タイの地元新聞を読む

過去記事

2004年03月21日 〜 2004年03月31日



2004年03月31日

昨夜遅くヤッラー県内の採石場(ローン・モー・ヒン)を、約10人く
らいの武装強盗が襲撃し、保管してあった爆発物を大量に強奪
するという事件が発生しています。
 政府は、スンガイ・ゴーロックで発生した爆破事件を受け、各
採石場の警戒の強化を命じていたはずなのですが、今回の事件
で如何に当局のいう「警戒を強化した」という言葉が、即物的な発
言だったことを裏付ける事件とも言えそうです。
 一方、支持率低下に危機感を抱くタクシン首相は、「各地の住
民の声」を聞くために、地方巡業にでる意向を表明しています。
 首相は、次期総選挙を視野に入れた物ではないと強弁してい
ますが、民主党が言うように間違いなく視野に入れたものだと思
われます。
 いずれにしても、上記の件に関しては、一両日中に詳細をまと
めて掲載させて頂きます。

ということで、本業の関係で更新が遅れており申しわけありませ
んが、一両日中に通常通り更新できるようになるとおもいますの
で暫くお待ち下さい。



2004年03月30日

本業の関係で数日間ほど更新が出来なかったり遅れたるする
かもしれません。

4月13日からソフト・オープンする予定の地下鉄ですが、本日付
けのBangkok Post誌によると、4月13日から5月31日までを一般
から手紙で募った試乗希望者のみに限定されるテスト・ラン期間
とし、6月から通常運行に移行する予定になっているようです。
 また、これまで女王陛下の誕生日と伝えられていた正式開業
日に関しては未定となっているようです。
 尚、試乗希望者は、希望日時、希望乗車駅を記載し、切手を
貼り付けた返信用封筒を同封の上4月10日までに以下の住所宛
に申し込んで欲しいそうです。
 Bangkok Metro Co.Ltd.
 PO Box 434, Lat Phrao, Bangkok 10310

本日付のThe Nation誌によると、CEOスタイル行政により機動性、
効率性をもたらすために、これまで一律1,000バーツだった公務
員に支給されている携帯電話料金の補助金をC-9からC-11クラ
スの公務員に対して2,000-4,000バーツの範囲で値上げ支給する
事が決まったそうな。
 因みにタクシン首相は、タイ最大の携帯電話事業会社の実質
上のオーナーだったわけですが、当然一般的に見ても多すぎる
今回の支給額の増額は、本当は誰のためだったんだろうという
疑問が指摘されています。

ガシコン銀行系のシンクタンク、ガシコン研究所の調査によると、
今年3月から5月までの暑季期間中のエアコンの売り上げ台数
は、景気が拡大基調にあることから、昨年同期間比で10%の売り
上げ台数増が見込まれ、合計で66万台、総額123億バーツに上
ると予測しています。
 また、輸出に関しては、28.45%の成長率及び14億3,100万ドル
の総輸出高を達成した昨年度の好調を維持しており、今年は
20%の成長率、17億ドルの総輸出高が見込まれるとしています。

タクシン首相は昨日11:30頃、南部問題緊急対策会議時の昼食
の仕入れを兼ねて、末娘のプレートーンターン・チュナワットさん
が昨日からアルバイト勤務を始めたマクドナルドのサイアム・ス
クエアー店を激励がてら訪問しました。
 訪問後、店頭で記者団からアルバイトの事より南部問題関係
の質問が集中し、一瞬不機嫌な表情を浮かべたタクシン首相で
したが、娘のアルバイトに関しては、自身も昔外国のファースト・
フード店でアルバイトをしていた事を例にあげ、タイの若者達も
先進国の若者達を見習い、時間を有効に活用しアルバイトなど
をする等して社会から何かを会得する努力をするべきであると
語った上で、娘に関しては、はこのアルバイトで他人と共同で仕
事に取り組むこと、及びお金の価値を知ってくれるだろうと語って
いました。
 因みにプレートーンターンさんの時給は23.75バーツで、一日
4-5時間、1-2ヶ月間働く予定になっているそうです。
 また、タクシン首相の好物はマック・フィッシュで、当日はビック・
マック・セットやマック・フィッシュ・セット等を購入していったそう
です。

「痛みが伴っても、出てきたできものは切って捨てるべき」
タクシン首相は昨日、再激化の兆しを見せている南部国境三県に於ける不穏な
状況について、体に浮き出てきた「できもの」に喩え、できものは、出てきたら切っ
てすてるべきもので、時には痛みが伴うかもしれないが、切らないよりは切った
方が良いと語り、一連の動きの背景及び糸で操る者の解明を進め、厳然たる姿
勢で解決に取り組む意向をあらためて強調した。
 一方、タクシン首相は弁護士失踪事件に関して、当局者によりメー・ホーン・ソー
ン県内(報道によりパイ郡)で拉致監禁されているとの認識を示し波紋を投げか
けた。
---------------
  タクシン首相は昨日朝、南部に於ける不穏な状況に関する状況分析及び今後の
方針を策定するために安全保障関連閣僚や麻薬取締関係当局者等を首相公邸
に緊急招集、席上で問題解決の解決の鍵を握るイスラム教法律家協会会長のソ
ムチャーイ・ニーラッパイヂット氏失踪事件の解明をトップ・プライオリティーに据え
並行して地域に於ける麻薬取引を巡る利権関係及び大物を含む地方及び国政
レベルの政治家が絡む利権関係に関する解明を進めることが再確認された。
 タクシン首相によると、政府がこれまで進めてきた麻薬撲滅政策や大物一掃政
策により利益機会を失った者の思惑が、分離主義的思惑以上に不穏な状況に反
映していると考えられるという。
 一方、南部に於ける情勢を調査する為にタイ・ラック・タイ党のワーダ会派に所
属する議員を引き連れ、行政側代表や宗教指導者、地元のリーダーや住民から
聞き込み調査を行ってきたヂャトゥロン・チャイセーン副首相は、これまでの調査
で日頃から当局者による容疑者に対する拷問まがいな取り調べを追求してきた
ソムチャーイ弁護士の失踪事件が地元に投げかけた波紋は予想以上に大きく、
また、住民の間では当局者から言われもなく連行される恐怖心が支配的で、依然
当局側に対して心を開いて協力する状況には無く、住民と協調して問題解決にあ
たるとする政府の方針の大きな障害となっている事を明らかにしている。
 その上でヂャトゥロン副首相は、地元からの信頼を得るために、地元の生活習
慣、宗教及び文化的背景を充分に理解し、任務を遂行する必要があることを政府
に対し提案する意向を示している。
 尚、タクシン首相は、今回の調査結果に基づく分析作業を行った後に、4月中旬
ころに再度南部を訪問する意向を示している。
  また、チャワリット副首相は、ヂャトゥロン副首相の調査結果に基づき、南部に於
ける対策及び開発計画の一部を南部住民の考えを吸収し理解を得られる形で見
直しを進める意向を示している。
---------------
 一方、タクシン首相がソムチャーイ弁護士が当局者等によりメー・ホーン・ソーン
県内に拉致監禁されており、背景には政治的な思惑が関わっているとの認識を示
した事に関して、ターニー首都圏警察本部長は、首相の発言を裏付けるような情報
はこれまでに確認されていないとし、また警察内部から漏洩した情報でもないとの
認識を示している。
 尚、弁護士失踪事件に関しては、昨日までに新たな進捗状況は伝えられていな
い。
---------------
 一方、スンガイ・ゴーロックで発生し爆破事件に関しては、昨日までに第9地区警
察本部が目撃証言に基づきは昨日までに約20歳くらいと見られる男性2人容疑者2
人の似顔絵を作成し広く逮捕に結びつく情報の提供を求めている。
 また、使用された爆発物がマレーシア国内からもちこまれた可能性があるとして
国境検問所の検査体制の強化を命じている。
 一方、チャイシット陸軍最高司令官は、事件に爆発物に詳しい外国人が関わって
いるとの情報を入手している事を明らかにした上で、既にタイ人やマレーシア人の
被疑者リストを作成しスントン国家警察本部長代行に配布し、捜査及び身柄の捕
捉を要求している事を明らかにしている。
* 全然南部云々と関係ないですが。メーホンソンにある第二次世界大戦
関係の記念館に展示してあった日本軍が使用していた銃三丁と寄付金
を集める箱に入っていた約500バーツの現金が盗まれるという事件が発
生しているようです。



