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(タイの社会面記事)

過去記事

2003年09月21日 〜 2003年09月30日



2003年09月30日

「APEC関連国際会議でミャンマー問題を取り上げる意向」
タクシン首相は、アウンサン・スーチー女史の長期身柄拘束問題に絡んで、ASEAN加盟国のインド
ネシアがミャンマーに対する圧力を強めている事に関して、インドネシアはインドネシアであってタ
イにはタイのやり方があるとした上で、来月タイ国内で開かれるAPEC関連の国際会議の席上で
ミャンマー政府の関係者を交えて問題を協議したいとの意向を明らかにした。
 この発言は、10月7日から8日にかけてインドネシアのバリで開催される東南アジア諸国連合
(ASEAN *)首脳会議に関する質疑を行っている際に為されたもので、タクシン首相はスーチー女史
の身柄が長期に渡り拘束されていることに関して、世界的な圧力が高まっていることに関して、最
も重要な事はミャンマーは尊厳のある独立国であり、内政不干渉の原則からも、制裁措置(*)を講じ
圧力をかけ無理強いする様なやり方は好ましくないとし、話し合いにより段階的な解決を図ることが
重要であるとの認識を示した。
 その上で、タクシン首相はインドネシア政府が圧力を強めていることに触れ、タイはミャンマーと
は国境を接する隣国同士というインドネシアとは異なる事情があるとし、タイにはタイのやり方が
あることを強調した上で、現在国際社会の合意のもとで取り組んでいるミャンマー改革に向けたロー
ド・マップ(*)の策定を重視する事を明らかにし、その為にタイ国内で来月開かれる国際会議の席上
でミャンマーの政府関係者等を交えて話し合いを行っていきたいとの意向を明らかにした。
 尚、現在タイとミャンマーの間で策定中のロードマップの進捗状況に関して、タクシン首相はミャン
マー側をさしおいて語ることは出来ないと断った上で、何れにしても真剣に取り組んで居ることを強
調、また果たしてミャンマーがタイ国内で開かれる国際会議に参加を表明しているのかとの記者団
の問いかけに対しては、今は語るときではないとし、回答を避けている。

「国務省土地局 - 大物と関係する事を禁ずる」
国務省土地局(*)は昨日、政府が取り組む大物一掃行動(*)の厳格な遂行を目指すため、職務階級
に関係無く同局職員の、あらゆる場面、機会に於ける「大物」(*)との関わりを持つことを禁ずる通達
を局内に発令した。
 同局報道官のエーノック・ガセームスック氏は昨日、全ての職員が大物一掃行動に責任を負い、
厳格な遂行を可能ならしめるために、規律を重んじ、同局のまた国の職員としてふさわしい行動をと
り、あらゆる場面・機会に於いて管下の職員が闇経済(*)に関わっている大物を支援したり、関わり合
いを持つような事がないように監督指揮するよう各階級の責任者及び監督者クラスの職員に指示書
を配布したことを明らかにした。
 今回指示書により、仮に10月2日から再度本格始動させる大物殲滅行動に於いて大物と関わりを
持つような職員の存在が明らかになった場合は、その上長も同様に責任を負うことになるという。
 また、同報道官によると、今回の指示書で示された方針遂行の一環として、職員の国の職員として
規律意識を高め、職務遂行に必要なあらゆる知識を植え付けるために、自己開発プログラムを導入
し、各職員を支援して行く意向で、職員のモティベーションを高めるために年間単位で道徳面・行動
面で優れた職員を表彰する制度を設ける意向であるという。



2003年09月29日

「APEC会議は5億バーツの観光収入をもたらす」
国営タイ・タナカーン銀行系の研究所は、来月開催されるアジア太平洋経済協力会議 (APEC *)の
期間中に、約5億バーツの観光収入をもたらすであろうと予測している。
 同研究所によると、タイを主催国として10月に開催されるAPEC首脳会議を中心とする会議期間
中に、外国から報道関係者約7,000人がタイ国内に入国する事が見込まれることから、これに基づ
いて見積もった場合タイ国内に4億から5億の外貨収入をもたらすことになるという。を
 また、会議期間中に安全保障面での確信を得ると同時に、この機会を捉えタイそのもの及びタイ
の国内観光を世界的にPRすることにより、年間実績で昨年比1.5%増の1千90万人の入国者が見込
まれることから、APEC会議は更なる外貨収入をもたらす原動力とも成り得るとしている。
 また、同研究所は、APEC会議に於いて域内経済を押し上げる原動力として観光事業の存在は
無視できないであろうと予測した上で、今回の会議により域内移動の自由化を初めとする観光事
業に於ける新たな利便性を創生する、域内に於ける観光事業自由化への大きな契機となるであろ
うと予測している。



