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2004年01月21日 〜 2004年01月31日



2004年01月31日

鳥インフルエンザ問題に絡む鶏肉の消費減に頭を悩ませるタクシンさんは、本日お昼からマ
スコミ人の前でKFCのフライドチキンを食べるパフォーマンスを演じるらしいです。
 敢えて某CP系のチェスター・グリルじゃないところがタクシンさんの深謀遠慮を感じさせて
くれます。

不穏な情勢が続く南部三県の一県であるパッタニー県の仏教、イスラム教、キリスト教の各
宗教の代表者等は昨日までに連名で、それぞれの信仰、文化を超え協調関係にある事を
強調した上で、その協調関係にヒビを入れるような不穏な行動は、信仰とは関係ない輩によ
る犯行であり、各宗教関係者は共同して、それぞれの信者がこれら不穏な一味の配下に落
ちないよう最善を尽くしていく意向であるとの声明を発しています。

一方、そのパッターニー県内で、一昨日10時過ぎナラティワート県スンガイ・ゴーロックからソ
ンクラー県ハート・ヤイに乾燥大麻85Kgを持ち込もうとしていた女性三人組が、折から南部警
戒の為に臨時検問所で警戒にあたっていた当局者に逮捕されるという事件が発生していま
す。
  今回の逮捕は、通報に基づく物で、逮捕された三人組は一切証言を拒否しているらしいで
すが、警察では背後に国境周辺で大麻の密輸に関わっている組織があるとみて捜査を展開
しているとしています。

パトゥム・ターニー県の警察当局は昨日、同県サーム・ローク郡内にある自宅内で父親により
鎖で繋がれ虐待を受けた17歳の少女を救出しています。
 49歳の父親は警察に対して娘が男を作ったり麻薬に手を出す等の不良行為に走らないた
めに鎖で繋いでいたと供述しているらしいですが、救出された少女側は11歳の頃から現在に
至るまで父親に強姦されてきており、またこれまでに避妊の為の注射を5回打たれていたと
証言しているようです。
 警察によると救出された少女の母親は既に別の男性と結婚して家にはおらず、また父親に
も新しい妻がいたようです。

また、昨日早朝には、都内ノーン・ケーン地区内の歩道橋上で通学のため歩道橋上を歩い
ていた女子中学生等の前で、猥褻な行為を行った(具体的には書きません)27歳のローク・
ヂットな男が逮捕されているらしいです。
 何でも、過去にも同様な行為に及んでいたらしいですが、誰も騒いでくれなくて不満だった
ので、女子中学生の前なら騒いでくれるだろうと思ったと話しているらしいいです。

昨日 都内ラーチャ・テーウィー地区内にあるソーイ・モーレーン内を酔っぱらって前後不覚
になったファランがうろついているとの通報に基づき、イギリス人旅行者のアラン・ジョン・キヤ
ナーン容疑者(35)がディン・デーン署により保護され、その後の持ち物検査で合計約1万錠、
総額1千万バーツ相当のヤー・イー錠が入った包み17個を体にくくりつけている事が判明し、
麻薬所持容疑で逮捕されています。
 アラン容疑者の証言によると、タイには29日に到着、ヤー・イー錠は友人のオランダ人から
5,000ポンド(約35万バーツ)で雇われ、タイ国内にいるアメリカ人に渡すよう頼まれていたもの
で、その友人から聞いていたアメリカ人の携帯番号に電話をかけても通じなかったため、とり
あえずラチャダーピセーク周辺に飲みに行っていたら酔っぱらってしまったと証言しているよ
うです。
 因みにヤー・イーは、麻薬取り締まり強化の影響で現在は一錠あたり約1,000バーツで取引
されているんだそうな。

「鳥インフルエンザ問題 - 南部のパン・ンガー県を新たに赤色指定」
昨日朝から開催された鳥インフルエンザ問題に関する関係当局者会議に於いて、新たにタ・
グワパー郡内で鶏及びアヒルへの感染が認められた南部のパン・ンガー県を新たに赤色地区
に指定、同時にバンコク隣県のナコン・パトム県の警戒レベルを向こう21日間警戒を要する黄
色地区に引き下げた。
 パン・ンガー県タ・グワパー地区内では1月26日から家禽類の大量死が確認されていたとい
う。
 今回初めてタイ南部で赤色地区に指定された地域がでたことで、周辺の県では家禽類の他
地区からの流入等に警戒を強めている。
 また、ソムサック農業・協同組合大臣は昨日朝、これまでに鶏等に殺処理が概ね終了に近
づいており、2月1日には赤色地区を半分近くにまで減らすことが出来るであろうとの認識を示
している。
 一方、公式に確認されている感染者に関しては、これまで疑い患者として報告されていたピッ
サヌローク県の11歳の男児とスパンブリー県の2歳の幼児に関しては感染が認められなかった
ことからリストから除外、一方新たにスパンブリー県1人、ナコンサワン県1人、プラッ・ナコン・
シー・アユッタヤー県2人の合計4人を疑い患者として認定、一方で、感染が確認された患者に
関しては死亡者2人を含む3人であることが確認されている。
 また、非公式な疑い患者に関しては、ガンヂャナブリー県の病院当局者が昨日夕方までに、
先に公式に感染が確認されタイ国内で最初の死亡者となった6歳の男児と同じパノム・トゥワン
郡内のムゥー・バーン内に住む6歳の男児に感染が確認され、また同じ郡内に49歳女性の疑い
患者1人、及び現在観察を強めている患者が5人いる事を明らかにしている。
 一方、昨日付のネーション誌等でチュラローンコン大学側が昨年末までに当局側に鳥インフ
ルエンザ・ウィルスが検出されていた事を報告済みであったにも拘わらず、全く対策を講じてい
なかったと批判していると報じられていたことに関して、チュラーロンコン大学側は、そのような
コメントをしていないと否定している。
 一方、政府側の事実隠蔽疑惑を指摘し続けている野党民主党は昨日、タクシン政権の資金
面に於ける重要なバックボーンであるヂャルゥン・ポーカパン(CP)財閥系の会社が昨年10月に
鳥インフルエンザ関係の薬品を発注していたことを突き止めており、その時点で既に鳥インフ
ルエンザの存在を認識していたのではないかと疑惑を指摘している。
 一方、昨日から殺処理が開始されたヂャトゥ・ヂャック地区のロット・ファイ市場では、バック・
ホー3台等の大がかりな仕掛けと共に現れた当局者に市場関係者の不満が一気に爆発、闘
鶏、アヒル、ガチョウ等の家禽類を商う市場関係者等が総額30万バーツ相当の100羽余りを
引き連れ、口々に政府に飼っている鶏が殺されるなら、自分で絞めて食べて、そして20バーツ
の補償金を貰った方が遙かにすっきりと皮肉混じりに訴える殺処理に抗議、再度当局者が説得
に当たる場面も見られた。
 市場で闘鶏用の鶏を商う代表者は、これまで政府は一度も査察すらせずにいきなり処理を命
じ、市場関係者の生活の糧を奪うのは納得できない、再度関係者に納得できる説明をするべき
であり、同時に政府は基金を設立し殺処理で損害を被った関係者の再生を支援すべきであると
訴えている。
 また、アーントーン県内では、闘鶏用の鶏を飼育している農家が県庁舎に集合し殺処理された
通常一羽あたり1万バーツで取引されている闘鶏用の鶏に対する政府補償金の値上げを要求、
同時に殺処理前に鶏の感染状況をチェックし問題のある鶏だけを処分すべきであると訴える場
面も昨日見られた。
 一方、バンコク都内等で問題になっている海外種、珍鳥、高値で取引されている家禽類に関し
ては、向こう3日間以内に登録を義務づけ、登録に基づき当局側が査察を行い処置に関して検
討する方針が明らかにされているが、一方で政権内にいるポーキン副首相がチャチュゥンサウォ
県内に持つ高級品種の家禽類の飼育農場が、殺処理が義務づけられている5Km以内に在する
にも関わらず一切当局側がアクションをとっていなかったことが明らかになっており、政権関係
者に対する特別な配慮があったとの疑惑が指摘されているが、タクシン首相は、このような話に
こだわるより、まず被害を受けた人とか、処理にあたっている人たちを励ますなど、もっと建設的
な話題に注力しなさいと報道陣にかたり直接的なコメントを拒否、またポーキン副首相自身は、
当局者による査察を受け感染が確認され無かったため処理が行われなかったとして特別な配
慮があったとの疑惑を否定するコメントを発している。 
 尚、高額で取引される家禽類に関する取り扱いに関して都当局側は、登録に基づいて監視を
強める方針を決定、同時に専用電話番号1136で都民からの登録逃れや他地区への移動行為
等に関する通報を受け付ける方針を明らかにしている。
 一方、昨日全国各ムゥー・バーンの保健担当者約1,500人と対策に関する協議を行ったスダー
ラット公共保健大臣は、全国の各ムゥー・バーンの保健担当者約70万人に関して、感染拡大を
防止し、住民に正しい知識を植え付ける為の重要なネットワークであるとの認識を示した上で、
(1) 混乱や恐怖心を煽らない為に住民に対して鳥インフルエンザに関する正しい知識を普及さ
せる。(2) 鶏を飼っている者や鶏をあつかう業界に関係する者等の危険にさらされている住民に
対して感染予防の為の正しい知識を普及させる。(3) 地域内にいる疑い患者の監視を強化する。
特に12歳未満の児童に関しては特別な警戒を要する。とする3つの行動方針を指図している。

「問題のある民間委託バスの運転手は免許取り上げ」
先日酒酔い運転の民間委託のミニバスが衝突事故を起こし3人が死亡する事故が発生したこと
を受け、運輸省陸上運送局は昨日までに乗客からの苦情が多い民間委託バスの運転手や車掌
に関しては運転免許証を無効にする方針を決定した。
 一方、バンコク大量輸送公社は、先に酒酔い運転により3人の死亡者を出した71番路線ミニバ
スに関しては、運転手としての義務の履行を怠ったとして委託契約を解除した事を明らかにする
とともに、バスの運行を委託している民間会社の多くが、乗客の存在を無視し他の車と競争をし
たり、他のバスとの乗客の取り合いを行うなど自社のバスの運転手や車掌の職務遂行状況に無
頓着である事に鑑み、今後改善を志す為委託先の各民間会社の管理状況の査察を行い、必要
に応じて業務改善命令を出し、それでも顕著な改善が見られない会社に関しては契約解除で臨
む方針を明らかにしている。
 同公社によると、とりわけミニバスに関する苦情が恒常的に多いという。

「パッタヤーの大物殺害される」
チョンブリー県パッタヤー県内で昨日、通称パー・ポーンことプリーチャー・ソンウォンサック氏が自
宅で殺害されているのが発見され、室内にあった5バーツ重量の金のネックレスやダイヤがつい
たブレスレット、ローレックスの時計、現金6万バーツ等総額50万バーツ相当の品々が部屋から消
えていた。
 プリーチャー氏宅のメー・バーンの証言によると、前日夜に女性2人が訪問している事が確認され
ており、また遺体発見当時は、玄関先に氏所有の金のネックレスが落ちていたという。
 警察では、室内に争った後等が無いこと、また初期の検視で傷等が無かったことから、顔見知り
が、氏との談話中に首を絞めて殺害したとの見方を強め、犯行の背景も含め捜査を展開している
という。
 死亡したプリーチャー氏は、パッタヤー地区内で幅広くビジネスを展開する一方で、最近までパッ
タヤー地区内の政治組織の委員長を務めるなど地区内では大物として知られ、また政治家とのつ
きあいも多く、チョンブリーの大物として知られるガムナン・ポッことソムチャイ・クゥンプルゥム氏に
近い人物で、また同氏の重要な支持者としても知られていた。