2004年03月29日

個人的にはCDの出来と、生の出来との落差が極端に激しいという
印象しか有りませんが、昨年8年(?)ぶりに復活し大ヒットを飛ば
したUHTのメンバーの一人の”テム”ことウティシット・スゥプスワン
容疑者が、一昨日未明2時頃にスクムウィット・ソーイ71内のガソリ
ンスタンドで給油を終え、道路に出ようとしたところで、バイクに車
の後部をぶつけられたことから、キレてしまい、酒の勢いも手伝っ
てバイクの運転手や制圧にあたった警察官等に暴力を振るい逮
捕され、その後昨日までに4万バーツの保釈金で釈放されるとい
う事件が発生しているようです。
 また、報道により、ぶつけられた当時に発生した両者間の喧嘩が
一旦収まった後に、再度テムが待ち伏せをし、喧嘩を仕掛けたと
するものもあるようです。因みにぶつけたとされるバイクの運転手
は1,000バーツの保釈金で釈放されているようです。 
 尚、The Nation誌の報道によると、テムの車がスタンドから出よ
うとした際に、バイクが前を遮り、その際にバイクの運転手が車の
後ろを「じゃまだっ!」という感じで叩いたことに腹を立てたテムが
バイクの後をつけて行き、バイクがアパートに着いたところで喧嘩
になったとしています。

「緊急対策会議を招集、首相は外遊をキャンセル」
3月27日19:30頃にナラーティワート県のスンガイ・ゴーロックで発生したバービヤ
爆破事件を受け、タクシン首相は昨日朝、安全保障関連閣僚や当局者及び麻薬
取締当局者等を自宅に招集し緊急対策会議を開き、会議に於いて、弁護士の失
踪事件が再激化の主要な要因になっているとして、今後失踪事件の真相解明を
急ぐと共に、地元に於ける麻薬密売組織の利害関係及び依然明確になっていな
い背後で糸を引く地元の大物や地方及び国政レベルの政治家の割り出し及び地
域に於ける政治が絡む利害関係に関して解明を急ぐことで合意に至った。
 また、先に発生した爆破事件でマレーシア人旅行者5人を含む一般市民27人が
負傷を負うなど、今後一般市民を狙った無差別攻撃へターゲットを移し始めてい
事が考えられることから、各関係当局に対して、主要施設やエンターテイメント施
設等に対する警戒を強化する様指図している。
 また、タクシン首相は、今回の爆破事件を受け、昨日より4月3日までの日程で予
定されていたドイツ、ハンガリー訪問を無期限に延期、同時に4月18日から26日の
日程で予定されていたフィンランド、スェーデン、イタリア、及び英国を訪問する予
定も無期限に延期している。
 一方、爆破事件の捜査を進めている警察当局は、昨日朝までに事件現場となっ
たバービヤに頻繁に出入りしていたマレーシア人ガイドのマッサーニー・ビンイス
マエー容疑者を爆発物が仕掛けられていたバイクを運転し店の前に置いた容疑
で逮捕している。
 同容疑者は、事件との関わりを否定していると伝えられるが、目撃者の一人で、
現場となった店に勤める店員は、同容疑者は普段からガイドとしてマレーシア人
観光客を事件現場となった店に案内しており、平素から馴染みのある顔だったこ
とから、見間違えるはずが無いと証言しているという。
 尚、捜査当局は、事件は分離主義的思想に傾倒している地元の不良若者グルー
プが自己の実績をアピールすると同時に重要な容疑者が逮捕ないしは逮捕状が
発行されている状況の中で自分たちの存在をアピールする為に行い、また犯行に
関わっている一味はパッターニー県内で発生した一連の爆破、同未遂事件及びナ
ラーティワート県内の県都内で発生したトーソートー社を狙った爆破事件及び政府
貯蓄銀行を狙った同未遂事件と同一であるとの見方を強め捜査を展開していると
している。
--------------------
  南部三県では依然止まぬ不穏な状況の影響で、児童が授業を受けることが出来
た日が他県の200日強に比べ僅か130日と少なく、児童の学力低下が懸念されて
おり、また5月3日から予定されている新学期に授業が再開できるか状況的に確信
を持てる状況ではないないという。
 一方、タイ政府観光庁南第一地区事務所は、南部に於ける不穏な状況の影響で
マレーシアや中国からの旅客減傾向が続いおり、更に先に発生したバービヤ爆破
事件が減少傾向に追い打ちをかける事が懸念されることから、旅客の再誘致を図
るため歓楽都市として知られるハート・ヤイを擁するソンクラー県で4月8日から13日
にかけてソンクラーンを記念した大規模な水掛祭りの催しを県内で開催する意向を
明らかにしている。
* 弁護士失踪事件に関してはタクシン首相が誘拐されたとの認識を示すに
至っていますが、失踪したソムチャーイ氏が兼ねてから南部の不穏な状況
に絡み逮捕された容疑者やJIの協力者として逮捕された容疑者等が当局
者により拷問まがいの事情聴取により、無理矢理自供させられていた実態
を訴えていたことから、何等かの形で当局者が失踪の背景にある可能性が
取りざたされています。

「偽ヴィトンを多数押収」
首都圏警察本部バーン・ラック署は、兼ねてからの内偵により発行された家宅捜索
令状に基づき、一昨夜深夜から昨日未明にかけてバーン・ラック区ソーイ・パッタポ
ン内にある商店の家宅捜索を行い、店の屋根裏部屋に隠すように保管されていた、
フランスのルイ・ヴィトン社のカバンや靴、帽子等のコピー商品合計3,000点以上を
押収、店内で店番をしていた従業員1人を事情聴取の為署に連行した。 
 警察では、押収されたコピー商品が、主にブランド品を安く買いたいと願う旅行者
をターゲットに販売する目的で国内で製造されていたとみて、入手経路や背後関係
の割り出しを急いでいるという。



2004年03月28日

「スンガイ・ゴーロックのバー・ビヤで爆破事件」
昨日19:30頃、ナラーティワート県の国境の町スンガイ・ゴーロックにあるマーリー
ナー・ホテルの裏にあるバービヤ”トップ・テン2003”の前付近に仕掛けられた爆発
物が爆発し、同店に多大な損害をもたらした。
 尚、報道によりバービヤではなくカラオケ店とするものもある。
 被害状況に関しては、昨日23:30迄の報道では依然錯綜しているが、件のバービ
ヤは平素からマレーシアからの観光客で賑わっていたことで知られ、今回の爆発
によりマレーシア人を含む約30-40人が負傷を負ったものと見られている。
 また内の1人が死亡したとの報道もある。
 一方、爆発に関しては初期捜査段階では店の前に駐車していたバイクに仕掛け
られていた時限発火式のパワージェルが使用されたものと見られている。
 尚、時限発火式のパワージェルに関しては、先にナラーティワート県の県都内で
発生した爆破、爆破未遂事件でも使用されている。
 また、一部報道では、今回の爆発が発生する直前に店内に居たマレーシア人旅
行者1人が何者かにより銃で撃たれ、店外へ逃げようとした途上で発生した爆発に
より火傷を負い死亡していると報じている。
 このマレーシア人に関しては、何等かの形で犯人が爆発物を仕掛けている現場
を目撃してしまったために犯人により撃たれたとの見方がされているが、更に一部
の報道では、バービヤとは全く関係ない約500メートル離れた場所で何者かにより
撃たれ死亡したとの報道もあり、依然錯綜している。
 また、爆発が発生する30分くらい前に、二人組の男が爆弾が仕掛けられていた
バイクで店前に現れ、そのままバイクを放置していくところが目撃されていたとの
報道もある (0:00 TST)
--------------
0:00代のネーション・チャンネルのニュースでは、死亡者の発生は確認されていな
い(23:00代のニュースでは死亡者1人と報じていた)と報じている。
 また、今回の爆破事件を受け、当局側は当局関連施設等の重要施設の他に、
ハート・ヤイ等にまで範囲を広げ、エンターテイメント関連施設の警戒を強化するよ
う指示したと報じている。 (0:50 TST)