2003年09月28日

チューウィット容疑者は、9月27日に新党トントラッグーン・タイ党の結党届けを選挙委員会に提出、
提出後記者団に対して、鋭意党執行部の人選を行い、憲法記念日である12月10日に大々的に発
表する意向を明らかにしています。
 尚、選挙委員会は申請受理後30日以内に新党結党の是非に関して判断する事になっています。
 同容疑者によると9月25日に開催された党設立メンバーによる会議により、同容疑者が党首、副
党首にはチャイワット・タンピスット氏、幹事長にスラパン・ウェーチャゴン氏が選出された事が明ら
かになっていますが、各紙を調べた限りでは副党首以下の人物に関するプロフィールは紹介され
ていないようです。
 また、同容疑者によると党本部はタイ・ラック・タイ党本部から歩いて僅か50歩以内の場所に置く
予定で、既に他党で副党首クラスにある人物や閣僚経験者が党への合流を表明しており、また、
国会内で汚職撲滅政策を推進させるために党に失望していたり、党から迫害を受けている者が少
なからずいるらしいタイ・ラック・タイ党からの合流も大歓迎との事で、12月10日に行われる大発表
では、さぞかし国民を驚かすものになるであろうとのことでした。(一部報道では若い女性の党執
行部への起用も積極的に進めるとの記述もありました)
 更に、同容疑者は、党は決して静かな党ではなく、野党に身を置いては真摯に政権に対し異議
を唱え、真っ正面から不正を暴く党を目指すと熱く語っていました。
 尚、当面党本部はラチャダーピセーク通りにあるガモンウィシット一族財団が入っているシー・
オーフ・ルゥフ・マンション内におかれ、設立時の党の資産総額は5百万バーツとなっているようで
す。
 ということで、トントラッグーン・タイ党が次期総選挙で旋風を巻き起こす台風の目となるか、興
味は尽きないところですね。

「ソロアット氏はシロであると確信している」
一昨日プラシット上院議員から、チャワリット政権時代の病院建設プロジェクトに関わる汚職疑惑に
関する資料を受け取ったタクシン首相は、現在真相解明委員会が究明にあたっていることを再確
認した上で、資料を見た限りでは疑惑の主人公と指摘されているソロアット農業大臣はシロである
と確信しているとの認識を示した。
 昨日、タクシン首相は、プラシット・ピトゥーラギッヂャー上院議員が上院議会内で暴露したラー
チャブリー県内のポーターラーム病院建設に関係して、閣僚メンバーのS(ソー・スゥア)が追加工事
の為の予算獲得に貢献し、その獲得予算から3千万バーツを仲介料的な形で利得していたとされ
る問題に関して、既に同上院議員から受け取った資料等に基づき真相解明委員会により疑惑の解
明が進められていることを再度確認した上で、今後真相の解明に於いて追加工事の為に追加申請
されたは予算額が適正であった場合は、この件は終了とし、仮に「疑わしい」と判断された場合は
更に新たな真相解明委員会を結成し、念には念を入れた解明作業を行っていきたいとの意向を明
らかにした。
 一方、当時公共保健副大臣だったSことソロアット氏(現農業及び協同組合大臣)が、疑惑の本人
ではないかと指摘されていることに関しては、既に同氏からも詳細な資料を受け取ってることを認め
た上で、資料に記されている同氏の当時の職務権限等に関する詳細を見る限りは、おそらく同氏は
汚職とは全く関係ない立場に居たと確信できるとし、汚職疑惑に関してシロであるとの認識を示し
たが、同時に解明には公正を期すべきとの認識から公共保健省内の官僚に対し、「告発により現在
ある地位を脅かすことが無いことを私が保証する」と語った上で、当該案件に関するまだ表に出てい
ない資料があったら是非首相あてに提出して欲しいと語ることを忘れなかった。
 今回の発言に先立ちタクシン首相は、国民向け定例ラジオ政見放送に於いて、資料だけではSが
3千万バーツを受け取っていた形跡を認めることが出来なかったとした上で、何れにしても現在解明
委員会が解明にあたり、近い将来国民に真相を明らかにするので、この疑惑に関して名前が挙がっ
ている人に対しては疑いの目ではなく公正な目で見てやって欲しいと語っていた。



2003年09月27日

先日、チャワリット副首相のチュー・レーン「ビック・ヂィウ」は「大恐竜」という意味なんでしょうかね〜
という素朴な疑問をここに書かさせて頂いたところ、早速読者様からメールで「ヂィウ」は「小さい」
という意味で、「ビック」は1991年のクーデター当時のスチンダー将軍がビック・スー、軍最高司令
官(スントーン将軍?)がビック・ジョーと呼ばれていた様にいわゆる軍隊内で大将クラスだったり
の大物につく愛称的な敬称の事ではないでしょうかとの的確な解説を戴きました。そういえば国
家警察本部長のサン氏はビック・キーリーとか呼ばれていましたね。
  また同じ方からタクシン首相のメーウォに関しては、タイ人の方に聞いて頂いた限りでは、どうや
ら警察か実業界か政界で頭角を現して始めた頃につけられたあだ名で、文字通りメーウォ = メオ
族の容貌に似ているから付けられたらしいとの解説も戴きました。
 的確な御解説を戴きました読者様に感謝申し上げます。