2004年01月30日

タクシン首相が夏休み期間中に学生にアルバイトをさせ、社会、労働いついて学ぶ機会を与
えるべきだと提案していることに関して、教育省側がアルバイトを希望する学生の登録を受
け付けたところ全国で20万人もの登録があったと伝えられていますが、昨日ウライワン労働
大臣とポーキン副首相が学生のアルバイト受け入れに関して協議を行い、今後受け入れ先
の拡大を目指すこと、また学生を受け入れた事業者に対して学生に対する労働報酬に応じ
た補助金を提供する方向で検討することで合意に至っているようです。
 ウライワン労働大臣によると、これまでに公共、民間約300の事業者から合計約2万人を受
け入れる意向を受けているそうです。

ムクダーハーン県とラオスのサワンナケート地区を結ぶ第二タイ・ラオス国境橋建設プロジェ
クトに関する両国関係者を交えた協議を終えたムクダーハーン県知事のニラン・ヂョンウッテ
ィウェート氏は、近県のウボン・ラーチャターニー県内で3月19日から21日の日程で開催され
るタイ、ラオス合同閣議の日程ににあわせて、3月21日に両国首脳出席のもとでタイ、ラオス
両側で起工式を行う事で合意に至ったことを明らかにしています。

一昨日早朝、酔っぱらい運転の71番路線の緑のミニバスが、前を走っていたバスを追い越そ
う(乗客の証言により競争をしていたとも)として、コントロールを失い高架の橋桁に衝突し運
転手の弟の車掌を含む3人が死亡するという事故が起きたことを受け昨日、運輸省、都大量
輸送公社及び民間委託バスの関係者が対策に関して協議を行い、今後民間委託のバスに
関しては、車輌に関する情報、運転手及び車掌に関する個人情報及び乗車記録を作成管理
という、根本的な解決にはとても結びつくとは思えない解決策で合意に至っています。。。とい
おうか、本来やっておくべき事を今頃になって決めるというのもチョットという気もしますが。
 とりあえず個人的には、少なくとも民間委託のエアコン無し系の運転手、車掌の多くが殆ど
地方の際限を知らない不良系若者レベルな運転手や車掌が多いような気がしますので(それ
なりの年の人も含めて)、一度軍隊で軍事教練でも受けさせ自己改善をする機会を与えた方
が良いのではないかと言う気がしております。

昨夜、レストラン"13リヤン(13 Coins)"バーン・ナー店内で学生が制服のままで買春客を誘っ
ているとの情報がラジオ局ルゥアム・ドゥアイ・チュアイ・ガンに寄せられ、その情報に基づき
店内で制服を着たまま客を誘っていた16歳くらいの女子学生3-5人が警察児童福祉局の捜
査官により摘発されたそうです。
 摘発された少女達の内一人は警察に対し、商業学校に通っている事を認めているとの事で、
また彼女達に売春をさせていたエージェントも同時に逮捕されているようです。

「鳥インフルエンザ問題 - 鳩の殺処理も視野」
ヂャカラポップ政府報道官は、昨日朝首相官邸にてソムキット副首相を議長に開催された鳥イ
ンフルエンザ問題対策当局者会議に於いて、新たにナコン・パノム、スリン、シー・サゲート、プ
ラーヂンブリー、ナーン及びチァン・ラーイの6県を赤色地区に指定すると共に、対策が完了し
たスパンブリー県及びガンヂャナブリー県の2県に関しては、警戒レベルを黄色地区に格下げ
した事を明らかにした。
 尚、昨日夕方までの一部報道ではガンヂャナブリー県の別お郡内で新たに鳥インフルエン
ザ感染が確認され県知事が当該郡を赤色指定したとの報道も見られる。
 一方、一昨日都心部に近いブゥン・グム地区とヂャトゥ・ヂャック地区を赤色地区に指定した
バンコクでは、昨日朝ソムサック農業・協同組合大臣がヂャトゥ・ヂャック地区の視察を行い、
関係当局者に対し、感染が見つかった場所から5Km以内の地域に於ける状況を厳密に調査・
監視し、同時に家禽類の種類を問わず殺処理を進めるよう指示している。
 しかし、同大臣によると外国種等の家禽類に関しては、家禽類の感染症に関する法律の規
定外であるため、別途天然資源・環境省と取り扱いに関して協議する意向で、また、当局側の
方針に従わず殺処理を忌諱する動きが懸念されるヂャトゥ・ヂャック市場の関係者に関しては
法律の規定に基づき厳しく取り締まる意向であるという。
 また、赤色地区に指定されたブゥン・グム地区に在住する、闘鶏関係団体での活動でも知ら
れるエート・カラバオことユゥンヨン・オーパグン氏が自宅で飼育している40羽の闘鶏用の鶏は、
5Kmの範囲外であるため殺処理の対象とはならない。
 一方、昨日ソムキット副首相等関係当局者と協議を行った都当局側は、都内のサナーム・ル
ゥアンやサウォ・チンチャーがあるプラッ・ナコン区を初めとする鳩が多くいる地域に関しては、
鳩を媒介して感染が広がる畏れがあることから、餌に毒を混ぜる等の方法で殺処理を行う方向
で調整に入っており、当初はサナーム・ルゥアン、スタット・テープワラーラーム寺及びマハター
トゥ寺を手始めに早急に処理を進める意向を明らかにしている。
 また、シーロム通りやサパーン・プット下等の、電線に止まっている雀等の糞による食べ物への
汚染が懸念される地区に関しては、地区当局者に対し屋台等が出る地域の清掃、衛生状態の
監視を強化すると共に、店のオーナーに対しては90度以上の熱湯を使用して販売域の清掃をす
るよう徹底を図る意向を明らかにしている。
 また、都当局側によると、今後毎日10:30に鳥インフルエンザに関する現状の状況についてア
ナウンスする意向であるという。
 一方、下院消費者保護委員会は昨日、病害対策局、獣医、農業関係者の代表等から問題に
関するヒヤリングを行い、席上で養鶏農場関係者から感染とは関係ない養鶏農場までもが損害
を被っており、政府から援助が必要であると訴える声が挙がる一方で、昨年末頃には既に鶏の
大量死が確認されていたにも拘わらず、畜産局側が何も対策を講じていなかったとの指摘に対
して畜産局側が対策を講じていなかったのではなく、調査結果が出るのを待っていたとの発言
に終止する場面が見られた。
 一方、ヂャラン病害対策局局長は昨日、養鶏農家や殺処理等の処理にあたっている人々の間
に鳥インフルエンザの感染が広がる可能性があると指摘、今後既に一部地域で対策が終了して
いる中で、再度(感染者、疑い患者発生による)警戒レベルを引き上げることが無いようにするた
めにも衛生、防御方法、様態の観察方法等に関する知識の普及に務めるよう農業・協同組合省
に要求している。
 一方、昨日までにラムパーン県及びサラッブリー県で疑い患者の発生が報告されている。
 ラムパーン県の公共保健当局者によると、同県内で発見された疑い患者は県都内在住の少な
くとも2羽の鶏の死亡が確認されている養鶏農家の1歳10ヶ月の男児で、15日以内に何等かの形
で鶏と接触があった事が確認されているという。
 また、サラッブリー県では当地の病院関係者が子供2人、大人2人の4人の疑い患者を受け入れ
ている事を明らかにしている。
 一方、野党民主党は昨日までに政府に対し、情報開示の徹底、損害を被った者への補償金の
支払いの徹底を要求すると共に、首相に対しては自身の責任をごまかしたり、報道で畜産局の局
長が更迭される見込みであると報じられるような、官僚に責任転嫁することが無いよう要求してい
る。 (1月29日 20:00 TST 掲載)
------------
 昨日24時までのニュースで、ガンヂャナブリー県パノム・トワム郡内で7人の疑い患者が病院で
治療を受けていることが判明、同日同地区を再度赤色地区に指定。
 また、一部報道で、同県内で鳥インフルエンザに感染した鶏が確認されたことから、対策漏れ
だった養鶏農家や鶏を飼っている家庭を割り出し100%を達成するまで処理を進めるよう命じたと
の報道も見られた。
  また、ペーチャブリー県では、県都内全ての地区が昨日までに赤色地区に指定された。
(0:30 TST 追加)

「南部情勢 - 当局者と誤解を与える様な服を着用しないよう警告」
タクシン首相は昨日、政府は南部問題に関しては全て掌握しているが、問題解決に関しては依
然当局者により食い違いがあることから、鳥インフルエンザ問題の状況を見ながら可能な限り早
い日に自身で状況を見極めるために南部を訪問する意向を改めて表明した。
 一方、1月28日以来約1,000校の学校が一時休校している事に関して、シリゴン教育大臣は昨日
迄に、2月2日から授業を再開するよう各学校に通告、それを受けヤッラー県の教育当局は2月2日
からの再開に向け関係者、コミュニティーの代表者、警察、軍部等を交えて協議を行い、軍隊及び
警察の当局者が学校及び周辺での安全確保の強化にあたることで、授業再開にゴーサインを出
している。
 しかし、パッタニー県内で開催された国境三県の教職組合の代表者等による協議では、依然一
部の教師から安全確保に対する不安を指摘する声もあり、原則として2月2日から授業を再開させ
るものの、一部の危険地域にある学校や教師が安全確保に確信を持てない学校に関しては一時
休校を継続させる事で合意に至っており、依然足並みが揃っていない。
 一方、これまでに私立イスラム教学校の公認の為の登録作業を進めている教育省は、昨日まで
に頑なに登録を拒んでいる一校を除き164校全てから登録を受け付けたことを明らかにしている。
 一方、南部で展開する国軍当局は昨日までに三県の住民に対し、誤って不穏な動きに関わって
いる一味のターゲットにされないために、警察や国軍、特殊任務部隊員が着用しているのに似た
服を着用することを避けるよう呼びかけている。
 国軍側によると、特に戒厳令が施行されている地域に関しては注意を要するとしている。



2004年01月29日

本日午前、ヂャカラポップ政府報道官は、新たにナコン・パノム、スリン、シー・サゲート、プ
ラーヂンブリー、ナーン及びチァン・ラーイの6県を新たに赤色地区に指定するとともに、こ
れまで赤色指定されていたスパンブリー県及びガンヂャナブリー県の警戒レベルを黄色地
区に格下げした事を明らかにしています。
 また、都心部に近いヂャトィ・ヂャック地区及びブゥン・グム地区を赤色指定しているバンコ
クに関して、本日バンコクの当局者や専門家を交えて対策を協議する予定であることを明ら
かにしています。 (12:10 TST)
----------
因みに、そのバンコクでは一部の地域では殺処理が進められているのですが、法の番人出
身で、現在政権内で法務関連を担当しているポーキン副首相が経営する鳥繁殖農場の鳥は
しっかりと殺処理対象から除外されているそうです。 (12:45 TST)