「青少年保護法施行に協力を求める 他」
タクシン首相は昨日放送された国民向け定例政見放送に於いて、現在建設中の
スワンナプーム国際空港の進捗状況を自らの目で確かめタイをアジアに於けるう
ビジネスの中心地とする目標に充分に応えるものであったとの認識を示した上で、
予定通り来年9月29日かた正式供与開始が出来る見通しで、また開業後5年以内
に2千万人の外国人観光客を迎え入れる事になるであろうとの見通しを示した。
 一方、景気の状況に関しては、昨年以上に強い活気を見せており、更にオース
トラリアとの間で5月中にも覚書をかわす見通しになっている自由貿易圏協定が
更なる押し上げの要因となるとの認識を示した。
 タクシン首相によると、商務省の報告では今期最初の2ヶ月間だけでコメや天然
ゴムと言った重要輸出産品の輸出拡大率が16%だったのを始め、昨年同期比で
全体で18.5%の輸出拡大率を見せており今期の輸出成長率は来期を上回るのは
ほぼ確実であるという。
 一方、タクシン首相は放送の中で3月30日から正式に施行される青少年の保護
に関する法律に触れ、この法律の施行により18歳以下の者の飲酒及び喫煙を禁
止し、同時に購入及びこれらの物を提供する施設への出入りも禁止されることに
なることを明らかにした上で、この法律の主旨は青少年や児童が将来行いよろし
からざる人物になったり、違法行為を犯すきっかけを未然に防止し、国の為に役
立つ人物に育て上げることを目的にしており、保護者はこの法律の主旨を充分に
認識し、保護者としての監督義務を遂行して欲しいと呼びかけた。
 尚、この法律の施行により18歳以下の者に対して酒類やタバコを販売した者及
び監督責任を怠り当該未成年者の購入を容認若しくは見過ごしていた保護者ま
たは保護者に準ずる監督責任者に対して最高で3ヶ月の禁固及び3万バーツの科
料の両方またはいずれが科せられる事になる。
 また、タクシン首相は放送の中で昨今の酒類やタバコの消費が上昇傾向にある
事に懸念を表明した上で、これらの物は健康を害すだけでなく、家庭や社会に被
害をもたらすものであり、これらの物を愛好する者は自制を心がけ消費を抑制す
る様国民に呼びかけている。

「国民の党への支持は揺るぎない 他」
タイ・ラック・タイ党のスリヤ・ヂュンルンルゥアンギット幹事長(運輸大臣)は、党内
のワーダ会派に所属する2人の下院議員が南部に於ける不穏な動きに関わってい
るとされている事が次期総選挙の票の行方に大きな影響を与えるのではないか
と指摘されている事に関して、政権誕生以来これまで3年間に党が築き上げてき
た成果、実績をもってして充分に国民をして納得せしめるものであり、次期総選挙
の票の行方に大きな影響を与えることには成り得ないとの認識を示した。
 一方、同党ワーダ会派会長のワンムーハマッドノー・マター氏(副首相)は、疑惑
を持たれている会派に所属する議員が首相に対して不快感を表明していると報じ
られている事に関して、これは記者団の質問に誘導されたか、若しくは現地を間
違ってとらえ報道だれたものであり、むしろ首相ではなく当局側に不快感を表明し
ていたと認識しているとした、
 また、ワーダ会派が党から離脱する動きを見せていると報じられていることに関
しては、党及び首相との関係は良好であり、離脱は有り得ないとして報道を否定し
ている。
 旧新希望党出身のイスラム教系議員で構成されるワーダ会派の議員の多くが
首相以上に旧新希望党党首のチャワリット・ヨンヂャイユット氏(副首相)及びワン
ムーハマッドノー氏への忠誠心が強いとも言われている。
 一方、タクシン首相は、昨日までに現在逮捕状が発行されているナヂャムッディ
ン・ウーマー氏を含むワーダ会派の下院議員を南部三県の情勢の調査及び住民
と政府との理解の共有を強化する為に南部国境三県に約1週間の予定で派遣、
報告に基づき早期の解決に確信が持てる場合にはソンクラーン前に首相自身が
再度南部に足を運び地元宗教指導者等と協議を再度行うよていであると伝えら
れている。
 南部国境三県に於いては、依然住民の当局に対する不信感が問題解決の大
きな足かせとなっており、ポーキン国務大臣やチェーッター防衛大臣等が就任
早々から問題解決の核となる住民との理解の共有を早急に進めていくべきであ
ると問題を提議していた。



2004年03月27日

「実質僅か1,000バーツの罰金刑」
大物政治家として知られるチャルゥム・ユーバムルン氏(ムゥアンチョン党党首、
元新希望党副党首)の三男のドゥアン・ユーバムルン(ドゥアンチャルゥムから改
名)被告を含む3人の被告に対する警察官殺人事件に対する判決公判が昨日午
前ラチャダーピセーク通りにある刑事裁判所で開かれ、裁判所側は3人を共同正
犯とする検察側の資料は、科学捜査局の資料をもってしても殺人の共同正犯の
成立を説明するには不十分であるとして、殺人事件に関しては無罪とし、他人に
対して危害を加えた罪状についてのみ、幇助に問われた他の2人の被告とともに
罪状を認め、禁固1ヶ月、執行猶予1年、科料1,000バーツの支払いを命じる判決
を下した。
 執行猶予とした理由について裁判所側は、事件後に違法行為を犯していない
こと、及び自己の過去の行いを反省している事を理由に掲げている。
 急遽400人の傍聴人を収容できる大法廷に場所を移して行われた昨日の判決
公判で問われた殺人事件は、2001年10月29日にラチャダーピセーク通りに近い
ヂャウォプラッヤー・ホテル内トゥエンティーパブ内で発生したもので、折から麻薬
関連事件の内偵を店内で行っていた警察犯罪制圧班所属のスイチャイ・ロート
ウィムット氏が店内に居たドゥアン被告等のグループとぶつかった事から喧嘩と
なり、ドゥアン被告側が「俺の親父が誰だか知っているのか」との捨てぜりふと共
に拳銃でスイチャイ氏を射殺したとされていた。
 また、事件後ドゥアン被告は「警察に暗殺されるのが怖かった」との理由で海外
に逃亡、その後クアラルンプールの大使館に自首しバンコクに身柄が移送されて
いた。
  また、警察大尉の肩書きを持つ父親のチャルゥム・ユーバムルン氏は法務大臣
を歴任、母親のラムナウォ女史は法の番人の最前線である判事だったことで知ら
れる一方で、長男のアートハーン氏、二男で今回の裁判で幇助罪に問われたワ
ン氏(ワンチャルゥムから改名)及び三男のドゥアン被告いずれも数々の暴力事
件を引き起こしてきた事で知られ、これまでに少なくとも10件以上の殺人を含む
暴力事件で裁判沙汰となり、多くのケースで被害者側の告訴取り下げ、ないしは
無罪の判決を勝ち取ってきたことで知られていた。
 今回の判決について、「これまでの人生に於いて最良の日となった」と語る父親
のチャルゥム氏は、判決の主旨を尊重し息子のドゥワンを2ヶ月間寺に出家させ
る意向を示した上で、国家警察本部に対する逆告訴に関しては、「今日は長男の
アートハーンの誕生日なので、こういう話には触れたくない」としたものの、「国家
警察本部の幹部(プー・ヤイという単語を使用)は、己が発した言葉を忘れてはい
けない」と語り、逆告訴の意向を強く示唆している。
 この事件に関してドゥアン被告側は、妻の姪と二男のワンとの結婚は警察内で
地位を得るための政略結婚であると批判していたサン・サルターノン前国家警本
部長の私的な恨みから殺人犯にされたと主張していた。
 一方、日頃から公正な裁判は期待できないと漏らす一方で、公判前には「待ち
に待った日がやってきた。本日こそ犯罪者に対して公正な刑罰が下されるところ
をこの目で見てみたい。」と語っていた未亡人のスパトラ・ロートウィムットさんの弁
護士は、今回の判決内容について国家警察本部と協議の上30日以内に控訴する
意向を示している。