「一転して能弁に語り始めたタクシン首相」
プラシット上院議員が暴露した政権内の人物による汚職疑惑が、子飼いのスダーラット公共保健
大臣ではなく、チャワリット政権時代に公共保健副大臣だったソロアット現農業及び協同組合大臣
が関わった汚職疑惑であったことがほぼ確実になった昨日、汚職疑惑に関して積極的なコメント
を忌諱していたタクシン首相は、これまでの沈黙が嘘だったかのように能弁に疑惑の詳細につい
て語り始めた。
 先に来期予算案審議の為の上院会議の席上でナコンサワン県選出のプラシット・ピトゥーラ
ギッヂャー上院議員が、中部で行われた9階建てビルの建設プロジェクトに於いて政権内にいる
名前にS(ソー・スゥア)がつく人物が建設予算の上乗せに尽力し、その上乗せ分から不当に3千
万バーツの利得を得ていたと暴露していたことに関し、タクシン首相は昨日、プラシット上院議員
と面会し暴露の根拠となった資料を受け取ったことを明らかにした。
 同首相によると、資料は先に民主党が指摘していたラーチャブリー県内のポーターラーム病院
建設プロジェクトに関係したもので、当初予算1億9,100万バーツだったのに対し地下駐車場及び
ヘリポートの追加工事のために新たに1億2,000万バーツの予算が追加上乗せされ、総額
3億1,100万バーツになったことを裏付ける、当時ソロアット氏が公共保健副大臣だった、経済危
機発生直後の1997年9月に発行された予算承諾書も含まれているという。
 タクシン首相は、今後の方針について既に専門の調査チームを創生し、これら二つの追加建設
工事に絡む追加予算1億2千万バーツが適切なものであったのか否かの調査を含め真相解明に
動き出していることを明らかにした上で、仮に不正があったことが明確になった場合は、現在当局
が解明を進めている(大物灰色政治家のワッタナー・アサワヘーム氏一族が関わっている)クロー
ン・ダーン汚水再処理施設土地収容不正疑惑に関して既に表明しているのと同様に、政治家・官
僚関係なく不正に関わっている者に対して厳格な処罰を下す、しかも解明までにはそれほど期間
がかかることは無いであろうと語っている。
 一方、タクシン首相と面会し資料を渡したことを認めたプラシット上院議員は、疑惑には建設を
推進し予算確保に尽力したS(ソー・スゥア)がつく閣僚と、クラス7に属する高級官僚のC(チョー・
チャーン)が予算上乗せに貢献している事を明らかにした上で、タクシン首相は、間違いなく解明
を急ぎ、厳正な処置を講じてくれるものと信じたいと語っているが、同氏の口からこれ以上の疑惑
に関する詳細は語られていない。
 一方、急遽疑惑の主人公に躍り出たソロアット・グリンプラットゥン農業及び協同組合大臣は、件
の建設プロジェクトに関わっていた事は事実であるとしたが、自身の役目はあくまで地元選出議員
の立場として地元住民の利益の為に建設推進に関わっただけで、建設予算に関してはノータッチ
で、当時公共保健大臣だったモントリー・ポンパーニット氏が予算に関する権限を掌握していたと
語り疑惑との関わりを否定している。
* 全然関係ないですが、今回のプラシットさんのプレゼン手法を見て、予告編付きの暴露によりマ
スコミ、世間の注目を集め政府・当局者等に対し対応せざるを得ない状況に追い込むという新たな
プレゼン手法を最初に披露したチューウィットさんは偉大な人だな〜と私は思いをはせておりまし
た。



2003年09月26日

上院議員のプラシットさんが、S(ソー・スゥア)がつく政府関係者が、タイ中部で行われた9階建て
のビル建設プロジェクトに絡んで3千万円を不当に利得していたと告発している問題に関して、一
度は一笑に付したけど、それじゃヤバイと思ったのか突然手のひらを返したかのように告発の根
拠となる資料が欲しいと言いだし、しかも不正がはっきりした場合は厳格な処分で臨むとまで語っ
ていたタクシンさんは、そのSがつく人物がどうやら子飼いのスダーラット公共保健大臣らしいと
いう事が明らかになって以来、すっかりこの件に触れる事を忌諱していましたが、昨日漸く重い腰
を上げて、向こう2〜3日以内にプラシットさんに会って告発を裏付ける詳細の資料の提出を求め
る意向を表明しています。
 また、政府は汚職問題に関して余り真相を語りたがらない傾向にあるのでは無いかとの記者団
からの質問に対しては、きっぱりと真相は全て国民に公開すと語っていましたが、何か不吉な予
感がしたのか、「何れにしても資料という物には間違いが付き物である」と記者団に語り、万が一
の時の為の防衛線を張っておくことを忘れないタクシンさんではありました。
 尚、Sがスダーラットさんの事であると確定した訳ではありません。(一応念の為)
-------
最新の報道によると、とりあえずスダーラットさんの線はほぼ消え、新たにタイ・ラック・タイ党最
高顧問のサノさん系のソローアト農業大臣が怪しいとの見方が支配的になっているようです。
 同氏が関わったラーチャブリー県内の病院建設プロジェクトに絡んで疑惑が持たれているよう
ですが、氏は非主流派ながら党内で最大の派閥の長でもあるサノさん系の大臣としても知られ、
アル意味ではタクシンさんにとっては美味しい話かもしれません。
 因みに、本人曰く「チューウィットさんにそっくり」と言われているプラシットさんによると、既にタ
クシン首相とは電話で会話をしているようですが、その際に具体的な名前等に関して伝えられて
いるかに関しては明らかにされていないようです。
 何れにしても、既に各マスコミ等で大きく報じられていますので、ここでは取り上げませんが昨
日教壇にたったタクシン先生が生徒らに「知らない事を畏れてはならない」と語っていましたが、
「国民に知らせることを畏れない」タクシン先生でもあってほしいものです。