昨日、都内で開催された新官僚機構に於けるガムナン、プー・ヤイ・バーンの役割をキーにし
たセミナーの席上で講演したタクシン首相は、ガムナン及びプー・ヤイ・バーンは、各県のタム
ボン、ムゥー・バーンという、最も草の根に近いレベルでの住民問題の効率的な解決を図る
責務を負っているとし、今後より職務に対する責任を自覚して貰うためにも、法律を改正しガ
ムナンやプー・ヤイ・バーンを公選制にするべきであるとの認識を示した上で、国際水準的に
も、また職責に比しても少ない職務報酬を増額させる意向を語っていました。
 また、南部情勢や鳥インフルエンザ問題に関しても、地域に密着した立場として職務遂行
に期待を寄せていると檄を飛ばしていましたが、その際に南部三県の住民が当局に対して
協力的ではないと苛立ちを見せる場面もあり、チュアン前首相(民主党最高顧問)が、まず政
府が住民から信頼できるレベルの安全を確保し、信頼を醸成する風土が出来てから苛立ち
を述べるべきだと皮肉った上で、その証拠に軍部の偉い人が一杯来ているのに、逆に問題
を深刻化しているのは、如何に政府の安全確保、住民との信頼醸成が形骸化しているかの
証拠になると語っていました。

「鳥インフルエンザ問題 - 新たに12県143地点を赤色地区に指定」
昨日朝8時からソムキット副首相を議長に開催された鳥インフルエンザ問題に関する関係当局
者会議に於いて、これまでに赤色地区に指定された13県に加え、新たに12の県にまたがる143
地点に関して赤色地区に指定した。
 新たに指定されたのは、チャイヤプーム、ナコン・ナーヨック、サコン・ナコン、ノーン・カーイ、
ガーラシン、コーン・ゲーン、ペーチャブーン、サムット・プラガーン、ラムプーン、ラムパーン、サ
ムット・サーコンの11県とバンコク都。
 一方、ソムサック農業・協同組合大臣は、今後各県内に於ける警戒地域の指定に関しては、
より地元住民や養鶏農家と当局側との連携を強化し効率的な対策を期するために、各県知事
の裁量に委ねる意向を明らかにしている。
 同大臣によると、感染防止の為の殺処理等の対策の執行に関して、依然当局側が手を付け
ていない養鶏農場等が少なからずあるという。
 一方、新たに赤色地区に指定されたバンコクのナタノン政務次官は、住民が飼育している闘
鶏用の鶏及びアヒルから鳥インフルエンザ感染が確認されたヂャトゥ・ジャック区及びブゥン・グ
ム区を新たに警戒地域に指定した事を明らかにしている。
 今回の措置を受けネーウィン農業・協同組合副大臣は、既に家禽類の展示販売を自主的に
中止しているヂャトクジャック市場の関係者に対し、特に高価格で取引されているオウムなどの
海外種が多く、当面殺処理を命じる予定が無いことから、他の場所に家禽類を移動しない様要
求している。
 市場関係者の間で、これまで、とりわけ高値で取引されている家禽類の殺処理命令が下った
場合に政府側が果たして相応の補償をしてくれるのか疑問の声が挙がっていた。
 またサマック都知事によると、感染拡大に備えシンガポールから薬品の調達を急いでいるとい
う。
 また、ナタノン政務次官は、これまでに警戒地区に指定された場所の一部には浄水場や運河
等市民生活と密着している施設があることから、周辺住民に対し不必要に恐怖心を抱かないよ
う警告すると共に、何かあったら専用電話番号1555に問い合わせて欲しいと呼びかけている。
 一方、ヂャラン病害対策局局長は昨日、一昨夜死亡したスパンブリー県在住の57歳の住人
1人に関して、新たに11人目の感染が疑われる患者として認定したことを明らかにしている。
  一方、同局長によるとチァン・マイ県で見つかった感染が疑わしい幼女に関しては、既に快方
に向かっており、近日中に退院お見通しで、一方、公式に確認されている感染患者3人の内、唯
一生存しているスパンブリー県在住の7歳の双子の弟は現在危篤状態であるという。
 また、スリンの公共保健当局者が昨日、県内の鶏養鶏農家関係者に一人感染が疑われる患
者がいる事を明らかにしている。
 尚、昨日朝一部報道で報じられたバンコク都内ヂャトゥ・ヂャック区内で見つかった疑い患者に
関しては、その後通常の肺炎であったことが確認されている。
 一方、感染拡大防止策に対して、依然一部の住民の間で理解を示さない者や、感染症の危険
性そのものに無頓着な者が少なからずおり、昨日には、一羽あたり1万バーツで取引される闘鶏
用の鶏を飼育している農場主が既に別の場所に移動させていたケースや、チョンブリー県シー
ラーチャー郡内では、当局から殺処理を指示された農場から、従業員が雛を自宅で飼育するた
めにこっそり持ち出したり、殺処理された鶏を食用にするために家に持ち帰っていたケースが報
告されている。 (1月28日 21:50 TST 掲載)
------------------
 昨夜遅くヂャラン病害対策局局長は、疑い患者として認定されていたピッサヌローク県プロム
ピラーム郡在住の11歳の少年を新たに4人目の感染患者として認定したことを明らかにした。
 今回の認定により、認定患者の内生存中の患者はスパンブリー県の7歳の双子の弟と今回の
少年の2人となる。
 また、疑い患者は、昨日認定された、既に死亡しているスパンブリー県の59歳(初期報道では
57歳と報道)の女性を含め10人となる。 (0:45 TST 追加)
* タクシン首相が SARSと同じ方法論で制圧できるとの認識を示し、ついでにさりげなく経済に
大きな影響を与えるという指摘は間違いであると語っていたと伝えられる国際会議の詳細に
関しては既に多くの外国系メディアで報じられているので、ここではカバーしません。

「南部情勢 - またも警察官への襲撃」
昨日16:30過ぎ、パッターニー県ヤッリン郡バーン・ソーローン地区警察署捜査班のスパット・ポッ
プトラグーン巡査長がヤッラー県内にある自宅へバイクで向かっていたところ、後を付けてきた
バイクに乗った黒い服を着た二人組に銃で撃たれ重体となり、現在ICU病棟で治療を受けてい
る。
 事件発生現場は、ヤッラー県の県都内にある国軍シリントーン部隊の駐屯地から500mと離れ
ていない場所だった。
 一方、ヤッラー県内で展開する警察、軍部で構成された特別任務部隊約200人は、武器を持っ
たあやしい3人組を載せたトラックが県都内の森林地帯を通行しているとの通報に基づき、一昨
日夕方から同県内及びパッターニー県内でヘリコプター及び軍用犬を導入して大規模な捜索活
動を展開しているが、昨日21時迄の報道では、依然三人組の検挙に至っていない模様。
 また、チャイシット・チナワット大将は昨日までに、地域住民に対する襲撃事件に関わった容疑
でタイ人11人、マレーシア人1人の合計12人を逮捕し、一連の不穏な動きとの関わりについても
追求している事を明らかにしている。
 また、他に参考人として事情聴取を行っている者が複数人いるという。
 また、チャイシット対象によると、現在地域の若者層に対して不穏な動きに関わった者に対して
は国家反逆罪を視野に入れた訴追もあり得ることを周知徹底しているところで、同時に愛国精神
を植え付けるための広報を強化しているところだという。
 地域の若者層に関しては、兼ねてからイスラム分離主義的思想に迎合する傾向が見られると
言われてきた。



2004年01月28日

本日付のBangkok Post等の報道によると、バンコク当局は都内で鶏の大量死が確認されて
いるミンブリー、ラート・クラバン、クローン・サム・ワー、ノーン・チョクの4地区を要警戒地域に
指定、監視を強化しています。
 尚、昨日までのテレビ等の報道では、都当局は既に殺処理等の対策を概ね終えていると
しています。
 また、昨日のテレビ報道によると、ヂャトゥ・ヂャック市場も同様に要警戒地域に指定してい
ると報じていましたが、同市場では昨日までに家禽類の展示、販売を中止、消毒作業を行って
いるようです。
 尚、都は専門電話番号1555を設けて、市民から不審な家禽類の死亡例等々の情報提供を
呼びかけています。

「鳥インフルエンザ問題 - 新たに一人が死亡」
一昨日公式に鳥インフルエンザの感染が確認されていたスコータイ県在住のガンチャイ・ニラ
ヂャン君(6)が、昨日10時頃入院先のピッサヌローク県内の病院で死亡した事が明らかになっ
た。
 ガンチャイ君の死亡により、タイ国内で公式に確認された感染者では2人目の死亡例となる。
 尚、公式に確認された感染者の内スパンブリー県在住の7歳の双子の弟は依然重篤な状態
で、一方、疑い例として報告されている双子の兄の方は既に退院済みであると伝えられる。
 今回死亡したガンチャイ君は、1月中旬に母親(33)が感染症を患い死亡したのとほぼ同時期
に肺炎の症状を見せ、当初は地元の病院で急性肺炎と診察されていたが、鳥インフルエンザ
感染の疑いを持っていた親族がピッサヌローク県内の病院に搬送し、そこで感染が確認され
ていた。
 また、死亡したガンチャイ君と母親は共に感染症で死亡した鶏を食べていたとも言われてい
る。
 一方、ブリラム県では、鳥インフルエンザ感染への恐怖から、自身の農場で飼育している生
後15日くらいのアヒルの雛約5,000羽を10Kmに渡り道路上に捨て、それを見つけた別の住民
達が雛を家で飼育するために持ち帰っていたことが判明しており、雛を持ち帰った住民の数が
予想以上に多い事から現在県当局が住民達に雛を拾った者は早急に検査の為に届け出るよ
う呼びかけると同時に、路上に捨てた者の特定を急ぐ事態となっている。
 この事態を受け、サン国家警察本部長は全国の特に鳥インフルエンザの感染が伝えられて
いる地区の警察当局者に対し、鶏の死体やあらゆる種類の家禽類を道路や川やその他の公
共の場所に捨てないよう、また違反者に対して厳罰を持って臨む方針であること周知徹底強
化を命じている。
 ネーウィン農業・協同組合副大臣によると、感染を広げる危険性のある行動を行った者や監
督義務を怠った者に対しては2万バーツの罰金若しくは1年の刑を下す方向で検討を進めてい
るという。
 一方、昨日までにロッブリー県内で新たに3歳から23歳までの3人の感染疑い患者がいること
が明らかになっている。
 3人はいずれも養鶏農場の関係者や闘鶏用の鳥の飼育に関わっていたと伝えられるが、昨
日19時代のニュースで報じられた公共保健省のデータでは、先に発見されたチァン・マイ県の
患者と共に公式には疑い患者とは認められていない。
 また、昨日上院内7つの専門委員会が非公式の協議を行い、農業・協同組合省の情報隠しに
より被害を広げた可能性は否めないとして、今後調査を行い事実関係が認められた場合は農
業・協同組合大臣及び副大臣の罷免を要求する方針を決めている。
 一方、タクシン首相は、各マスコミに対して、鳥インフルエンザに関係する報道をするときには、
輸出への影響や、国民の不安を煽らないためにも、必ず既に明らかになっている真実に基づい
て報じて欲しいと要求している。
 また、閣議後ジャカラポップ政府報道官が、鳥インフルエンザに関して政府が意図的に情報を
隠蔽していたと各界から指摘、批判されていることに関して、政府は一切隠し事はしていないと
語り、強く情報隠蔽疑惑を否定している。
 一方、昨日開催された定例閣議で、鶏大量死に伴い殺処理された鶏等の家禽類や廃棄処理
された食肉等に関して、最高で一羽あたり40バーツの補償金の支払いを2月1日から開始する
事を承認、同時に補償や各種支払い猶予政策の為に約30億バーツの支出を決定している。
 また、労働省は養鶏農場や鶏肉加工工場等の一時休業や廃業等により約42万人が職を失う
と予測し、今後職を失った者に対して、職業の斡旋、若しくは再度同じ事業所に就業する予定
の者に対しては1日100バーツの補助金を2月1日から支給する方針を決めている。
 また、ネーウィン農業・協同組合副大臣は昨日午前迄に、先に一部報道で報じられていたとお
り新たにナコン・パトム、アーン・トーン及びラーチャブリー県の三県を赤色地域に指定したこと
を明らかにしている。
 一方、公共保健省は、生焼けなガイ・ヤーン等の鶏半調理品や鶏の血が残った鶏関連食品を
食べないように警告、同時に必ずWHOの勧告に基づき70度以上の温度で良く調理されたもの
を食用にするよう国民に呼びかけている。
 一方、経済への影響に関しては、商業会議所大学の国際通商センターが昨日、家禽類が関
係する業界に69%の負の影響を及ぼし、食品や飲食業関係に38.5%及び特に影響が大きい鶏関
連の輸出業界及び加工食品業界で51%の利益機会を失うと予測。
 また、GDP成長率への影響に関しては 3ヶ月で解決するとの前提で0.3%  5ヶ月で0.5%の影響
を与えると予測、いずれにしても政府の経済政策により8%以上の達成は可能であると、幾分楽
観的な見通しを明らかにしている。 (1月27日 19:40 TST  掲載)