「強奪された武器の一部を発見」
国家警察本部のゴーウィット副本部長は昨日、1月4日にナラーティワート県内の軍
隊基地内から強奪された約300丁の銃の内の一部が押収された事を明らかにした。
 同副本部長によると、銃は犯行一味から預かった地元住民の元で保管されてい
たもので、発見に協力した預かっていた住民に対しては報奨金が支払われる予定
になっているという。
 一方、一昨日逮捕状が発行された9人の容疑者の内、昨日までにナラーティワー
ト県の県評議会議員を3期勤めたラッ・ンゲー郡在住のアヒム・アーウェーウォ容疑
者及び県都内在住で地元の宗教指導者としても知られるイスラム教教師ムストー
パー・ハイースーイー容疑者の2人を破壊活動、分離主義活動及び武器庫襲撃強
奪に関わった容疑で逮捕されている。
 尚、逮捕された2人はいずれバンコクに移送される予定になっている。
 一方、逮捕状が発行されたナヂャムッディン・ウーマー下院議員は昨日までに、
憲法165条で保証されている下院議員としての特権を行使しない意向を再確認した
上で、憲法に基づく下院内の手続きに基づき出頭に応じる意向を示している。
 一方、タムマラック副首相は、タイ・ラック・タイ党ワーダ会派が、アヌポン容疑者
が指摘した政治家の名前は政府のもつブラックリストに掲載されているものと一致
していると語ったことに対して強い不快感を表明していることに関して、自身は分
離主義的動きがあるとする情報と一致していると述べただけで、具体的な政治家の
名前を上げた訳ではないとして、先の発言を訂正している。
 また、同副首相が防衛大臣として陣頭指揮をとっていた当時からワーダ会派との
間に対立があったと噂されていることに関しては、それを否定している。



2004年03月26日

本日昼前に刑事裁判所でドゥアンチャルゥム・ユーバムルン被告の警
察官射殺事件に関する判決が下され、証拠不十分であるとして、同被
告等3人にかけられていた殺人に関する嫌疑に関しては否認、同被告
等3人及び幇助に問われた2人の5人の被告に対して、他人へ危害を
加えたとして執行猶予1年付き禁固1ヶ月及び科料1,000の支払いを命じ
る判決を下しています。
 尚、検察、遺族側は控訴する意向を示しています。
 また、ドゥワンチャルゥム被告は、判決後に2ヶ月間寺で修行する意
向を示しているとの報道もあります。
(14:00 TST)

チャワリット副首相は、昨日行われた下院会議の中で民主党のオンアー
ト氏から出された弁護士失踪事件に関する質問に対して、死亡している
事を強く示唆した上で、死亡する直前にあった人物に関する情報を持っ
ていると発言し、物議を醸し出しています。
 尚、イスラム教法律家協会会長でもあるソムチャーイ・ニラパイジット
氏の失踪事件に関する捜査は特別に編成されたチームが行っており、
直接的にチャワリット副首相は捜査に関係していないのですが、当の
捜査チーム側は、おそらくチャワリット副首相は、特別捜査チームとは
関係ない筋から、人伝えに聞いたのだろうとして、死亡したとの疑惑を否
定しています。

天然資源・自然環境省は4月から生活の糧を得るために都内及び近郊
に連れてこられた象の摘発を進める方針を明らかにしています。
 消息筋によると、今回の摘発は象使い20人及び象をガンヂャナッブ
リー県やプラヂンブリー県、メー・ホーン・ソーン県に移送するための専用
10輪車を準備して行う大がかりなものになるそうです。
 生活の糧を得るために象を都心部に連れてくる行為を取り締まる決定
的な法律が無いという事もあり、また象使いの間で都心部で一日あたり
1,000バーツから5,000バーツ稼ぐことが出来るという情報が飛び交ってい
ることもあって、象を都心部に連れてくる象使いが後を絶たず、現在200
頭から300頭くらいが都心部を徘徊していると見られているようです。

昨日スワンナプーム国際空港建設の進捗状況の視察を行ったタクシン
首相は、当初目標の51%に対して48%の進捗状況であるものの、いずれ
にしても当初計画通り来年9月29日の正式供与開始が可能であるとの
見通しを示しています。

「下院議員1人を含む9人に対する逮捕状発行を許可 他」
刑事裁判所は、昨日夕方までに南部に於ける一連の不穏な動きに絡み背後で関
わっていると指摘されていたタイ・ラック・タイ党ワーダ会派に所属する下院議員の
ムヂャマッディン・ウーマー氏(ナラーティワート県選出、旧新希望党)を含む9人の
容疑者に対する逮捕状発行を正式に認可した。
 尚、先にアヌポン容疑者から武器庫襲撃強奪事件を初めとする一連の不穏な動
きに関わったと指摘されていた国政レベルの政治家の内、パッターニー県選出上
院議員のデーン・トミーナー氏及びタイ・ラック・タイ党ワーダ会派に所属するアリー
ペン・ウタラシン下院議員(ナラーティワート県選出、旧新希望党、元教育副大臣)
に対する逮捕状請求に関しては、証拠が不十分であるとして、今回の請求では発
行が見送られている。また、一部報道では、今回発行が認可された9人の容疑者
にはプー・ヤイ・バーン及びタムボン行政機構に関係する地方レベルの政治家が
含まれていると報じている。
 今回の逮捕状発行認可に先立ちナヂャムッディン氏は、先に行われた内閣改造
まで南部に於いて防衛大臣として対策の指揮をとっていたタマラック副首相が、ア
ヌポン容疑者が指摘した3人の政治家について、政府のブラックリストに掲載され
ている人物と一致すると発言した事に関して、本来守秘義務が義務づけられる刑
事・安全保障に関する情報を開示する事は極めて不適切であり、この発言により多
大な損害を被ったと不快感を表明していた。
 尚、逮捕状発行に関して、ワーダ会派に所属する2人の下院議員は昨日午前中
迄に、潔白を証明するために議員としてとの特権を行使しない意向を明らかにして
いた。
-----------------
 第9地区警察本部は昨日までにヤッラー県県都警察本部長、ナラーティワート県
警察本部長を含む12人の幹部クラスを南部三県外の担当に異動する人事を発表
した。
 一方、タクシン首相は、戒厳令が施行されている南部国境三県に於いて、これま
でに100人以上の住人が当局者等により正式な手続きを踏まず身柄を拘束される
などして、消息不明になっているとする、民主党議員の下院議会に於ける発言を
一部報道が報じていたことに関して、これまでに親戚等から捜索依頼が出されて
いるのは10件程度である事を明らかにした上で、既に関係当局に対して公正な捜
査を行うよう指示していることを明らかにしている。
 更にタクシン首相は報道陣に対し、もっと職務遂行にあたっている当局者にも共
感(ナム・ヂャイ)を持って報じて欲しいと戒めることを忘れていない。
 また、連日当局者等を狙った襲撃事件が発生している南部国境三県で昨日には
朝7:30頃にナラーティワート県ヂョッアイローン郡内で60歳のプーヤイ・バーンが自
宅から約300メートル離れた商店の店先でお茶を飲んでいるところをバイクに乗っ
た2人組による銃撃を受け重傷を負い、また16:30頃にはパッタニー県ヤッラー郡内
の路上でヤッラー県ガーバン郡警察署に所属する49歳の警察官がバイクに乗った
二人組による銃撃を受け死亡している。
 一方、ナラーティワート県の県都内で発生した爆破及び爆破未遂事件に関して、
これまでの目撃証言に基づき爆破及び同未遂事件発生地点と県庁舎付近をバイ
クで行き来していたバイクに乗った二人組及び爆発物は入っていたと思われるカ
バンを現場に於いたところが目撃されている地元住民と見られる黒い服を着た女
性の行方を追っている事が明らかにされている。尚、一部報道では容疑者1人につ
いて逮捕状を請求していると報じている。また、女性に関しては昨日付のBangkok
Post誌ではマレーシア国内のブゥーサトゥに所属する可能性が指摘されていた。