イスラエルの航空機を狙ったテロを計画していた容疑でアルカイーダの細胞がタイ当局により逮
捕されていたとイスラエルの放送局が報じていたことに関して、昨日付の国内新聞各紙はタクシ
ン首相を初めとする関係閣僚・当局者全員が、その様な事実は無いと否定していたと報じていま
したが、昨日朝見たイギリスの放送局BBCのニュースでは、全く逆にタクシン首相が逮捕してい
た事実及びイスラエルの航空機に対するテロ攻撃を計画していた事実を認める発言をしていた
と報じています。
 また、BBCのホームページに掲載された該当記事では、逮捕されたのはリリと名乗るマレーシ
ア人で、ハムバリ師が逮捕される僅か数時間前に逮捕され、自宅から航空機攻撃に関する具体
的な計画書と乗客名簿が発見されていたと報じています。
 一方、ノーン・カーイ県内でハムバリ師の配下と見られる12人が逮捕されたと昨日一部の報道
で報じられていた事に関してタクシン首相は、当局者から正式な情報が寄せられていないとした
上で、何れにしても違法入国や麻薬密輸等の逮捕に関しては「余程の重要性」が無ければ首相
の耳元にまで情報が寄せられることは滅多にない事を例に出し、おそらく重要性の無い逮捕で
あったのであろうとの認識を示し、テロとの関係を否定しています。
-------
本日付の新聞報道によると、逮捕された12人はバングラデッシュ人で、ラオスから船を利用して
密入国しようとしていたようです。
 当局側では、何故ラオスから密入国しようとしたのか疑問は残るとの言質を含めながらも、通
常の出入国関連法違反での逮捕であったことを強調していますが、一部報道では、逮捕された
12人が借りていたラオス国内の家で爆発物が発見されていると伝えています。
-------
一方、本日付のThe Nation誌によると、APEC会議成功に向け出入国の厳格なチェックを施行し
ている入国管理当局は昨日、サッ・ゲーウォ県内アランヤプラテートの国境検問所で、パスポー
トに押されていたソンクラー県サダウォの入国管理事務所の入国スタンプが偽造スタンプであっ
たとして日本人1人を含む外国人合計6人を摘発し事情聴取を行っていると報じています。
 確か2-3週間前に、パスポートさえ預ければ、滞在期間延長のために一々国外に出ることな
くパスポートだけが海外旅行して出入国スタンプを押して所有者に返してくれるというサービスを
提供していたカオサンの旅行社が偽造スタンプ使用行使で摘発されていますが、今回摘発され
た6人がこの手のサービスを利用していたのかに関しては報じられていません。
 そういえば、最近飛行機で入国する際に、当該飛行機に搭乗した証となるボーディング・パス
の提示を求められる事がしばしばあります(話によると、入国チェックカウンター = 入国管理官に
より対応が違うとの話もありますが個人的にはこれまで100%デフォルトで提示を求められていま
す。また、カウンターにボーディングパスを準備しておいてくださいと書いてあることもあります)の
で、入国するまで紛失しないよう御注意ください。



2003年09月25日

昨日テレビ等の報道でイスラエルのマスコミが3ヶ月前にテロ攻撃準備の為にドーン・ムゥアン国
際空港の写真を撮影していたイスラエル国籍のアル・カイーダのメンバーと見られる者がタイの
当局者により逮捕されていたと報じていたと伝えていた事に関し、チャワリット副首相は、この報
道をまだ見ていないと断った上で、何れにしてもこんな話は無いと否定しています。
 また同副首相は、安全保障当局者会議で、空港に於ける警備面の弱点を総ざらいし、より高度
な安全保障を可能ならしめるための検討を重ね、実行に移しているとし、「何れにしても今言える
ことは空港の警備体制は最高レベルの状態にある」と語っていました。

昨日朝ノンタブリー県内のタイ・ラック・タイ党下院議員の事務所前に爆弾が仕掛けられ、警察の
爆発物処理班により処理される事件が発生しています。
 昨日朝8時頃、同県バーン・ブゥワ・トーン地区にある同県第4選挙管理区選出下院議員で防衛
大臣秘書官の地位にあるアピワット・ウィリヤッチャイ大佐の事務所の入り口前に爆弾が置かれ
ているのを、出勤してきた男性職員が発見し、通報により駆けつけた警察爆弾処理班により爆弾
は処理されましたが、件の爆弾は使用期限を過ぎた中国製の手榴弾だったことから、爆弾を置い
た者は人体に危害を加えることよりも、むしろ何等かの政治的な理由で嫌がをらせ行う為に置い
たとの見方が濃厚になっているようです。

最近では三男のドゥアンチャルゥム容疑者に殺人の容疑がかけられているタイを代表する大物
灰色政治家の一人であるチャルゥム・ユーバムルン氏(警察大尉)の長男のアートハーン氏と二
男のワンチャルゥム氏の二人が、警察官僚の職を得るために偽造された軍隊の応召証明書を提
出していたとされる問題に関して、国家警察本部側が立件が不可能であるとして送検を断念して
いたことが昨日までに明らかになっています。(検事局側で告訴が不可能であると判断したとの
報道もあります)
 父親のチャルゥム氏は元法務大臣だったことで知られ、また母親も裁判官だったことでも知ら
れているのですが、何れにしても某首相の息子のカンニング事件もそうでしたが、タイでは「偉い」
人が関わった事件は、どんなに立件が簡単そうに見える事件であっても何故か巧い具合に立件
されないようになっているようです。
 任期中に「国を変えてみせる」と語っている某首相さんには、世間には出来心で起こした軽犯罪
に絡む僅か700バーツ程度の科料すら払う事が出来ずに服役している人が少なからずいることを
肝に銘じて国造りに励んで欲しいものです。