「南部情勢 - パッタニー県全県で学校一時休校」
ワンムーハマッドノー国務大臣が昨日、先にヤッラー県が一部の学校の休校を決めた事に関し
て、一時休校に措置は地元教育当局者に裁量権が任されていることに理解を示した上で、教
師、生徒らの安全を確保をするために、南部三県の全ての教育機関に当局者を派遣し警戒を
強める意向を表明したが、地域住民や教師、児童、保護者の不安を反映しパッターニー県の教
育当局は、本日より1月30日まで一時休校とし、その後再度状況を見極めて延長の是非を協
議する方針を決め、昨日中に県内の教育関係機関に通達するに至っている。
 今回の休校措置に関して、シリゴン教育副大臣は、安全が確認されるまで一時休校するよう
指示したことを認めているが、一方で中央の基礎教育委員会は一時休校を認める方針は無い
と発言、教育省内で意思統一が出来ていないことが浮き彫りになる事態ともなっている。
 一方、地域住民の多くが政府に対して信頼を寄せず、協力的ではないと伝えられていること
に関しワンムーハマッドノー国務大臣は、おそらく住民達が通報の仕方や、通報その物を知ら
ない、若しくは 通報すれば自身を身の危険にさらすことになるという強迫観念が有るのではな
いかとの認識を示した上で、これまでに当局側と住民側で話し合いを持つなどして理解を深め
合っているとして、既に住民との関係は問題は無いものになっているとの認識を示しているが、
前後して、タムマラック防衛大臣が、情勢はこれまでに以上に深刻であるとの認識を示した上で
当局者、住民を含め全ての関係者が平穏を取り戻すために一丸となって協力して取り組めば
解決できると呼びかけており、当局側と住民との間に依然壁が有ることを示唆している。
 また、タクシン首相も、当局側の解明も進んでおり、顕著に改善傾向にあるが、一番の問題は
住民の間で不安が広がっており、住民が知っていることを当局者に依然明かさない傾向にある
ことであると語った上で、改めて地域住民に通報を勧奨している。
 一方、安全保障関係当局者は昨日パッタニー県内の国軍司令部内で戒厳令施行地域の拡
大の是非について協議、同時に南部三県で特別体制で任務にあたっている当局者に月1,000
バーツの特別手当を10月にさかのぼって支給することを決定している。



2004年01月27日

他の報道では確認できていませんが、本日付のThe Nation誌によると鳥インフルエンザに関して昨日
新たに赤色指定された8県の他に、昨日夜遅くまでにナコン・パトム、ラーチャブリー、アーン・トーンの
3県を赤色指定地区に追加したと、TVに出演した当局者の言として伝えています。

1月23日に始まった問題のある職業訓練学校生に対する軍事教練に、私立の職業訓練校に通う
約200人が姿を見せなかったという記事が有りましたが、その後最終的に都内にある私立学校3校に
通う36人が最後まで姿を見せなかったようですが、当初寛大な発言も見られていたアディサイ教育大
臣は昨日、問題のある学生を軍事教練に参加させなかった3校に対して、政府の方針に反し、また、
問題行動のある生徒の矯正を義務づけた私立学校法に違反するとして、全て閉校処分にする意向を
明らかにしています。
 問題のある生徒を軍事教練に派遣しなかった学校側は理由として、既に生徒の問題行動が改善さ
れたとか、現在実務研修中であるとかの理由をつけて説明していたらしいですが、実際には当該生
徒の親が派遣することに反対したというケースも少なからずあったようです。
 私立教育委員会のステープ書記長によると、既に当該学校の運営状況や教育援助資金の運用等
に関する査察を進めており、最終的に開校許可の取り消し処分を下すことになるようです。
 尚、現在当該学校に通う約5,000人の学生に関しては、別の学校で受け入れる方針らしいですが、
また新たな抗争を生み出しそうな気もしないではないですね。

「鳥インフルエンザ問題 - 新たに1人を認定、疑い患者は10人」
スダーラット公共保健大臣は昨日午後記者会見を開き、鳥インフルエンザを最も危険な疾病に認
定したことを明らかにすると共に、これまでに報告されていた2人の子供の感染患者の内、昨日零
時過ぎにガンヂャナブリー県在住の6歳の男の子が都内シリラート病院内で死亡、新たに1人を感
染患者として認定、他に死亡者5人を含む10人の疑い患者に関して感染の有無を調査中で有るこ
とを明らかにした。
 記者会見に同席した病害対策局のヂャラン局長によると、公式に感染が確認された患者として
は国内で3人目となる患者は、スコータイ県在住の6歳の少年で現在ピッサヌローク県内のプッタ
チナラート病院のICU病棟で治療中で、一方新たに疑い患者とされた10人に関しては5人が既に死
亡しており、死亡者の内訳は年齢不明の高齢者男性1人の他75歳の男性、15歳の少年、52歳の
女性及びスコータイ県で発見された感染患者である少年の母親で、少年の母親に関しては少年
と共に伝染病で死亡した鶏を食べていた可能性が高いという。
 一方、疑い患者の内現在治療中の者は、感染が確認されたスパンブリー県の少年の双子の兄
の他に、ナコンサワン県在住のの2歳の幼児、チャイナート県の5ヶ月の幼児及びスパンブリー県と
アユッタヤー県に在住の11歳の子供であるという。
 また、これまでに感染が確認された者の内昨日死亡した6歳の少年は、1月6日に肺炎の症状を
見せ、その後都内のシリラート病院内で治療中に公式に感染が認められていたもので、両親と共
に感染症で死亡した鶏の処理を手伝うなど、鶏との接触があったという。
 尚、ターク県メー・ソート郡の住民1人が鳥インフルエンザで死亡したと一部で報じられていたこ
とに関しては、同県副知事が、報道を否定する会見を開いている。
 一方、スダーラット公共保健大臣は、先の会見に先立ち昨日朝、鶏大量死に伴い死亡した鶏や
殺処理された鶏の死体の多くが、地中2メートル以上の深さに埋める等の基準を守らず処理されて
いるケースや、川や運河等に遺棄することにより流域住民の間に不安が広がっているケースが報
告されていることから、今後周知徹底作業を強化すると共に、今後法律に則った厳罰を視野に入
れた強い態度で臨むべく関係当局と調整を行う意向を表明しており、既にタクシン首相が厳罰を視
野に入れた取締に賛意を表明した上で、天然資源大臣に水質の調査を行うよう指示している。
 また、バンコク都内では鳩に対する鳥インフルエンザ感染の不安が広がっていることから、畜産
局がサナーム・ルゥアンの鳩の死骸を検査の為回収している。尚、検査結果が判明するまで約8日
かかる見込み。
 また、感染拡大を防ぐために既に鶏やアヒル等の移動を禁止する措置を講じているにも拘わらず、
移動させる者が後を絶たない現状を受け畜産局はミンブリー〜チャチュゥンサウォ通り等で運搬車
の検問を行っている。
 一方、ソムサック農業・協同組合大臣は、昨日午後記者会見を開き、スパンブリー県及びガンヂャ
ナブリー県に加えて新たにチャイナート県、シンブリー県、ピッサヌローク県、スコータイ県、ガムペー
ンペート県、ピヂット県、ウタイターニー県、ウタラディット県の8県を新たに鳥インフルエンザに汚染
された赤色地区に指定したことを明らかにした。
 同大臣によると、これらの地域では既に鶏への感染の拡大は認められていないが、アヒルへの拡
大が認められており、現在殺処理等の対策を進めているが、いずれにしても1ヶ月以内に完全制圧
が可能であろうという。 (1月26日 18:00TST 掲載)
---------------
  一方、昨日夜チァン・マイ県ヂョム・トーン郡の医師が、2-3日前から高熱や咳等の肺炎の症状を
見せている2歳の幼女に関して鳥インフルエンザに感染した疑いが有ることを明らかにしている。
 医師によると、幼女の家では闘鶏用の鶏を多数飼育しており、これまでに50-60羽の鶏が何らか
の感染症で死亡していたという。 (0:00 TST 追記)

「南部情勢 - 住民、教師に不安広がる」
戒厳令を敷くなど政府が対策を強化した中で僧侶等を狙った連続襲撃事件が発生した南部では、
一昨日夜半から昨日未明にかけてヤッラー県ヤッハー郡内で65歳の男性が4人組に襲われ死亡、
また同じくヤッラー県内でナンバーを付けていないバイク2台に乗った男達がモスクや県イスラム委
員会事務所への放火未遂事件を引き起こし、更にはナラティワート県内ターク・バイ郡内では地域
の青少年育成センターに仕掛けられた爆発物が爆発する事件が発生しており、地域住民の不安を
一層深刻にさせると同時に政府の対策や発言に懐疑的にさせる事態となっている。
 その様な状況の中で、僧侶の次のターゲットは学校の教師であるという噂が地域内で広がってお
り、昨日までにヤッラー県県都内にある学校5校が5日間若しくは状況が改善される迄の間一時休
校を決める事態となった。
 一方、ナラーティワート県内で発生した武器庫襲撃強奪、学校放火事件の捜査班は昨日ヤッラー
県ラーマン郡にある疑わしい家屋3ヶ所で家宅捜索を行い、1ヶ所からマレーシアからの送金を受け
取ったことを証拠づける書類等が発見されている。
 捜査当局では、何等かの不穏な動きに関わる資金支援をマレーシア国内の組織から受け取って
いたことを裏付ける可能性があるとして、背後関係の捜査を行っている。
 一方、昨日18時過ぎ、ナラーティワート県の県都内で、イスラム教学校のマタヨム課程に通う二人
の少年が二人組の男にナイフで襲わ軽傷を負うという事件が発生している。
 警察によると、二人組は、たまたまバイクで通りかかった少年にバイクが壊れたので手伝って欲し
いと声をかけ、バイク修理用の工具を取り出すふりをしていきなりナイフで切りつけたもので、警察
では、何等かの理由で社会不安を煽る目的で行った犯行との見方を強めている、