2004年03月25日

先日ナラーティワート県の県都内で発生した爆破、同未遂事件に関
して当局筋は昨日までに、パッターニー県内で発生した一連の爆破、
同未遂事件と同一の犯行グループとの見方を強めていますが、本
日付けのBangkok Post誌によると、犯行にマレーシア国内の過激
組織Berastu(タイ語報道ではブーサートゥ)が関わっていると取りざ
たされているようです。

一方、昨日チャワリット副首相が一連の不穏な動きに関わっている
とされる政治家に関して逮捕状を請求しない方針を明らかにしていま
したが、本日付の英字二紙では警察側が証拠が十分あるとして請求
の手続きに入っていると報じています。
 いずれにしても、議員の不逮捕特権等、踏まなければいけない手
続きがあり、早晩実現する性格のものではないようです。

本日付Bangkok Post誌やタイ語高級各紙によると、国家経済社会
開発委員会は昨日タイ人の生活の質(クナパープ・チーウィット)に
関する調査結果を発表、タイは経済成長を謳歌し貧困や教育機会、
就業機会が増加したものの、一方で労働者(プー・チャイ・レンガー
ン)の若年化や高齢化の進行、教育の質自体の問題、若年層の不
良化や犯罪増加等の社会不安等のマイナス要因も増加ないしは
解決しておらず、依然生活の質や幸福感自体の向上には、結びつ
いていないとしています。

本日付The Nation誌によると暴れん坊系のヂュムサック上院議員
の編集で、タクシン首相の天敵として知られるティーラユット・ブー
ンミ先生等の曲者を執筆陣に迎え、”如何にタクシン首相が己の権
力を自己の利益の為に活用したか”を知るための「教則本」”ルゥー・
タン・タクシン”(タクシンの一歩先を知るとでも意訳すればいいんで
しょうかね?)が本日発売されるそうです。

弁護士失踪事件に関して、これまでに最後に目撃された3月12日に
ラームカムヘーン通りで失踪したソムチャーイ氏のものと思われる
車の後部にバイクが衝突し、氏が車から出てきたところで警察と思
われる者等に身柄を押さえられ別の車(ピックアップとする報道もあ
る)に乗せられたとする目撃証言も寄せられている様ですが、現在
科学捜査に従事しているポンティップ女史によると、車のバンパー
から明らかにバイクによりぶつけられたと見られる傷跡が確認され
ているようです。
 一方、失踪事件に絡んで3月12日にチャチュゥンサウォ県ター・タ
ギヤップ郡内で45-50歳くらいの身元不明の死体があるとの連絡も
入っているようですが、初期調査の段階では着衣等が一致してお
らず可能性は薄いと報じられています。

政府は、2年前に制定された改正青少年保護法の規定に基づき、
3月30日から18歳未満の者に対してアルコール飲料やタバコを販売
した商店に対して30,000バーツ以下の罰金若しくは3ヶ月以下の禁
固を申しつけるだけでなく、更に購入した未成年者の保護者に対し
ても理由の如何を問わず同様に30,000バーツ以下の罰金若しくは
3ヶ月以下の禁固を申しつける方針を明らかにしています。
 要は、お使いで買いに行かせることもダメという事なんですが、健
康推進財団の調査によると、18歳未満の者に酒やタバコを買いに行
かせる行為は彼らに飲酒や喫煙の習慣が普通のものであるとの印
象を与え、多くの場合両親と同じ銘柄の酒やタバコを愛用するきっ
かけとなっているんだそうです。
 また、政府に協力し約50の民間団体の協力を得て違法に未成年
に販売している商店の摘発活動を人的な面を含め側面支援する意
向を表明している同財団の調査によると14歳までに酒の味を覚えた
ものは、アルコール関連の病気にかかるケースが多いとの結果も
出ているそうです。

現在建設整備が進められているピッサヌローク新空港が、1日2,400
人の乗降客に対応でき、またボーイング747の離着陸にも対応でき
る国際レベルの空港として4月1日から正式に供与を開始する予定
になっています。
 尚、3月24日には開港式を行う予定になっているようです。

気象局は昨日、4月には北部及び東北部で44年ぶりに43度を超え
る可能性があると警告しています。

結石摘出手術の為入院中だったチュワン前首相は昨日の下院会議
から議会に復帰、早速南部情勢について、これまで政府がとってきた
(法律に則った手続きを要しない取締や身柄拘束を可能にする)戒厳
令に基づく取締は問題を深刻化するだけと指摘した上で、新たに就
任したポーキン国務大臣が進めている法律に基づいた取締、捜査
を厳守する方針を支持する発言をしています。

タイ発電公社の労組は昨日まで、今後一部の労組員を当番方式で
職務に付かせながら向こう6ヶ月間抗議活動を継続させて行く意向
を明らかしています。
 当番方式で一部の労組員を職場復帰させる事に関して労組側は、
労働省からの警告に応じたものではなく 電力需要期である暑期を
迎え電力使用者に迷惑をかけないための措置であることを強調し
ています。