「売春合法化論議 - 法に基づき監督・擁護されるべき」
人権活動家としても知られる上院女性・青少年及び老人問題委員会委員長のクルー・ユイことワ
ンロップ・タンカナーヌラック上院議員(バンコク選出)は、先にポンテープ・テープガーンヂャナー
法務大臣が売春の合法化に向けた勉強会を開催する意向を明らかにしていた事について、管理・
監督・規制方針が明確になり、且つ売春を生業にする者達の権利が保護される限りに於いては
賛成である意向を明らかにした。
 ワンロップ氏は、売春の合法化作業に於いては売春の管理・監督・規制方針を明確にし、同時
に売春を生業とする者達に他の職業に従事する者達と同様の権利が与えられる事を視野に入れ
て検討を重ねる必要があるとの認識を示した上で、嘗てプラチャイ前国務大臣が取り組んでいた
ゾーニング化により売春が認められる施設を特定のゾーン内に開業するよう許可することにより、
開業の為の認可条件の緩和が期待できる一方で、同時に18歳未満者の売春を厳格に禁じ、且
つ他人に売春を強要した者に対しては、現在の規定以上に厳しい罰則を設ける事で、広く国民か
らも理解を得られるものになるであろうとの認識を示した。
 また、同上院議員は、売春の合法化により、従来闇から闇に流れていた資金の流れの健全化を
図ることも可能になり、それにより、あらゆる部門に還元可能な多額な税金収入ももたらし、同時
に言葉巧みに騙されて売春を強要される被害者や、売春業界の裏に巣くう人材斡旋業者的な仲
介人の殲滅にも繋がるとした。
 同上院議員が明らかにしたところによると、2002年度に行われた調査ではタイ国内に売春を生
業にしている者が約10万人おり、内18歳以上は女性が7万人、男性が4千人で、また18歳未満の
未成年者は約2万6千人いたという。
 一方、通称エンパワー(タイ語も同じ)と呼ばれる売春に従事する女性の為の財団代表のヂャン
タウィパー・アピスック女史は、先の法務大臣の発言について、「政府の真意をはっきりとは掴んで
いない」と断った上で、仮に合法化に向けて動き出すのであれば、他の職業に従事する者達と同
様に職業の尊厳を尊重し、充分に権利を保護する方向で検討を進めるべきであるとのコメントを
発している。



2003年09月24日

The Nation誌一面トップによると、APEC期間中の交通渋滞を押さえ込み、各国首脳に良いイ
メージを与える((c)Nation)為に、10/17-10/22の期間中都内及び近郊の「国立病院」で外来
患者の受付を中止する事になったようです。
 週末等に外来の受付を中止する国立病院は珍しくないようですが、病院を訪れる患者には
安い治療費を求めて地方から来た人も多く、医療を受ける権利を奪うばかりでなく、高い私立
病院に行けと言っているのと同じだとして反感がつのっているようです。
 また同誌の報道によると、安全保障専門家からテロ攻撃の機会を与える場所に成り得ると
指摘されているドーン・ムゥアン空港内にあるゴルフ場も期間中は使用禁止になるようです。

既に各紙で取り上げられていますが、昨日某避妊具メーカーがタイ人が考える各分野別の最
もセクシーな男女を発表したのですが、政治家部門では男性が民主党副党首のアピシットさ
んが、女性はチャート・タイ党所属で下院青少年関連部会等で活躍している元女優・司会者
のヂャニスターさんでした。

来期予算審議の為の上院議会でナコンサワン県選出で医師でもあるプラシット・ピトゥーラギッ
ヂャー氏が、タイ中部に於ける9階建てビル建設事業に絡んで政府内にいるS(ソー・スゥア)
がつく人物が不当に高額な予算を獲得し、そこから3千万バーツを受け取っていた事を暴露
していた事に関して、昨日までバンコク近県のサムット・サーコン県内の病院建設プロジェクト
に関わっていたスダーラット・ゲーユラッパン公共保健大臣(タイ・ラック・タイ党副党首)がS
その人で既に国家反汚職委員会が調査に乗り出していることが明らかになっています。
 暴露があった直後に、誰も指摘していないにも拘わらず「言っておくけど、Sは私の事じゃな
いからね」と語っていたスダーラットさんですが、昨日の記者会見でも不正は一切無いと否定
していました。
 これまでの政権では、この手の不正疑惑が屋台骨を揺るがす火種に成り得たのですが、単
独でも政権樹立が可能なレベルの議席数を確保しているタイ・ラック・タイ党が主導する現政
権を果たして揺るがすだけの一大スキャンダルになるか注目できるところですが、多分。。。
以下自粛
 とりあえずタクシン首相は、先に徹底的に調査をし、クロであれば厳しい処分を下すと発言
していますが、徹底的な調査が、ありとあらゆる英知を結集して正当性を証明する為の資料
作りと言うことで無ければいいのですが。。。