「女性の奪い合いで客同士が刃傷沙汰」
昨日未明1:40頃、バンコク都内ミンブリー地区セーリー・タイ通り沿いにあるカラオケ店”オーサー
ガー”にて、同店に飲食に来ていた12人と4人の2つのグループとの間で店内に居た女性従業員の
取り合いとなり、4人組が支払いを済ませたところで12人組が4人組を刃物で襲い、4人組の内21歳
から30歳の3人が死亡、1人が負傷する事態となった。
 襲われた4人組は同じ会社の従業員同士で、日頃からカラオケに一緒に通う中で、また、襲った側
は、事件が発生した店の常連で、内のリーダー格の人物は日頃からナコンラーチャシーマー県の軍
幹部の手下であると語っていたという。尚、襲った側のグループはタクシーを拾って逃亡中。



2004年01月26日

鳥インフルエンザ問題に絡んで、本日未明零時過ぎに感染が確認されていたガンヂャナッブリー
県在住の6歳の子供の死亡が確認されていますが、それとは別にヂャラン病害対策局長が本日、
スコータイ県シー・サムローン郡在住の6歳の少年が感染の疑いがある患者としてピッサヌローク
県内の病院で治療を受けていることを明らかにしています。
 同局長によると、少年は母親と一緒に感染症で死亡したと思われる鶏を食べており、少年の母親
は、既に死亡しているようです。
 一方、既に海外系メディアでタイ国内に約10人の感染患者が確認されていると報じられているこ
とに関して、スダーラット公共保健大臣は、現在公式に確認され治療中の3人の他に複数ヶ所に複
数人の疑い患者が居ることを明らかにしています。 (13:50 TST)

決定的な都知事候補者が居ないと指摘されてきたチャート・タイ党は、民主党のアピラック候補ほ
どハンサムじゃないけど、アピラック候補よりとってもチャーミングな((c)ソンタヤーさん)バンハーン
党首(元首相)を擁立する方向に傾きかけているようです。
 前回選挙で、過去にスチンダー首相側についた実績があるサマックさんが優勝するくらい都知事
選挙は流れを読むのが難しいといわれますが、バンハーンさんが出馬すると、意外な展開が見ら
れるかもしれません。
 スチンダー首相と言えば、昔「この人が汚職まみれのタイの政治を変えてくれる」と信じて支持し
てしまった実績がある、時代の雰囲気に飲み込まれやすい地方の政治的無関心以前の層からの
絶大な支持を得ているタイ・ラック・タイ党ですが、先にプラチャイさんが固辞したことに関して、今
度ガンチャナブリーで移動閣議が開かれる際にヂャムローン元都知事が最後の説得を試みるとい
う噂が有るらしいです。

「南部情勢 - 住民同士の戦争を志す卑劣な犯行」
従来南部に於いてはイスラム分離主義者の不穏な活動は有っても、宗教関係者を狙った襲撃が極
めて希であるといわれてきたなかで、僧侶を狙った襲撃殺人事件が連続して発生したことに、政府
は戦略の立て直しを余儀なくされ、タクシン首相は昨日までに住民の当局者に対する信頼失墜を
招く可能性があるとして当局者の配置の見直しを命令、一方連続して三人の僧侶に対する襲撃事
件が発生したヤッラー県では南部三県を統括する第9地区警察本部が、ヤッラー県警察本部本部長
のスラデート・セーンプラディット警察少将を第9地区警察本部付きに更迭、後任に副本部長のパリ
ンヤー・クワンムゥアン警察大佐を据え、向こう60日間以内に正常化を達成するよう厳命するに至っ
ている。
 一方、国軍による地元戦力増強を嘲笑うかの如く、昨日朝にはパッターニー県マイ・ゲーン郡警察
に所属するアルン・アクソングラーン巡査長が、宿舎内に居るところをバイクに乗った二人組による
銃撃を受け死亡する事件が発生している。
 また、野党民主党は、事件発生以来3週間立ってから「報復襲撃」を思わせるような連続襲撃事件
が発生している状況にかんして、政府が主張する「住民を中心にした対策」に関して果たして住民
側が理解しているのか疑問であるとし、これまでの対策を根本的に再検証し、誤っているところは素
直に認め、抜本的対策を講じるべきであると訴え、更に民主党は、政府が民主党や他の政治政党
が事件の背景に関わっていると喧伝し己の失敗をごまかすのであれば、まず自身の党が地元住民
から支持されているのか充分検証する必要があると皮肉っている。
--------------
  タクシン首相は昨日、僧侶を初めとする連続襲撃事件が発生した事に関して、既にマレーシア国内
に逃亡している一味の首領が、配下に命じてタイ国内で地元取締当局の盲点をつくことで、宗教対
立を煽り「住民同士の戦争」を引き起こすことを志した卑劣な犯行であると強い口調で批判、今後、
既に政府の方針を理解し協力する意向を示しているイスラム教指導者による住民への啓蒙活動に
期待を寄せると共に、国境域の住民が、他の県や地域の住民と同じ生活レベルに有ることが実感で
きるよう、地域の開発に継続して取り組むと共に、二度とその様な卑劣な考えを持つ一味がタイの
大地を踏むことがないよう徹底的に摘発を進める意向を表明した。
 尚、イスラム教徒でもあり、より事件の発生現場に身近な立場にいるるワンムーハマッドノー国務大
臣は、今回の事態に関して宗教対立という言葉を避け、これまでに10人以上のイスラム系住民が身
柄拘束された事に対する報復襲撃的意味合いを強調している。
 一方、昨日ヤッラー県内で国境三県の僧侶や仏教関係者の代表等との会合に臨んだワンムーハ
マッドノー国務大臣は、身の安全に不安を感じている仏教関係者に対して、政府が取り組んできた対
策及び現在取り組んでいる関係者への安全確保対策に理解を求めると共に、先に発生した僧侶を
狙った連続襲撃事件は宗教が絡んだ住民感情を刺激する可能性が高い非常に繊細な問題であるこ
とから、事件に関して発言する際には慎重な発言をするよう要求している。
 尚、仏教関係者に対する安全確保に関しては、昨日までにサン国家警察本部長が当局者、地域代
表者等に対して協力を要請している。

「鳥インフルエンザ問題 - 新たに感染した鶏1羽を確認」
ネーウィン農業・協同組合副大臣は昨日、鳥インフルエンザ問題に関して既に最も警戒を要する赤
色地区に指定されているスパンブリー県ソーン・ピー・ノーン郡と隣接するガンヂャナブリー県パノム・
トゥワン郡内で鳥インフルエンザに感染している鶏が確認された事から、同県を赤色地区に指定した
事を明らかにした。
 一方、スパンブリー県の公共保健省当局は、これまでに同県内で確認された多数の子供を含む肺
炎の症状がある患者49人にについて観察を強化してきた結果、47人に関してはバクテリアによる感
染の可能性が高いものの、残りのいずれもソーン・ピー・ノーン郡在住の10歳と58歳の女性に関して
は鳥インフルエンザに感染している可能性が有ることから、中央当局に照会すると共に観察を強化
している事を明らかにしている。
 一方、昨日ガンヂャナブリー県とスパンブリー県を視察の為に訪問したタクシン首相は、殺処理され
た鶏に関して一羽あたり40バーツを支給(実際には殺処理された鶏の種類や、アヒル、ガチョウ等に
より支給額が細かく決められている)する事を再確認すると共に、鶏大量死により被害を被った農家
に対して向こう6ヶ月間に渡って借金の返済を猶予する方針を明らかにしている。
 尚、タクシン首相の発言と前後して、問題対策総責任者のソムキット副首相が、被害を受けた農家
に対し当面の処置として向こう一年間の借金返済及び金利支払いを猶予、同時に労働省、工業省に
対して当座の就労機会を得るための援助を与える方針を決定、今週開かれる閣議にて承認をえる
意向を表明している。
 一方、ソンタヤー観光・スポーツ大臣は、各地の政府観光庁事務所から寄せられた情報に基づき、
鳥インフルエンザの発生が確認された以降も客足に大きな変化がない事を明らかにした上で、今後
も各地、各国の旅行関連業界、旅客にタイが取り組んでいる対策にと共に、鳥インフルエンザが人か
ら人へ感染しない、家禽類と密接に接する機会が無ければ感染しないという事に理解を求めて行く
意向を明らかにしている。
*海外系メディアで、タクシン首相がスパンブリー県内で視察を行った際に2-3週間前から鳥インフル
エンザの可能性が有ることを知っていたというような発言をしたと伝えていますが、昨日23時頃まで
のタイ語報道を見る限りでは、報道規制が敷かれているのかもしれませんが全くそのことに触れて
いる報道が見られませんでした。
また、仮に本当に発言していたとしたら当然有るであろう野党等の反応も、「既に知っていたに違い
ない」、「政府は事実を隠していた」と疑念を向ける発言はあるものの、直接タクシン首相の発言に
向けられたコメントは伝えられていません。

「外国人就業禁止職種に就業していた外国人を一斉摘発」
国家警察本部報道官のポンサパット・ポンヂャルゥン警察少将(移民警察局副局長を兼務)は、一昨
日夜、販売業や信用供与、金銭融資等の法律でタイ人の就業機会を保護するために外国人が就業
する事を禁止している職種に就業していた外国人の一斉摘発を行い、インド人35人を摘発したことを
明らかにした。
 今回の摘発はディン・デーン市場、フワイ・クワーン市場、ドーン・ムァン市場等都内12ヶ所で一斉に
行われ、主に市場内で電化製品の割賦販売や市場の商人相手に高利貸し業を営んでいたインド人
35人を入国目的を偽り、就労許可を取らずに違法に労働行為を行っていた容疑で逮捕した。
 また、逮捕された35人の内20人以上がパスポートすら持たない不法入国者で、またパスポートを持っ
ていた者の多くが観光査証で入国していた。
 尚、今回摘発された者は、タイ国内の法律に基づき訴追対象になる者をのぞき、移民局のブラック
リストに登録された上で、本国強制送還処分が下される予定になっている。