「当局者の職務遂行ににより損害を被った」
南部国境三県に於ける一連の不穏な動きに関わった容疑で逮捕されたアヌポン・
パンタチャヤーグーン容疑者により、武器庫襲撃強奪事件等の背後で関わってい
たとして名指しされた3人の政治家の内、タイ・ラック・タイ党ワーダ会派所属のアー
リーペン・ウタラシット氏とナヂャムッディン・ウーマー氏の両ナラーティワート県選出
下院議員が下院議会内で昨日証言を行った。
 証言の中で弁護士でもあるアーリーペン氏は、今回の供述により政府の政策では
なく、当局者側の憲法及び刑法の精神すらおざなりにした職務遂行により、地元住
民にいらぬ混乱をもたらしただけでなく、自身も多大な損害を被ったとした上で、指
摘されていることに関しては、自身は7期、合計18年間下院議員を勤め、また閣僚
経験もあり、今後も政治家として活動していきたいと思っている者が分離主義的な
動きに関わる訳がないと語り、指摘を強く否定している。
 一方、一方ナヂャムッディン氏は、今年1月3日に氏の自宅で謀議が行われたとす
る供述に関して、当日はナラーティワート県内に居なかったとして事実無根な言い
がかりで有ることを強調した上で、これまで一度も分離主義的な考えを持ったこと
はないと語り関与を否定している。
 尚、アヌポン容疑者により指摘された3人の政治家を含む5人の政治家に関して
逮捕状請求の手続きが進められていると昨日付のタイ・ポスト誌で報じられていた
事に関して、チャワリット副首相は具体的な証拠が無い限りは無実であるとする法
律の精神に則り手続きは行われていないことを明らかにしている。
 しかし、同副首相は、一連の動きに国の威信に傷をつけたいと考えている政治家
を初めとする地元の実力者や若者グループが関わっているとの認識を示し、具体
的な名前こそ挙げなかったものの、政治家が背後に関わっている事は否定しなかっ
た。
 また、先に行われたアヌポン容疑者等を交えた現場検証のマスコミ公開に関して、
民主党側が、これまで行った調査により政府内部の幹部から警察に対してゴー・サ
インを出していた事が明らかになったとしていることに関しては、唯一ナヂャムッデ
ィン氏が下院議会に於ける証言でこの調査結果を引用した以外は、政府関係者か
らコメントは得られていない。
 また、昨日夕方には南部三県内で政府広報局系のCh11で放映されている警察
の公報番組の中でアヌポン容疑者の供述を南部三県内で広く通用しているヤー
ウィー語に翻訳して放映される予定になっていたが、当日急遽放映を中止し青少
年スポーツ大会の模様を放映している。
 今回の放映中止に関して、Ch11側は放映する時間が無かったと説明している。
 一方、連日当局者や住民を狙った襲撃事件が発生している南部で、昨日朝6時
頃、ナラーティワート県サーイブリー郡内で折から自転車で運動中(公共保健省の
公式発表に基づくが報道によりジョッギング中)だったマラリア研究所の55歳の所
長が2人組の銃撃を受け重体となる事件が発生している。



2004年03月24日

タイ語で略してオー・ヨーと呼ばれる食品・医薬品委員会のスパ
チャイ事務長は、これまでに都内で販売されているプラスチック
容器入りのフレッシュ・ジュースを無作為に85品選んで検査を行
った結果、依然79品からバクテリア等の不純物が検出されてい
た事を明らかにしています。
 この検査結果を受け、不純物が検出された9ヶ所の製造業者
に対して警告・立ち入り検査を行った結果、所在地に偽りがあり、
警告が出来なかった会社が1社、安全基準を満たした適合工場
として認定されていない業者 5社あり、しかもその多くが製造工
場としての認可すら取得していないケースもあったようです。

一二週間前に大衆各紙でプレー県デーンチャイ郡在住の16歳の
少女が11歳の頃から5年間に渡り実父から性的な虐待を受けて
いたという記事が大きく掲載されていましたが、昨日までに新た
に、同郡にあるデーン・タップ・チャイ寺の僧侶からも寺の中で頻
繁に性的な虐待を受け、実妹もその現場をしばしば目撃していた
ことが明らかになっています。
 尚、件の僧侶は既に寺から行方をくらまし行方不明になってい
るようです。

工業省はバンコク・ファッション・シティー構想の一環として都内
中心部にファッション・デザイナーを養成するためのファッション
専門学校を設立する意向を明らかにしています。
 開所後は世界的に有名なデザイナー等を講師として招く予定
で、おそらく年内中には開所が可能であろうとのことです。

個人的に、まだLonely Planetを愛読するお茶目な自称貧乏旅
行者だった頃に行ってみたいデスティネーションの一つだった
インド領のアンダマン島に12月からPBエアーが週二回ベース
でチャーター便を飛ばす(所用90分)という話があるみたいです
ね。
 Lonely Planetと言えばタイ版とかラオス版とかを執筆している
ジョン・カミングス(でしたっけ?)さんは、2-3年前にタイ人女性
と結婚して、現在はチァン・マイにお住まいだそうです。

「情勢再悪化の前兆? - 2ヶ所に爆弾が仕掛けられる」
昨日11:20頃、ナラーティワート県県都内の県庁舎正面にあるトー・ソー・トー社(旧
タイ電話公社)ナラーティワート支店内の女子用トイレに仕掛けられた爆発物が爆
発、間をおかず同所から100メートルと離れていない政府貯蓄銀行ナラーティワート
支店では爆発物”パワー・ジェル”が仕掛けられた旅行カバンが発見され、当局に
より処理される事態となった。
 また、ヤッラー県内の県都内では昨日朝に中央市場で任務に就いていた交通警
察間が4人組により銃撃を受け重体となる事件が発生し、パッターニー県の県都内
では20:30頃に捜査班に所属する警察官が2人組による銃撃を受け重体となってい
る。
 尚、トー・ソー・トー社に於ける爆発では女性職員一人が強烈な爆発音により耳に
負傷を負っている。
 一方、政府貯蓄銀行に仕掛けられた爆発物は正午に爆発するように仕掛けられ
た時限発火式で、発見前に女性が爆発物が入った黒色のカバンを現場に置いてい
るところが目撃されているとの報道もある。
 今回の爆破、爆破未遂事件について政府報道官のジャカラポップ・ペンケー氏は、
政治家の名前が不穏な動きの背景に有ると取りざたされている事との関連は不明
としたものの、発生当時県庁舎内でポーキン国務大臣やチェーッター防衛大臣を初
めとする関連当局者が対策会議を開いていたことから、政府の権威に対する挑戦
的な意図があるとの見解を明らかにしている。
 また、エネルギー省は、昨日までに石油タンクやガソリンスタンド等が犯行のター
ゲットになる可能性があるとして、当局に対し警備強化を要請している。
----------------
 一方、武器庫襲撃強奪事件等の一連の南部に於ける不穏な動きに関わった容疑
で逮捕されたガムナン・トデーンことアヌポン・パンタチャヤーグーン容疑者が犯行
の背景に関わっていると指摘したパッターニー県選出上院議員のデーン・トミーナー
氏は、昨日開かれた上院会議にて証言を行い、これまに一度も同容疑者と面識を
持ったことがない事を強調した上で、今回の証言は、おそらく警察が弁護士失踪事
件から世間の目をそらす為に警察により強要されたもので、また既に同容疑者の親
戚と電話で会話をし警察から脅迫されていたとの情報を掴んでいる事を明らかにし
ている。
 その上で、同上院議員は、公正な捜査を確保し真相を明らかにするためにも、同容
疑者の身柄を警察の監視下から法務省特別捜査局等の中立的な当局の監視下に
移すべきであると提案している。
 一方、ヂュリン野党連合最高顧問(民主党)は、タイ・ラック・タイ党所属の2人を含
めた3人の政治家の名前が取りざたされていることに関して、タクシン首相に対して
先に国民向け定例政見放送の中で一連の不穏な動きの背景に居る人物の逮捕が
近いと発言したことと、今回取りざたされている3人の政治家との関わりを含め、国
民に対して逃げ隠れせずに説明するべきであると訴えている。
 またヂュリン氏は、アヌポン容疑者をマスコミの前で証言させた事に関しては、警察
により身柄を拘束され事情聴取を行っている段階にある容疑者等にその様な行為を
させる事は不適切な対応であるとして警察側の姿勢に懸念を表明している。