「オーストラリア政府ほどではないが、実は私も心配性」
チャワリット・ヨンヂャイユット副首相は、12月2日に勝利宣言を目指して進められている麻薬撲滅
戦争(*)及び大物殲滅行動(*)の総指揮官として、またAPEC会議を成功に導かなければならない
安全保障事項の総責任者として、どちらの面に於いても最高の実績を上げなければならない立
場にいる者としての苦しい胸の内を吐露した上で、何れにしても間近に迫ったAPEC(*)会議成功
の為に全勢力を傾け取り組む意向を示唆した。
 これは、先にワンムーハマッドノー国務大臣が一向に大きな成果があがっていない大物殲滅行
動の現状に憂慮を表明した事を受けたもので、同副首相は、現在国内の全ての安全保障に関わ
る勢力をAPEC会議成功に向け注いでいるところで、タクシン首相からは余り安全保障に関して神
経質になるすぎる必要はないとのアドバイスを貰っているが、安全保障事項の総責任者を任ぜら
れ細心な注意を払い、あらゆる予測される危険の排除に努め最善な結果をもたらさなければなら
ない立場としては、やたらと危険勧告をだすオーストラリア政府ほどではないが安全保障に関して
心配性にならざるを得ないと語り、APEC会議成功に向け全精力を傾けて取り組んで行く意向を示
唆した。
 尚、同副首相は、これまでにハムバリ師等の証言等から指摘されている民間航空機撃墜等のテ
ロ攻撃の可能性については全て否定している。
* 本文とは関係ありませんが、チャワリット副首相のチュー・レーンは”ビック・ヂィウ”(*)(ヂィウとだ
け書くこともある)なんですが、これって「大恐竜」という意味なんでしょうかね?
因みにタクシン首相のチュー・レーンはタイ語でメオ族を意味する単語と同じスペルの”メーウォ”
(*)(チョットややこしいですがカタカナで書くと同じメーウォでも、タイ語で猫を意味するメーウォとは
声調が異なります)だったりしますが、日本人の祖先であるとの説もあるらしいメオ族との関係は不
明です。

「法務大臣 - 売春合法化に含み」
ポンテープ・テープガーンヂャナー法務大臣は、闇経済(*)の合法化政策の一環として議論されてい
る売春合法化案に関して、APEC会議終了後に勉強会を開催し検討していく意向を明らかにした。
 ポンテープ法務大臣は昨日タクシン首相が「テーブルの下にある物は、上に出すべきである」と語
り闇経済の合法化推進へのお墨付きを貰ったことを明らかにした上で、現在懸案になっている売春
合法化案に関しては、合法化推進派と一般的な道徳観に反し社会に混乱を来すとする禁止派両者
の言い分をヒアリングし将来の検討に資するために、両派及び実際に売春を生業としている者の参
加を仰ぎAPEC会議終了後の11月中に勉強会を開催し、仮に売春を合法化した場合の社会や経済
に与える影響及びその際の行政側の適切な管理・監督体制をキーにした議論を含めて検討を重ね
て行きたい意向を明らかにした。
 また、同法務大臣は、売春合法化に関しては、既に政府が同様の宝くじの発売を開始している闇
宝くじと異なり、社会に与える影響が大きいとして、慎重に検討を進める必要があるとの認識を示し
た。
 また、同時に今回の検討は決して新党結党に動き出したチューウィット・ガモンウィシット容疑者の
告発とは一切関係ない事を強調することを忘れなかった。



2003年09月23日

昨日未明にミャンマー中部で発生した地震により都内ウィッタユ通り沿いにあるオール・シーズン・
プレースにある高層ビル群の内キャピタル・タワー及びCRCタワーで地震の揺れによるものと見ら
れるヒビが確認されているようですが、同所側は被害は些少で、メイン構造に影響を与えるような
物ではないとコメントしています。

「とにかく殲滅を目指すのみ」
タクシン首相は昨日大物殲滅行動(*)及び第二次麻薬撲滅戦争(*)遂行に関する当局者会議を開
催し、出席した県知事に対しCEO型地方統治政策の主旨に基づき、政党や政治家に関係してい
るか否かにとらわれることなく、違法行為に身を染め国民から機会を奪っている大物(*)殲滅を達
成させる為に、中央の裁量を仰ぐことなく県知事独自の裁量で殲滅行動を指揮し進めていくよう
訓辞を与えた。
 また、タクシン首相は大物に関係している当局者に対しては、10月1日までに「自己の行いを省
みて、心を入れ直す」猶予を与えるが、それ意向も関係を続けるものに対しては一切の容赦なく
法を執行する事を強調した。
 一方、タイ北部ラムプーン県の県都内で昨日大物殲滅行動の一環として地元の大物が関わっ
ている闇賭博場の摘発が行われた、その後の現場に於ける捜索で県内の警察関係者に月々5万
バーツのみかじめ料(*)が支払われていた事が明らかになっている。
 県当局では、今回の事例をタクシン首相の主張する県知事の独自裁量権に則って処分を進め
る意向を明らかにしており、今後同様な闇賭博場等の大物が絡む違法行為の摘発を強化すると
共に、県知事及び警察幹部を中心とした真相解明委員会を結成し、向こう一週間以内にみかじめ
料が渡っていた警察関係者の特定及び処分を決めていきたいとしている。
 また、バンコク都内では、先週金曜日夜半に元公安警察局(*)副局長のサンタナッ・プラッユーン
ラット警察中佐の部下2人(警察側は秘密捜査が表沙汰になるのを畏れてか運転手という言葉を
使用)がプラットゥナム一帯を仕切る大物が関係するインドラ・リージェント・ホテル付近の闇賭博
場近辺で大物の手下と見られる約20人の屈強な男等に暴行を受け、所持していた隠しカメラを盗
まれた件に関して、チューウィット容疑者からみかじめ料を受け取っていたと指摘され、またそれに
絡み一般市民から警察高官としては不適切な施設に出入りしていたとの目撃証言がマスコミに寄
せられている事でも話題になっている首都圏警察副本部長のヂャカラティップ・ナ・アユッタヤー警
察少将が総責任者として事件の背後関係の捜査に当たる事が同副本部長の口から明らかにされ
た。
 この事件に関して警察側は暴行・強盗事件的な意味合いで説明しているが、実際には被害に
あった2人は私服警察官として闇賭博場の監視を行っていたとの見方もされている。
 一方、サン国家警察本部長は、都心で頻発している歩道橋強盗殲滅に絡み先に決定された取
締方針の進捗状況を確認するための会議を、各関係当局者等の出席のもとで開催し、席上で女
王陛下直々に歩道橋強盗に関する憂慮が伝えられていた事が明らかにされ上で、依然対策が講
じられていない民間が設置した歩道橋に対する対策強化と警察官等の警備関係者が常駐してい
ない歩道橋には通報用の警報装置を設置する方向で合意に至った。