2004年01月25日

「南部情勢 -  同時多発襲撃事件発生、不穏な動き再び」
一昨日21時過ぎから昨日朝6時にかけ南部国境三県のパッターニー県、ナラーティワート県及びヤッ
ラー県内にて警察官、住民、僧侶を狙った連続襲撃事件が発生、確認されている限りで6人が殺害
され、4人が負傷する事態となり、国軍第4地区本部が不穏な動きがこれまでにもまして過激になる
可能性があるとして地元住民に対して外出を控えるよう警告、またパッタニー県の知事が急遽南部
三県の各宗教指導者、教師、当局者等を招集し、善後策を協議する事態となっている。
 尚、被害状況に関しては昨日21時までの代表的な報道に基づく。
 事件は、一昨日21時過ぎパッターニー県グラッポー郡警察の捜査局に所属するイスラム教徒でもあ
る警察官マヤーギー・ウェーハーナッ分隊長が何者かにより頭部に銃撃を受け死亡したのを始め、ナ
ラーティワート県内ではインゴー郡警察に所属するプルン・ブンパドゥン警察中佐が、人数不明のバイ
クに乗った襲撃犯に襲われ同様に死亡、またヤッラー県内では、ヤッハー郡パテー地区及びビン・ナ
ン・サッター郡内ノップーゲ地区在住の男性が、それぞれ刃物で襲われ死亡、また同県内では他に2
人の住民が同様に刃物で襲われ負傷を負っている。(合計3人が負傷を負ったとする報道もある)
 ヤッラー県内で発生した襲撃事件は、いずれも寝込みを襲った犯行との報道も見られる。
 一方、同じくヤッラー県内では、昨日朝6時過ぎ頃、托鉢の為に路上を歩いていた3人の僧侶が別々
の場所でバイクに乗った者により刃物による襲撃を受け、2人が死亡 1人が重傷を負っている。
 今回の事態を受け、一昨日仏教、イスラム教関係者等を招集し宗教対立を引き起こそうとする不穏
な動きに強い懸念を表明していたタクシン首相は、今回の事態を受け昨日放送された国民向け定例
政見放送の中で、地域住民に対して少なくとも200人はいると見られる分離主義者の声に応じる事無
く、辛抱強く現在の状況に耐えて欲しいと訴えている。
 尚、タクシン首相によると、本日予定されているスパンブリー県での鳥インフルエンザ問題絡みの視
察を終え次第南部に飛び自ら状況を視察する意向であるという。
 南部では、宗教対立を煽り独立機運を高める動きだけでなく、不穏な容疑に関わっているとして数
多くのイスラム系住民が身柄拘束されていることに対して住民の不満が高まっており、当局に対して
非協力的な傾向が高まっているとも言われている。
 一方、パッターニー県のサヌゥー知事は、当局者から宗教関係者にターゲットが変わりつつある事を
受け昨日急遽南部三県のイスラム教、仏教、キリスト教の宗教指導者や教師、当局者等約100人を招
集し善後策の協議を行い、宗教対立を引き起こすことを意図した犯行に対しては断固反対すると共に、
今後各界協調して地元住民達に現在置かれている南部の状況及び当局者の活動に対する理解を求
めて行くことで合意に至っている。
 今回の会議にタイ・イスラム教委員会代表代理として出席したイスラム教指導者は、今回の動きに
関して、多くのイスラム教徒が望んでいないこのような行為が、仮に宗教対立を引き起こすことを意図
したものであるなら、それは同じ信仰を持つ者として恥ずべき、許し難い行動であると強い口調で非難
している。

「鳥インフルエンザ問題 - 30日以内の完全制圧を目指す」
タクシン首相は昨日放送された国民向け定例政見放送の中で、経済に影響を与える鳥インフルエン
ザがタイ国内で発生したことに深い憂慮を表明した上で、既に政府がソムキット副首相に全権を委任
し向こう30日以内の完全制圧を目指し動き出している事を明らかにした。
 タクシン首相によると、農業・協同組合省、養鶏農家、輸出業者との連携は非常に良好で、これまで
にスコータイ、ガムペーンペート、ピヂット、ナコンサワン、ペーッチャブリー、サラッブリー、シンブリーの
各県に関しては、嘗て鶏の大量死が確認されたが、既に完全に制圧された緑色地区に指定、概ね制
圧が成功しているが、僅かに問題が残っている北部、東北部及び一部の中部地区の県に指定された
黄色地区と共に、既に食用として問題の無い鶏の供給が可能な状態になっており、一方、依然問題を
抱えている中部地区の中で唯一赤色地区に指定されているスパンブリー県に関しては既に軍部から
の応援を仰ぎ対策を進めており、2-3日以内に鶏インフルエンザの元を絶つことが出来る見込みであ
るという。
 また、タクシン首相は放送の中で、鳥インフルエンザが経済成長に与える影響は0.11%、輸出総実績
に与える影響は0.4%になると見積もっている。
 また、タクシン首相は1月28日に中国、香港、日本、ヴェトナム、カンボジア等の農業、保健関係閣僚
の参加を得て12時から外務省内で鳥インフルエンザの状況の確認及び共同歩調による対策に関して
協議を行う意向を明らかにしている。
 一方、農業及び協同組合銀行は昨日までに、今回の事態で最も大きな影響を受けた中部地区の農
家に対して、向こう6-12ヶ月間借金返済を猶予する措置を講じると共に、事業立て直しの為に新たに
1万バーツから10万バーツの範囲で融資を受ける機会を与える方針を決めるている。
 同銀行によると、今回の追加融資措置で、総額1億バーツ以上が新たに融資されると見積もってい
る。
 一方、ニューヨーク・タイムス系のヘラルド・トリビューン誌が昨日付の記事で、タイ政府は既に2-3週
間前から鳥インフルエンザの発生を承知していたと報じていたことに関して、政府報道官のヂャカラポ
ップ・ペンケー氏は、ニューヨーク・タイムス誌の記者からの取材に対して、鶏、アヒル、ガチョウにコレ
ラの感染が広がっている為、政府は2-3週間前から必要な対策を講じてきていると語った発言をゆが
められたものであるとして不快感を表明している。



2004年01月24日

本日10時までの報道によると、先に僧侶殺害事件が発生した南部の、パッターニー県内でイスラム
教徒の警察官が殺害、またヤッラー県内ではナイフで襲われた地元住民2人が死亡(3人とする報道
もある)、2人が重傷を負い、また同県県都内では僧侶3人がナイフで襲われ重傷を負う事件が発生
しているようです。
 まだ、事件の詳細に関しては情報が錯綜している状況ですが、何等かの宗教対立が引き金となっ
た凶行、若しくは抗争という見方をする報道もあります。 (10:20 TST)
  襲撃を受けた僧侶3人が死亡したとの報道もあります。 (11:30 TST)

昨日から開始された職業訓練校の問題学生に対する軍事教練ですが、参加予定だった私立校の200
人が初日早々敵前逃亡する事態となっているようです。
 現れなかった学生に対するその後の処置等に関しては報じられていませんが、一言逃げたようだと
記してありました。

不穏な動きが続く南部のナラーティワート県内で一昨日僧侶が何者かにより殺害されるという事件が
発生したことを受けタクシン首相は、何等かの宗教対立を煽り、影響力を行使できる地域の取り合い、
しいては分離独立派に勢いづかせるきっかけを与える畏れが有ることから、関係当局者に対し警戒を
強化する様命じています。
 タクシン首相によると、タイからの分離独立を支援する内外の団体が存在しており、分離独立を志す
動きに対しては徹底的に取り締まっていくとしています。
 また、国務省は既に南部三県に於ける地元の実力者的立場にある町長、村長、地区長の動静を監
視、不穏な動きに関わった者の割り出しを急いでいるとしています。

一方、政府側が南部の動きの背景に国政レベルの政治家が関わっていると公表していることに絡ん
で、政府関係者からソンクラー県選出民主党下院議員のニポン・ブンヤーマニー氏が不穏な動きに
関わっているとの情報がリークされていることに関して、チュワン民主党最高顧問は、イスラム教徒で
なく、また南部三県とは全く関係ない氏が関わっているとは到底思えず、むしろ政府側が何等かの意
図を持って情報をリークしているとか思えないと語り、政府の対応を批判しています。

プラッチャイ・ピヤムソムブーン副首相は、昨日タクシン首相と昼食ミーティングを行い、席上でタイ・
ラック・タイ党からの都知事選擁立を固辞する意志を明確に表明したようです。
 主観的な報道が持ち味のThe Nation誌では"Purachai won't be Thakisn's governor"とタクシン首相
との軋轢を臭わすセンセーショナルな見出しで報じていました。
 超ななめ読みで読んだのが1ヶ月くらい前なので、微妙に違っているかもしれませんが、プラッチャイ
副首相は、先に発行された自伝の中で、国務大臣から予告無く法務大臣に異動させられ、また法務
大臣時代に省内予算を巡りプラッチャイ氏が一切交渉に応じなかったことが原因で省内で軋轢が生
じていたと報じられていたことに関しては、タクシン首相の義弟でもあるソムチャーイ・ウォンサワット政
務次官を初めとする派閥が、省内予算の原案を期限ぎりぎりに提出しその場で承認を求めた為、一
度原案を良く検討してから承認云々について話すと語ったところ、意図的に軋轢があるとの情報が流
されたと語っていたと記憶しています。

昨日新たに明らかにされた三人の鳥インフルエンザ感染疑い患者の内、スコータイ県で入院中の患者
は女の子で、その母親が既に一週間前に急性肺炎で亡くなっており、同様に鳥インフルエンザで死亡
していたのでは無いかとの疑惑が持たれているようです。

「鳥インフルエンザ問題 - 疑い患者一人の死亡を確認」
スダーラット公共保健省が昨日明らかにした新たに鳥インフルエンザ(カイ・ワット・ノック)に感染した
疑いが持たれている患者三人の内、チャチュゥンサウォ県内の病院に入院中だった56歳の患者が昨
日昼過ぎ死亡していたことが明らかになった。
 死亡した男性は、闘鶏に関わっており、1月20日に高熱と下痢を訴えて病院を訪問、X-線検査により
肺炎が確認された事から入院措置が講じられていたが、22日になって症状が重篤になったためICU病
棟に移され、同日夜半頃から意識不明の危篤状態に陥っていた。
 公共保健省病害対策局のヂャラン局長も、既に疑い患者一人が死亡しているとの情報を獲ているこ
とを認めた上で、鳥インフルエンザ感染の有無に関しては現在調査中であることを明らかにしている。
 一方、ソムサック農業大臣は、これまでに16,164サンプルの鶏の感染調査を行った結果、スパンブリー
県バーン・プラー・マー郡内で飼育されていた鶏1羽から鳥インフルエンザの感染が確認され、既に当
局者が周辺5Km以内の鶏の殺処理及び消毒作業に着手している事を明らかにしている。
 また、同様に最も大量死が確認されている15県を含む24県に関しては向こう21日間に渡り特別体制
で監視を強化する意向を明らかにしている。
 しかし一部報道では、一部の指定地域に所在する養鶏農家では、自分のところは関係ないとして当
局者による殺処理の指示を無視したり協力を拒否しているところが少なからずあり、依然困難が予想さ
れると指摘している。
 一方、ネーウィン農業副大臣は、昨日より向こう6ヶ月間鶏肉の輸出停止措置を講じたことを明らかに
した上で、同時67万世帯以上あると見積もられる影響を受ける農家に対しては、再興の為の支援と共
に、早期正常化実現を目指すとしている。
 また、プラッナコン・シー・アユッタヤー県の当局は、運河に鶏を捨てていた農家が多くいたことから運
河の水を使用する際には注意するよう県民に対し警告している。
 一方、鳥インフルエンザ感染患者の存在が確認されたことを受け日本の他にEUもタイからの鶏の輸
入を一時停止する動きを見せ始めていることから、今後経済への影響が懸念されることに関してタクシ
ン首相は、既に厳しい基準を策定し「安全な鶏」を世界に供給するよう注力を傾けてきており、充分に世
界からのタイの鶏に対する信頼を回復する事が出来るとし、一時的に鶏が絡む産業に影響はあっても、
直接大きな影響を与えるものにはならないとの認識を示している。
 商業会議所大学経済研究所の試算によると、仮に問題が1-2ヶ月で解決できた場合、経済成長率に
に与える負の影響は0.5%程度であるという。
 また、ワッタナー商務大臣は、患者の発生による輸出への影響は30億バーツで、年間計画である400
億バーツに大きな影響は与えないとの認識を示している。
 尚、ネーウィン農業副大臣は 輸出えの影響は70億バーツとした上で、信頼回復の一環として国際獣
疫局(OIE)による査察を受け入れ、タイの鶏は安全であるというお墨付きを貰う意向を明らかにしている。
 また、ソンタヤー観光大臣は観光への影響に関して、既に外国人観光客から不安の声が聞かれてい
るが、影響は短期的なもので、いずれにしても鳥インフルエンザは人から人へ感染しない事から、各国
の政府観光庁関係者に対し、担当地域の国民から鳥インフルエンザに関する理解を深めて貰うよう広
報を強化するよう指図した事を明らかにしている。
 ヂャラン・タルゥナウィッティポン公共保健省病害対策局局長は、タイでは既に動物から人に感染する
疾病に関して確固たる体制を築き上げてきており、とりわけ鳥インフルエンザに関してはSARSよりも対
策が容易であり、充分に政府の施策に信用を置くことが出来るとした上で、鶏(ガイ)、アヒル(ペット)、
ガチョウ(ハーン)の肉や卵類は重要なタンパク質摂取源でもあり、安全性を保障するために最大限の
注力を傾けてきていることを強調、念の為充分に調理すれば、食用には問題ないと語っている。
* 全てタイ国内の報道に基づいていますので、鳥インフルエンザに関する認識等に関して一部海外の
報道とは論調が異なっている部分が有るかもしれません。
 また、政府は既に鳥インフルエンザの感染を事前に察知していたのか、国民の興味を南部問題が絡
んだスキャンダルに持っていこうとする動きも見られているようです。