2004年03月23日

私立アサンプション大学が行う世論調査エーベック・ポールが、イスラム
教法律家協会会長の弁護士ソムチャーイ・ニーラパイヂット氏が失踪し
たことに関して調査を行った結果、36.5%の回答者が当局者が何等かの
形で失踪に関わっていると回答、また54.4%の回答者が失踪の背景に
南部に於ける不穏な動きが関わっており、今回の失踪により南部の状
況は一掃悪化し政府の信用失墜に繋がると回答していたそうです。
 その失踪事件ですが、法務省特別捜査局のソムバット局長は昨日ま
でに、これまでに誘拐される現場を目撃したとの証言が一般市民から得
られた事を明らかにしています。

先に学生の暑期長期休み期間中にアルバイトを募り猥褻なサイトや違
法行為を幇助するサイト等の不適切なサイトの摘発を進める意向を明ら
かにしていた情報通信技術省は、昨日までに112人の応募者の中から
59人の学生を採用し昨日から5月21日までの日程でサイバー・インスペ
クター(サーラワット・インターネット)として摘発活動に当たる事を明らか
にしています。
 因みに採用条件は、インテーネットに詳しく、サマースクールに参加す
る予定が無い学生で、且つ自宅にコンピュータが有る者だったようです。
 尚、報酬は自宅で行う者には月2,000バーツ、省内で職員のアシスタ
ント業務を行う者には5,000バーツを基本とし、年齢により微妙な調整が
あるようです。

本格的な暑気を迎え、チァン・マイ動物園では二匹のパンダさんの為に
舎内のスプリンクラー装置とエアコン装置がフル稼働中だそうです。
 何でも室内温度を19度から21度までに保たないといけないらしいです。

「全部チャワリットさんに転嫁するタクシンさん 他」
南部国境三県に於ける武器庫襲撃強奪事件や学校放火事件、当局者等を狙った
襲撃事件等に絡んで逮捕された容疑者の内の一人で、ナラーティワート県スンガ
イ・パーディー郡のガムナンとしても知られるガムナン・トデーンことアヌポン・パン
タチャヤーグーン容疑者が、3月21日行われた記者を交えた現場検証の場で、
パッターニー県選出上院議員のデーン・トミーナー氏とタイ・ラック・タイ党ワーダ会
派に属するアーリーペン・ウタラシン及びナヂャムッディン・ウーマー下院議員(い
ずれもナラーティワート県選出議員)が背後で関わっていると証言した事に関して、
普段占いの事を滅多に口にしないタクシン首相は「現在水星の位置が悪く、語る事
が出来ない」として全てはチャワリット副首相に質問して欲しいと語り、コメントを拒
否した。
 尚、タクシン首相系のiTVは、あたかも容疑者の証言が詭弁であると言うことを視
聴者に訴えるかの様に、アヌポン容疑者が次期下院議員選出総選挙に立候補す
る野望を持っており、兼ねてから同県内選出のワーダ会派に所属する議員に敵愾
心を燃やしていた事を強調する報道をしている。
 一方、先にマスコミの前で行われた容疑者等を交えた現場検証の場で、容疑者に
タイ・ラック・タイ党所属の下院議員の名前をしゃべらせた警察側の対応を快く思っ
ていないとも伝えられるタクシン首相は昨日午後、国家警察本部のスントン本部長
臨時代行を首相官邸に呼び容疑者は証拠がない限り無実であるとの憲法の精神
を説明した上で、全ては明確な証拠に基づき慎重に進めるよう指図している
 尚、アヌポン容疑者が3人の政治家を名指しした事に関して、タムマラック副首相
は、依然南部国境三県に於いて分離主義的な動きが収まっていないとの認識を示
した上で、3人に関しては、自身が防衛大臣として指揮をとっていた当時から既に
疑わしい人物として当局側のブラックリストに掲載されており、タクシン首相も当時
からそのことを承知していたことを明らかにしているが、当時国務大臣としてタムマ
ラック氏と一緒に指揮をとっていたワンムーハマッドノー副首相は、ブラックリストに
名前は掲載されていなかったと発言しており、先の内閣改造が行われる前までに
両者間及びタムマラック副首相とタクシン首相との間で南部情勢を巡って何等かの
意見の対立があったことを臭わすものとなっている。
---------------
 一方、アヌポン容疑者に名指しされた3人の政治家の動きに関しては、ワーダ会
派に所属する2人の下院議員に関しては昨日までに会派の幹部でもあるワンムー
ハマッドノー副首相と今後の対応に関して協議を行った上で、アヌポン容疑者及び
警察側を名誉毀損で告発する意向を示すに至っている。
 尚、2人下院議員の内の一人であるナヂャムッディン下院議員は、アヌポン容疑
者と面識が有るが、ここ3年間は全く会うことがなかった事を認めた上で、今回の供
述は警察から脅迫されたか、若しくは今後の裁判等を睨み状況を自身に有利な方
向に持っていくために行ったのでは無いかと疑問を呈している。
 一方、タイ・ラック・タイ党所属議員の名前が挙がっていることに関して、一度は意
図的に民主党所属下院議員が背景に関わっているとの情報を流布させていたタイ・
ラック・タイ党の関係筋が今回の供述は民主党の陰謀であるとの憶測を流布させて
いることに関して、民主党副幹事長兼南部三県担当幹部のニッポン・ブンヤーマ
ニー氏は、これまでの調査によりアヌポン容疑者が民主党に席をおいたことも、また
地元民主党執行部の協力者でもなかった事が判明していることを明らかにしている。
 尚、供述を行ったアヌポン容疑者以下7人の容疑者は、裁判所に於ける収監手続
きの為に昨日までにバンコク都内に身柄を移送されている。
 国家警察本部副本部長のゴーウィット・ワッタナ警察大将によると、武器庫襲撃強
奪事件に関わった容疑者は、既に逮捕されている7人の他に5人おり、また、強奪さ
れた武器の隠し場所に関しても既に証言を得ており、回収も時間の問題であるとい
う。
 また、同警察大将によると、アヌポン容疑者等の証言に基づき既に約200人の容
疑者に関して逮捕状請求の手続きを行っており、その殆どがナラーティワート県内の
ヂュッ・アイローン郡、スンガイ・パーディー郡、ンゲッ郡及びバーヂョッ郡の在住者で
あるという。
---------------
 一方、不穏な動きの影響で平素は大勢のマレーシア人やシンガポール人の往来
が見られる南部の国境都市スンガイ・ゴーロックでは、ここ二ヶ月間外国人の出足が
減っており、ホテルは多くのキャンセルに晒され外国人目当てのエンターテイメント
施設も連日閑古鳥が鳴いており多くが営業終了時間前に早々に店じまいさせている
という。
 また地元住民も夜間の外出を控えており、夜間に多くの住民がスポーツに興じてい
た運動場もジョギング中の公務員や住民が襲撃された影響で殆ど人が集まらない
状態で、外国人、住民いずれからもお金が落ちてこない状態だと地元で商売してい
る人たちは嘆いているという。
* 昨日にはワンムーハマッドノー副首相に近い人物とされるプー・ヤイ・バー
ンが殺害されるという事件も発生しているようです。



2004年03月22日

下の南部情勢に絡んで上院議員が云々に関する記事に関して、記
事を作成した昨日タイ時刻23時過ぎ時点ではタイ・ラック・タイ党系
議員が絡んでいるという具体的な報道がされていなかったのですが、
本日付の英字二紙によると、容疑者等が背景に居ると指摘したのは
パッターニー県選出のデーン上院議員(印刷版のThe Nation誌では
関連記事の中の一部で間違ってナラーティワート県選出とか、下院
議員とか記載してあります)の他に、ワンムーハマッドノー副首相が
幹部に名を連ねる旧新希望党系イスラム教下院議員で構成されるタ
イ・ラック・タイ党内の会派”ワーダ”に所属するナラーティワート県選
出の下院議員であるナヂャムディン・ウマー氏及びアリーペン・ウッ
タラシン氏の名前が上げられていたようです。