2003年09月22日

気象予報局(*)は、本日未明1:16にミャンマー国内中部で6.7リクタースケールの地震(*)が発生、
チァン・マイ県内の県都内やチァン・ダーウォ地区及びバンコク都内で約2分間に渡り揺れを感
じたと発表しています。
 揺れを感じた直後にチァン・マイの県都内では 20階建て以上のホテル等を中心に被害状況
に関する調査を行い、被害に関しては報告されていないようですが、揺れに驚いた外国人宿泊
客等がロビー階に避難するために非常階段に殺到し混乱する場面が見られたと報じています。
 一方バンコクではオール・シーズン・プレースにある4つの高層ビルの内の一つであるキャピ
タル・タワーにひび割れが発生したとの情報が伝えられていますが、過去からあったとの情報
もあり、今回の地震との因果関係に関しては確認できていないようです。
 また、このひび割れの検証作業の為に同ビル内で働く従業員の多くが10時頃まで外で待た
される羽目になったようです。 (14:40 TST 追加)

9月15日付けの記事内で1ライ = 1.6キロ平米と書きましたが、これは1,600平米の間違いでした。
 お詫び申し上げますと共に、御指摘頂きました読者様に感謝申し上げます。

タイ国内で逮捕されたJI No.2のハムバリ師ことリドゥアン・イサムディン容疑者がアメリカの取り
調べに対しバンコク都内のアメリカ資本系ホテル2件及びドーン・ムゥアン国際空港に対するテ
ロを計画していたと報じられている件に関し、タクシン首相は昨日、「悪い方向に物事を捉える
のは良くない」と記者団に対し釘を刺した上で、とにかく現在言えることは政府が最善を尽くして
考え得るあらゆる危険の排除に努めていると述べるに留め、直接的な確認は避けています。
 一方、サン国家警察本部長が、さりげなくAPEC会議に出席する首脳陣の安全を確保する事は
骨のおれる仕事であると、幾分弱気に語っていたことに対しては、APEC会議は先の同時多発テ
ロやイラク攻撃以来世界的にも初めてに相当する各国首脳が集まる大きな催しものであり、あら
ゆる場面で特別な仕事が要求されると言うことを忘れてはならないとサン本部長に対し注文を
つけていました。
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本日付の英字二紙等がタイ当局の消息筋からの情報として、ハムバリ師がアメリカの捜査当局
に対してホテルや民間航空機以外に、カオサン(タイ語的にはカーウォ・サーン)通りや日本大使
館やアメリカ、イスラエル大使館等に対するテロも計画しており、既に現場の下見調査を終えて
いたと証言していると報じています。
 また、これら計画されていたテロは、必ずしもAPEC首脳会談当日を狙った物ではなく、「準備
が整いしだい」行動に移す計画であったとも証言していると報じています。 (8:40 TST 追記)

「計画入国者数9.7Mを超えるのはほぼ確実」
ソンタヤー・クンプルゥム観光及びスポーツ大臣は、昨日国内に於ける観光事業の現状に関する
記者会見の席上で、今期の外国人入国者数は、SARS(*)禍やイラン攻撃等の影響は有ったもの
の、結果としては大きな負の要因とはならず、最終的に同省が計画目標として掲げている970万
から1千万人のレベル、観光収入にして6千億バーツのレベルを超えるであろうとの認識を示した。
 同大臣によると、ドーン・ムゥアン国際空港(*)の今期上半期の入国者数実績は450万人で、昨
年同期比で17%の低下を見せているが、8月以降は堅実な旅客の戻りが見られているという。
 また、同大臣は昨日の会見の中で、休日のみならず平日にも対応できる国民向けの国内旅行
キャンペーンの再強化をはかる意向を明らかにしているが、詳細に関しては明らかにされていな
い。
---------
一方、スリヤ・ヂュンルンルゥアンギット運輸大臣がタイ及びアメリカ間に於ける領空自由化(オー
プンスカイ)(*)推進にゴーサインを出していたことが、昨日までに同省の消息筋の証言から明らか
になった。
 尚、当初計画では、両国間の物資輸送の効率化を期する為に対象航空機は貨物便に限られる
としている。
 両国間の領空自由化に関しては、既に数回両国間で協議が重ねられてきたことも明らかになっ
ており、当初アメリカ側は貨物及び旅客便両面での自由化を求めていたと伝えられるが、現在の
ところ旅客便への適用については「近い将来結論を出す」とのみ伝えられ、具体的な時期につい
ては明らかにされていない。