2004年01月23日

公共保健省の検査当局は本日午前中までに2人の患者に関して鳥インフルエンザの感染を確認したことを
明らかにしており、その後午後にスダーラット公共保健大臣が公式にスパンブリー県及びガンチャナブリー県
内で発見された患者に関して血液中にH5N1の存在を確認、鳥インフルエンザの感染を確認したことを認め
る発言をしています。
 また、スダーラット公共保健大臣は、新たにスパンブリー県、チャチュゥンサウォ県及びスコータイ県か感染
が疑われる患者が一人ずつ居ることを明らかにしています。 (15:00 TST)

ルークトゥン・ファンの皆様に朗報です。
24時間FM局”ルークトゥン・ラック・タイ”98.00MHzが新たに開局しました。

「鶏大量死問題 - 疑い患者三人の内二人は鳥インフルエンザに感染か?」
公共保健省の消息筋によると、スパンブリー県内で発見され、昨日朝バンコク都内の病院に移送され
た双子の弟でもある7歳10ヶ月の男の子及びガーンヂャナッブリー県内で発見された患者二人に関し
て、既に鳥インフルエンザに感染されていることが確認されており、善後策を協議するためソムキット
副首相が公共保健省及び農業省関係者を招集し本日朝8時より緊急会議を招集、その後国民に正式
発表する予定であるという。
 尚、ナコンサワン県内で発見された患者はバクテリアによる肺炎である可能性が高いという。
 また、新たにスパンブリー県内の病院に双子の兄も同様に鳥インフルエンザに感染した疑いがある
として症状を観察中であるという。
 以上の情報は昨日22時過ぎにもたらされたもの。
 尚、以下の記事は同問題に関する昨日朝から21時までの動きをまとめたものである。
-----------------------
タクシン首相は、公共保健省が先に国内に鶏インフルエンザに感染したと疑われる患者三人が居るこ
とを明らかにしたことに関して、事実であることを確認した上で、今後調査結果が明らかになり次第「包
み隠さず事実を公表する」事を約束すると語った。
 また、タクシン首相は、過剰気味な報道がもたらす経済への影響へ懸念を表明した上で、いたずらに
不安を煽ったりすることなく事実に基づいた報道を心がけて欲しいと供給している。
 一方、スダーラット公共保健大臣も、ナコンサワン県の患者は既に肺炎の症状が快方に向かっている
事を明らかにした上で、検査結果が判明次第事実を公表すると語っている。(その後公共保健省当局
者が一両日中に発表できるであろうと語っている。)
 同大臣は、更に、鶏の大量死が確認されている県に対して、疑わしい患者が発見された場合は遅滞
なく保健当局に報告、また何等かの形で鶏肉を扱う者に関しては、ブーツ、手袋、マスクの着用及び手
荒いを励行させ、当該人が体調不良に陥った場合は遅滞なく地元の病院で診察を受ける事を励行させ
るよう各地の公共保健当局に通達、また鶏肉及び卵を購入する各県内の消費者に対しては、必ず良く
調理すし、卵に関しては生での使用を避け、アイスクリームに使用する場合は良く凍らせる様通達した
事を明らかにしている。
 今回の首相及びスダーラット公共保健大臣の発言に先立ち、ウドンターニー県選出上院議員で上院
社会開発及人間の安全保障委員会委員長であるニラン・ピタックワチャラッ氏(タイ語のタイトルには男
性医師を表すナーイ・ペートがつく)が、先に報告されている三人の感染が疑われる患者に関して、少な
くとも一人は間違いなく鳥インフルエンザに感染していると確信するに充分な情報を得ており、多少の期
間をおいて政府も事実である事を認める声明を発表するであろうと発言、その上で鳥の大量死問題や
鳥インフルエンザの感染に関しては既に昨年の11月と12月に問題を提議しているたにも拘わらず、政
府の対応が非常に遅かったと不満を語っていた。(尚、ニラン氏の発言は国内地上派メディアでは殆ど
報じられていない)
 更に、同氏は、鳥インフルエンザは、養鶏業者、販売業者、鶏肉加工業者及びその近親者全てに感染
する可能性があるにも拘わらず、今日の今日まで一切対策を講じていなかったばかりか、その後全てに
後手に回っている政府の対応を批判している。
 一方、タイ国内で感染が疑われる患者が発生したとの報を受け、日本の農水省は、昨日付でタイから
鶏を含む家禽類の輸入を一時停止する措置を講じている。
 この措置を受けネーウィン農業副大臣は昨日夜までに急遽省幹部を招集し、対策の協議に入っている。
 同副大臣の見積もりによると、今回の日本側の一時禁輸の措置により300億バーツ以上、また今回の
措置に追随しEUや他国が同様な措置を講じた場合7,000億バーツ以上の損害が見込まれるという。
 一方、ワッタナー商務大臣は、今回の措置は一時的なもので、これまでに政府を始め関係当局が厳格
な安全基準を設けると共に国内消費者に対してタイ国内の鶏に対する信頼を訴え続けるなど、鶏の安
全性確保に最大限の注力を注いでいるとした上で、今後外務省のチャンネル等を通してシンガポールに
対するのと同様に信頼回復に務め、早期解除を目指していくと語っている。
 一方、健康財団(ムラニティ・スカパープ)は昨日夜、海外メディアでは大きくほじられていた三人の内一
人が感染しているという報道は、正しい情報に基づいた物であるとし、政府は、何よりも国民の健康が通
商行為より優先するという発想に切り替え、直ちに率直に感染者が居るという事実を認め、「鶏を食べよ
う」とキャンペーンすることで事実を覆い隠す事を止め世界に脅威をもたらす可能性がある疾病に国民が
感染する機会を作る様な危険な行為を即刻中止すべきであると訴えている。
 同財団によると、既に検査機関から三人の内の一人の血液サンプルから鳥インフルエンザを引き起こ
すH5Nを生成するH5ウィルスの存在が確認されているという。
 公共保健省報道官によると、感染が疑わしい三人の患者は、それぞれナコンサワン病院、スパンブリー
児童病院及びバンコク病院に入院中で、全て快方に向かっているという。
 またガンチャナブリー県の公共保健当局によると、同県内で確認されている感染が疑わしい患者は6歳
の子供で、現在バンコク都内の病院で治療を受けており、また同患者は養鶏農場の近くに住んでいるが
鶏は食べていないという。
* スミマセン 本記事を打ち込んだあとで、急遽三人の内二人が感染かとの情報がもたらされたため、
それでなくても読みづらいのに更に読みづらくなってしまい申しわけありません。

「暴力職業訓練校生問題 - 学生等を交えて会議を開催」
暴力化傾向を強めている職業訓練校生問題を協議するため、職業訓練校生160人の他教育省職業訓練
教育局等の当局者を交えた会議を昨日開催したタクシン首相は、集まった学生等の前で大学を卒業せ
ずに世界一の大金持ちになったビル・ゲイツの話を例に出した後に、職業訓練校は、手先の器用な人間
を育てるだけでなく、まず学生自身の可能性を向上させ、より多くのメリットを自分自身の手で掴む場であ
ると語った。
 更にタクシン首相は、タイは政府の政策により、どんどん良くなっていくとし、それにより同時に職業訓練
校生や機械工に対しても例外なく機会がもたらされ、より経済の基盤を支え経済の拡大に貢献する機会
を得ることが出来ると檄を飛ばした。
 また、タクシン首相は、職業訓練校学校に対しては、卒業証書の授与だけが学校の存在意義ではない
という事を真剣に自覚し、また経済の拡大と共に熟練工の需要が益々増大することを良く理解し教育にあ
たって欲しいと要求した。
 一部非公開で行われた昨日の会議では、プラッチャイ・ピヤムソムブーン副首相を総責任者に任命し、
今後の取締、対策方針及び問題解決が出来ない学校に対しする閉校処分を下す事を可能にする等の為
の法律面での強化に関して協議を行い、方針を策定する事が決定された。
 また会議の中で、タクシン首相から自ら事業を立ち上げたいと欲する就学中若しくは卒業した職業訓練
校生に対し、政府貯蓄銀行から3万バーツまでの資金を、3万バーツを超える場合はクルン・タイ銀行から
資金を低利で借り入れる事が出来るよう検討を進める意向が明らかにされた。
 また教育省に対しては、制服を統一する必要性があるか否か検討するようタクシン首相から指示された。

「南部情勢 - 地元指導者等と協議、重大な政府発表は無し?」
チャワリット副首相は昨日パッターニー県内にあるイスラム教委員会県本部内にて、国務大臣以下関係者、
南部三県の各県知事や宗教指導者及び私立イスラム教学校の関係者等300人を集め協議を行い、これま
での政府対策の進捗状況、長期、短期的問題解決を目指すための政府の対策方針及び南部国境三県に
対する特別な政策方針や特別な法律の施行及び特別な任務にあたる当局者の中央からの派遣に関して
改めて地元からの理解を求めた。
 協議を終えたチャワリット副首相は、今回の会議で地元住民がより中心的な立場で問題解決に参加した
いとの意志が強いことが理解できたとした上で、現在任務遂行にあたっている当局者は慎重且つ地元の尊
厳を重視し任務遂行にあたり、全く無関係な住民達に影響が及ばないよう細心の注意をもって遂行にあたっ
ていることに理解が得られた事を明らかにしている。
 また、チャワリット副首相は、今回の不穏な動きの背景に自己の利権を追求する者及び政治家が関わって
いることを認めた上で、先に南部問題解明の為の重要なキーとなる資料を持っている事を明らかにしていた
サナン前国務大臣(元民主党幹事長)に対し、資料を政府に開示して欲しいと訴えている。
 一方、昨日午後、防衛省報道官のパラーングーン・グラーハーン少将は、南部国境地区に於ける安全保障
体制に関する会議が省内で行われた事を明らかにした上で、席上で社会の安定及び信頼を確保するため
に地域開発及び防衛戦略を展開すること、地域社会に属する住民の環境向上を問題解決の中心に置くこと、
より地域住民の協調性を高めるために、代々伝わる地域文化に則った安全保障対策を展開すること、及び
社会及び経済開発を通した政策び軍部に対する地域住民の理解の強化に重点を置く、以上四つの行動方
針を策定したことを明らかにしている。