3月20日から21日まで開催されたタイ・ラオス共同閣議の一環として、
昨日朝ムクダハーンとラオスのスワンナケートを結ぶ第二友好橋の
礎石打ち込み式が両首脳出席のもとで行われ、式後タクシン首相は、
2006年までに供与開始が出来るとの見通しを明らかにした上で、
完成によりヴェトナムの港湾・観光都市ダナンからラオスを経由しタ
イまでを結ぶ域内主要幹線ができあがり、通商・投資・観光何れに於
いても沿線関係国にメリットをもたらし、同時に住民には生活環境の
改善をもたらすものとなると語っていました。

「南部情勢 - 容疑者が上院議員の関わりを認める供述 他」
南部国境三県に於ける武器庫襲撃強奪や当局者等を狙った襲撃事件を初めとす
る一連の不穏な動きに関して、昨日国家警察本部副本部長のゴーウィット・ワッタ
ナ警察大将が7人の容疑者等を同棲させて記者会見を行い、一連の動きの背景
にパッターニー県選出上院議員のデーン・トミーナー氏が関わっている事を明らか
にした上で、他にも国政レベルの政治家数人が背後で糸を操っている事を示唆し
た事に関して、デーン上院議員は、「仮に証拠があるので有れば喜んで逮捕に応じ
るが、間違っても誘拐だけは勘弁して欲しい」と皮肉った上で、これは弁護士失踪
事件に対する世間の警察に対する批判をかわす為に無理矢理容疑者に言わせた
ものであるとして、否定するとともに警察の対応を批判した。
 この件に関してタクシン首相は、まだ容疑者の供述だけの段階であり、決して結
論を急ぐような行動をしてはいけないと語り、警察側の動きを戒めている。
 一方、タクシン首相は昨日、サン・サルターノン前国家警察本部長及びポンサッ
ク・エーカバンシン前第四地区国軍本部長を電撃的に首相府付き補佐官に更迭し、
後任にスントン・サーイクワン警察大将及びサパポン・ガンヤーナミット中将をそれ
ぞれ臨時代行に任命した事に関して初めて記者団の前で口を開き、今回の決定
は、既に安全保障関連に関して裁量権を与えているチャワリット副首相以下安全
保障関連閣僚の一致した見解に基づいたもので、要はスポーツの試合に於ける選
手後退に等しいものだった事を明らかにしたが、南部問題の早期解決を視野に入
れた更迭なのかとの質問に関しては、直接的な回答を避けたが、今回の移動によ
り問題の解決に弾みがつくであろうとの認識を示した。
 一方、先に行われた内閣改造で防衛大臣と国務大臣の異動があってから間をお
かずに今回の人事が行われた事に関しては、チャワリット副首相が事情を知ってい
るとして、回答を避けた。
 尚、私立アサンプション大学が行う世論調査エーベック・ポールが都内及び近郊
在住の1,724人を対象に国家警察本部本部長の更迭に関して意識調査を行った結
果、53.5%が南部問題の解決及び地域住民の安全確保の失敗を始め警察の体質改
善や犯罪の制圧で期待された程の成果を上げることが出来なかったことから当然
の結果であると回答、自身で実力を証明させるためにも任期を全うさせるべきと回
答した27.1%を大きく上回る結果が出ていたという。
* 昨日朝、スンガイ・ゴーロックのバスターミナル内に駐車してあった
同地からバンコク行きの長距離バスに銃弾が撃ち込まれるという事
件が発生しているようです。
 また、本日未明にはナラーティワート県内で警察官が襲撃を受け死
亡するという事件も発生しているようです。

「ゲーム中毒が若年層の家出の主要な要因に」
児童を初めとする若年層の家出の多くが、現代社会に存在する数々の誘惑を背景
としており、とりわけ日常的なゲーム中毒が家出の大きな要因となっていたことが、
人身売買阻止の為の行方不明者情報センターがこの程行った調査で明らかになっ
た。
 同センターのソムバット・ブンンガーンオノン氏によると、昨年5月から今年2月まで
に概ね10歳から42歳までの行方不明者に関する照会が183件の行方不明者に関す
る照会があり、その内自発的に帰宅したものを含め身柄の発見に至った者74人に
関して調査した結果、依頼者が誰一人として国にしなかったゲームをして遊ぶため
のお金欲しさに家出していた者が少なからずおり、中にはゲーム代を稼ぐために奴
隷労働を強いる物乞組織に自ら入る者もいたという。
 今回の結果を受け、同センターは若年層のゲーム中毒が将来泥棒等の犯罪行為
に走る者や麻薬密売に手を染めたり、麻薬中毒に陥る者を生み出す元凶と成り得る
と警告、政府に対し対策を訴えている。



2004年03月21日

3月18日夜半に39ヶ所(報道により36ヶ所とも)で連続放火事件が発生し
ましたが、最も放火事件の発生件数が多かったパッターニー県で19日
夜半、県都内にある貯水池事務所及びコーク・ポー郡内にある一時休業
中だった食堂が放火される事件が再発しているようです。
 また、ナラーティワート県内では、昨夜20時過ぎ頃に少なくとも2ヶ所の
学校が放火されるという事件も発生しているようです。

「弁護士失踪事件 - 三つの可能性をキーに捜査を展開」
イスラム教法律家委員会委員長でもある弁護士のソムチャーイ・ニーラッパイブー
ン氏が3月12日に目撃されたのを最後に消息不明になっている事に関して、先に
失踪ではなく夫婦喧嘩により自ら身を隠していると不用意な発言をするという失態
を演じ批判の矢面に立たされたタクシン首相は、昨日放送された国民向け定例政
見放送の中で、同氏の失踪事件に関して「気の休まらない思い」がすると語り、依
然消息がつかめていない状況に憂慮を表明した上で、既にポンテープ法務大臣に
対して法務省特別捜査局や警察等の関係部署を交えた特別チームを編成し捜査
にあたり、解明を急ぐと共に、失踪に絡んで何等かの法律違反行為が有った者に
対しては厳正な処罰を下すよう指図した事を明らかにし、また自身としても密接に
捜査の進捗状況を監視していく意向を明らかにした。
 また、当局者が誘拐したとの疑惑が指摘されていることに関しては、政府は決し
てその様な行動を一切容認しないとし、指摘を否定した。
 一方、国家警察本部報道官のポンサパット・ポンヂャルゥン少将は昨日、失踪事
件に関して、誘拐、国内に不安な情勢を引き起こそうとする動き、若しくは氏の弁
護士としての活動により何等かの不利益を被った者による犯行の三つの可能性を
キーに捜査を展開している事を明らかにしている。

「病院の食堂で違法賭博場を開帳 他」
チァン・マイの警察当局は一昨夜、県都内中心部ステープ通り上にある国立病院
内の食堂で違法に賭博行為を行っていたとして、男女11人を現行犯逮捕した。
 警察によると、逮捕者の多くが公務員で週末を利用して賭博に興じていた。
 また摘発の際、警察に賄賂で見逃しを乞おうとした者も少なからずいたようだ。
--------------
昨日未明4時頃、サコンナコン県からラッヨーン県に向かっていた石油タンクローリ
ー車が、ガビンブリー〜ラーチャシーマー通りの41キロ地点を過ぎた付近を走行中
に、対向してきた荷台に人を一杯乗せたサッゲーウォ県ナンバーのトラックと正面
衝突し、トラックに乗っていた8人が死亡、5人が負傷を負った。
 警察では、折からスピード・オーバーで走行していたタンクローリー車が、正面か
らきたトラックを避けようとしたが、ブレーキを踏み込むタイミングが遅かった事が
原因と見られるとしている。


ホームページへ 過去記事一覧へ 地元新聞ページへ