2003年09月21日

本日付英字二紙のトップで、それぞれThe Newyork Times(NYT)の報道として、タイ国内で逮捕され
たJI No.2でアル・カイーダとも繋がりがあるとも見られている(NYTは断定的に報じている)ハムバリ
師ことリドゥアン・イサムディン容疑者がアメリカのCIAによる取り調べに対し、APEC首脳会談に於
いて各国首脳の宿泊先ともなっているバンコク都内のJWMariott及びConrad、更にはドンムゥアン
国際空港に離着陸する民間航空機を狙ったテロ攻撃を画策していたと証言していると伝えていま
す。
 また、空港に関しては、兼ねてからテロ攻撃に晒されやすいと指摘されてきましたが、飛行機の
離着陸路上にショッピングセンターや高速・幹線道路があり、また滑走路が容易に外部から望める
構造になっている為、スティンガー・ミサイルによる攻撃の可能性も指摘されているようです。
 また、英字二紙では報じられていないようですが、NYTの元記事には同容疑者等から得れれた
情報やアメリカの情報当局の協力のもとで現在タイの当局者が細胞とみられる2人の容疑者の身
柄を追っているとの記述も見られました。
 参考までにNYTの元記事はこちらになります。 (見るためには会員登録(無料)が必要になるか
もしれません)

「麻薬取締当局者 - 米国のブラックリストに掲載されていることを示唆」
麻薬規制撲滅委員会(*)委員長のチャットチャイ・ワンナサティット警察中将は昨日、アメリカの麻
薬取締当局がタイをブラックリスト(*)に含めていると一部国内報道で報じられていることについて、
当該リスト中に記載された27ヶ国中のトップクラスにタイがランクされていることについて確認済み
であることを「おそらく」という言葉をつけながらも示唆した。
 しかし、同委員長はアメリカ当局者に確認した限りでは、このブラックリストはアメリカが取り組む
麻薬対策に非常に協力的な国、ほぼ協力的な国及び依然問題に対する取り組みが必要な国の
三つのカテゴリーに分け、それぞれ該当国の発音順に基づきリスト化されたもので、タイに関して
は非常に協力的な国としてアメリカ当局から理解されているようだとし、通商等の両国間の協力
関係に影響を及ぼすような性格のものではないとの認識を示した。
 その上で、同委員長はアメリカ側の理解に甘えることなく、国内の麻薬問題の根本的解決に向
け10月2日から12月2日までの60日間かけて行われる麻薬取締再強化活動に於いて完全撲滅宣
言(氏は勝利宣言を意味するタイ語を使用)を目指し取締・摘発を強化する意向を強調した。

「一笑に付したが、やはり気になる」
タクシン首相は昨日、9月19日に行われた来期予算案審議のための上院会議2日目の席上で、ナ
コンサワン県選出のプラシット・ピトゥーラギッヂャー氏(タイ語の名前には男性医師を表すノ・ポー
の称号がつく)が、中部に於ける9階建ビル建設プロジェクトに於いて、S(ソー・スゥア)がつく閣僚
が建設予算から3千万バーツもの不当な利得を得ていたと指摘したことに関して、当日は議会に
出席していなかったため、具体的な話が見えてこないとして、プラシット氏に対して不正に関する詳
細な資料を提出する様に要求する意向を明らかにした。
 この問題は、来期予算審議の為の上院会議に於いて、政府が提示する「タイの潜在能力を高め
国際競争力を高めるために投下する」予算165億バーツに関する審議の席上で、「行き先のはっき
りしていない、抽象的な予算がもたらす弊害」の証左としてプラシット氏により暴露されたもので、同
氏は、タイ中部で行われた9階建てビルの建設プロジェクトに於いて、当初から標準的な建設代金
を超えた予算が割り当てられていたにもかかわらず、更にその予算に1億9千万バーツも上乗せし
た予算を獲得し、最終的にその予算から閣僚メンバーのSに3千万バーツが仲介料的な形で渡って
いたと指摘していた。
 この指摘に対し、タクシン首相は一昨日の時点では、上院議員には政府予算に異議があるので
あれば憲法裁判所(*)に判断を委ねる機会がある訳だから、一々この様な無駄な議論を提示する
暇があったら、もっと国の利益になる事について問題を提示して欲しいと一笑に付した上で、マス
コミに対しても、つまらない暴露で騒ぐ前に、予算案その物について報じるべきであると注文をつけ
ていた。
 しかし、昨日になって、急遽真相解明の為にプラシット氏から詳細な資料の提示を求める意向を
示すに至っていた。尚、真相解明後のアクションに関しては、仮に暴露に裏付けがあることが確認
できれば、当然該当する人物は然るべき処分の対象に成り得るであろうと語るに留めている。


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