2004年01月22日

タイランド・エリート・カードの目玉得点の一つである外国人に対する土地所有許可に関して、政府観
光庁は昨日までに取得可能な土地は5ライまで、取得後5年間は転売、譲渡を禁じ、土地に立てる家は
1,000万バーツ以上のクラスであるという条件で許可を与える方針をまとめ、諮問する意向を明らかにし
ています。

次期バンコク都知事選挙は、サマック現都知事の任期が切れる7月22日から45日以内、即ち9月5日ま
でに行う事になっているのですが、都の関係当局では立候補の受付を7月26日から30日までの間受
付、投票日を8月29日(日)にする方向で調整を行っているそうです。

「鶏大量死問題 - 疑わしい患者が三人」
スダーラット公共保健大臣は昨日、現在検査中で、結果が出るまで向こう2-3日かかると断った上で、こ
れまでに鶏インフルエンザに感染した疑いがある患者が三人確認されている事を明らかにした。
 同大臣によると、患者三人は、既に報道されているナコンサワン県の患者の他に、ガーンヂャナブリー
県及びスパンブリー県に住む患者で、いずれも何等かの形で鶏の生肉を扱う仕事に関わっていた。
 また、今回明らかになった三人の他に、同様に鶏の生肉を扱う仕事に関わっている者で、何等かの肺
炎の症状を見せた者が14人おり、いずれもこれまでの検査でバクテリア性の肺炎で、鶏インフルエンザ
とは関係ないという。
 一方、同大臣は、今後の対策として鶏解体、精肉販売関係者、養鶏農家、消費者等それぞれに対し、
万が一に備え、例えば鶏解体業者に関してはゴム手袋とマスク等の着用を推奨する等の日頃からの自
衛策に関して広報を強化する意向である事を明らかにした上で、いずれにしても無駄に不安を煽ったり、
抱いたりすることなく、政府の施策に信頼を寄せて欲しいと国民に訴えている。

「南部情勢 - 本日9時に政府より重大発表」
国家警察本部副本部長のゴーウィット・ワッタナッ警察少将は昨日、本日9時からパッターニー県ノーン・
ヂック郡内にある軍司令部内で、南部に於ける不穏な情勢に絡み重要な容疑者の身柄拘束に絡む重要
な発表がチャワリット首相により為される事を明らかにした。
 発表内容の詳細に関しては具体的な言及は避けているが、身柄拘束に関する情報の他、これまでに
南部で発生した一連の不穏な動きに関する詳細な進捗状況についても同時に明らかにされる予定であ
るという。
 今回のゴーウィット警察少将の発言に関して、タクシン首相は昨日夜までに、身柄拘束の情報を確認し
ていることを認めた上で、いずれにしても身柄拘束された者の犯行は個人的な行動によるもので、宗教的
な反感を煽ったり、住民感情を悪化させるような性質の物には成り得ないであろうとの認識を示している。
 尚、今回のゴーウィット警察少将の発表が行われ前には、タムマラック防衛大臣が武器庫襲撃強奪事
件及び学校連続放火事件の背景に居る国政レベルの政治家に関する捜査に注力している事、また当時
武器庫があった基地内に居た64人の軍隊関係者をバンコクに招致し、事情聴取を行った結果、大きな
進展が有ったことを認める発言をしていたが、一方で陸軍最高司令長官のチャイシット大将が強奪された
武器の捜索状況に関して、各種捜査資料や情報当局からの情報に基づき捜索を進めているが、依然明
確に隠された場所を特定できる状況にはなっていないと発言していた。

「国際空港出国階でメーター不使用のタクシーを一斉摘発」
観光警察局は、昨日ドーン・ムゥアン国際空港国際線第一ターミナルの出国階で、タクシー運転手に義務
づけられている料金メーターを使用せずに外国人観光客から不当に高い料金を請求しているタクシーの
一斉摘発を行い、合計30台を摘発した。
 また、同時に外国人観光客が集まるホテルや観光地等でも当局者が違法行為を行っているタクシーの
監視、摘発にあたり、少なくともメーター不使用若しくは規定料金以上の料金を徴収したタクシー2台が摘
発されている。
 今回の一斉取締は、中国正月期間を迎え、外国人旅客の安全な滞在を保証しタイのイメージ向上を目
指したもの。
 尚、摘発されたタクシーには1,000バーツまでの過料が科せられることになる。
* 実は私もそうですが、出国階からタクシーを拾って都内に向かわれる方も多いと思いますが、よく見
ると客を拾ったタクシーのナンバーを控えているガードマンの机の裏側にタイ語で「出国階で客を拾った
タクシーには最高で2,000バーツの過料を科す」というような文言が赤字でデカデカと書かれた看板が
置いてあったりします。 

「発想を転換して貧困問題に取り組むべき」
タクシン首相は昨日、ソムキット副首相、プラッチャイ副首相等を交え国務省内で社会問題及び貧困一掃
政策関連の会議を行い、貧困問題は、現在最も注力し、迅速な解決を図らなければいけない問題であると
の認識を示した上で、全ての関係当局者は考え方を改め、政府予算の支出を極力抑え より貧困層に機
会を創生するよう努力すべきであると語った。
 タクシン首相は、これまで国務省を中心に取り組んできた麻薬撲滅及び大物一掃政策に触れた上で、貧
困一掃政策も決して達成が難しい政策ではないとしたが、政府予算1兆バーツ全額を投下しても、全ての
貧困層の問題を解決することは不可能な状況の中で、与えられた300億バーツの予算で一掃を目指すた
めには、例えば貧困登録により蓄積されたデータを有効活用するなど、政府予算に頼らない新たな発想、
方法でもって取り組んで欲しいと参加した関係者に檄を飛ばした。
 国務省が1月20日までに行った集計によると、これまでに3,224,622人が貧困者登録を行っい、内借金問
題を抱えている者が2,064,837人と一番多く、以下生活の糧を得るための手段としての土地を持たない者、
住む場所に困窮している者と続いているという。
* 因みに少ない予算の中で、発想を変えて貧困一掃を達成して欲しいという台詞は目新しい物ではなく、
昨年行われた内閣不信任決議案審議のネタにもなっていました。



2004年01月21日

民主党から次期都知事候補として立候補を表明しているアピラック・ゴーサヨーティン氏は昨日ルム
ピニー公演で行われた表明式で、「住みたい都市バンコク」をキーに20年間民間企業で培った経営
手法の都政効率化への応用を核にした政策を訴えていく意向を表明しています。
 一方、擁立候補が依然決まっていない、チャート・タイ党に関して、昨日都知事候補を擁立しない
方針を固めたとの報道が一時されましたが、その後バンハーン党首がそれを否定しています。

「鶏大量死問題 - 結論を急ぐべからず」
公共保健省病害対策局のヂャラン・タルゥナウティポン局長は、先にナコンサワン選出上院議員であ
るマーリニー・スゥウェーッチャワラギット女史がナコンサワン県内に鶏インフルエンザに感染した疑い
がある患者が一人いると報告していることに関して、現在細部に渡って調査を行っているところで、感
染の有無に関して断定できる状況ではないとし、症状的には肺炎を併発する幾つかの感染症に似て
いるが、現在はっきり言えることは、SARSや風邪や細菌性肝炎(ローク・ワイラス・タップ・アクセープ)
ではく、いずれにしてもナコンサワン県に関しては既に鶏インフルエンザに対して最大限の警戒態勢を
敷いており、当該患者に関しても適切な監視体制下に於かれているとした。
 ナコンサワン県の公共保険省当局者によると、件の患者は一日に約70羽の鶏の飼いたいに関わっ
ており、万が一の時の為の防御措置として県内の業者に対して鶏の解体を禁じる通達を発していると
いう。
 件の患者に関してはヂャラン局長の発言と前後して、ネーウィン農業副大臣が、この患者に関して
「死亡した鶏解体業者」という言葉で表現、その後県知事が現在手中治療室で治療中であると発言す
るなど生死に関して一時情報が混乱した。
 マーリニー女史は、ナコンサワン県内では、養鶏農家や周辺の住民の間で、依然コレラとする政府側
発表に確信をもつことができず、鶏インフルエンザ感染に対する不安が広がっており、国民に真の意味
で鶏が安全である事に確信を持たせる上でも、WHOの検査を受け安全性を証明するべきであると語っ
ている。
 一方、鶏輸出生産者組合は昨日までに、消費者に対して販売されているタイの鶏の安全性を保証す
るために、国内で購入した鶏により死亡した者に対して100万バーツをを提供する方針を明らかにして
いる。
 また、昨日までにラオスがタイ及びヴェトナムからの輸入禁止措置を講じている事が明らかになって
いる。

「南部情勢 - 全ての責任を自分一人で負う」
南部三県を訪問したウライワン・ティヤントーン労働大臣は、南部に於ける不穏な動きの根本的原因の
解決及び国境三県開発計画の一環として、麻薬や違法な売買行為等の違法行為から生業への転身
を推進させ、また地域労働力の潜在能力増強を目指すため、60日以内に地域住民に職業訓練を提供
し、同時に就業機会の創生に努める意向を明らかにした。
 一方、安全保障関連担当のチャワリット副首相は昨日、問題解決までにはまだ多少の期間を要する
との認識を示した上で、今後大きな進展や実績をあげる事が出来なかった場合は、安全保障関連事
項担当責任者である自身一人のみが全責任を負うと語り問題解決に向けた意気込みを見せるた。
 また同副首相によると、南部で不穏な動きを誘発する背景となった地元住民の当局者に対する不信
感を植え付け、それを鼓舞した地域の実力者や地元政治家に関する捜査、摘発に注力しているところ
だという。
 一方、パッターニー県サーイブリー郡内では、昨日午後過ぎ、郡土地事務所に近い花屋の前周辺に
あやしい箱2つが放置されているとの通報を受けた地元警察当局が、処理にあたり内部に入っていた
爆発物を処理する事件が発生している。
 また、兼ねてから噂になっているワンムーハマッドノー国務大臣の更迭問題に関して、タクシン首相は
更迭を考えたことがあることは認めたものの、麻薬撲滅、大物一掃、貧困者登録政策等々に於ける実
績や南部情勢に関して勤勉に務めていることを考えると、仮に党内から更迭すべきという声があったとし
ても、今後の施政を考えた場合むしろ現状のままの方が好ましいであろうという考えに至っていると語り
更迭の可能性を否定している。


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