客が大勢居たそうです。

タクシン首相は、昨日ミャンマーと国境を接するチァン・マイ県のメー・アイ地区で発生した
ミャンマー国内の少数民族ワー・デーン族(=ワー族?)の兵士と麻薬密輸摘発の為おとり
捜査を行っていたタイの国境警備警察が衝突し、死亡した9人のワー・デーン族兵士の所持
品からヤー・バーが発見されたことを受け、ミャンマーが真剣にタイ国境付近に展開する少
数民族の麻薬製造・密輸撲滅に取り組まない限り、直接タイから軍隊をミャンマー旅内に派
遣し麻薬製造施設等を破壊することもあり得ると警告を発しています。

「懸賞金を掛け闇宝くじに関する情報を求める」
政府宝くじ局(*)の副局長で、宝くじに関する不正行為を調査する部門の長を兼務するシン
チャイ・ポーラン氏は昨日、政府が既に闇宝くじ(*)の方式を採用し、下二桁ないしは三桁の
数字で当選番号を決定する宝くじの発売を開始したにも拘わらず、依然闇宝くじが存在して
いる事を重視し、懸賞金をかけて闇宝くじ開帳業者摘発に結びつく情報を広く国民から募る
意向を明らかにした。
 同氏によると、懸賞金は摘発に至った場合でも1万バーツを下ることはなく、また大物の摘
発に結びついた情報にはそれ以上の懸賞金を提供する意向であるとしている。
 また、同氏によると、ここ4-5日間で都内及び近県を中心に全国から200件以上の情報が
寄せられており、慎重を期すために現場に職員を派遣する等して裏付け調査を急いでいる
ところで、中には政敵を陥れる目的で通報してきたり、既に足を洗っている開帳業者に関す
る情報も寄せられているようだが、全通報の内70%が警察官が絡んだ情報で、その主な内
容は闇宝くじが行われていることを具体的に承知しているにも拘わらず摘発に乗り出さな
いとか、開帳業者に便宜を供与している等の情報が寄せられているという。また、同氏は、
警察の高官に結びつく情報は寄せられていないが、高官の家族や近親者が闇宝くじを開帳
しているとの情報が寄せられていることを明らかにしている。
* 同日タクシン首相は、サン国家警察本部長に対し、闇宝くじの摘発を急ぐために全国の配
下に命令を下すよう命令しています。


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